恋人にはやさしくしたい。
大切な人がいれば、こう思うのではないでしょうか。
でも、やさしくしようと思った上での行動で相手を傷つけてしまうこともあります。
しかし、付きあっている相手への認識をちょっと変えるだけでずいぶん上手くいくのです。
今回は、やさしくすることと、そのために認識を変えるということについてご紹介しますね。
目次
恋人にやさしくするには?相手への認識を変えてみよう!
相手にやさしくしようと思っていても、「自分は本当に恋人にやさしく接しているのだろうか。」
恋愛していると、こんな悩みを抱えますよね。
自分がしてほしいことを相手にもする、という方法もあります。
しかし、男性と女性では、そもそも求めるものが違うので、この方法では相手にやさしくできないこともあります。
そこで、今回はどうすれば恋人にやさしく接することができるのか、確認してみましょう。
<「遠慮すること」と「やさしくすること」の違いとは?>
恋人には、他の誰に対するものとも異なる気づかいを行っているかもしれません。
その気づかいのなかでも、「やさしくする」というテーマにぶち当たりますよね。
恋人には恋人の日常があり、私には私の日常がある。
その中でどう相手に接すればよいのだろうか。
この問題があるからこそ、「やさしくする」ということがポイントになります。
でも、「やさしくする」のは簡単ではありません。
その意味を取り違えてしまうと、相手に遠慮し続けてしまい、自分の中に鬱憤がたまってしまいます。
相手に「やさしくすること」と「遠慮すること」の2つの違いを知ることで、恋は長く続き、お互いに成長することができるのです。
それでは、「やさしくすること」と「遠慮すること」にはどんな違いがあるのでしょうか。
その違いは、言いにくいことをしっかりと言葉にして言えるかどうかという点にあります。
たとえば、恋人の発言や行動で傷ついたときに、「悲しい」と自分の気持ちを言葉にして伝えること。
これが相手にやさしくするという行動の1つです。
相手に嫌われるのを恐れて、本当の気持ちを伝えられないうちは、まだ相手と自分を甘やかしている段階です。
「相手には自分のことをよく思ってほしい」という欲望が先行するので、恋人の言動に対する自分の反応は当たり障りのないものになってしまいます。
このままの状態が続くと、二人相撲のはずの恋愛が独り相撲になってしまい、自分に限界が来てしまいます。
相手にも自分の状態を正直に伝えられていないので、接し方を変えてもらうことができません。
この状態を続けてしまうと、自分の中に不満がたまり、どこかで爆発してしまいます。
相手も突然怒りにさらされてしまうので、結局相手にやさしくできているとは言えないのです。
相手に遠慮することは、言い換えてみれば自分を大事にしていないことにもなります。
相手に遠慮してしまうことで、自分のことがおろそかになり、我慢も多くなってしまいます。
嫌なものは嫌だと伝えることで、かえって恋人とぶつかったり、傷つけたりすることが少なくなるのですね。
<相手をそっとしておくことも、やさしさになる>
相手にやさしくすることには、相手を放っておくということも含まれます。
たとえば、恋人が何か悩みを抱えており、落ち込んでいる。
そのようなときには、励ましたい、相談に乗りたいと思いますよね。
でも、恋人が自分の問題は自分で解決したい、と思っている場合、相手への心づかいはかえって余計なお世話になってしまいます。
「最近、恋人の元気がないな」と思ったら、一人にさせてあげることも大切なのです。
つまり、これは一人になる時間を許す、というやさしさなのですね。
恋人が悩みを解決するのに時間がかかり、なかなか会えなくても、一人にさせてくれたという感謝の気持ちは必ず心の中に芽生えます。
一度、恋人が自分の穴にこもってまた外に出たときには、一緒に楽しい時間を過ごせるのです。
そして、相手を少し放っておくということは、相手を「見る」ことをとおしてうまく実現できます。
相手を「見る」ということは、今恋人がどんな状況に直面しているのかについて、しっかりと把握することです。
最近恋人と話したことや、恋人の様子などから、相手が身を置いている環境がどのように変化しつつあるのか様子を見て、それに合わせてちょうどよい距離をつかみ取ることが大切なのですね。
とくに、恋人がなかなか自分から「最近は忙しい」と言わないタイプの人であれば、こちらからうまく相手の状況を察する必要があります。
相手が何を必要としているのか、一度じっくりと考えてから行動するようにしましょう。
