人生において、恋愛ほど難しいものはないでしょう。
素敵な恋愛をしたいと思っていても、それほどうまく行かないことの方がほとんどです。
それでも、良い恋愛を求めてしまうのが人間の性です。
一体恋愛に対してどのようにアプローチすれば、今までにないほどに恋愛を楽しめるのでしょうか。
今回はそのヒントとなる3つの項目をご紹介します。
目次
恋愛上手になろう!素敵な恋愛をするために必要なことは?
素敵な恋愛をしたい、と思わない人はいないでしょう。
しかし、″素敵な恋愛″、と簡単には言えるものの、恋愛は一筋縄には行かないものです。
良い恋愛をするためには、ただ恋愛を積み重ねるだけでなく、しっかりと自分自身を見つめ直してゆく必要があります。
そこで、今回は素敵な恋愛をするためにも何をすれば良いのか、その方法についてご紹介します。
恋愛に行き詰ってしまった方、良い恋愛をしたいと思う方も、時間を取ってゆっくりと考えてみましょう。
<自分を知ること>
恋愛において、背伸びしすぎることなく、等身大の自分でいるためには、己について良く理解している必要があります。
自分について知るということ自体、非常に困難なことですし、完璧に分かることなど不可能です。
でも、自分が興味を持つ対象や生き方などは、ぼんやりとでも意識することが可能です。
好きな趣味から自分について分析することができますし、読んでいる本からも自分の考え方の傾向が分かります。
自分を知るということは簡単そうでいて、非常に難しいことではありますが、まずはどんなことに対して興味を抱いているのか知るために、あらゆることに挑戦してみましょう。
たとえば、友達に誘われて新しい趣味を始めてみても良いですし、自分で新しい資格の勉強を始めてみても良いでしょう。
相性の問題もあるので、趣味・資格の勉強が続く場合とそうでない場合がありますが、何か行動を起こしてみることで、好き・嫌いもはっきりと分かるので、己を知るという点では決して無駄なことではありません。
また、趣味や勉強以外にも、人に会うことで自分を知ることが可能です。
多くの人と出会う中で、共感できる点や違和を感じる点、そしてその生き方に強く感銘を受けることもあるでしょう。
このように、人と接していると自分の人生の方向性を大きく変えることもあります。
最初は、「自分はこんなタイプだから、このような場に限定して足を運ぼう」と決めつけるのではなく、場所・人を選ばずに動き回ってみましょう。
様々な世界を持って生きている人を知ることができるので、視野も広げることができますよ。
さらにもう一点、自分を知る方法として有効なのが読書です。
本は場所も人も選ばず、自分一人で読むことができますが、驚くほど質の高い内的な体験が可能です。
小説でも、専門書でも、歴史・哲学の本でも、一冊手に取り、ひも解いてみると、そこから膨大な知識や考え方を吸収することができるのです。
本で読んだことは、自分の中の常識をくつがえしてゆき、無意識のうちに血肉化されてゆくのです。
自分を知りつつも、己の心を拡大してゆくのであれば、読書が一番のおすすめです。
<失恋を糧にする>
恋愛をすれば失恋もするでしょう。
もちろん、初恋の人と結婚し、失恋を体験したことの無い珍しいケースもありますが、大多数の人が幾度かの失恋を経験するものです。
この経験はとても辛いものですが、後から振り返ってみると、その時の自分の未熟さを思い知らされたり、当時の恋人の気持ちが少し分かるような気がしたり、改めて気づくことが非常に多いものです。
特に、失恋を通して得られるものは、「相手との距離の取り方」と「相手の思いやり方」です。
この2点については、各自が自分で考えを巡らし、体験してゆくものではありますが、これらについて、少しだけ考えてみましょう。
まず、「相手との距離の取り方」について、恋愛をするとつい相手と自分が一心同体であるかのように感じてしまうことがあります。
しかし、実際私たちは別々の人間であり、決して一つではありません。
したがって、いくら恋人であっても、礼儀を忘れてしまったり、使う言葉に無頓着であったりすると、近づきすぎて相手にも不快な思いをさせてしまいます。
このような失敗をたくさん経験するものですが、それを乗り越えてようやく、どの程度の塩梅で相手との間に距離を作れば良いか分かるようになるのです。
そして2点目の「相手の思いやり方」について、しばしば恋愛においては相手の思いやり方を間違えてしまいます。
