大学生の卒業旅行シーズンはたいてい2∼3月の寒い時期。
それならば、温暖な沖縄がうってつけです。
沖縄はこじんまりした場所ですが、その文化や歴史、自然は並外れた独自性と豊かさを湛えています。
今回は大学生の卒業旅行のために、沖縄の豊かさを体験できるおすすめの場所やプラン、定番と穴場に分けて観光スポットをご紹介します。
目次
沖縄に卒業旅行!大学生におすすめの観光スポットを紹介!!
沖縄は古くから東アジアを結ぶ地域です。
中国、朝鮮、日本、東南アジアの文化が混じり合っているので、非常に独特で異国情緒漂う場所です。
これほど、日本でありながら異国を感じさせられる場所は他にありません。
卒業旅行で、日本でありながら日本とはかけ離れた雰囲気を堪能したいのであれば、その行先は沖縄です。
今回は定番のおすすめスポットと、粋で深みのある沖縄を体験できる穴場スポットをご紹介します。
おすすめ:沖縄女子旅のおすすめプランは?定番・穴場・離島観光を紹介!
<定番おすすめスポット>
沖縄には初めて訪れるというのであれば、定番スポットは欠かせません。沖縄の「キホン」を知るために訪れたい4つのスポットに焦点を当てます。
1.沖縄美ら海水族館
沖縄美ら海水族館は2002年に開設され、ジンベイザメと巨大な水槽で大きな話題を巻き起こした水族館です。
美ら海水族館自慢の世界最大級の水槽は「黒潮の海」と名付けられており、ジンベイザメ以外にもおよそ70種、1万6000匹の生き物を収容しています。
まるで映画館で大きなスクリーンを眺めているようです。私は「黒潮の海」の前に並んでいる座席に腰を下ろして、幻想的な海の風景を眺めて楽しみました。歩き疲れたらこの場所で大きな水槽を眺めるのがおすすめです。
他にも、素手で海の生き物に触れるコーナーや、マナティー館、イルカショーなどがあります。館内をすべて巡った時には大体2∼3時間かかりました。
ちなみに、沖縄美ら海水族館にはエメラルドビーチと呼ばれる遠浅のビーチもあります。
この場所は夕日が目を見張るほど美しいので、水族館で過ごした後は夕日の時間までエメラルドビーチでゆっくり過ごすのがおすすめです。
2.那覇市内 国際通り
国際通りはいつ訪れても観光客でにぎわう繁華街です。
国際通り近くに泊まった時には、毎晩夕食後に国際通りを散策していました。
夜遅くまで多くの店が眠らずに開いているので、夜を楽しみたいのなら国際通りがおすすめです。
また、国際通りはお土産を購入する場所としても最適です。沖縄おすすめのお土産は「ちんすこう」です。
s国際通りには、あらゆるお店で種類豊富にちんすこうが陳列されていますが、私がおすすめするのは紅芋のちんすこうです。
また、国際通りでおすすめのお店はDEARRYUQという星の砂とガラスのアクセサリーのハンドメイドショップです。
国際通りのDEARRYUQ 金箔の月に星砂のアクセ、沢山ありました〜お店のお姉さんがなんとLUNA SEA &ソロ隆一の大ファン(笑) pic.twitter.com/gpqJqLRxUK
— キレネンコ (@violet_lunacy) 2015年3月6日
透き通るような澄んだ水の色をしたガラスとそこに封じ込められた星の砂は、沖縄の遠浅の海を思い出させてくれます。
私はここで腕輪をお土産に買いました。この腕輪を見るたびに沖縄旅行の懐かしい記憶に浸れます。
3.壺屋やちむん通り
国際通りのすぐ近くには壺屋やちむん通りという焼き物の街が広がります。
「やちむん」とは沖縄の方言で「焼き物」のことを指します。
壺屋は約330年前、琉球各地に点在していた陶工たちを琉球王府が1か所に集めてできた村です。
ここには、多くの焼き物工房やお店が軒を連ねており、伝統的な焼き物から現代的で洒落た小物まで、彩り豊かな焼き物を楽しむことができます。
