秋深まるごとに、美しい紅葉を眺めたくなるもの。
それなら京都に替わる場所は他にありません。
そして、京都の中でも永観堂は見逃せないスポットです。
特にライトアップで真っ先におすすめされるのが、この場所なのです。
そこで2018年の見頃の時期、ライトアップの情報について、事前にチェックできるよう、今回はこの記事で詳細をご紹介します。
目次
永観堂の紅葉2018年の見頃時期やライトアップ情報をご紹介!
紅葉といえば京都ですが、その中でももっとも有名な紅葉スポットが永観堂です。
特に夜のライトアップでおすすめスポットとして、一番紹介されるのがここ。
それだけ人気のある永観堂だけに、2018年の見頃の時期やライトアップ情報を事前にチェックして、旅行本番でスムーズに見学したいものですよね。
そこでこの記事では2018年の永観堂の紅葉についてご紹介します。
その前に、まずは永観堂が一体どんな場所であるのか、簡単に見てみましょう。
<永観堂ってどんな場所?>
紅葉で広く知られている永観堂ですが、一体どんなお寺なのか、知っておくと紅葉以外のポイントでも楽しめてしまいます。
永観堂は哲学の道をまっすぐ進み、赤レンガの水道橋で有名な南禅寺の手前に位置するお寺です。
このお寺には、古代の美術品などが収蔵されており、肩越しに振り返る「みかえり阿弥陀」などが有名です。
永観堂の起源は、853年に空海の弟子である真紹が藤原関雄の山荘を譲りうけて、真言宗の道場として使い始めたことにあります。
国宝にも指定されている、絹本着色山越阿弥陀図をはじめとした数多くの寺宝は、11月に開かれる寺宝展でじっくりと見ることができます。
寺宝展は今年2018年、11月3日(土)から12月2日(日)の9時から17時まで行われており、拝観料は大人1,000円です。
寺宝展からそのままライトアップに参加することはできないので、いったん永観堂の外に出てから再度拝観料(600円)を支払う点に注意しましょう。
<永観堂の紅葉!見頃はいつ?>
永観堂として知られるこのお寺は、正式には禅林寺という名称を持っています。
「もみじの永観堂」とも呼ばれており、境内にはなんと3,000本ものもみじが植えこまれているのですね。
これらのもみじの中でも「岩垣もみじ」が有名で、垣のごとくはりめぐらされた岩から育つもみじの生命力には圧倒されてしまいます。
境内には日本庭園があり、紅葉したもみじの色と相性ぴったり。
そんな永観堂の見頃は、11月中旬から12月のはじめにかけてです。
この期間中、もっとも紅葉が美しい時期は11月末です。
紅葉真っ盛りの永観堂を訪れるのなら、連休を上手に利用してみましょう。
永観堂の場合はたいてい11月末が紅葉の盛りとなりますが、年によって冷え込み具合が異なるため、多少盛りの時期が早まったり、遅くなったりすることもあります。
10月中旬ごろから、天気予報をしっかりと確認するよう、心がけてみましょう。
<永観堂の紅葉、絶好スポットは?>
せっかく紅葉で有名な永観堂に足を運ぶのならば、事前に紅葉がきれいに見えるスポットを知りたくありませんか?
美しいもみじの写真を撮りたい、恋人と記憶に残る景色を眺めたい、と思っている人向けに、永観堂でもみじがきれいに見えるスポットをご紹介します。
おすすめのスポットは、放生池と多宝塔の2か所です。
放生池は永観堂の庭園中心部にある池。
この池が紅葉を映す鏡となり、水面に映りこんだもみじと本物のもみじの両方の景色を満喫できてしまうのですね。
眺めるだけでも楽しめますが、カメラで写真を撮ってSNSなどに投稿するのも1つの楽しみ方です。
もう一つのおすすめスポット、多宝塔からは永観堂のもみじで色づいた庭園を眺めることができます。
多宝塔は永観堂の中でもっとも高いスポットなので、境内の庭園全体を見渡すことができるのです。
大事な恋人や友達と、この場所からもみじで染められた庭園全体を見渡してみてはいかがでしょうか?
