ベトナムはそれぞれの都市が独特の個性を放つ国です。
したがって、様々な場所を巡りたい大学生にとっては、最も良い卒業旅行先となるでしょう。
また、3月は寒さの残る日本を離れ、温暖で物価の安いベトナムで過ごせる点も魅力的です。
ベトナムは日本人の口に合う食べ物ばかりの美食の国なので、パクチーが苦手な大学生は、パクチーさえ避ければ食事にも困りません。
今回は、魅力の詰まった宝石箱のような、ベトナムのおすすめ卒業旅行の観光スポット先をご紹介します。
目次
ベトナムのおすすめ観光スポットランキング!卒業旅行にいかが?
ベトナムほど都市によって個性のある国はありません。
ベトナムは北から南へ伸びた細長い国なので、卒業旅行の楽しみ方としては、北部のハノイ・中部のホイアン、南部のホーチミンの3か所を中心に巡ると非常に充実した卒業旅行を過ごせます。
ベトナムはベトナム戦争において強国アメリカにもめげなかった国であります。
実際にベトナムを訪れてみて、ベトナム人は自分の国に誇りを持ち、建国の父であるホーチミンこと″ホーおじさん″(現地の人はホーチミンに親しみを込め、このような愛称で呼んでいました)を尊敬している方が多いという実感を持ちました。
「郷に入れば郷に従え」といいますが、ベトナムを旅する前には、ホーチミンのことを勉強し、ベトナムに敬意を持って旅行すると現地の方と気持ちよく交流できますよ。
それでは、大学生におすすめのベトナムの観光地をご紹介します。
第1位ではとっておきの観光場所をご紹介します。
最後には、ベトナムグルメ情報とベトナムローカルの楽しみ方をお伝えしますので、大学生の皆さん、卒業旅行のご参考に読んでみてください。
第5位:タンロン遺跡 -王朝の夢の跡
東大寺学園高2修学旅行。ハノイ市内に戻って、先ずは世界遺産・タンロン遺跡に。タンロンはハノイの旧名。地下には北爆の際に司令部だった部屋も残る。阿倍仲麻呂がいた「安南都護府」もここ。... https://t.co/th2aeqi4gQ pic.twitter.com/34JePQ7pXx
— 森本 公穣 @東大寺 (@kojomrmt) 2015年7月5日
ハノイは首都であるにもかかわらず、他の都市と比べて現代的なビルは目立たず、むしろベトナムの原風景ともいえるであろう景色を眺めることができます。
ハノイ中心部は古い建物が軒を連ね、人々は家の前の路上に腰を下ろして家族や近所の人と一緒に食事を取ります。
また、笠をかぶり、天秤棒にパンや惣菜をのせて歩き回る物売りの姿もあちらこちらで見かけます。
そのようなベトナム独特の雰囲気が残る街・ハノイに、最近発掘された知られざる遺跡群があります。
これは2002年に国会議事堂建設工事中に発見されたタンロン遺跡と呼ばれるもので、1010年から1804年までハノイに都を置いたベトナム諸王朝が残した遺跡が重なり、1か所に残っている珍しい遺跡群です。
Sightseeing❶
タンロン遺跡🇻🇳🏯 pic.twitter.com/f9Q3qKG3XU— モフちゃん (@mofu_channel) 2018年5月3日
この遺跡は世界遺産ではありますが、観光客は比較的少なく、ベトナム王朝の栄えた″いにしえの夢″に静かに思いを馳せることができます。
見どころは「端門」とよばれるクリーム色の楼閣です。
楼閣の中に入り、上に登ることができます。
「端門」からはタンロン遺跡全体を眺めることができ、当時この遺跡が使われていた頃の情景が目に浮かぶようです。
【逃避】世界遺産タンロン遺跡(旧ハノイ城跡)、端門(と呼ばれているが実際は正門)。地元大学生が卒業式後の記念撮影していた。 pic.twitter.com/x4S3AquHr6
— 藤崎健一@6月は毎週出張 (@k_fujisaki) 2014年4月27日
営業時間は8:30~17:00、入場料は3万ドンととても安いので気軽に入ることができます。
世界遺産としては地味かもしれませんが、観光客が少なく、建物の色褪せ具合やベトナム独特の建築を心行くまで味わえるので、旅行後にはなぜかこの遺跡の印象が非常に強く残る不思議な観光スポットです。
第4位:タイソン島 -メコンに浮かぶ果樹園へ
ベトナムへ行ったら、何としても東南アジアの大河・メコン川は一目見ておきたいものです。
せっかくメコン川に訪れたら、タイソン島にも上陸しましょう。
タイソン島へはホーチミンから南西に向かってバスで1時間30分、ミトーというメコンデルタの街からメコン川を渡って辿り着くことができます。
メコン川の岸辺から、島に渡る際、川の大きさ・広さには驚かされます。
