両親が留学を反対するなら、上手な説得方法があります。
それは、「両親が留学を反対する理由を知ること」、そして「自分が留学する理由を明確にし、準備すること」です。
この2つを軸に行動すれば、両親も反対し続けるわけにはいきません。
2つの軸をもとにどんな行動を取ればよいのでしょうか。
早速、この記事で説得方法をご紹介します。
目次
親が留学を反対する理由は何?上手に説得方法を紹介!
自分に本当に必要だと確信できる留学から得られるものは、計り知れません。
でも、留学したいという意志を表明したところで、両親からの反対を受けることはめずらしくないですよね。
学生の身であれば、資金面で両親の支援を得ることが多いので、両親も簡単に留学を認められません。
しかし、自分の夢を実現させるにはなんとしてでも留学したいところ。
あきらめずに、最後までねばって説得することで、留学の切符を手にできます。
そこで、今回は留学に反対する両親の説得方法を確認してみましょう。
まずは、説得する前に大切なことからチェックしますね。
<親はなぜ海外留学に反対するの? その理由と対処法!>
両親を説得させるために大切なこと、それは彼らが留学に反対する理由を把握することです。
ただ一方的に留学の計画や自分の想いを伝えるだけでは、正しい説得法を実践しても効果は半減します。
両親の言い分に耳を傾けてそれを認めることで、次はどう出れば良いか、対策を練られるのですね。
これなら、両親の説得もほぼ100%成功したといっても過言ではありません。
そこで、この項目では両親が留学に反対する理由とその対処法を確認してみます。
・海外の長期滞在に不安を覚えるから
両親が一番不安に思うこととして挙げられるのが、子供が長期に渡って海外に滞在することです。
全く慣れない土地で、新しい人間関係を0から作り上げてゆく必要がある。
子供はもう自分で行動できるものの、両親としてはとても心細いのです。
その上、日本ほど治安の良い国は他にありません。
子供がテロや事件、暴動に巻き込まれないか心底心配。
中には海外旅行でさえ、許してくれない親御さんもいますよね。
アジア圏への留学を考えていると、なおさら両親の反対を受けるでしょう。
こんな場合の対処法は、自分が留学する予定の学校環境や住む町の治安を調べ尽くし、両親にプレゼンテーションすることです。
同じ学校・同じ町に留学していた先輩たちの口コミを集めてみると、説得力も増します。
海外に滞在すること自体を不安に思う両親に対しては、新しい環境に順応できる自信があること、詳しい治安情報を提供することを心がけましょう。
・子供の留学目的を把握していないから
突然、「留学に行く」と言われても両親は困ってしまいます。
もちろん、子供の将来につながることは子供の意志で決めるべきです。
でも、留学費用を出すのはまだ両親です。
そのため、なぜ留学したいのか、何を達成するために・何の必要があって留学するのか、親が知らない限りは留学を反対してしまいます。
留学は両親にとっても大きな買い物なのです。
そこで、両親を説得させるには、この留学が将来への大きな投資となる、と強調するのが大切。
留学が自分の将来に確実につながることが分かれば、「お金を出して投資する価値がある」と思ってもらえるのですね。
留学する理由・目的を伝える際には、留学から帰ってきてから大学・高校・中学を卒業し、仕事するまでの青写真も提示しましょう。
ここまでできれば、両親も安心して子供を信じ、留学に送り出せます。
・経済的に難しいから
現実的な問題から留学に反対する親御さんも多いでしょう。
1年間の留学ならまだしも、入学から卒業までアメリカの大学で4年間過ごすとすれば、1,000万円以上のお金が必要です。
実家がよほど裕福でない限り、4年間の正規留学は両親の負担です。
両親の人生も左右するほどの金額なので、反対しないわけにはいきません。
でも、この留学が本当に自分の将来につながるのなら、あきらめるのはもったいないことですよね。
1年の留学であれば、自分でお金を稼いで資金を貯められます。
大学の交換留学プログラムを利用すれば、学費は日本の大学に支払った分で済むので、生活費分のお金しかかかりません。
これなら、自力で貯められます。
一方で、4年間海外の大学で過ごす場合はどうでしょうか。
数千万円かかるため、学生の身でアルバイトしながら貯められるお金ではありません。
まずは、奨学金制度や留学生優遇の制度がどれくらい整っているか確認してみましょう。
海外の大学でも、学費が安かったり、一流大学でも海外からの学生に配慮した制度が整っていたり、探せばいくらでも留学できそうな環境が見つかります。
このような情報をもとに、自分の準備すべき金額はいくらなのか計算しましょう。