自分から相手に「会いたい」と求めるのではなく、一度恋人からのアクションを待つことも必要なのかもしれません。
恋人を「見る」ということに関しては、「素敵な恋愛を続けたい!それなら恋人を「見る」ことが大切?」の記事をご覧くださいね。
<相手の自由を認めること>
人間は一人一人自由が許されている存在です。
自分が何を考えるか、どんなことをするか、最終的に決めるのは自分自身です。
それは、恋人においても当てはまることではないでしょうか。
ごく身近な例を挙げるとすると、友達を優先するか、恋人を優先するかという問題があります。
恋人と定期的に顔をあわせているけれども、友達との用事が入ったらそちらを優先したい、という考え方を持つ人もいるでしょう。
その一方で、なるべく恋人を優先したいと考える人もいます。
逆の考え方を持つ者同士が付き合っている場合、まさに相手の自由を認める態度が大きな力を発揮します。
一度、「自分はこう思っているのだから、気持ちを理解してそれに合わせてほしい」という考え方を捨ててみましょう。
その代わりに、「自分はこう思っているけれども、相手の気持ちも納得できるから今回は友達との集まりを優先させてあげよう」と考え直すことで、相手の自由を尊重できるのですね。
ただ、このときに大切なのは、自分の自由もうまく作りだしてあげることです。
我慢ばかりでは、どこかで限界が来てしまいますよね。
そのためには、ある程度恋人に自分の希望を伝えておくことが必要。
先ほどの例でいえば、次はきちんと時間を取って会いたい、ということをしっかりと恋人に伝えておくことが大切です。
これで、自分の考えをそれとなく伝えることができるのです。
これならば、相手にもそれなりに自分の考えを伝えられるので、相手も「最近は友達を優先しすぎてしまったな」と思い、時間を作ってくれるようになります。
不思議なことに、ある程度お互いの自由を認め合うことで、適度な距離感をつかめるようになるのです。
<相手にやさしくできる人になるには?>
ここまで、相手にやさしくするとはどんなことか、いくつかの項目を挙げました。
これらの項目を読んで、「頭ではなんとなく分かるけれども、簡単に実行に移せるようなことではない」と思ってしまうかもしれません。
それもそのはずです。
なぜなら、相手とは恋人関係だ、という認識が自分の中に染みついているからです。
「相手=恋人」という図式ができあがってしまうと、相手との距離が近くなりすぎて、自分の状況を冷静に見つめにくくなってしまいます。
相手にやさしくするためには、その都度状況に合わせて、相手と自分との間にほどよい距離を作りだすことがポイントとなります。
では、そのために何を行えばよいのでしょうか。
それは、相手に対する意識を変えてみる、ということです。
とても効果的な方法は、相手を「親友」だと意識することです。
いままでは相手のことを「恋人」として認識していましたよね。
でも、「恋人」という認識をもってしまうと、「恋人ならばこう接するべき」、「恋人であればこうであるべき」という考え方に陥りがちです。
また、「恋人は自分のもの」という意識も知らず知らずのうちに抱いてしまいます。
そこで、相手を「親友」として見なすことで、無理矢理相手の心の内に入り込んだり、束縛をしたりすることはなくなります。
仲のよい親友にたいして、考えを改めさせたり、ルールを守らせたりすることはありませんよね。
それと同じように、付きあっている相手にたいしても、「親友だ」と思うことである程度の距離を置くことができるのです。
「付きあっているのに親友?」と不思議に思うかもしれません。
でも、付き合う前のことを思い出してみてください。
お互いに好いていながらも、適度な距離を設けて付き合っていたのではないでしょうか。
どちらかが忙しいときには、また別の日に会う約束をしたり、無理をしない範囲でお互いの時間を共有したり、ちょうど良い関係を保てていたのではないでしょうか。
付きあい始めてもこのような距離感をつかめていれば、自ずとよい関係を築けるのですね。
【まとめ】
恋人にやさしくする、ということはちょっとした心がけでできることです。
そのためには、付きあっている相手のことを「恋人」として認識するよりも「親友」として捉えることが大切なのですね。
適度な距離感をとることで、冷静さをもってお互いの様子を見られるのです。
最後に、今回の記事が面白いと思ったら、ぜひSNSでシェアしてみてくださいね。
また、記事のこの部分が面白かった、ここが意外だったなどのご感想があれば、お気軽にコメントください。
みなさんのコメントをもとに、より楽しんでいただける記事を執筆してまいります。