4万発もの花火を打ち上げる諏訪湖花火大会は、諏訪湖の大自然と花火の美しさの両方を味わい尽くせる花火大会です。
水上スターマインや2kmにも及ぶ大ナイアガラ瀑布が見どころであることからも分かるように、諏訪の花火はダイナミック。
長野県内ばかりでなく、全国からの観覧者を惹きつけるその魅力とは一体どのようなものなのでしょうか。
今回は、花火と大自然の壮大な調和が魅力の諏訪湖花火大会2019年のおすすめの穴場についてご紹介します。
目次
諏訪湖花火大会2019年の日程!おすすめの穴場8選も紹介!
花火大会のメッカとも呼ばれる諏訪湖。
この地で行われる数々の花火イベントの中でも見逃せないのが諏訪湖花火大会です。
正式名称は「諏訪湖祭湖上花火大会」。
実はこの他に「全国新作花火競技会」と呼ばれる花火大会も諏訪湖で行われますが、今回は「諏訪湖祭湖上花火大会」の方を取り上げて行きますね。
諏訪湖花火大会は日本最大級、4万発もの打ち上げ数を誇る花火大会であり、例年およそ50万人もの来場者で賑わいます。
2部構成の花火大会であり、前半は全国から集う花火師の競演、後半は諏訪湖花火大会一番の見どころである、大規模な水上スターマイン・大ナイアガラ瀑布で観覧者の目を楽しませてくれます。
花火のメッカとも言われるほどの諏訪湖花火大会ですが、花火への徹底ぶりは次のエピソードからも窺うことができます。
諏訪湖では10号玉を打ち上げるために人工島「初島」が作られました。
今回ご紹介する諏訪湖花火大会でも、この島から10号玉が打ち上げられることになっています。
花火を打ち上げる人工島を作るほど、花火大会に力を入れている場所なのですね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、今回は花火の聖地である諏訪湖花火大会についてご紹介します。
夏休みは避暑として長野県においでになる方も多いと思いますので、参考にしてみてくださいね。
<場所・日程>
諏訪湖花火大会は諏訪市湖畔前の諏訪湖上で開催されます。
例年8月15日に開催され、19時から21時まで打ち上げが続きます。開門時間の予定は14時からです。
また、雨天決行の花火大会なので、多少の雨でも大会は開催されます。
警報が出ていても開催した年もあるそうですよ。
雨が降っていても一応会場には向かってみましょう。
<アクセス>
電車の場合は、JR中央本線「上諏訪駅」から徒歩8分。車で来場する場合は中央自動車道諏訪ICから諏訪湖方面に約15分で到着します。
車でお越しの方は帰りに注意が必要です。
例年、渋滞のために24時頃までなかなか諏訪市内から抜けることができないようです。
そのため、可能な限り公共交通機関の利用がおすすめです。
また、諏訪湖花火大会には駐車場も設置されていますが、すぐに混んでしまいます。
車を利用する場合は、早めに現地に到着していましょう。
駐車場の情報については<注意事項>の項目で詳しくご紹介します。
<特徴>
諏訪湖花火大会は4万発の打ち上げ数と、その立地を活かした演出が大きな特徴です。
また、花火も湖上の開けた場所で打ち上げられるため、非常にダイナミックな演出を目にすることができます。
ここではこれらの特徴について詳しく確認してみますね。
・4万発もの花火
諏訪湖花火大会の特徴は何と言ってもその打ち上げ数の多さにあるといえるでしょう。
一夜で4万発もの花火が打ちあげられることに驚愕せずにはいられません。
東京一有名な隅田川の花火大会は2万発ですが、その2倍にもなるのです。
この4万発の中には水上スターマインやナイアガラのみならず、尺玉花火や連発花火などの花火も含まれます。
想像を絶するようなダイナミックな花火のショーを楽しみたいのであれば、諏訪湖花火大会が一番おすすめですよ。
・自然を活かした演出
諏訪湖花火大会がより一層美しく感じられる理由は周囲の環境にあります。
諏訪市は周りを山に囲まれた街であり、山のふもとに諏訪湖が位置しています。
本花火大会は諏訪湖の立地も有効活用しており、有料席が円状に並べられています。
打ち上げ花火の音は諏訪湖を取り囲む山々によって反響し、迫力を増した花火を堪能することができるのです。
夜は辺りの景色も見えなくなってしまいますが、花火大会開始時のうっすら見える山影と、湖に映る花火、そして空に放たれる花火の組み合わせは、絵に描きたくなるような景色ですよ。
