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夏の京都旅行!おすすめの穴場観光スポットを紹介!

更新日:

京都の夏は沖縄よりも暑い日が続きます。

 

35℃を超える日もめずらしくなく、「観光するにはちょっと…」と思っていませんか?

 

でもそんなときこそ、涼しさの感じられる穴場スポットにスポットライトを当てましょう。

 

夏の京都の良さは、穴場スポットにこそ凝縮されています。

 

一体どんな穴場観光スポットがあるのか、この記事でご紹介しますね。

目次

夏の京都旅行!おすすめの穴場観光スポットを紹介!

京都の祇園祭の画像

夏の京都といえば祇園祭が有名ですよね。

 

でも大きなお祭りやメジャーな観光スポット以外にも、おすすめの穴場スポットはたくさんあります。

 

特に暑い夏は“涼”を感じられる穴場スポットがぴったりです。

 

そこで今回は京都の夏におすすめの穴場観光スポットを見てみましょう。

 

まずは涼しげな風鈴が熱気を和らげてくれる正寿院から。

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<正寿院>

 

夏らしいひとときを過ごすのならば、正寿院がおすすめです。

 

正寿院はハート形の窓でも有名で、SNS映えする観光スポットとして知られていますが、このお寺の魅力はそれだけではありません。

 

夏には「風鈴まつり」が開催されるのです。

この時期ばかりはハート形の窓も脇役になります。

 

例年7月初旬から9月中旬まで、境内には2000個以上もの風鈴が吊るされ、風に吹かれて大合唱します。

 

このお祭りの特徴は2つ、全国47都道府県のご当地風鈴が揃っていること、そして風鈴の絵付け体験ができることです。

本堂には日本各地の個性豊かな風鈴が展示され、1つ1つの音を味わえます。

 

絵付け体験は1回1,000円。

 

じぶんで手がけたオリジナルな風鈴は、京都旅行・正寿院参拝の宝物となりますよ。

 

正寿院の「風鈴まつり」は人間の五感「眼耳鼻舌身」で涼を感じてほしい、という理由から開催されるようになりました。

日本各所の風鈴を見る「眼」、涼やかな音を聞く「耳」、大自然と茶葉の香り楽しむ「鼻」、本場のお茶を味わう「舌」、風鈴の絵付け体験をする「身」。

 

全身を使って堪能できる風鈴まつりなのですね。

 

風鈴を見ながら、本堂で水出しの宇治田原産の銘茶をいただけるなんて贅沢です。

 

正寿院は山間部に位置する宇治田原町にあるため、京都市内のうだるような暑さをしのぐにはぴったりの観光スポットです。

京都市内と比べても気温は5℃も低いのです。

 

風に吹かれて風鈴の涼しげな音を聞けば、暑さもさらに和らぎますよ。

 

毎日ではありませんが、正寿院の「風鈴まつり」では隔週の週末限定でライトアップも行われます。

正寿院の風鈴祭りの画像

色とりどりの風鈴が浮かび上がる光景に、時間を忘れて見とれてしまいますね。

 

風鈴は厄除け・魔除けにご利益があり、風鈴の音が聞こえる範囲は聖域を表します。

 

そのため音が聞こえる限り、災いは起らないと言われています。

 

うまくいかないことが続いて悩むことが多いな、と感じている人は、正寿院の「風鈴まつり」に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

<琴引浜>

夏と言えば海ですよね。

 

それなら京都で海を楽しむのはどうでしょうか。

京都と海の組み合わせは意外かもしれません。

 

でも京都府京丹後市には、沖縄の海にも劣らぬ美しいビーチ・琴引浜があるのです。

 

ここは日本初の禁煙ビーチで、歩くとキュッと音が鳴る「鳴き砂」で有名な砂浜です。

なんと国指定の天然記念物にも指定されているスポットなのですね。

 

そもそもキュッと音の鳴る鳴き砂は美しい海であることの証拠です。

砂粒を踏んだときの摩擦で音が出る仕組みなのです。

 

地元のボランティアによる清掃活動によって、この浜の美しさが保たれています。

 

その美しさの証拠として、この浜では全長1mm~3mmしかない小さな貝(微小貝)が生息しています。

 

その種類も数百種類に及ぶのですね。

 

特に琴引浜の東側に微小貝がたくさん見られるので、散策しながら貝殻を楽しんでみるのもおすすめですよ。

もちろん海水浴も楽しめるので、海で遊びたい人にはぴったりな観光スポットです。

 

夏の京都旅行では京都府でオーソドックスな京都らしさを楽しむプランと、琴引浜で海を楽しむプランの両方を組み合わせてみるのもおすすめですよ。

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<西芳寺(苔寺)>

西芳寺の画像

蒸し暑い夏は涼しげなお寺で過ごしたくなりませんか。

 

