やりたい仕事を両親に反対されるのは、大きな障害だと言います。
でも、両親の反対で夢を実現できないことはありません。
単に自分の思い込みが進路を妨げるのです。
自分さえあきらめなければ、両親は応援してくれる。
この信念を持ってこそ、賛成を得られるのです。
信念を持ちながらも、どんな説得方法が有効か、この記事で確認してみましょう。
目次
やりたい仕事を両親に反対される!上手な説得方法は?
やりたい仕事を親に伝えると高確率で反発を受けます。
強い反対を受けると、子供のことをよく分かっているのは親だから、と両親の反対に納得してしまいます。
でも、ここで両親に納得させられてしまっては、それは本当に自分がやりたい仕事ではないはず。
本当にやりたいものなら、両親の反発に遭っても折れません。
そこで大切なのが、両親を上手に説得することです。
一体どのように説得すればよいのでしょう。
今回は、この点を掘り下げてご紹介しますね。
<説得させる前に確認したい! なぜ親は反対するの?>
親を上手に説得させるには、親の立場を知ることが大切です。
というのも、なぜ親がやりたい仕事を反対するのか、その真意をついてはじめて、的を射た説得ができるからです。
ここでは、なぜ親が反対するのか、その理由と対処法をチェックしますね。
・世間体を気にしているから
「人生は自分のものなのだから、どんな仕事に就いてもいいじゃないか」
本人はこう思います。
でも、親はまた違う立場に立っています。
親には親の人間関係があり、それらの関わりの中で子供の話が出ることもあります。
職場でお互いの子供の近況が話題になったり、自分の兄弟姉妹や親、親戚との付き合いで子供のことを話す場面があったりと、人の目を気にする機会も多いのです。
そのため、世間体を気にかけて、子供にはみんなと同じ一般的な仕事に就いてもらいたいと思う人が大半なのですね。
このような立場に立っているからこそ、めずらしい仕事や偏見を持たれやすい仕事、自由度の高い仕事を志す子供に反対します。
仮に子供がこのような仕事に就いたら、肩身の狭い思いをする、と親は恐れているのです。
このような場合、子供が親の人間関係をどうすることもできません。
ただ、親の周りにも感心してもらえるほど、熱意を持って仕事を貫くことが一番の対処法です。
詳しい説得方法は後述しますが、まずは最も身近な親に何度も自分の想いと行動を示すことが大切です。
・収入が低いから
親は子供に自立してほしいと願います。
子供の面倒を見るのは学生時代までで、それ以降は自分で生活してほしいと思うのです。
子供が立派に自活するようになったら、今度は自分たちの老後のための資金が必要です。
このような理由から、一人で生活していけない収入しかもらえない仕事では、賛成できないのです。
また、子供には、なに不自由なく幸せに暮らしてほしいと願います。
そのためにも、満足して生活できるくらいの仕事に就いてほしいと願うのですね。
このような状況で子供ができることは、仕事に対する気持ちの強さが収入にもつながるのだとめげずに伝え、証明することです。
最初から収入が高くても興味のない仕事と、低収入でも情熱が湧き上がる仕事では、長い目で見れば後者の方が断然収入も上がる、と示しましょう。
まだ結果の伴わないうちに、親を説得させるのは難しいこと。
でも、その仕事で成功するために情報を集め、一生懸命準備しているうちに、味方となる人も現れます。
そのように自分で決めたことを曲げずに過ごすことで、結果も収入もついてくるようになります。
収入が上がる前から、やりたい仕事に就く前から、自分で動くこと。
これが、収入を心配する親への一番の対処法です。
・不安定だから
収入の低さを反対するのと似たような理由として、不安定な仕事だから反対することも多いですよね。
やはり大半の親が考える子供の幸せとは、安定した不自由のない生活です。
倒産する可能性の低い企業で、よい待遇を受け、申し分なく生活できるなら、それが一番うれしいことだと思うのです。
でも、親と子それぞれが考える″幸せの基準″は違います。
そもそもこの基準は人それぞれ違うので、″幸せ″という言葉から派生するイメージは多種多様なのですね。
子供の立場として、何を幸せに思うのか、親にしっかりと表明しましょう。
子供が幸せを感じるのは、変化に富んだ環境・仕事だと分かれば、応援する気持ちの方が勝るようになります。
・他に子どもに就いてほしい仕事があるから
親にはどうしても就いてほしい仕事があるかもしれません。
たとえば、家業を継いでほしい、有名一流大企業に就職してほしいということ。
家業を継いでほしい場合は、一家の歴史が関係するので、自分のやりたい仕事を選ぶか、家業を選ぶか、重い決断を迫られます。
家のことを考える必要もありますが、それを上回る想いを自分のやりたい仕事に傾けているなら、やりたい仕事に就くのが賢明です。
