ツボ押しは花粉症対策の一つです。
薬を使わずに自然の状態で花粉症を防ぐためには、とても重宝する花粉症対策です。
しかし、ツボ押しは即効性が期待できないので、毎日習慣にして続けることが大切です。
今回は、鼻水や鼻づまりに効くツボの中でも特に効果のあるツボ、手や足などを5つ紹介しながら、ツボ押しのコツについても確認して行きます。
目次
花粉症の鼻水・鼻づまりに利くツボ!手や足の効果的なツボ押しは?
東洋医学の考え方では、花粉症は体質・体調に問題があるために引き起こされると考えられています。
したがって、ツボ押しは体質改善を図り、免疫力の向上と症状の緩和を促すための手段となります。
体質改善はすぐに完成するものではないので、ツボ押し花粉症対策は、花粉が飛ぶ時期になってから行うというのではなく、長期的にツボ押しを行なうことが大事です。
今回は花粉症に効くツボとツボ押しの際のコツを中心にご紹介します。
<ツボとは何?>
ツボはもともと2200年以上前から中国において考えられている東洋医学上の概念です。
一方、西洋医学では、ツボの存在は否定されていませんが、解剖学的・物理学的には証明されていません。
普段私たちが「ツボ」と呼んでいるものは、専門的には「経穴」「気穴」「穴」などと称されます。
私たちが「ツボ」と呼んでいる″要点″″急所″は「経脈」と呼ばれる「ツボとツボの連絡網」で結ばれており、体中に張り巡らされているのです。
ツボの数は団体・機関により異なりますが、WHO(世界保健機関)が認定している数は361個にも及びます。
<花粉症に特に効くツボ>
花粉症に効くツボはいくつかありますが、今回はその中でも特に効果が期待できる5選について確認しましょう。
ツボによって花粉症のどの症状に効くのか変わるので、自分の症状に合ったツボを把握してくださいね。
ちなみに、鼻詰まりに効くツボを押さえる時には、先に鼻をかんでから行いましょう。
・睛明…目のかゆみに効く
睛明とは、目頭と鼻の付け根の間にあるツボのことです。
目が疲れた時によく行うように、人差し指と親指を使って睛明を抑え込み、刺激します。
・迎香…鼻詰まりに効く
迎香とは、犬歯の根本で小鼻の脇のくぼんでいる部分、鼻孔の外側の部分のことです。
人差し指と中指で下に下げるようにして強く押すと、鼻の通りが良くなります。
私も鼻詰まりに悩まされていたので試してみたのですが、その場ですぐに鼻がすっきりしました。
これは驚きのツボですね。
・合谷…首から上全体に効くツボ、目のかゆみ・鼻水・鼻詰まり・顔のむくみ・頭痛
合谷とは、人差し指と親指の骨が合わさっている部分にあるツボのことです。
ツボ押しの時には、手の背面側から、もう片方の親指と人差し指で、手の背面側から適当な強さで押します。
少し痛みを感じるくらいの強さで押すのがポイントです。
・印堂…鼻詰まり、鼻水に効く
印堂とは、右と左の眉のちょうど真ん中にあるツボのことです。
ここを押すことで、鼻詰まりや鼻水を解消することができます。
また、精神安定の効果も期待できるツボです。
印堂に親指をあて、細かな円を描くようにゆっくりと20回ほど押してみましょう。
・足三里…目のかゆみ・鼻水・鼻詰まり
足三里は、長寿のツボ・万病に効くツボとして知られています。
場所は、膝の骨から指4本分くらい下がったところにあります。
足三里は花粉症の症状が出る顔からは遠く離れていますが、ツボとツボをつないでいる「経脈」により足三里は目や鼻と繋がっているのです。
<ツボ押しのコツ>
ツボ押しの花粉症対策にはちょっとしたコツがあります。
それは「夜寝る前に行う」ということです。
夜にツボを押してから寝ると、鼻詰まりが解消された状態で睡眠を取ることになり、翌朝の頭痛も避けることができます。
また、「楽な姿勢で時間を掛けてツボ押しする」ということも大事なポイントです。
横たわって、30分ほどゆっくりとツボ押しをしましょう。
人によってちょうど良く感じる強さは違うので、自分が一番気持ちよく感じる強さで押すと良いですよ。
より高い効果を出したいのであれば、ツボから10cmほど離した場所からドライヤーをあて、温めてからツボ押しするのがおすすめです。
上手なツボの押し方は、呼吸に合わせてゆっくり押す方法です。
ツボを押す時には息を吐き、3∼5秒ほど押します。
ツボを押さえる力を緩める時には、息を吸います。
【まとめ】
ご紹介したように、ツボとは東洋医学において考えられているものです。
解剖学的・物理学的にはツボの存在が証明されていないにもかかわらず、西洋医学がすっかり浸透してしまった今でも、健康法として相変わらずツボが重要視されている点が非常に面白いですね。
今日ご紹介したツボの中には花粉症対策のみならず、万病に効くツボもあるので、普段からツボ押しを習慣にすることで、今まで以上に健康を保てるようになるでしょう。
ツボは押していて気持ち良いので、夜のリラックスタイムに継続してツボ押しをしてみると良いですよ。
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