混雑を避けてしっとりと涼しいお寺の雰囲気に浸るのならば、苔寺と呼ばれる西芳寺を訪れてみましょう。

 

世界遺産の1つに指定されているお寺ですが、京都市民でさえも訪れる機会の少ない西芳寺は、拝観が完全予約制です。

 

見どころは何と言っても庭園です。

この庭園は120種類もの苔に覆われています。

 

日本の特別名勝に指定されているだけあり、上段には枯山水、下段には黄金池といった構図を取るデザイン性の高い池泉回遊式庭園が特徴です。

 

1つの庭を取っても起伏に富み、立体的なのでいくら散歩しても飽きない空間ですね。

 

さらに西芳寺の魅力は苔の庭園だけではありません。

 

ここは飛鳥時代から続く歴史を受け継ぐお寺です。

 

もともと寺院の界隈は聖徳太子の別荘が建っていた歴史ある場所。

西芳寺の庭園の画像

その上で西芳寺は奈良時代に聖武天皇の命によって、僧・行基が創建したと伝えられています。

 

鎌倉時代には荒廃し、一旦再興されるも応仁の乱により被災し、その後も幾度か災害に見舞われました。

 

波乱に満ちた歴史を持つお寺であると知れば、現在の静けさには大きな意味があるような気がしますね。

 

西芳寺拝観の予約方法は往復はがきを準備して、拝観希望日、住所、代表者氏名、電話番号を記載して送ります。

2カ月前からの申込が可能であり、拝観希望の月日は指定できますが、時間は指定できません。

 

できれば第2希望の日程もはがきに記載しておくとよいでしょう。

 

拝観賞は1人3,000円で、見学のほかに説法・般若心経の唱和・写経代が含まれています。

 

ゆったりと質の高い時間を過ごすのなら、この上なくおすすめの観光スポットですよ。

<京の七夕 堀川会場>

京都の夏に行われるイベントの1つとして有名なのが、「京の七夕」です。

 

京の七夕イベントでは例年8月の前半に北野天満宮や二条城、鴨川などさまざまな場所で、ライトアップが行われます。

 

その中でもとくにおすすめなのが堀川会場です。

涼やかな満天の天の川が再現された「光の天の川」、「光の友禅流し」などをはじめとした演出で、堀川遊歩道が幻想的に光り輝きます。

 

さらに彼氏と旅行に来ている人にはうれしい恋愛成就の「恋の竹短冊(500円)」の販売ブースも。

竹短冊には2人の願いを書くことができ、丸太町橋近くで奉納してもらえます。

 

奉納したお願いごとは8月中旬に行われる清水寺の「たなばた願文お焚き上げ」にて、空に届けられます。

 

1日100組のカップル限定なので、早めに会場に行くのが無難ですね。

 

その他にも、堀川の水面に美しい姿を浮かび上がらせる「光の友禅流し」、光ファイバーボールによる光のしずくがこぼれる星のように彩る「光のしずく」など、アートな世界観を楽しめるデコレーションが魅力です。

 

夜も相変わらず暑い京都市内を涼しく過ごすには、七夕のライトアップがおすすめですよ。

 

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<ギャラリーひたむき>

京都の夏は外を歩いているとバテてしまいます。

 

そんなときは厳選された日本全国の工芸作家の作品を見に、ギャラリーにフラッと立ち寄るのもおすすめです。

 

「ギャラリーひたむき」には厳選された日本全国の工芸作家の作品が並んでいます。

ここではふだんの生活で使えるようなインテリアや食器が手の届く値段で販売されています。

 

作家さんが1つ1つ手作りで作っているので、気に入った工芸品はお土産として購入し、大事に使いたくなりますね。

 

このギャラリーは日本の民芸運動を興して、民芸品の発掘・再興に力を注いだ柳宗悦の思想をもとに、日常的に使用される「生活の道具」に存在する美しさを紹介するという目的を持っています。

作家さんだけでなく、学生さんの作品も展示されているので、若手の活躍も目にできる空間です。

 

日々の暮らしのなかで使う道具は、きちんとしたものを使う。

 

それだけで毎日の暮らしの質が驚くほど変わりますよ。

 

外の観光に疲れたら、お気に入りの一品を探してみてはいかがでしょうか。

【まとめ】

盆地地形であることから、夏の京都は煮立ってしまうくらい暑い日が続きます。

 

そんな暑い京都ですが、“涼”という言葉が似合う穴場スポットがたくさんあるのですね。

 

とくに最初にご紹介した正寿院の風鈴まつりは暑さも吹き飛ぶイベントです。

 

日本の夏らしさの感じられる旅行をするのなら、京都を訪れてみてはいかかでしょうか。

 

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また記事のこの部分が意外だった、ここが面白かったなどのご感想があれば、お気軽にコメントください。

 

みなさんからのコメントをもとに、京都の穴場を味わい尽くせる記事を執筆してまいります。

 

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