結婚と恋愛は全く異なるベクトルです。
端的に恋愛とはお互いが向き合うことで、結婚とは同じ方向を見つめること。
婚活するにあたっては、恋愛と結婚の方向性の相違を認識するのが大事です。
この違いを知れば、婚活の軸はぶれません。
この記事で、恋愛は向き合い、結婚は同じ方向性であることの意味と、同じ方向を向くコツをご紹介します。
目次
恋愛と結婚の違いとは?恋愛は向き合い結婚は同じ方向性!
婚活をしていて、結婚と恋愛の違いがいまいち分からなくなってしまった経験を持つ人も多いでしょう。
「愛とはお互いを見つめあうことではなく、共に同じ方向を見つめることである」
サン=テグジュペリは著書『人間の土地』の中でこのように記しています。
この言葉のように、恋愛はお互いに向き合うことで、結婚は一緒に同じ方向を見ることです。
幸せな結婚を望むのなら、この恋愛と結婚の方向性の違いを理解する必要があります。
そこで今回は恋愛と結婚の方向性について、そしてお互いに同じ方向を目指すにはどうすれば良いのか、ご一緒に確認してまいりましょう。
『人間の土地』をAmazonで購入するなら ⇒ こちら
『人間の土地』を楽天で購入するなら ⇒ こちら
<恋愛はお互いに「向き合う」。その意味とは?>
さて、先ほど恋愛はお互いに「向き合う」ということに触れました。
でも向き合うってどんなことなのでしょうか。
それは「あばたもえくぼ」、「恋は盲目」ということばの意味を探ることで分かります。
「あばたもえくぼ」とは、自分が惚れた相手なら、欠点でさえも美点に見えてしまうということ。
ほかの人がやったら許せないことでも、好きな人ならひいき目で許せてしまう、ということです。
その一方で「恋は盲目」とは、ことばの通り相手の短所も許せてしまうことを意味しています。
つまり「あばたもえくぼ」と「恋は盲目」ということばには、「好きな相手なら許せないことも許せてしまう」という意味が含まれています。
恋人同士は、お互いに向かい合い、うっとりと見つめ合うような関係です。
そのため「好き」という気持ちが何よりも大切なのですね。
ただ、別の方向から見ると恋人同士は「好き」という気持ちが消えてしまうと、関係が解消されてしまいがち。
お互いに「向き合う」関係は、気持ちが変わってしまえば、そっぽを向くこともできるのです。
一緒に何かを目指すというよりは、責任の伴わない自由な関係が恋愛の「向き合う」関係なのですね。
<結婚とは、「同じ方向」を見ること>
仕事ではチームの全員が同じ目標に向かって日々業務を遂行します。
つまりチームの一人一人は同じ方向を見て仕事をしています。
簡単に言ってしまえば、結婚もこれと同じです。
2人が同じ目標に向かって、毎日生活します。
その過程では考えの違いに直面しますが、目指していることは同じなので乗り越える必要があります。
恋愛では好きな気持ちが第一ですが、結婚となると「好き」よりも「協力」や「責任」が大事なのです。
もちろん、結婚相手を選ぶときには「好きになれるかどうか」も非常に大切な要素です。
仕事を成功させるうえで「誰とやるか」を判断するときに、好きで気の合う相手かつ責任を持って仕事してくれる相手を選びますよね。
結婚相手を選ぶのもそれと同じなのです。
相手との相性が良く、好きになることができて、あらゆることを共に乗り越えてゆける人を選ぶこと。
これが欠かせないのですね。
おすすめ:女性が幸せになる男性の選び方!結婚相手は条件の上で選ぼう!
<お互いが持つ「同じ目標」って何?>
さて、2人が同じ方向を見ることはどんなことなのか、確認してみました。
2人の視線の先には「同じ目標」があるのですが、これは一体何なのか。
仕事における目標は思い浮かべやすいですが、結婚生活の目標というと思い浮かべにくいですよね。
簡単に言ってしまえば、「お互い生活を回していくこと」です。
結婚は生活。
毎日食事や洗濯、掃除やお金の管理をして、生きてゆくサイクルをスムーズに回すことが一番小さく身近な目標です。
大きな目標としては、子育てをして次の世代を育ててゆくことや、生涯を共にしてお互いを支え合うことが挙げられます。
もちろん、それぞれの家庭によって目標は異なります。
でも、各々夫婦間で目標を共有しながら生活を営む点は変わりありません。
このように結婚生活を送る上で共有する目標とは、生活や人生に関わるものなのですね。
<同じ方向を向くには…?>
ここまで恋愛と結婚についての方向性の違い、そして結婚生活を送る上での目標について確認しました。
同じ方向を向くことが結婚に必要とされますが、同じ方向を向くには具体的に何をすれば良いのでしょうか。
ここでは同じ方向を向く相手を見つけるための方法を確認していきます。
おすすめ:30代女性が婚活迷子になってしまう特徴と原因とは?
