沖縄の中でもユニークな魅力を持つ石垣島は、一度でも訪れたいものです。
温暖な気候、沖縄らしい景色、美しい海、といった典型的な沖縄ではなく、別の顔を見られる点が魅力的。
そんな石垣島は沖縄本島・宮古島は訪れた、という方にはおすすめです。
今回は、沖縄通への一歩を踏み出すべく、石垣島のおすすめ観光スポットをご紹介しますね。
目次
石垣島のおすすめ観光スポットランキング6選!短時間でも満喫!
石垣島は、自然豊かな西表島の近くに位置する個性豊かな島です。
ここでは、沖縄の他の島には見られない、独特の雰囲気と躍動感・野趣あふれる特徴を堪能することができます。
石垣島は小さな島ではありますが、そこには一度訪れたら、深みにはまってしまうような魅力がある不思議な場所。
今回は、この島を取り上げて、そのユニークさを堪能できるような観光スポットをご紹介します。
まずは、石垣島の自然を感じられる米原ヤエヤマヤシ群落から見てまいりましょう。
第6位:米原(よねはら)ヤエヤマヤシ群落
石垣島でしか見ることのできないものとしてご紹介できるのは、米原ヤエヤマヤシ群落です。
ヤエヤマヤシというのは、石垣島や西表島にしか生息しておらず、植物学的にも貴重なヤシとして注目されています。
《沖縄県石垣市『米原ヤエヤマヤシ群落』》
八重山諸島の石垣島にある、ヤエヤマヤシの森。中には遊歩道があり、ヤシの木の中での森林浴ができる。付近には小さな展示館などもある。 #八重山pic.twitter.com/s0vOgPKx9c— 旅のお守り (@kotendokuhon) 2018年5月17日
樹高は25mにもおよび、下から眺めるだけでもそのダイナミックな景色の魅力にとりつかれてしまいそうになりますね。
国定天然記念物や環境省のレッドデータ、さらには沖縄県の準絶滅危惧種として指定されているので、一目見ておく価値は大いにあります。
群生地内には、木製の遊歩道が設置されており、そこを散策して楽しむことができます。
所要時間はおよそ10分程度で、それほど時間もかからないので、歩くのが苦手な方でも無理せず楽しむことができますよ。
ランチの後は米原ヤエヤマヤシ群落に行きました。
ただただヤエヤマヤシなどの木々が鬱蒼と茂るジャングルのようなところでしたが、いかにも南国の大自然という感じで貴重な体験でした(^_^) pic.twitter.com/14orAyJU2c— 桃と月 (@MOON_PEACH1997) 2018年4月18日
また、ヤエヤマヤシ群落から歩いて3分の場所にはヤシの発見者・命名者である佐竹利彦氏の「佐竹利彦 椰子記念館」があります。
ヤエヤマヤシの解説から、世界最古の椰子辞典、さらには世界のヤシの分布について確認できる世界地図など、珍しい展示物をじっくりと閲覧することができます。
大自然に癒されたい、普段とは異なる世界を堪能したいのであれば、米原ヤエヤマヤシ群落には、是非訪れておきたいですね。
自然の好きな方にはおすすめの場所ですよ。
第5位:石垣市公設市場
石垣島の活気と、特産品を堪能したい時には石垣市公設市場を訪れてみましょう。
この市場は、ユーグレナモールと呼ばれるアーケードモールの中にある市場で、特産品だけでなく、様々なお土産品や郷土料理を楽しむことのできるお食事処がたくさんあります。
石垣市公設市場がおだやかな感じでとても雰囲気が良い… 店先でミンチ作ってるのとか、おばあちゃんテレビ見ながら休んでるのとか、店番の合間に座って昼ごはん食べてるのとか pic.twitter.com/YsdQ1LJ2ii
— Emma Haruka Iwao@RailsConf🇺🇸 (@Yuryu) 2017年6月17日
今でこそ、ショッピングモール内に含まれている、有名な市場に成長しましたが、もともとは魚を売る小さな市から始まりました。
その歴史は古く、1899年にまで遡ります。
当時は八重山郵便局の南側に設置されていましたが、その後1904年には今ある場所に移転しました。
現在、公設市場は3つのフロアに分かれており、1階(あるいは半地下)には新鮮な魚や精肉、フルーツが販売されており、2階には石垣特産品販売センターが、3階には石垣島の家庭料理店があります。
石垣市公設市場、美味しそうな果物がたくさん(o^^o) pic.twitter.com/V6VeZVqDEq
— CAP Pikasama^_−☆ (@OneDayOneJIRO) 2014年11月21日
3階にある「いちば食堂」では、石垣島の郷土料理を楽しむことができるだけではなく、希望すれば市場で購入した食材を調理していただくこともできます。
食を楽しみたいのであれば、外したくない観光スポットになりますね。
また、公設市場を訪れた後には、そのままユーグレナモール内を散策してみても良いでしょう。
ユーグレナモールでお土産探す! pic.twitter.com/8NNgfrCIG8
— 放浪さん (@triphz) 2018年4月10日
モール内には、石垣島の作家さんが手掛けた雑貨や陶芸、染物・お土産・伝統工芸品を扱ったお店がひしめいています。
石垣島でのお土産選びには、欠かせないエリアであると言えるでしょう。
第4位:川平湾
石垣島への旅行で外せない場所といえば、川平湾を真っ先に挙げることができます。
川平湾は、フランスのミシュラン社が発行している旅行ガイド、ミシュラングリーンガイドでも、3ツ星の評価を受けている景勝地で、観光の定番となっています。
時間帯や天候によって、海の見え方も異なり、曇りの日よりも快晴に恵まれた時期に訪れれば、エメラルドクリーンの幻のような美しさを目にすることができますよ。