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<永観堂のライトアップ、期間と時間帯は?>
永観堂では例年ライトアップが行われており、夜の観光を楽しむことができます。
赤や黄色に色づいたもみじを、なんと670基もの照明で照らし出します。
ライトアップの期間は2018年の場合、11月3日(土)から12月2日(日)まで。
通常永観堂の拝観は午前9時から午後5時となっていますが、ライトアップの時間帯は17:30から21:00までとなっています。
この時間帯であれば、夕食前でも夕食を済ませてからでも、闇の中に見事に浮かび上がるもみじをじっくりと眺めることができますね。
ただ、午前9時から午後5時までの昼間の拝観から続けて、そのままライトアップまで居続けることはできません。
永観堂のライトアップは入れ替え制となっているので、17時になったら一度境内の外へ出て、もう一度は拝観料を支払ってから入場しなければなりません。
この点に注意して永観堂のライトアップを満喫しましょう。
ちなみに昼間の拝観料は大人一人600円、ライトアップ時の拝観料は600円となっています。
<永観堂のライトアップ、混雑状況は?>
数多くある京都の紅葉の名所の中でも、永観堂は最も混雑するスポット。
ともすれば、永観堂の紅葉見学の混雑具合が気になりませんか?
実際に紅葉見学に行く前に、チェックしてみましょう。
永観堂がもっとも混み合うのは、ライトアップ開始直後です。
開始時間の17:30前後は入場するのに1時間以上並ぶことが多々あります。
できる限り、スムーズに入場するには平日20時ごろの到着を目指すのがおすすめ。
混雑を避けられない土日も、20時ごろの到着を目指しましょう。
あるいは開門時間の1時間前に到着して、一番乗りでライトアップに到着する必要があります。
この時間帯であれば、さほど混雑することなく、ゆったりとライトアップの時間を満喫することができるのですね。
大事な恋人や友達と一緒に永観堂のライトアップに訪れるのなら、これらの日時を狙ってみてはいかがでしょうか。
<ライトアップの前後に!永観堂周辺のおすすめレストランは?>
ライトアップの前後には、永観堂の周辺で夕食も済ませておきたいですよね。
そこでライトアップ情報を仕入れるついでに、ディナーにぴったりのレストランもチェックしてみましょう。
おすすめのお店は、お好み焼き禅。
ここは35年続く老舗のお好み焼き店です。
京都と言えば、高級料亭や京都らしい湯豆腐のお店が真っ先に頭に浮かびますが、連日京料理をいただいていると、ちょっぴり気軽に食べられるグルメが恋しくなりませんか。
お好み焼きであれば、親しみやすいB級グルメなので、肩の力を抜いて気軽にいだたくことができますよね。
でもお好み焼き禅には、ゆずれないものがあります。
それは、特性ブレンドした秘伝の粉とオリジナルで調合したソースです。
さらに使用しているネギは、その日にとれた新鮮な九条ネギで、直接農家から仕入れています。
お好み焼きの種類は、餅入り、ミックス、豚もだん、牛肉、豚肉、イカといたってシンプルですが、素材に力を入れたお好み焼きは特別です。
お好み焼きのほかには、焼きそば、ご飯もの、甘味処、飲み物があります。
「今日はあえて京都にこだわらない夕食にしたいな」と思ったら、お好み焼き禅に訪れてみるのも良いですよ。
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【まとめ】
紅葉の季節は散歩の季節。
哲学の道を歩けば、行きつく先には永観堂があるのです。
永観堂の周辺には南禅寺や銀閣寺もあるので、1日中このエリアの紅葉を、時間をかけてゆっくり眺める日を作っても良いのでは?