・普段から自分の思ったことを口にする
ことばにしたことは、実現しやすいものです。
自分の思っていることをことばにすると、不思議とそれに賛同してくれたり、尊重してくれたりする人に出会います。
そのため、婚活などで相手を探しているときには特に、自分の価値観や普段考えていることをことばにして発信してみましょう。
ポイントは「普段から」という点です。
日ごろから自分の考えを表に出す習慣が無いと、なかなか自分のことを周りに分かってもらえないだけでなく、考えを伝えたいときに言いにくくなってしまいます。
でも普段から気軽に、思ったことを人に伝えていれば、知らず知らずのうちに難なく自分の価値観を相手に伝えることができます。
改まって「私はこう考えているの」と重い雰囲気で話す必要もなく、サラッと価値観を伝えられたら相手も素直に「そうなんだ」と納得できます。
とくに難しいことについてではなく、「このレストランは美味しい」、「この場所はあまり好きじゃない」など、簡単な好き嫌いを口にするだけでも十分価値観を伝えられます。
・一番譲れないことが一致している・応援してくれる相手を見つける
「自分が生きる上で、これは一番大事で譲れない」というものがあるかもしれません。
たとえば、「自分の仕事を通して夢を実現したい」、「人への思いやりが何より大事」、「常識にとらわれない自由な生き方が大事」などです。
これも人によって全く異なります。
だからこそ、生涯共に生活してゆく結婚では、他の何にも譲れない大事なポイントをお互い尊重できる相手を選ぶ必要があるのですね。
婚活をして行く中で出会う相手に、自分が一番大事にしていることを話してみましょう。
それに対する相手の反応を見て、結婚生活を営む上で協力して行けそうかチェックしてみるのがおすすめです。
おすすめ:なぜ結婚するのか?したいのか?時間を取って深く考えてみよう!
・相手が一番大事にしていることを知る
結婚するにあたって同じ方向を目指す人を探すには、相手が一番大事にしていることを知る必要があります。
できるだけ最初のデートで、相手が人生で一番大事にしていることを尋ねてみましょう。
軽い雑談のような形で聞けば、重苦しくならずに済みます。
相手の男性が大切にしていることを尋ねて、それに賛同できるかどうか判断できるのですね。
自分の価値観や考えを人に伝えるのが苦手な人は、相手のことを聞くと上手に結婚相手を選べます。
・子供をどのように育てたいか、話してみる
結婚の先には子供を授かる、という可能性もあります。
子供を考えているのであれば必ず結婚前に、相手と子育てについて話し合っておくのがベストです。
というのも、結婚生活に関しては価値観が一致するのに、子供の育て方に関しては意見が食い違ってしまうことは、結婚後に発覚することが多いからです。
2人の生活だけでなく、その後の子供に関しても事前にしっかりと価値観を共有しておけば、子供ができても安定した関係を築くことができます。
子供の教育方法が一致していれば、子供自身にもメリットがあります。
意見が真逆の父と母で、言い合いばかりしていては、子供も不安になってしまいます。
自分の子供には良い影響を与えたいですよね。
そのためにも、子供にどんな教育を受けさせるか、どう育てるかといったことについて、できるだけ詳しく事前に相談してみましょう。
おすすめ:婚活の自分の価値観を知る方法!結婚相手は見つかりましたか?
・実親との関係は良好か確認する
「同じ方向を向く」ということは、想定外のことが起こっても2人で協力しながら歩んでいくことを意味します。
協力できる相手かどうか、判断する基準は「実の親との関係が良いかどうか」です。
自分の親と仲の良い男性は、家庭を大切にする傾向があります。
デートでは両親についてどう思っているか尋ねてみるのがおすすめ。
そこで肯定的に親のことを話してくれたら、結婚相手の候補にしましょう。
実親と仲の良い男性と結婚すれば、彼の親とも良い関係を築きやすいというメリットもありますよ。
【まとめ】
今回は恋愛と結婚の方向性の違いを確認し、「同じ方向を見る」にはどうすれば良いのかをチェックしてみました。
結婚のイメージがよく分からない、恋愛と結婚がごちゃまぜになってしまう人は、今回の方向性の違いを思い出しながら、相手選びに取り組んでみましょう。
そうすることで、結婚の目的を見失わずに、軸に沿った婚活を進められますよ。
最後に今回の記事が役に立ったと思ったら、ぜひSNSでシェアしてみてください。
また記事のこの部分が意外だった、ここが役に立ったなどのご感想があれば、お気軽にコメントください。
みなさんからのコメントをもとに、「ベストな選択をした」と思える結婚のヒントとなる記事を発信してまいります。