タイが大学生の卒業旅行先としておすすめできる理由はその物価の安さにあります。
また、東南アジアの中でも一際個性の強い国でもあり、大学生にとっては東南アジアの中でもたくさんの刺激を得られる卒業旅行先です。
仏教の国だと思いきや、実はヒンドゥー教と混在しているのも驚きです。
アジアの文化交流の結晶を目の当たりにできる、豊かな卒業旅行にしてみましょう。
今回は卒業旅行で訪れたいタイのおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
タイのおすすめ観光スポットランキング!卒業旅行にいかが?
タイは物価が安く、日本と比べると食事はおよそ2分の1、交通費はおよそ3分の1となっており、大学生にはとても良心的な卒業旅行先です。
物価が安いので、その分滞在期間を延ばして、タイ国内の様々な場所を巡ることもできます。
タイは東南アジアがイギリスやフランスの植民地下に置かれてゆく激動の時代においても、独立を守り続けた唯一の国です。
したがって、東南アジアの他の国とは異なる伝統の在り方を発見できるでしょう。
今回は、大学生の卒業旅行でタイに行ったら是非訪ねておきたい場所を5つ、ランキング形式でご紹介します。
特にワット・アルンの眺め方はおすすめの方法なので楽しみにしていてください。
第5位:ダムヌンサドゥアック 水上マーケット
ダムヌンサドゥアックはバンコクから約80km離れた場所にある街です。
所要時間はバンコクから車で1時間ほど。
この街にはおよそ150年前のラーマ4世の時代に設置された運河があり、水上で船に乗ったまま商品を取引する光景を目の当たりにできます。
その昔タイでは、街の防衛を目的として運河を張り巡らせていました。
しかし、西欧近代化が進むにつれ、運河が衰退して行きますが、このようなタイの伝統の喪失を防ぐために、タイ政府により復活したのがダムヌンサドゥアックの水上マーケットなのです。
この水上マーケットでは、雑貨や帽子、果物などあらゆるお土産を買うことができます。
しかし、お土産はバンコク市内の方が安く購入できるので、ここでの購入はお勧めしません。
軽く軽食を取るにはうってつけです。焼き鳥やスティッキーマンゴーライスなどの食事もとることができます。
ちなみに、このマーケットは朝の時間帯に活気に溢れているため、午前中に訪れるのがおすすめですよ。
第4位:バンコク最大のパワースポット「エラワンの祠」
色々と良い事があったのでエラワンの祠にタンブンへ。バンコク最大のパワースポットだけあっていつ来ても人がいっぱい。こちらは正面から順に左回りに4回お参りするのが基本ルールみたいです。#タイ #パワースポット pic.twitter.com/sRhLvXB21Q
— 🇹🇭🇯🇵あっぱれコイズミ (@A_koizumi) 2017年10月2日
「エラワンの祠」と呼ばれるこの寺院は、仏教の国タイという先入観を覆すヒンドゥー教の寺院です。
タイにおいて、バンコクはヒンドゥー教の神インドラが想像した都として伝えられており、タイという国は仏教とヒンドゥー教が混在している国なのです。
この寺院で祀られているのはプラフマーと呼ばれる、「世界の創造」と「破壊された世界の再創造」の神です。
この寺院の特徴はプラフマーの像がお堂の中にあるのではなく、敷地内の中心に置かれているということです。
「エラワンの祠」では有料でタイ舞踊を踊っていただくことができます。
この「エラワンの祠」で踊られるタイ舞踊にはご利益があるといいます。
祈った願い事を一層強いものにしたい時、祈願成就の際にプラフマーに捧げる踊りです。
バンコクで願いが叶うと評判のパワースポットなので、「エラワンの祠」を訪れたら忘れずにタイ舞踊を踊ってもらい、願い事を叶えましょう。
もちろん、願いが叶ったら再びタイに訪れ、神様に感謝の踊りを捧げることを忘れずに。
第3位:バンコク ワット・ポー
あの有名なタイの巨大な涅槃像は、ワット・ポーで目にすることができます。
この寺院はアユタヤ朝末期、プラペートラチャ王の統治期である17世紀末から18世紀初頭に建立された寺院です。
バンコク市内では最古の寺院ですが、今の涅槃像が作られたのはバンコク王朝ラーマ3世の統治期です。
この寺院の見どころである涅槃像は17年もの歳月をかけて作られたものです。
その他の興味深い見どころは、本堂の壁画です。この壁画にはヒンドゥー教の古典文学である「ラーマヤナ」が描かれています。
ムスカの言う「ラーマヤナ(タイではラーマキエンรามเกียรติ์)」の壁画がタイの有名観光地「エメラルド寺院」にあります。中央右の白い肌の女性がラピュタのシータの元ネタのシータ妃。下の家来の中に有名なハヌマーンがいます。#ラピュタ pic.twitter.com/lAdjUr16aR
