京都の紅葉を丸一日かけてじっくり眺めるのなら、嵐山は外せません。
嵐山には無数の紅葉スポットがあり、その上、夜にはライトアップを行う場所も多いのですね。
また紅葉シーズンの京都を訪れるのなら、嵐山の紅葉の見頃の時期は確実に把握しておきたいところ。
そこで今回は、2018年の嵐山の紅葉の見頃の時期とライトアップについてご紹介します。
目次
嵐山の紅葉2018年の見頃時期やライトアップの情報をご紹介します!
嵐山は歴史・文化・自然がすべて均等にまじりあう場所。
ふだんも観光名所として知られる嵐山ですが、紅葉の時期には一段とその雅な姿を見ることができます。
そこでこの記事では、2018年の嵐山での紅葉の見頃、ライトアップ情報についてチェックしていきましょう。
また、ライトアップ前後に食事を済ませることのできるレストランも最後にご紹介しますね。
<嵐山の紅葉はどんな人におすすめ?>
渡月橋や美しい竹林で有名な嵐山は、京都の紅葉の名所としても知られるスポットです。
「寺社仏閣での紅葉巡りもいいけれど、ちょっとしたイベントや自然の景色を楽しみたい」という人にはぴったりの紅葉スポットが嵐山です。
というのも、嵐山には色づいた紅葉を眺めながら進むトロッコや、「嵐山もみじ祭」といったイベントを楽しむことができるからです。
これなら、京都旅行中たくさんの場所で紅葉を見て、一般的な紅葉鑑賞に飽きてしまった時にも京都の紅葉を思う存分味わえますよね。
普段と少し違った紅葉見物をするのなら、嵐山の紅葉鑑賞をお出かけプランに含めてみてくださいね。
<嵐山の紅葉、見頃の時期はいつ?>
同じ京都であっても、場所によって見頃の時期は多少異なります。
そのため、一通りめぐりたいエリアの紅葉時期は事前にしっかりと抑えておきたくありませんか?
嵐山の紅葉が見頃を迎えるのは11月中旬から11月下旬の晩秋です。
他のエリアと比べて、ちょっぴり早めに見頃を迎えるのが特徴です。
ただし、その年の気候によって見頃の時期が若干ズレることもあるので注意が必要です。
嵐山へ紅葉を見に行く前に、しっかりと天気予報で情報収集してみてくださいね。
<紅葉のおすすめのライトアップスポットは?>
嵐山エリアにはたくさんの観光スポットが点在しています。
それだけに、目を見張るほどの紅葉を見ることのできるスポットも、あちらこちらにあります。
中でも、ライトアップされていて闇夜に燃え上がるような雅な赤を堪能できるスポット、気になりませんか?
そこで、嵐山エリアで紅葉におすすめの場所を、チェックしてみましょう。
・トロッコ
晩秋の嵐山を訪れたら、逃してはならない乗り物。
それがトロッコです。
11月中旬から12月上旬まで列車の中から美しい紅葉を眺め、トロッコに揺られる時間は格別です。
嵯峨野トロッコのコースは「トロッコ亀岡駅」から「トロッコ嵯峨駅」までで、7.3㎞の距離を25分程度で走ります。
全線にわたって紅葉が見られるので、いつもとはちょっと違った紅葉鑑賞にはうってつけです。
ライトアップは16:30~19:30まで、期間は10月13日から12月7日までとなっています。
トロッコは全席指定でチケットは大人一人630円。
当日券は嵯峨野トロッコの駅で購入できますが、予約購入する場合はJR西日本の各主要駅、全国の旅行会社にて手に入れることができます。
紅葉の時期にはたくさんの人がトロッコに乗るので、早めに予約しておいた方が安心ですね。
・保津川
紅葉を川の上から眺めることができたら、素敵だと思いませんか?
紅葉の時期はどこも人で混んでおり、なかなか心静かに景色を眺められません。
人ごみを避けて紅葉を鑑賞するには、川の上から観るのが一番なんです。
嵐山にある保津川では、保津川下りを体験することができ、丹波亀岡から嵐山までの16㎞の渓流を2時間程度かけて行う舟下りです。
保津川にはごつごつした岩や滝、深淵などがあちこちに点在しているので、スリルのあるアクティビティです。
のんびりと紅葉を見るには適していないかもしれませんが、川の上から見る紅葉の景色はこの上なく優美。
ふだんしないような紅葉鑑賞を体験するのなら、保津川下りにチャレンジしてみては?