・2部構成の演出
前半は競技花火となっており、長野県や長野県以外の花火師がその腕を試す場です。
10号早打ち花火やスターマインの技術を競い合い、見ている観客も程よい緊張感に包まれます。
競演の際には、特大花火である10号玉を打ち上げるためだけに作られた、「初島」という人工島から花火が打ち上げられます。
打ち上げは熟練の花火師たちにより行なわれるので、花火師のこだわりも演出の中に活き活きと感じ取れます。
後半の第2部では、水中から半円状に花火が開く水上スターマインKiss of Fireや、フィナーレを飾る大ナイアガラ瀑布が見どころ。
特に大ナイアガラ瀑布はおよそ2kmに渡る大規模なものであり、湖上で本物の滝のように流れる様子には思わず息を飲みます。
周囲の山々の反響も相まって、現実の滝かと思うほどの完成度です。
・70年近くの歴史ある花火大会
諏訪湖花火大会の歴史は古いものです。
その始まりは戦争が終結して間もない1949年8月15日の「納涼諏訪湖花火大会」でした。
もともとは、戦争に打ちのめされ、疲弊した市民に元気を取り戻してもらうために、花火大会を行ったそうです。
そのような小さな希望を打ち上げた花火が、現在このような大きな花火大会となったとは、甚だ感慨深いものですね。
多くの花火大会にも共通していることですが、花火は人々を元気付ける役割ももっているのでしょう。
・露店も豊富
諏訪湖花火大会では露店が600店ほど出店されます。
露店は例年、有料席のある交通規制エリアに広範囲に渡り出店されています。
また、諏訪湖を挟んで会場の反対側にある「赤砂崎」や湖岸前の通り周辺にも露店が出店されています。
これらの露店でおすすめしたいのは「峠の釜めし本舗 おぎのやの釜めし」です。
私も家族の実家が群馬・長野方面なので、何度も食べているのですが、長野・群馬の名産品が凝縮された釜めしなのです。
いつになっても、飽きません。
その美味しさは一度食べて、確かめてくださいね。
<有料席>
諏訪湖花火大会は有料席も充実しています。
近年は全国から観覧者が集まるようになったので、穴場とはいえど混雑しているのが常です。
有料席であれば快適に花火を眺めることができます。「物は試し」と思って申し込んでみるのもおすすめですよ。
それでは有料席について確認して参りましょう。
・マス席
マス席は特別マス席が53マス分、一般マス席は108マス分です。
特別マス席は1マス定員20名で12万円、一般マス席は定員20人で1マス10万円となっています。
・ブロック指定席
ブロック指定席は約2,400席用意されており、3歳以上が1枚4,000円となっています。
マス席・ブロック席の場合は往復はがきを送り、抽選を行います。
5月8日(月)~5月31日(水)に必着です。
・旧東バル跡地自由席
旧東バル跡地自由席も用意されており、こちらは大人・子供どちらも同じ料金で1,000円。
非常にお財布に優しい料金で観覧することができますね。
ただ、一部花火が見えないという点に注意しましょう。
旧東バルの場合は当日チケットが販売されます。
・石彫公園・湖畔公園
石彫公園・湖畔公園にも有料席が設置されており、大人2,500円、子供1,000円の席(計5,700席)と大人3,000円と子供1,500円の席(計7.000席)があります。
販売は7月27日(水)8:30から諏訪市文化センター(第一集会室)で販売されます。
チケットの販売情報は公式HPに詳しく掲載されています。有料席にご興味のある方は、こちらをご覧くださいね。
-諏訪湖祭湖上花火大会 チケット販売情報はこちら ⇒ http://www.suwako-hanabi.com/kojyou/ticket/index69.html
<穴場>
諏訪湖花火大会の穴場は、他の花火大会とは違います。
周囲が山に囲まれているので、穴場として最適な場所は高台が多いのです。
諏訪市の夜景と諏訪湖の花火の両方を眺められるなんて、贅沢ではありませんか。
中にはカメラマンが集う穴場スポットもあるようです。1つずつ穴場を確認して行きましょう。
・高ボッチ高原
高ボッチ高原は諏訪市内ではなく、少し離れた塩尻市のスポットです。
人ごみを避けたい方はこの場所がおすすめです。
