「飲み会にマナーなんてあるの!?」
学生同士の飲み会に慣れてしまった人はびっくりしますよね。
実は飲み会には細かいマナーが存在しているのです。
飲み会は無礼講とはいえ、上下関係は抜きにできません。
この記事では大学のゼミの飲み会でおさえるべきマナーを8つ確認します。
教授からの評価も高くなり、単位も確実にもらえますよ。
目次
ゼミの飲み会マナー!教授が見る学生の8つの言動とは?
大学3年生になるとゼミが始まり、飲み会に参加することも多くなります。
今まではサークルの飲み会がメインだったので、学生同士の気楽な飲み会がほとんどでしたよね。
でもゼミの飲み会となると一転し、教授や大学院の先輩方も参加します。
学部生だけではないので、飲み会でもマナーをわきまえなければなりません。
面倒ですがマナーがあれば、教授や先輩方からの印象も良くなります。
礼儀があれば成績が悪くても、「○○くん/さんはマナーのある学生だから単位をあげよう」と教授に許してもらえます。
マナーをわきまえ、人柄が良ければそれだけで得するのです。
そこで今回は大学のゼミの飲み会でおさえておきたいマナーを、見落としやすい順に8つご紹介します。
<座り方にもマナーがある!>
サークルをはじめとした学生同士の飲み会では、マナーなんて気にしないのがほとんどかもしれません。
しかし本来、飲み会にはマナーがあるのです。
その中でも重要なのが座る順番、つまり席次です。
飲み会メンバーの上下関係に応じて、座る席も決まっているのですね。
基本的に上座には目上の教授や先輩、下座には下の学年が座ります。
上座とはドアや出口から最も離れた場所、つまり部屋の奥を指します。
一方で下座とはドアや入口に近い場所です。
私のゼミの飲み会には、教授・大学院生・学部生が参加していました。
やはり席次は教授が一番奥、その次に大学院生、そして入口付近に学部生となっていました。
そもそもこのような座り方をするのには理由があります。
それは目下の者が入口付近に座ることで、万が一危険な人物が侵入してきたときに、上司を守れるからです。
席次はゼミの飲み会だけでなく、会社に入ってからも重視されるので、学生のうちに慣れておくと便利です。
<移動のとき、踏んではいけないものがある!>
飲み会が進んでくると座席を移動させますよね。
そのときにもマナーがあります。
そのマナーとは敷居・座布団・畳のヘリを踏まないということ。
そもそも敷居は世間と家、あるいは廊下と部屋を分ける結界の役目があります。
また畳の縁はお客様と主人を区別する境界を意味しています。
それだけでなく、敷居を踏めば建物がゆがみ、畳の縁を踏めば傷んでしまいます。
一方座布団は元来高貴な人が使うものであり、お客様を敬いもてなす心を表すものでした。
それを踏んづけるということは、おもてなしの心づかいを踏みにじる行為なのです。
このような理由があって、敷居・座布団・畳のヘリを踏むのはマナー違反となるのですね。
<お酒の注ぎ方にも注意>
飲み会の場でマナーがある人かどうか一発で分かるのが、お酒のつぎ方です。
ゼミの飲み会はたいてい人数が10人以上と多いので、瓶でお酒を注文します。
瓶で注文したときは右手で持ち上げ、ラベルが見えるようにしましょう。
左手は瓶にそえる程度で、お酒が温まらないようにします。
ビールを注ぐ場合は、うまく泡が立つように最初はゆっくりと注ぎ、次第に勢いよく注ぎます。
泡が立ちはじめたら注ぐスピードを落とします。
日本酒の場合は瓶ではなく徳利にお酒が入っていますよね。
徳利は胴の部分を上にして右手で持ち、左手の人差し指と中指を下の部分に添えます。
ビールと同じく、注ぎはじめはゆっくりと、中間では勢いよく、最後は再びゆっくりと注ぐのが美しい作法です。
日本酒はグラスの8分目ほどの位置まで注ぐのが適切です。
<教授、先輩のグラスを確認する>
飲み会の間、下の学年は教授や先輩のグラスに気を配りましょう。
グラスが空になったら、「お酒はいかがですか?」と聞いてみます。
「お願いします」と言われたら、グラスに新しいお酒を注いでください。
空になったからと言って教授や先輩の意見をうかがわず、勝手に注ぐのは失礼です。
きちんと確認をとってからグラスにお酒を注いでくださいね。
ちなみに乾杯するときにもマナーがあります。
目上の教授や先輩と1対1で乾杯するときは、じぶんのグラスを相手のグラスよりも少し下げた位置で乾杯しましょう。
名刺交換のときも相手より少し低めに渡すのがマナーです。
それと同じ塩梅で、相手のグラスより1cm下に下げる感覚で乾杯してみましょう。
<お酒が飲めない・苦手なとき、どうする?>