川平湾のビーチは目を見張るほど綺麗なのですが、残念ながら遊泳禁止です。
したがって、この場所での楽しみ方は大きく分けて2つ、展望台から景色を眺めるか、あるいはグラスボートに乗るか、そのどちらかになります。
展望台からは川平湾全体を見渡すことのできるマリンブルーのパノラマ風景をのんびりと眺めることができます。
その一方、川平湾の海をもっと身近に楽しみたい方には、グラスボートで海の中を覗く体験がおすすめです。
船内からは、透明度の高い海の底に棲む、たくさんの魚たちを観察する時間を堪能できますよ。
グラスボートには様々なツアーが出ていて、予約をせずとも、その場でチケットを購入することができます。
第3位:宮良殿内(みやらどぅんち)
石垣市の市街地には、1819年に建てられた沖縄独特の私宅があります。
この私宅は、松茂氏八代宮良親雲上当演が八重山で最も高い役職に就いた時の記念として建造されました。
宮良殿内(みやらどぅんち) 19世紀初期の琉球伝統の住宅です。 pic.twitter.com/tm3MGGZDWF
— Aoi (@pslostachi) 2016年9月12日
この家は宮良殿内と呼ばれるもので、首里の貴族屋敷を模倣した建築物です。
しかし、建築当時、琉球の住宅は、階級ごとに見合った屋敷を建てるよう、王府により定められていたので、八重山の長が身分不相応な住宅を建てるのは違法であるとして、幾度も琉球王府から邸宅を取り壊すように命じられました。
この家には珊瑚石灰石を利用した庭園もあり、一つの見どころとなっています。
その庭は日本山水の法式に則って築かれたものであり、独特の雰囲気を持ちながらも、どこか日本らしさの感じられるユニークな庭園となっています。
短い見学時間で屋敷内を見ることができるので、観光の合間に訪れて、縁側に座って一息つくには適した場所ですね。
第2位:吹通川(ふきどうがわ)
石垣島の自然に触れるのなら、マングローブの景色を見られる吹通川を訪れてみましょう。
ここには石垣市の天然記念物である吹通川のヒルギ群落を目にすることができます。
マングローブが広がる大自然♪https://t.co/xwImMPavry
by @daiki79 #沖縄 #石垣島 #吹通川 #マングローブ #自然#写真好きな人と繫がりたい #cityspride pic.twitter.com/sUoMniIMci— City's Pride✈ (@CITYS_PRIDE) 2018年3月30日
ヒルギという言葉に馴染みの無い方も多いかもしれませんが、マングローブと呼ばれる植物の1つに含まれているものです。
干潮時には、水が引いて、ヒルギの根が露わになり、近くまで寄って観察することができます。
また、この場所では干潟に多種多様なカニを見ることができるので、ヒルギだけではなく、小さな生き物と触れあうこともできますよ。
さらに、満潮時と干潮時では見える景色が全く異なる点も魅力的です。
カヌー・カヤックで吹通川を楽しむことができるので、気になる方はツアーを用意している会社のプランを確認すると良いでしょう。
仕事で
石垣島に来てます2️⃣吹通川マングローブと近くの海 pic.twitter.com/tkcP98SHqo
— 百上直樹@momogamies (@dIBbPgceQar2tN5) 2017年12月23日
また、吹通川付近には飲食店・お店が少ないので、お手洗いやお食事などの点で注意が必要です。
あらかじめ、食事・お手洗いを済ませてから出かけ、熱中症・日射病予防として、自分用の水を持参するように心がけましょう。
第1位:御神崎(おがんざき)
沖縄の海を眺めるのであれば、サンセットは見逃したくないものの一つでしょう。
格別に美しい海に沈む夕日を眺めたければ、石垣島一番のサンセットスポット・御神崎に足を運んでみましょう。
御神崎は自然が豊かなスポットであり、その断崖絶壁から感じ取れる自然の荒々しさと、岬の上から眺めるリーフの美しさを目にすれば、呆然と立ち尽くしてしまいます。
岬には上がることはできませんが、灯台があり、また昭和27年に起った海難事故の犠牲者を弔う慰霊碑と菩薩観音が設置されています。
御神崎の楽しみ方は、サンセットを眺めるだけではありません。
4~5月頃にはテッポウユリの群生が咲き乱れ、岬を華やかに彩ります。
さらに、年によっては、普段上がることのできない灯台に入ることができます。
実は「灯台記念日」という日があり、その日には灯台が一般公開されるのです。
崖の上から眺めるだけでも、壮大な景色に吸い込まれてしまいそうになるので、灯台の上から眺めた時には想像を絶するような感覚を味わうことができるでしょう。
灯台の管理は、石垣海上保安部が行なっており、灯台の一般公開は必ずしも例年開催するわけではないので、灯台が気になる方はホームページで随時確認するようにしましょう。
旅行の途中で心を浄化したい時には、この岬でぼんやりとダイナミックな海原を眺めて見るのも良いですね。
【まとめ】
沖縄の島々について知る度に驚くことは、1つ1つの島ごとに、全く異なる個性で以って、私たちを楽しませてくれるということです。
その中でも、石垣島は他の島に見られるような″美しい海″というイメージに留まらない、野性的でダイナミックな自然美を感じられる場所です。
自分の心の中に溜め込んだ、あらゆるわだかまりを洗い流したい時には、石垣島が優しく癒してくれるでしょう。
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