資金の工面、計画を詳細に伝え、できる限り自分でお金を調整することで、両親も納得してくれます。
<両親を味方に付ける説得方法3つ!>
両親が留学に反対する理由を知り、それに合った対処法を実践した上で、上手に説得すれば賛成を得られます。
それでは、一体どのように説得すれば良いのか。
ここでは説得方法を3つ確認してみますね。
・留学を前提にした生活習慣をつくる
両親を留学に賛成させるために大切なのは、どんなに反対されてもあきらめない姿勢を見せ続けることです。
強い気持ちが両親に伝われば、彼らの気持ちも傾きます。
両親の気持ちを動かす一番の方法は、留学に向けて準備していることを、行動で示すことです。
言葉よりも行動なのですね。
言葉だけで留学したいといっても、それを実現するために何もしていないなら、両親は「留学に対する気持ちもここまでだったか」と見切りをつけます。
子供がやりたいと思うことにはまず反対して、気持ちがどれほど強いか、あえて確かめる親御さんもいます。
心の底から反対しているわけではないけれど、子供の想いの丈を試すため、とりあえず反対することもある。
こう考えれば、留学に向けた具体的な行動が賛成を得る重要な要素となることが分かるでしょう。
まずは、積極的に留学説明会に出向き、情報を集めてスケジュールを立てます。
IELTSやTOEFLなどの資格勉強の計画を立て、家ではいつも英語のラジオを聴くなど、すでに留学がはじまったかのような生活にガラッと変えてみます。
こうすることで自分の実力もついて、両親にも留学の熱意が伝わります。
自分には留学という選択肢しかない、という気概をもって生活することで、両親も折れ、留学が実現するのです。
・留学を通して何を実現したいのか伝える
最近は留学する学生も増え、10年経てば留学も当たり前だ、という時代が来るのではないかと思わせるほどの留学ブームが到来しました。
恐らく、両親もこの時代の流れを体感しているはず。
留学熱が高まる中、両親は「海外で勉強するのは素晴らしい。でも、今の学生はただ留学することに価値を置いている気がする。本当は留学しなくても本人の夢は実現できるのでは?」と考えているかもしれません。
事実、周囲の友人が留学するから、それにつられて留学を決める学生は多いのです。
また、英語力を(英語でなくとも何らかの語学力を)アップさせるための留学も説得力に欠けます。
なぜなら、英語を使う機会は日本にいても、いくらでも作れるからです。
海外からの留学生を支援するボランティアや外国人観光客向けのボランティアガイド、海外の学生とやり取りするサークル、英語ディスカッション。
探せば日本に居ながらにして、英語漬けの毎日を過ごせます。
したがって、留学でしか得られない体験があることを強調しなければ、両親は留学に価値を見出してくれません。
海外の大学でしか身に付けられない専門知識を吸収しにいく。
現地のインターンに参加して海外勤務経験を積む。
このように、専門的で、海外に行かないと獲得できないような技術を追求するための留学であれば、実行する価値があります。
留学を通して自分が何を実現したいのか、日本にいては体験できないことは何か、掘り下げて説明できるようにしましょう。
・留学後にどんな進路に進みたいか伝える
留学するまでの計画・留学中の計画を立てることは、自分のためにも、両親を説得さるためにも重要です。
でも、これだけでは両親も留学に重みを感じてくれません。
留学が終わった後はどうするつもりなのか、不安に思うからです。
お金をかけて海外に行くからには、留学で得た技術・能力を活かし続けられるのがベストです。
短期的な利益を追求するのではなく、長期的なスパンで見たときに、価値があると言える留学にすることが、自分の人生にとって大切なことです。
長い目でみれば、とてもためになる留学であることを証明できれば、両親も大賛成です。
そもそも留学の先に実現したい夢は何なのか、じっくり考えてみましょう。
そして、その夢を叶えるための手段として、いかに留学が有効なのか熟考しましょう。
「自分にはこんな夢があって、それを実現するために留学が必要不可欠だ」と説明できれば、両親も感心せずにはいられないはずです。
【まとめ】
何事にも共通することですが、やはり意志の強さは自分だけでなく、周囲の人も変えます。
両親が頑なに反対しても、それに流されることなく留学を実現する勢いで毎日を過ごすこと。
上手に説得しながら、この姿勢を崩さずにいることで、留学は必ず実現しますよ。
留学後の自分の将来像も明確にして、説得に臨んでみてくださいね。
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