ゼミに限らず、どんな飲み会にもお酒がつきものです。
でもお酒が苦手な場合もありますよね。
だからといって一人だけお酒を頼まないのは気が引けます。
マナーとしてはお酒が飲めなくても1杯頼み、一口は飲むことが大切です。
1杯だけ頼み、一口飲んだらそれ以上飲む必要はありません。
無理に1杯飲み干さなくても大丈夫です。
なぜお酒が飲めなくても口をつける必要があるのでしょうか。
それは飲み会の場でお酒を飲まないと、「嫌々飲み会に参加しているのかな?」と受け取られてしまうからです。
皆と一緒にお酒を頼むことは、メンバーの輪の中に入る積極的な意思を表すのですね。
お酒が苦手な人にはつらいかもしれませんが、一口飲むだけなのでそれほど負担にはなりません。
一口も飲みたくなかったら、飲むふりでも構わないのです。
最初の乾杯の後は正直に「実はお酒に弱いんです」と伝えてみましょう。
そうすれば教授や先輩も理解してくれます。
<お酒はすぐ注文できるように決めておく>
飲み会では皆でそろって乾杯の音頭をとります。
そのため最初の1杯目はすぐに出してもらえるお酒を選んで、席に着いたら即注文できるようにするのが大切です。
お酒選びに迷ってしまったり、お店側がすぐに出せないお酒を頼んでしまったりすると、全員のお酒が揃うまで時間がかかってしまいます。
教授や先輩を待たせないためにも、1杯目はビールやカシスオレンジなどの定番を頼むようにしましょう。
定番であればお店にもたくさん用意があるので、店員さんも早く出してくれます。
逆に最初の1杯目を注文するときに避けておきたいのは、焼酎・日本酒・ワインです。
焼酎や日本酒は容器が別になっており、準備に手間がかかってしまいます。
ワインのグラスはとても薄いので、乾杯してグラスを合わせるのには向きません。
最初の1杯目に頼むお酒は「お店がすぐ出せるもの」を「あらかじめ決めておく」のがポイントです。
もちろん2杯目以降はじぶんの好きなお酒を頼んで問題ありません。
皆で合わせるところさえ、しっかりと合わせていれば大丈夫です。
<集合時間は厳守する>
当たり前のことですが、集合時間は厳守するようにしましょう。
飲み会の場で教授や先輩を待たせてしまうと、最初から雰囲気が台無しになってしまいます。
下級生は教授や先輩よりも早く集合場所に着いておくのが礼儀です。
少なくとも10分前には到着しておくようにしましょう。
どうしても遅れてしまいそうなときには、幹事に連絡を入れるのが必須です。
そのときには「申し訳ないのですが、〇分位遅れるので先に飲み会を始めていてください。教授や先輩方にもよろしくお伝えください」と言いましょう。
「どのくらい遅れそうなのか」、「先に飲み会をスタートさせておいてほしい」という2点を忘れずに伝えましょう。
これならメンバーも安心しますし、幹事も飲み会をスムーズに進められて助かります。
遅れて飲み会の席に着くときには、「遅れてしまってご迷惑をおかけしました」とさりげなく謝罪しましょう。
<食事は皆で分けやすいものを注文する>
飲み会ではお酒と一緒にちょっとした軽食も頼みます。
教授や上級生から「好きなものを頼んでおいて」と言われることも多いですよね。
しかし言われた通り、本当に好きなものを頼んでしまって皆で分けられない、という状況は避けたいものです。
たとえば1人前のパスタを頼んでしまったら、みんなで取り分けるのが面倒ですよね。
飲み会では「好きなものを頼んでいいよ」と言われても、皆で楽しめるメニューを選ぶのがマナーです。
また人数を考慮して、いくつ頼むか見当をつけましょう。
1皿では少なすぎて食べられない人もいます。
「皆で楽しめるかどうか」を判断基準にして注文しましょう。
【まとめ】
学生時代の飲み会はなんとなくみんなで集まって、その場を楽しく過ごしてしまいがちです。
でも今回確認してきたように、飲み会には特別な作法があるのですね。
「飲み会にこれほど細かなマナーがあったのか!」と驚いてしまったかもしれません。
慣れないうちはすべて意識できないですよね。
しかし場数を踏めば、自ずと無意識にマナーを実践できるようになります。
大学を卒業すれば飲み会に参加する機会がさらに増えるので、学生時代からマナーを身につけておくと楽ですよ。
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みなさんからのコメントをもとに、大学生活をスムーズに楽しく過ごせるコツをお伝えします。
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