同じ環境にいても花粉症で苦しんでいる人と、全く花粉症の症状が出ない人に分かれます。
なぜ人によってこれほど異なるのか、それには様々な要因があります。
花粉症になる人とならない人の違いについて知ることで、花粉症の方も花粉症にかかっていない方も、花粉症となる原因要素をおさえて花粉を避けるための対策を打つことができます。
今回は花粉症になる人とならない人の違いと特徴についてご紹介します。
目次
花粉症になる人とならない人の違いと特徴!遺伝と生活環境が原因?
この記事をお読みになっている方は、花粉症になっている方も、なっていない方もいらっしゃるでしょう。
既に花粉症にかかってしまったという方は、何が原因で花粉症にかかってしまったのか、そしてまだ花粉症にはかかっていないという方はどうして花粉症が発症するのかとても気になると思います。
花粉症は遺伝が大きな原因であると考えられていますが、実は遺伝だけが原因ではないのです。
今回は、一緒に花粉症になる人とならない人の特徴を見てゆくことで、花粉症の原因について突き止めてみましょう。
<花粉症になる人とならない人で大きな差がでる3つの側面>
花粉症になる人とならない人は3つの面において大きな違いが出てきます。
その3つの違いとは一体どんなものなのでしょう。1つずつ確認してみます。
1、遺伝
花粉症になるかならないかを決める一番大きな要因は遺伝です。
親近者にアレルギー体質をお持ちで、花粉症の方がいらっしゃると、花粉症にかかる可能性も非常に高まるようです。
また、花粉症以外のアレルギー、具体的には食物アレルギーやハウスダスト、動物アレルギーの反応を示す方が親近者にいらっしゃる場合も、アレルギー体質が遺伝している可能性があるので、花粉症にかかりやすい体質を持っていると言えます。
2、生活環境
食生活、住環境の違いも、花粉症になる人とならない人を生み出す一因です。
現代は食生活の欧米化が進み、高タンパク質・食品添加物を多量摂取するような食事を取る機会が増えました。
また環境に関しても、道がアスファルトで固められて土の地面が減少したり、緑地が減少したりして大気汚染が進み、花粉症が発症しやすくなりました。
年配の方に花粉症が少ないのは、現代において営まれているような生活でなく、比較的規則正しい生活を送り、環境も花粉の起こりにくい空間に身を置いていたからです。
実は花粉症というものは、1960年代になってから初めて見つかったものなので、この時期よりも10年、20年前に生まれた方は花粉症にかからない方が多いのです。
また、昔と異なる点は、現代の生活がよりせわしく、忙しい人が増えているということです。
そしてあわただしい毎日や複雑な人間関係から、ストレスがかかるために、自律神経が乱れ、花粉症にかかってしまう方が増えるのです。
3、今までさらされて来た花粉の量
花粉症は、発症の原因となるIgE抗体が蓄積され、個人の許容量を超えた時にかかります。
個人の許容量は人によって異なりますが、花粉にさらされる量が多いと、より早くIgE抗体が蓄積され、必然的に花粉症にかかりやすくなります。
花粉の量は地域によっても異なり、飛散する花粉量が多い地域は、年によって異なりますが、山梨・静岡・群馬地域は特に花粉症の方が多いようです。
<花粉症にならない人の特徴>
それでは、次は花粉症になる人とならない人の違いを知るために、花粉症にならない人の特徴を確認して行きましょう。
・ストレスをため込まない
ストレスがかかることで自律神経に大きな乱れが生じます。
したがって、疲れた時に十分な休息を取れる方は、自律神経の調子が整い、体の免疫力を高めることができ、結果的に花粉症を防ぐことができます。
・適度な運動を行う
適度な運動を行うことで体温が上がり、免疫力が高まって、自律神経の調子が整います。
また、ストレスの解消にもつながります。
脳内に精神安定の働きを担うホルモンが分泌されることで、ストレスが軽減されるのです。
さらに、運動すると体が適度に疲れるので、質の良い睡眠を取ることもでき、自律神経・免疫力を整える効果が期待できます。
・規則正しく生活する
花粉症にならない人の特徴は、規則正しい生活を行なっているということが挙げられます。
1日3食しっかりと食事を摂取することで、自律神経が整い、体の免疫力が向上して花粉症にかかりにくくなります。
また、睡眠についても22時~2時の間に十分な休養をとることで、体の疲れが取れ免疫力も向上します。
・親族にアレルギーを持っている人がいない
花粉症になるかならないかを決める最も大きな要因は遺伝です。
両親がアレルギーである場合は90%の確率で花粉症になると言われています。
その一方で、全くアレルギーの発症していない両親であれば、子供は30%の確率でしか花粉症は発症しません。
アレルギー体質の人が少ない家系であれば、花粉症にもかかりにくいのです。
・マンションやビルなどに住んでいない
都市特有の住環境として、気密性の高いマンションやコンクリートのビルなどが挙げられます。
現代で、マンション住まいやビルで働く方も多いですが、このような環境に身を置いていると、花粉症が発症しやすくなるのです。
一方、マンション住まいではない方は、花粉にかかりにくい傾向があります。
【まとめ】
花粉症になる人とならない人の違いには様々な要因があることが分かりました。
遺伝は直すことができないので仕方がないですが、それ以外の原因は自分の意識次第で結果も変わりますよね。
できるだけ花粉に触れないよう普段から気をつけて過ごしましょう。
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