学問を勤めて、物事をよく知る者は、貴人となり、富人となり、無学なる者は、貧人となり、下人となるなり。「学問のススメ」福沢諭吉

学問と恋愛のすすめ

恋愛哲学

価値観の違いに悩みすぎないで!楽しい恋愛にするために

更新日:

恋愛に関して、価値観の一致が重要視される傾向にあります。

 

しかし、この「価値観」というものほど、曖昧なものはありません。

 

恋人と考え方が違って心配な方も、「価値観」について捉え直してみることで、一般的な恋愛の枠に捉われずに良い関係を築けるのです。

 

今回は、この「価値観」に焦点を当て、恋愛の在り方を考えてみましょう。

目次

価値観の違いに悩みすぎないで!楽しい恋愛にするために

ハートを持つ女性の画像

恋愛において重要視される「価値観」について、あらためて考えてみると疑問に思う点が出てくるものです。

 

「価値観の合う人との恋愛が正解なのか」、そして「そもそも価値観は一定不変のものなのか」という点について、特別に取り上げられることはありません。

 

しかし、これらの疑問について考えてみることで、恋愛の在り方はもっと自由でいいのだということが分かります。

 

価値観が異なると長続きしない、という固定観念に悩まされている方も、見方を変えれば心配する必要はないのです。

 

そこで、今回は価値観が異なる人との付き合い方についてご紹介します。

 

おすすめ:自分の価値観を知る方法!結婚相手は見つかりましたか?

 

スポンサードリンク

<そもそも、「価値観」とは何?>

?の画像

恋愛において最も語られるテーマとして、「価値観」が挙げられるでしょう。

 

たとえば、価値観の一致するカップルは長く続く、などという話を頻繁に耳にするものです。

 

しかし、「価値観」とは一体どのようなものを指しているのか、腰を据えて考えてみたことはあるでしょうか。

 

そこで、この機会に少し「価値観」の問題について考えてみましょう。

 

「価値観」について語る時、たいていの場合は、″物事に対する考え方・捉え方″、″好み″といった「物事をはかる自分のものさし」を意味しています。

yes noの画像

人は自分と似通った考え方や好みを持つ相手と一緒にいると、違和を感じないため、安心感を覚え、友人や恋人としての関係を築きやすいのです。

 

なんとなくフィーリングが合う、相性が良い、といった感覚は、実はこの「価値観」と名付けられる概念と結びつけることができるのです。

 

しかし、「価値観」の定義である″物事に対する捉え方・考え方″や″好み″について深く考えてみてください。

 

よくよく考えてみると、個人の考え方・好みほど移ろいやすく、揺らいでしまうものは無いのです。

 

3年前までは、安定した職に就いて身を固めたいと思っていても、様々な体験や出会いを経て、今ではすっかり真逆の思考回路を持っているということは、実に多いものです。

方向性の画像

この事実を踏まえると、「価値観」というものは決して不変のものではなく、毎日少しでも形を変えてゆく、つかみどころのない実体であると言えるでしょう。

 

そのように考えると、今の価値観が数日後、数年後の自分を形作るとは言い切れないのです。

 

恋愛について語られる際、今取り上げた「価値観とは可変的なものである」という点が見過ごされてしまいがちです。

 

でも、この点を考慮した上で恋愛について考え直してみると、実は全く異なる事実が浮かび上がってくるのです。

 

その事実とは、「価値観が異なる人とも幸せな関係を築くことができる」という点です。

<価値観が違う人と付き合うということ>

手繋ぎの画像

さて、友人でも恋人でも、共に時間を共有する中で、異なる考え方を持っていると気づかされる場面に立ち会うことが多々あることでしょう。

 

考え方が異なるといっても、そのレベルは様々です。

 

物事を見る「角度」は同じであっても、その「角度」から見た景色をどのように感じるかは、個々、唯一無二の捉え方をするのです。

 

その上、ある1つの″角度″から物事を感じ取っても、その感じ方は日によって変わることも多いのです。

 

たとえば、今日見た絵を美しいと思っても、明日にはくすんで見えるということは往々にしてあり得ること。

 

前の項目でも考えてみたように、「価値観とは可変的なものである」ということが、この点においても明確に反映されているのです。

 

これを前提として考えてみると、「価値観が同じである」、あるいは「価値観が異なる」という状態はあくまでも一時的なものであり、それに加えて本当に「価値観」と呼べるものが存在するのかということさえ、曖昧なものなのです。

時計の画像

したがって、現時点で「この人と自分の考えは全く異なる」と感じた時こそ、自分にも大きな変化が訪れる時期なのではないでしょうか。

 

でも、物事に対する感じ方・見方が異なっているがために、意見が食い違っていると、自分のことを認めてもらえていない、という不安を感じてしまいがちです。

 

そう感じた時には、自分の場合に置き換えてみてください。

 

価値観の異なった恋人を持った時に、考え方は異なるけれども、相手の心の自由を大切にしたい、と思えるのではないでしょうか。

 

相手も互いの関係を大切なものだと思っているのなら、恋人の精神・思考の自由を尊重したいと願うものです。

 

ただ、お互いが相手の考えを尊重したいと考えていても、思いとどまるだけでその気持ちを行動に移さない限り、互いに安心感を与えることは難しいものです。

 