晴れていると川面を滑りゆく風がとても気持ち良いので、川を渡るだけで楽しめてしまいます。
タイソン島は、養蜂・果樹栽培の盛んな島で、蜂を見せてもらったり、ココナッツキャンディー作りの現場を見せていただいたりできます。
また、タイソン島には、ポニーの馬車に乗り、のどかな島内の果樹園を回ったり、小舟に乗って水路クルーズを体験したりと、たくさんの体験が存分に詰め込まれているのも魅力です。
タイソン島はたくさんの楽しみが凝縮された島なので観光にはおすすめですよ。
第3位:ホーチミンのナイトマーケット -ベトナムの喧騒を味わう
ダラットのナイトマーケット
穏やかで優しくて、
ホーチミンとは全く違う。
ボッタクられる事もなく、
全てが正規価格。旅を日常にする仕事術
↓https://t.co/vsqynjUqsz pic.twitter.com/o8B3jA986e— 世界中で遊ぶバックパッカー (@outdoorzanmai) 2018年1月13日
ホーチミンは一目その景観を見ただけで、ベトナムの他の都市と異なることが分かります。
西欧風の見事な建築が目立ち、また現代的な高級デパートのビルが輝きを放っており、ハノイや他の都市と比べると大都会です。
しかし、このような現代的な街にも、夜になるとベトナムの喧騒をまとうナイトマーケットが現れます。
ホーチミン旅行で、夜に何をしようかな?と考えている方は、ベンタイン市場のナイトマーケットに行ってみてはいかがでしょうか☆市場の両脇にお土産屋さんなどお店が並びます。短い通りですが、ぶらぶら歩くだけでも楽しいですよ~。https://t.co/3x56yGCiCX #ベンタイン市場 #ホーチミン pic.twitter.com/a9qGdg1JkF
— グッチ (@gucci_vietnam) 2018年3月5日
ナイトマーケットは何か所か点在しますが、なかでもおすすめなのがベンタイン市場の外で開かれるナイトマーケットです。
ベンタインのナイトマーケットは他の場所と異なり、曜日を限定せず毎日開催されるので、観光客にとってはありがたいものです。
19:00~20:00の間には全てのテントの準備が整い、24:00頃まで楽しめるので、夜の観光を充実させたい方にはたまらない場所です。
色とりどりのテントが身を寄せるように立ち並び、買い物客のひしめきあう景色は、見ているだけでも旅の良いお土産になります。
ホーチミンの夜。今夜はナイトマーケットで夕食です。 pic.twitter.com/ITuRqFs2nR
— 名短・保育科 (@meitan_hoiku) 2018年3月28日
ランタン、絵画、カバンなどの小物をはじめとした雑貨のみならず、マンゴーやドラゴンフルーツなどベトナム特有の果物、そして屋台などの軽食をいただける場所もあります。
屋台で軽食を取る際には、食事と一緒に名物のサイゴンビールをいただきましょう。
第2位:バチャン村 -歴史ある陶器の郷
陶磁器で有名なバチャン村。
ハノイと違ってのんびりとした時間が流れています(・∀・) pic.twitter.com/3A5HRfER— APTトラベル@ハノイ支店 (@APT_hanoi) 2012年12月7日
ハノイに滞在する機会があれば、ハノイからバスで1時間ほどかかるバチャン村にも足を運んでみてください。
バチャン村はベトナムの中でも有数の陶器の街として知られており、村には多くの窯元が集まっています。
バチャンの陶器は中国陶器の影響を強く受けており、16世紀頃には中国・日本・インドネシア各地に送り出されていた歴史的な工芸品です。
この村に住む人々の90%近くが陶芸に従事しており、まさに陶磁器の村と呼ぶことができます。
【ハノイ出張後記】
当社マイニング事業以外にもTPP合意を見越して、現地の国際貨物輸送会社や地場産業などを見学してきました。色々とビジネス・チャンスがありそうな国です。写真は、バチャン村で窯元オーナーにお願いして工場見学をした時のものです。#暗号通貨 #マイニング pic.twitter.com/yohrpmlsbb— 猫も杓子もマイニング (@Mining_Cat22) 2017年11月13日
非常に多くのお店が集まっているので、ゆっくりと村を巡ってお気に入りの陶器をお土産にしてください。
陶芸に興味が無くても、街並みが美しく、迷路のような路地に足を踏み入れると、シャッターを切りたくなるような場所ばかりなので、カメラを持って散策するには最適ですよ。
第1位:ホイアン -日本と関わりの深いランタンの町