マハエです!「壺屋でシーサーの日!」が開催されているやちむん通りにやってきました!これから「シーサーまーい」に参加します♪ pic.twitter.com/trzEhs6e02
— マハエちゃんのおきなわ物語 (@okinawastory_jp) 2018年4月3日
お土産選びには訪れてみてくださいね。
そしてこの壺屋やちむん通りの魅力は、焼き物だけでなく、その町並み・建築物にもあります。
戦禍を逃れた壺屋通りは琉球石灰岩で作られた石畳の続く通りであり、昔から残っている登り窯や陶工の住居など、戦前からの建築物に触れることができるのです。
戦闘の激しかった沖縄では貴重な風景です。
戦前の景色をひとめ目にした時は、街の爽やかな風情と哀愁で、どこか暖かな懐かしい気持ちになりました。
4.首里城公園
大学生の卒業旅行で初めて沖縄を訪れるのであれば、首里城は外せない場所です。
首里城は標高100m以上の小高い丘の上に佇んでおり、この丘は那覇を見守る聖なる場所でした。実際に首里城公園を歩いてみると坂や階段が多いです。
首里城は朱色の荘厳な城ですが、正殿へと続く道の入り口に立つ守礼門は琉球王朝を守ってきた威厳と風格を漂わせる優雅な見ごたえのある門です。
入館料は大人820円、開館時間は季節により異なりますが、卒業旅行シーズンの2月∼3月であれば8:00~18:30となっています。
私は首里城公園で城壁の上に腰かけて眺める景色が好きです。
首里城公園からの景色!めっちゃ天気いいけど暑すぎる… pic.twitter.com/aXWCbtGn
— よもぎ (@f_mogi_u) 2012年9月9日
丘の上なので風通しが良く、温かく爽やかな風に吹かれながら休憩できます。
是非試してみてください。
<穴場おすすめスポット -卒業旅行にスパイスを>
沖縄の目立った観光スポットのみならず、ちょっと通な場所を巡る体験も卒業旅行のスパイス。
こちらでは、私が実際に訪れた場所の中からおすすめの穴場をご紹介します。
1.竹富島で沖縄の原風景につかろう
大学生の卒業旅行で沖縄を訪れるのなら、沖縄の昔ながらの原風景の残る竹富島が魅力的です。
この島では沖縄の伝統家屋や水牛、美しい浜辺を、時間に追われずに心行くまで味わえます。
竹富島には飛行場が無いため、飛行機で沖縄本島から石垣島に渡り、石垣島から高速船やフェリーで移動します。石垣島から竹富島までは高速船で10分かかります。
島内では自転車を借りられるので、サイクリングしながら島を巡ると良いでしょう。
・伝統家屋の集落
竹富島の中央部に位置する東、西、仲筋(なかすじ)の3集落には赤い屋根に白い石垣が特徴的な沖縄の伝統家屋がひしめいています。
この地区は竹富町町並み保存地区として登録されている文化的価値のある場所です。
沖縄の伝統家屋には決められた玄関が無く、家のどの場所からも出入りができる造りになっているのが特徴です。
散策しながら、家々の造りを眺めてみればよく分かります。
そして、伝統家屋の景色を見ながら、竹富島の中央に位置する井戸“ナージカー”を訪ねてみてください。
この井戸は1976年まで使用されていたもので、昔の沖縄の村の生活の一端をうかがい知れるものです。
・コンドイビーチ
竹富島で有名なビーチを挙げるならば、コンドイビーチです。
コンドイビーチは観光化されておらず、遠浅の海がどこまでも続くエメラルドグリーンの“美ら海”です。
シュノーケリングやダイビングは出来ませんが、この遠浅の海を裸足で歩いたり、ひたすら無心に眺めたりしているだけで心が洗われます。
トイレとシャワーの設備はあるのでご安心ください。
おすすめ:竹富島のおすすめ観光スポットランキング7選!1日で周れる!