— 蓮槻 透@ฮัทซึสึกิโทรุ (@hasutsuki_toru) 2013年8月2日
仏教寺院の内部にヒンドゥー教の要素が溶け込んでおり、タイでは仏教とヒンドゥー教が混在しているということを目に見える形で確認することができます。
拝観料は200バーツ、開館時間は8:30~18:30です。
第2位:クラビ ピピ島 -タイの「秘島」
ピピ島はタイ南部のクラビから42km南下した場所に位置する島です。
ピピ・ドン島という観光客でにぎわう島と、ピピ・レイ島と呼ばれるデカプリオ主演映画「ザ・ビーチ」のロケ地にもなった島を含めた6つの小島からなる島です。
ピピ・ドン島を訪れたら是非足を運びたい場所が、展望台です。
この展望台からは、色の異なる美しい2つの海を眺めることができます。
シュノーケリングのツアーにも参加することができ、透明度が高く底の見える海を堪能できます。
また島の中心となるエリアにはトンサイ地区と呼ばれる場所があり、そのメインストリートの両脇には雑貨屋、レストラン、土産屋などがひしめき合っています。
【タイ】ピーピー・ドーン島。通称ピーピー島またはピピ島。ピーピー諸島の中で一番主要な島で、唯一の有人島です。レオナルド・ディカプリオ主演の映画「ザ・ビーチ」のロケ地として有名になり、世界中から多くの観光客が訪れる人気リゾート地です。 pic.twitter.com/YPjwaV2FDT
— 世界の美しい景色🌴画像集 (@sekaikeshiki1) 2017年9月2日
また、のメインストリートを東に進んで約30分歩いた場所にある小さなビーチは、あまり人がおらず、穴場です。
喧騒を離れてゆったりとした時間を過ごしたければ、ピピ島が一番のおすすめですよ。
第1位:ワット・アルン -「暁の寺」の眺め方がポイント
ワット・アルンは「暁の寺」として知られている寺院。三島由紀夫の小説の舞台にもなったため、日本では有名な寺院です。
この寺院はタイの大河チャオプラヤー川の岸辺に佇むヒンドゥー教の寺院です。
この寺院に行くには、ちょうどチャオプラヤー川の対岸に位置するワット・ポーから、徒歩ですぐの場所にある渡し船乗り場から船に乗ります。
ワット・アルンはその創建がいつ頃なのか定かではありません。しかしアユタヤ王朝時代からここに今のワット・アルンの原型となるお寺が建てられていました。
アユタヤ王朝が滅亡し、18世紀にトンブリー王朝が成立した時にタクシン将軍が「ワット・ジェーン(夜明けの寺)」と名付けました。
トンブリ―朝を開いたタクシン将軍がラオスでの戦いにおいて勝利を収めた時に持ち帰ったエメラルド仏は今でもワット・アルンに安置されているのです。
トンブリ―朝が滅び、19世紀頃、バンコク王朝の時代に現在の「ワット・アルン」という呼称がつけられました。
ここで少しワット・アルンの楽しみ方についてご紹介しましょう。
ワット・アルンは夕暮れ時から夜にかけての時間帯に最も美しい姿を見ることができます。
ちょうど日が沈む時間には、ワット・アルンの対岸にあるナガピロム公園のベンチに座り、暮れゆく空と影絵のようなワット・アルンのシルエットを眺めます。
太陽が沈み、ワット・アルンがライトアップされるようになったら、川を渡ってワット・アルンの境内に向かいましょう。
ワット・アルンは17:30に閉まる予定ですが、閉まる場所は塔の周りの一部のみであり、境内は23:00まで開いているのです。
ワット・アルン(暁の寺)【アジア・タイ】https://t.co/JzFKEuTsTh
— 美しすぎる世界の絶景 (@zekkei_fan) 2018年6月18日
近くから眺めるワット・アルンの立ち姿は荘厳で美しい雰囲気を漂わせています。
開園時間は7:00~17:30、拝観料は50バーツです。(ただし境内には23:00まで入場可
おまけ:おすすめの食べ物 「プーパッポンカリー」
タイで是非食べたいおすすめの料理は「プーパッポンカリー」。ワタリガニと卵のカレーでタイ米やもち米と相性が良いカレーです。
しかし、カレーといっても、どちらかと言えばカレー炒めのようなもので、観光客・現地の人々の両方に人気な料理です。
タイへ出かけたら、その味を自分で確かめてみてくださいね。
【まとめ】
タイには寺院がたくさんあるので、寺院めぐりをしてみると良いでしょう。
寺院を見学する時には、仏教とヒンドゥー教がどのような形で混在しているのか確認してみると楽しい寺院めぐりができますよ。
また、タイには独特の香辛料を使った料理をたくさんいただけるので、エスニックフードが好きな方には、料理が楽しめる卒業旅行にもなります。
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