花火大会会場からは遠く離れていますが、ここから見た花火と、周囲の山や夜景が組み合わさり、非常に立体的で美しい景色を楽しめます。
徒歩では遠くて行けないので、車やタクシーを利用して移動しましょう。
・立石公園
花火全体を見渡したい方はこの場所に行かれることをおすすめします。会場から徒歩30分ほどの高台にある公園です。
ここは新日本三大夜景・夜景百選にも選ばれている場所です。
カメラの愛好家にも人気の場所であるだけ、躍動感が伝わるパノラミックな景色を堪能できますよ。
臨場感あふれる花火の全貌が綺麗に見えます。公園内にはトイレも設置されているので安心ですね。
ただし、花火が綺麗に見える分、人気な場所なので、早めの場所取りが必要です。
・岡谷湖畔公園
岡谷湖畔公園は車でお越しの方におすすめの場所です。
この場所であれば、会場周辺の渋滞も避け、ゆったりと観覧することができます。
ここは打ち上げ会場の対岸、天竜川近くの公園なので、花火も綺麗に見ることができますよ。
・間欠泉センター
間欠泉センターは花火が見事に見え、花火の音も間近に聞こえる穴場です。
センター前には階段があり、そこに腰を下ろしてのんびりと花火を眺めることができます。
・大見山展望台
蓼の海公園内に設置された大見山展望台からの景色もおすすめです。
・ホテル紅や屋上
「ホテル紅や」は屋上を有料で開放しています。花火大会会場のすぐ近くのホテルなので花火がきれいに見えます。
・SUWAガラスの里周辺
この場所は花火大会会場から離れているので、混雑の少ない穴場です。
視界を遮るものがないため、花火が綺麗に見えます。
・諏訪湖畔ヨットハーバー隣の百景園
この場所は大ナイアガラを間近で見ることができます。
打ち上げ場所に近いので、場所取りは早めに行いましょう。
<注意事項>
最後に花火大会を楽しむ上でおさえておきたい注意事項について確認しましょう。
特に車を利用しようとお考えの方は注意が必要です。1つずつ見て行きましょう。
・駐車場
花火大会当日には臨時駐車場が設けられます。遠方から諏訪湖の花火を見に来る方も多いので駐車場が設置されるのはありがたいですね。
場所は小中学校が中心となっています。
具体的には、上諏訪中学校・豊田小学校・高島小学校・第一精密工業団地・城北小学校・豊田終末処理場、城南小学校・諏訪中学校・城南小学校・県合同庁舎が臨時の駐車場となります。
ただ、臨時駐車場が設置されるとはいえ、当日は午前中にほぼ埋まってしまうことが予想されるので、早めに現地に到着するようにしましょう。
ちなみに、駐車場は1度停めると再入場できないので注意しましょう。
各駐車場の収容数など詳しい情報は諏訪湖花火大会のHPをご参照ください。
-諏訪湖祭湖上花火大会 公式HPはこちら
・交通規制
花火大会当日は交通規制が行なわれます。周辺道路は15時から歩行者天国となり、自動車・自転車は通行不可となるようです。
帰りの渋滞についても気になりますね。
例年、帰りは24時過ぎ頃まで渋滞しており、諏訪市内から出るのに時間がかかるようです。
公共交通機関を利用できる距離であれば、出来る限りそちらを利用しましょう。
これから公式HPに交通規制図などの情報が掲載されるので、HPは随時確認しましょう。
・その他注意事項
諏訪湖花火大会においては、自由席を含む観覧席では、折り畳みイスや傘を利用することができません。
また、強風などの悪天候で大会が中止となった場合でもチケットの払い戻しは行われないので注意しましょう。
公式HPでは初めて諏訪湖花火大会に来場する方向けに観覧の心得五カ条が掲載されています。
詳細については、こちらもどうぞご参照くださいね。
-「諏訪湖の花火」観覧の心得 五カ条!の詳細はこちら
【まとめ】
諏訪湖花火大会にも多くの魅力的な特徴がありましたね。
その中でも「4万発の打ち上げ数」と「自然を活かした演出」は最大の見どころです。
この2つは他の多くの花火大会でも味わうことができないものです。
また、穴場についても周囲が山となっているために、高台が多いので、諏訪市の夜景と花火の立体的な景色を堪能できます。
今年の夏は避暑地の長野で花火の思い出を作ってきてくださいね。
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