相手の心の自由を認め、受け止めたい、という気持ちを伝えるためには、一体どのような行動を心がければ良いのでしょうか。

スポンサードリンク

<考え方の異なる恋人と付き合うコツ>

考え方の異なる恋人といっても、それはあくまでも今の時点において「異なる」と感じられるだけであり、次第に近づいてゆくことも大いにあり得ることです。

 

ただ、「異なる」という違和感を持った時には、少し不安に思うとともに、相手にも安心感を与えたいと願ってしまうこともあるでしょう。

 

その際には、次の3点を意識してみましょう。

1. 恋人は「他人」であるということ

犬・猫の画像

「恋は盲目」というように、恋愛も真っ盛りの頃は相手のすべてを自分と一体化させてしまいがちです。

 

恋人なのだから一心同体であるという認識を持っており、相手との相違点を見つけてしまった時には、衝撃と不安を感じてしまいがちです。

 

しかし、育った環境・経験が全く同じ人は他に存在しません。

 

兄弟でさえ、同じ考えを持つことはありません。

 

また、どんなに似通った考え方をしていても、差異は必ず生じるものです。

違いの画像

もともとは赤の他人であるということを認識すれば、お互いの間に生じる際も落ち着いて受け止めることができるようになるのです。

 

自分と相手は違う人間だからこそ、一緒にいる偶然を噛みしめることができるのではないでしょうか。

2. 考え方が違った時、相手の話に関心を示す

手を差し伸べる女性の画像

一般的に、人の話よりも、自分の話をすることを好むケースが多いものです。

 

しかし、人の話をじっくりと耳を傾けることは「あなたのことを認めている」というシグナルにもなります。

 

意見が食い違ってしまった時には、むしろ我と彼との差異に興味を持ち、「なぜそのように考えるのか」、「どうしてその物事に興味を持っているのか」など、質問をしてみると良いでしょう。

 

質問されると、人は「自分のことに興味を持ってくれている」という嬉しさと安心感を覚えます。

 

また、質問する側も相手の考えの根拠を知ることができるので、少しでも相手を受け止めることができるのです。

3.相手の好きなものに興味を持ってみる

〇を持つ女性の画像

相手の考えや趣味、そして好きなものが自分と異なっていると、つい距離を感じてしまうものです。

 

しかし、必ずしも同じ趣味を持つことが2人の仲を深めるわけではありません。

 

同じ趣味であっても、1人で楽しみたい人もいれば、趣味については友達と楽しみたいと考える人もいるものです。

 

したがって、趣味が合わないからと言って無理に相手に合わせる必要はありません。

 

今まで通り、自分は自分の趣味を楽しみ、恋人も自分のペースで好きなことに取り組むのが一番です。

 

ただ、あまりにも相手に無関心であると、互いの間に不安が生じてしまいます。

 

そこで大切なのは、お互いの持つ趣味について積極的に話を聞き出すことです。

 

「最近趣味はどう?」「趣味の○○は上達した?」というような、質問を投げかけてみれば、相手も嬉しそうに話してくれるでしょう。

質問・耳の画像

お互い好きなものをそれぞれ楽しみながらも、相手に対する興味を示すことで、安心感を分かち合うことができるのです。

 

それだけでなく、相手の趣味に少しでも興味がある場合には、新しい趣味として始めてみるのも良いでしょう。

 

恋人の趣味に触れることで、相手の世界観を知ることができますし、相手も恋人に教える楽しさを味わうことができるのです。

 

また、趣味は増えたり減ったり、移り変わってゆくことが多いものです。

 

そのため、今同じ趣味を持っていても、しばらく経つと趣味が食い違うようになることもあります。

 

やはり、「価値観」の一部である趣味も、移り変わってゆくものなので、恋人と趣味が一致しているか否かという点は、それほど気にしなくても良いものなのです。

 

大切なのは、「相手の行動の自由を制限しないこと」、そして、「自分の世界観を持ちながらも相手に興味を持っていることを行動で示すこと」なのです。

<まとめ>

恋愛や結婚において「価値観」というものは、とても重視されているものです。

 

しかし、「価値観」という概念に縛られ過ぎてしまうと、相手と自分の変化について行けなくなってしまうことも多いもの。

 

永遠は幻想である、という言葉の通り、ずっと同じ状態のものは無いはずです。

 

しかし、そもそもの始まりからお互いの考え方が異なっていれば、相手の話に耳を傾けて、受け止める習慣がつくので、あらゆる変化にも対応することが可能です。

 

このように捉えることができれば、価値観が異なっていても″相性が良いカップル″になることができるのではないでしょうか。

 

最後に、今回の記事が面白いと思ったら、SNSでシェアしてみてくださいね。

 

また、記事のこの部分が役に立った、こんな記事も書いて欲しいとのご感想があれば、お気軽にコメントください。

 

皆様のコメントをもとに、より一層役に立つ情報を発信して参ります。

 

関連記事:失恋は失敗ではない! 良い恋愛に繋げるために大切なのは? 

関連記事:恋愛上手になろう! 素敵な恋愛をするために必要なことは? 

関連記事:幸せな恋愛のために! 恋愛で女性側が気を付けたいことは? 

-恋愛哲学

Copyright© 学問と恋愛のすすめ , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.