というのも、一度家業を継いでしまったら、自由に職を変えられないからです。
その一方、最初に自分のやりたい仕事に就いて、結果的に家業を継ぐことになったとしても、家の負担にはなりません。
家業を継いでほしいという理由で反対する親には、「のちのちのリスクを考えると先にやりたい仕事に就いた方がよい」と伝えましょう。
一方で、有名大企業に就職してほしい場合、どう対処すればよいのでしょうか。
そもそも、なぜ親はその会社・職に就いてほしいのか尋ねてみましょう。
この場合、親の見栄や世間体を気にする心から反対することが多いはずです。
まずは、仕事の内容からして、親の希望する会社・職種には関心がないことを言葉と行動で伝えます。
もちろん、親の勧める職についてもよく調べたことも伝えましょう。
その上で、根気よく自分の″幸せの基準″とやりたい仕事がマッチしていることを伝えます。
<親を説得する方法は?>
親が子供の仕事に反対するのは、子供の幸せを願う気持ちから。
あるいは、将来子供が負担になることを恐れているから。
この2点に集約されます。
しかし、内心では反対を押し切って自分だけの道を切り開いてほしい、とも願っているのです。
この複雑な親心をつかむ説得方法とは、どんなものなのでしょうか。
・親の賛成を待たず、すぐに行動する
親が最も納得するのは、子供が着実に仕事をこなしているときです。
つまり、すでに自分のやりたい仕事を始めてしまうことが、親を説得させる一番の方法なのです。
この説得方法は、ちょっと強引かもしれません。
でも、親からの了承が得られないまま何もしなければ、親は行動しない子供の様子を見て余計反対するのです。
それよりも、親に反対されても自分の意志を貫く姿勢を見せること。
やりたい仕事を手にするために、今できることを見つけ、実行します。
どんなに小さな行動でも、これで自分の夢が現実になります。
はじめの一歩を踏み出したら、芋づる式にやるべきことが出てきます。
あとはそれらを着々とこなしてゆくのみ。
このように、着実にやりたいことを実現してゆく子供の姿を見ることで、親も応援する気持ちにシフトするのです。
・自分の「幸せの基準」を伝える
「幸せ」という言葉からイメージするものは、親と子で異なります。
親が考える子供の「幸せ」が、子供自身の想像する「幸せ」のイメージとずれているとき、反対に遭います。
やりたい仕事に着手しても、失敗したら幸せではない、と親は考えます。
でも、子供は失敗しながらも経験を積み重ね、実績を伸ばすのが楽しいと考えます。
これでは、親と子の「幸せ」のベクトルが全く逆に向かっています。
そこで親を説得させるには、そもそも互いの考える「幸せ」が全く異なっていることを伝えるのがポイントです。
互いの価値観が違うと分かれば、たとえ親にとって子供の考える「幸せ」が幸せだと思えなくても、本人が幸せならばいい、という気持ちになりやすくなるのです。
たとえば、「大企業に勤めて安定した生活を送ってほしい」と考える親には、「不安定でも自分の実力で仕事するフリーランスが自分の思う幸せだ」と伝えましょう。
このように、互いの価値観のギャップを認識できたら、次は具体的に金銭面・キャリアの計画を伝えます。
・お金、キャリアの計画を伝える
やりたい仕事を応援したいけれど、生活して行けるだけのお金と活躍の場を広げるチャンスはあるのか、親は心配です。
「この仕事をやる」と決めたからには、途中で投げ出すことなく貫いてほしいと親が思うのは当然。
親に心から賛成してもらうには、お金・キャリアの具体的な計画を提示するのが一番。
今、どのくらいのお金があって、自分のやりたい仕事ではどのくらいの収入が入ってくるのか。
スキルアップすると数年後にはいくらお金がもらえるのか。
キャリアについては、最初はどんな仕事に取り組んで、どんなふうにステップアップして行けるのか。
数年後にはどんなスキルが身について、仕事の幅はどれくらい広がるのか。
まずは、自分のためにも具体的な情報を仕入れて、10年間でどれほどの収入・スキルアップが望めるかイメージしましょう。
イメージが明確になり、詳細な計画に落としこんだら親に伝えます。
必ずしも計画通りにはいかないものですが、少し先の未来が見えることで親は安心します。
【まとめ】
自分のやりたいことはすぐに行動で実行する。
計画を立てながらも、実行に移すことが1番の説得方法となるのですね。
本当にやりたいことなら、すでに小さなことから始めてしまっているはず。
思うままに踏み切る勇姿が両親を安心させる一番の材料だ、ということを思い出して、やりたいことを実現させてみましょう。
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