2.沖縄本島で粋な卒業旅行を
沖縄本島にも案外知られざる粋な場所がたくさん点在しています。
時間のある大学の卒業旅行では、一般の観光客がなかなか足を踏み入れない場所も冒険すると、良い思い出として心に残ります。
それでは、沖縄の文化・自然・暮らし・歴史を感じる旅を彩る3選をご紹介します。
・郷土料理と沖縄民謡・三線を楽しむ
沖縄を訪れると、至る所で三線の調べにのせた民謡が心地よく耳を通り過ぎて行き場面に立ち会うでしょう。
せっかくの卒業旅行ですから、沖縄の伝統民謡と三線の聴ける素敵な居酒屋で郷土料理を楽しみませんか。
おすすめは、昔ながらの古民家を利用した、本格沖縄料理の民謡居酒屋の「沖縄の台所 ぱいかじ 上之屋店」です。
ぱいかじ上之屋店は、ゆいレールおもろまち駅より徒歩5分の場所にあり、地元の人にも親しまれているお店で、沖縄の伝統音楽「三線」の生演奏を毎日聴くことができます。
あたたかな雰囲気に包まれたきれいなお店で、中庭にも席があり、沖縄独特の風情が感じられる場所です。沖縄名物の泡盛を飲みながら、仲間と語らうのも楽しいものです。
住所 〒 900-0006 沖縄県那覇市おもろまち4-8-26
電話番号 098-862-2397
営業時間 月~木 17時~1:30
金・土 17時~3時
年中無休
・本当最北端にひそむ宿、「民宿海山木」でのんびり沖縄時間
大学生の卒業旅行は思い出に残るちょっと変わった旅行にしたい。そう考えているのならば、この民宿に泊まってみることをおすすめします。
民宿海山木は国頭村の山中、沖縄本島最北端の集落の中にひっそりと息をひそめている隠れ家。
沖縄の大自然の中に佇む古民家の民宿で、ご夫婦で営まれています。
この民宿には以前お世話になったのですが、オーナーの方も明るく饒舌な面白い方で、うんちく満載の興味深いお話がとても楽しいです。
そして何といっても、レストランなどの外食では食べられない、本物の沖縄の家庭料理が食べられることが魅力です。
また、この民宿には岩風呂(温泉ではありません)があり、図書室には幅広いジャンルの本が置いてあるので、雨が降った日も気ままに過ごせて退屈しませんでした。
のんびりと気まぐれに卒業旅行を味わいたいのであれば、真っ先にこのお宿をおすすめします。
お電話番号 0980-41-8383
龍金 1泊1名5,500円~ 朝夕2食付
チェックイン15時~、チェックアウト10時
営業時間 不定
休日 不定
駐車場 あり5台(無料)
・旧大宜味村役場庁舎でレトロな雰囲気の沖縄に触れる
沖縄県現存最古の鉄筋コンクリート建築にして、大宜味大工の傑作、旧大宜味村役場庁舎。ここも伺いたかった建物のひとつだ。ようやく来れた。 #Okinawa #heritage #kenchiku pic.twitter.com/YlPvzu7U
— 市原猛志 (@sangyokouko) 2012年8月30日
大宜味村に位置し、沖縄で一番古いコンクリート建築である旧大宜味村役場庁舎も是非訪ねたい場所です。
旧大宜味村役場庁舎は沖縄県内に現存する唯一の大正時代の建築物であり、1972年までは現役の役場として利用されていました。
現在では同教育委員会の収蔵庫として使用されています。
八角の真っ白な洗練された洋館は、沖縄の爽やかな明るい青空に映えて絵になります。
建築物好きにはたまらない場所かもしれません。
もちろん、特に建築物にこだわりが無くても美しい洋館は心を惹かれます。
【まとめ】
卒業旅行でも、普通の旅行でも、その土地ならではの雰囲気に触れることが旅の醍醐味ですよね。
滞在型でのんびりとした卒業旅行にしたい、周遊型でできるだけ多くの場所を訪れたい。人によって希望は様々ですが、定番と穴場を組み合わせて旅行を楽しむと沖縄の魅力の全体像をつかめます。
卒業旅行では、さんさんと降り注ぐ太陽のもと、温暖でエキゾチックな沖縄を存分に味わってください!
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