「良かれ」と思って相手にしてあげたことが、逆に相手の負担となってしまったり、余計な気を遣わせてしまったりすることもあるのです。
恋人が何を望んでいるのか、どう接して欲しいと思っているのか見極めるためには、それなりに時間もかかるものです。
1つ1つの恋愛に真剣に向き合いながらも、酸いも甘いも重ねてようやく、相手の望むような行動を取ることができるのです。
また、失恋をすることで、自分を振った相手のことを理解できるようになると同時に、新しい恋人の過去の失恋も受け止めてあげることができます。
互いに失恋の経験があれば、できる限り相手を大切にしたいと思いやすくなりますし、互いの過去の辛さ・苦しみを癒してあげることもできるのです。
このように考えると、失恋は決して悲しいだけのものではありません。
失恋したての頃は「もう恋愛などこりごりだ」と思ってしまいますが、今までの恋愛が次の恋愛をより一層素敵なものにしてくれるのです。
<恋愛中も自分を見失わない>
これは特に女性に当てはまることですが、恋愛中は恋に夢中になってしまい、自分の取り組んできたものを放擲してしまうことが多々あるものです。
恋をすると感情の浮き沈みが激しくなるため、今まで毎日こなしていたことが手に負えなくなってしまうこともあるでしょう。
そんな時には少し一人になる時間を設け、本来の自分を取り戻すことができるように、自分自身の見直しを行なってみましょう。
恋愛をすると人によっては、普段の自分を保てなくなってしまうこともありますが、自分に変化が訪れることは自然なことなので、「自分はおかしい」と気に病む必要はないのです。
恋愛で自分を見失いそうな時に行ないたいこととして挙げられるのは、今まで追いかけてきた夢について思い出すことです。
仕事でも、趣味でも、恋人ができる前に、自分が持っていた夢や、やってみたかったものがあるかもしれません。
しかし、恋に夢中になってしまい、ふと気づくと自分の道を忘れてしまっていることもあるものです。
まずは、落ち着いて自分だけの時間を確保して、以前望んでいたことを1つずつ思い出してみましょう。
思い出す際には、紙とペンを用意し、箇条書きでも文章でも良いので、すべて書き出してみます。
やりたいこと・自分が持っていた夢を文字にして書き起こしてみることで、頭の中に具体的なイメージが浮かび上がり、行動に移しやすくなります。
すべて書き出してみたら、その中でも最も実現しやすいものをピックアップし、実際に行動に移してみましょう。
このように、小さな行動を起こすことで、少しずつでも恋愛一色の毎日にならずに済むのです。
恋人との時間は、相手へ感謝の気持ちを持って、しっかりと向き合うことを大切に、別の時間には自分の心を豊かにするために、興味のあることに取り組んでみることが、恋愛をかけがえのないものにしてくれるのです。
また、もう一つ、自分を見失いそうになった時のおすすめの方法は、友達に会うということです。
恋人との時間は大切なものですが、それだけでは段々と自分の存在がぼやけてしまい、客観的な視点で自己を捉えることができません。
そんな時、友達に会い、会話を楽しむことで、自分自身を別の角度から見直すことができるようになるのです。
友達は自分を投影する鏡であるということを認識して、恋愛に行き詰ってしまった時には積極的に他者と関わりを持つようにしてみましょう。
以上から、自分を見失いやすくなってしまいがちな時期である恋愛期には、自分を客観的に見つめ直す体験を積む必要があると言えるでしょう。
恋人との適度な距離をしっかりと保ちながらも、友人や周りの人との関わりも大切にするように心がけましょう。
【最後に】
今回は恋愛を素敵なものにするために心がけたい点について取り上げ、お伝えしました。
恋愛中は、恋と生活のバランスを保つことが難しい、と感じてしまう人も多いかもしれません。
しかし、落ち着いて自分を客観視してみることで、今自分にとって何が必要なのか、そして恋人と上手く関係を築いてゆくためには何をすべきなのか、明確になるのです。
「素敵な恋愛」というもの自体、人それぞれ定義は異なるものですが、自分自身と恋愛との間に適度な距離を保つことが、恋人との良い関係に繋がります。
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