ホイアンはベトナム中部のダナン市から南へ30km離れた場所に位置する、古くからの港町です。
ホイアンには今でも木造建築の古い町並みが残っており、その古い町並みが評価されて1999年に世界遺産となりました。
この町は16世紀以前から港町として栄えた町であり、17世紀には日本人街や中国人街が形成されていた町でもあります。
このホイアンの町の見どころはランタン祭りです。
ランタン祭りは、毎月満月の夜の19:00~21:30頃に催され、住宅の電気は消され、ランタンの灯りのみが闇夜に浮かび上がるお祭りです。
卒業旅行シーズンの3月は11日(土)に開催される予定です(多少の変動もあるかもしれません)。
ランタン祭りでおすすめなのは、灯篭流し。
とても美しい古都ホイアンの幻想的な灯籠流し。 pic.twitter.com/pcF6QQkDKr
— Yuta Nakamura (@Blanju) 2018年6月16日
ろうそくの灯った灯篭を持って小舟に乗り、川へ流します。
水面には数々の灯篭が漂い、まるで自分が星空を滑っているような感覚になります。夜風も涼しく、昼間の暑さで火照った顔を爽やかに通り過ぎていきます。
また、ランタン祭りの際には、「来遠橋」という橋を見に行くことをおすすめします。
この橋は16世紀当時に存在した日本人街と中国人街を結ぶ橋で、1953年に日本人によって建設されました。
ホイアンの町には美味しいベトナム料理をいただけるお店が沢山あるので、夕飯もランタン祭りを楽しみながらホイアンで楽しみましょう。
また、ベトナムの笠、提灯などの雑貨を扱ったお店もたくさんあるので、美しいランタンを眺めながらお買いものするのもおすすめ。
ホイアンに訪れたら、この場所に宿泊してみてください。きれいなホテルが多く、しかもプール付き、朝食付きで安く泊まれる宿がありますよ。
・おすすめグルメ情報
-PHO24
ベトナムの街中にはPHO24というチェーン店を頻繁に見かけます。
このお店の名前になっているPHOとはお米で作ったベトナム麺のことですが、PHO24ではベトナム麺だけでなく、様々なベトナム料理を安価でいただくことができます。
また、衛星管理に不安な方はひとまずPHO24で食事できれば安心なので、ベトナム卒業旅行では重宝することでしょう。
-ベトナム珈琲
ベトナム珈琲は是非飲んでおきたいものです。この珈琲は特徴的で、甘い練乳を加えて飲みます。
珈琲の苦みと練乳の甘さが中和されて、珈琲の深い香りを楽しみながらも、口当たり良くいただくことができます。
-スムージー
ベトナムでフローズン、スムージー的な飲み物毎日飲んでたから癖になりましたーのみたーいい😭🍹💓笑 pic.twitter.com/W5oIxCx262
— 舞花@放課後プリンセス (@maikamaimaika) 2016年4月27日
ベトナムのカフェでは至る所にスムージーが販売されています。
果物が豊富に採れるベトナムのスムージーは、日本のものよりも量も多く、新鮮で爽快な味わいです。
あまりに美味しかったので、私はベトナムでスムージーを何度も飲み、満足でした。
・ベトナムローカルの楽しみ方
ベトナムは今もスーパーの前でかばんなど荷物を預ける。中国都市部では10年前くらいに消えた習慣 pic.twitter.com/iu5puspS5v
— 山谷剛史:中国アジアIT専門雲南住み (@YamayaT) 2017年8月20日
最後に旅の醍醐味、ベトナムローカルの楽しみ方についてご紹介します。
ベトナムに訪れたら是非、地元のスーパーを覗いてみてください。陳列されている商品を眺めると、ベトナム人がどのような生活を営んでいるのかがよく分かります。
また、日本では目にできない商品もたくさんあるので、日持ちするものはお土産として購入すると良いですよ。
特に、インスタントのベトナムヌードルは美味しく、そのうえ安いので良いお土産になります。
【まとめ】
ベトナムを旅行して驚くのは、物価の安さです。
宿泊代・食事代に困ることはなく、比較的きれいで質も良いので、卒業旅行先としては本当におすすめです。
羽目を外した行動を取らなければ治安も比較的良いのです。
ハノイでは、家の前の路上で人々がつどい、食事を取る風景が目に焼き付きます。
「ベトナム人は皆で食べることが好きだから、そうしている」、と現地の方から聞きました。
そんなベトナム人の温かさに触れられる卒業旅行になるといいですね。
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