・常寂光寺
平安時代から長く紅葉の名所として知られているお寺といえば、常寂光寺です。
ここは平安の歌人・藤原定家の山荘であった「時雨亭」が存在していた場所と言い伝えられています。
常寂光寺は小倉百人一首の中で詠まれる紅葉の名所としても知られており、藤原忠平は「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」という歌を詠んでいるのですね。
かやぶき屋根の仁王門、石畳の参道をはじめとした京都の情緒が残るこの場所には、200本にものぼるカエデが植えこまれています。
特に山門からその先は、紅葉のトンネルが続いており、圧巻の景色を眺めることができます。
また高さ12mある多宝塔近辺の紅葉は見逃してはなりません。
高い場所から赤や黄色、オレンジ色に染まる境内を眺めるだけでなく、カメラを持ち歩いて記念写真を撮るのもおすすめです。
2018年の情報はまだ出ていませんが、去年2017年にはライトアップも行われました。
2017年は11月18日(土)・19日(日)、25日(土)・26日(日)の4日間でした。
ライトアップの時間は18時から20時と、少し短めです。
常寂光寺のライトアップはとても貴重なので、気になる方は2018年の最新情報をチェックしてみてくださいね。
おすすめ:カメラ女子の旅ならここ!京都のおすすめ写真スポットは?
・宝厳院
嵐山のライトアップで最も有名なスポットと言えば宝厳院が挙げられます。
宝厳院は渡月橋から歩いておよそ7分の場所にある寺院で、11月中旬から12月上旬の間に紅葉の見頃を迎えます。
2018年のライトアップ期間は11月9日から12月2日となっています。
ライトアップの時間帯は、17:30から20:30となっています。
宝厳院の見どころは白壁と紅葉のトンネル。
View this post on Instagram
昼間にこのトンネルを眺めるのも良いですが、夜にオレンジ色の光に照らされてぼんやりと錦色の雲のように紅葉が浮かび上がるのを眺めるのもまた格別です。
また宝厳院は「獅子吼の庭」と呼ばれる庭も見逃せません。
View this post on Instagram
獅子吼(ししく)という聞きなれない言葉は、「仏が説法する」ということを意味しています。
庭園内を歩いて、鳥の声や雨の音を聴くことで人生の正道を肌で感じることができる庭なのですね。
由緒正しい文化的な庭を散策することで、ふだんの生活では到底味わうことのできない、晩秋のひと時を過ごすことができます。
ライトアップを目的にして嵐山を散策するのなら、ぜひとも宝厳院には足を運んでみましょう。
<「嵐山もみじ祭」ってどんなイベント?>
View this post on Instagram
本記事の最初の項目でご紹介した「嵐山もみじ祭」は、毎年11月の第2日曜日に行われています。
このお祭りは昭和22年から続いている、息の長いイベントです。
このイベントでは掛川(大堰川)に天龍船・野宮船・嵯峨大念仏狂言船などを浮かべ、店頭芸能を披露します。
View this post on Instagram
また、川原では島原太夫のお練り・狂言等のイベントが行われます。
つまり嵐山もみじ祭では自然と伝統のコラボレーションに触れることができるのですね。
ただ注意したい点は、雨天の場合には中止となる点です。
嵐山もみじ祭は紅葉がちょうど始まる時期の少し前なので、そこまで色づいてはいませんが、秋の風物詩である嵐山もみじ祭に足を運んでみてはいかがでしょうか。
<嵐山でおすすめのレストランは?>
嵐山でライトアップされた紅葉を見る予定があるなら、ついでにおすすめのレストランもチェックしてしまいましょう。
今回ご紹介するのは、湯豆腐で有名な『嵯峨とうふ 稲』。
京都名物の湯豆腐が食べられる上に、2,000円前後のリーズナブルな値段で満足できるディナーをいただくことができてしまいます。
おすすめのメニューは『手桶くみあげ湯葉御前』です。
渡月橋近くで昼食。
手桶くみあげ湯葉御前を注文。
久しぶりに多量の湯葉を食べた!
( ´ ▽ ` )ノ
渡月橋もベタで観に行きました。
が、かなり暑くてバテバテです。
(笑)(^_^;) pic.twitter.com/dJkGbTY3J0— Naoki (@oza178) 2013年8月18日
お値段は1,580円と御前にしては非常にリーズナブルです。
おばんざい、椀物、手桶、香の物、甘味付などのシンプルながらも、京都の幸が詰め込まれた贅沢三昧のディナーです。
ライトアップ前後に京都らしいお食事を楽しむことで、紅葉のお出かけの思い出は一層の深みが増します。
座席も110席以上あるので、紅葉の混雑シーズンでも十分安心です。
営業時間は11時から20時となっているので、時間に注意して訪れてみてくださいね。
おすすめ:京都女子旅におすすめのグルメランチ・ディナー5店!
【まとめ】
観光名所が目白押しの嵐山は、紅葉を見るにはうってつけの場所です。
京都の中心部から少し離れた自然の多いこの場所で眺める紅葉は、他の何物にも代えがたいものです。
今回ご紹介したように、嵐山には各スポットでライトアップが開催されています。
一晩では回り切れないので、どれか気になるものを1つ選び、じっくりと嵐山の夜を満喫してくださいね。
関連記事:永観堂の紅葉2018年の見頃時期やライトアップ情報をご紹介!