京都の6月といえば紫陽花です。
京の都には紫陽花の名所がたくさん。
「梅雨はあまり観光できないからつまらないな」と思っている人には、京都にある紫陽花の名所をぜひ訪れてほしいところです。
そこで、今回は京都にある紫陽花の名所の中でも特におすすめのスポットを4つご紹介します。
それぞれ雰囲気が違うので、全部めぐってみるのもアリ?
目次
京都旅行でおすすめの紫陽花の名所を4つご紹介します!
6月って観光地も雨ばかりで京都旅行もなかなか楽しめない…。
そんなふうに思っていませんか?
実はそんなことはありません。
なぜなら京都の梅雨シーズンは紫陽花鑑賞の一大チャンスだからです。
せっかくこのオフシーズンに京都を訪れたら、紫陽花を見ないで帰るのは、とてももったいないことです。
そこでこの記事では京都旅行でおすすめの紫陽花の名所を4つご紹介しますね。
<三室戸寺>
京都一の紫陽花の名所といったら、この場所。
そうです、三室戸寺です。
三室戸寺は別名「あじさい寺」と呼ばれており、5千坪の面積を有する敷地内に1万株にも及ぶ紫陽花が植えられているんです。
さらに驚くべきは紫陽花の数だけではありません。
その種類も多岐にわたり、紫陽花だけでなんと50種類にも及んでいるのです。
これほどたくさんの種類の紫陽花が境内にあるので、三室戸寺の一か所だけで紫陽花鑑賞に満足できてしまうんですね。
多種多様な紫陽花の中でもとりわけ、女性に探してほしいのがこれ、SNS映えする「ハート形の紫陽花」です。
三室戸寺の紫陽花にはハート形の紫陽花が含まれているんです。
それを見つけて写真に撮り、スマホや携帯の待ち受けに設定してみましょう。
すると、観音様のご利益で幸せになれると言われています。
ハート形の紫陽花は、いろんな色がありますが、一番ご利益があるのは赤い紫陽花です。
ただ残念ながら、ハート形の紫陽花が咲いている場所は案内されていません。
自分で探して見つけない限り、ハート形の紫陽花には出会えないんですね。
やはり幸運は「自分で探してつかみとるもの」なのです。
たくさんの紫陽花を見られる、ハートの紫陽花が見られる、というだけで三室戸寺に行きたくなりますが、実はここでの紫陽花鑑賞には、もっと大きな特徴があります。
それは「関西で唯一、紫陽花のライトアップが行われる」ということ。
※
~ヾ(^∇^)オハヨ~ゴザイマス~♪
水無月廿一日(木)・旧暦 5/8
十二支「甲申 (きのえさる)」九星「七赤」六曜「赤口」
ライトアップ
三室戸寺あじさい園
京都府宇治市
良い一日であります様に
気まぐれ送信処 「風Ⅱ」 pic.twitter.com/OwfSjiVQZw— 風 Ⅱ (@kimagasenohaha) 2018年6月20日
「関西で唯一」、しかも紫陽花のライトアップなんて普段あまり目にしないですよね。
ライトアップは毎年6月上旬から下旬の土日に限って開催されています。
昼間とはまた全く違う素顔を見られるのが夜のライトアップの魅力です。
灯りにぼんやりと照らし出された姿は、幽玄です。
ぼんぼりのようにも見えますが、紫陽花は江戸時代には「ユウレイバナ」と呼ばれていたことを思い出すと、幽霊にも見えなくもない…?
おはようございます( ´ ▽ ` )ノ
昨日は三室戸寺のあじさいライトアップに行ってきました〜🌺 pic.twitter.com/b2huHvSswH
— のぶ@黒ウィズ (@nob_wiz_lige) 2018年6月16日
いずれにせよ、華麗で優雅なその姿は、夜のライトアップでしか見ることができないんです。
「ハート形の紫陽花」と「関西唯一のライトアップ」に惹かれたあなた、紫陽花シーズンの京都旅行には三室戸寺が外せませんね。
<藤森神社>
普通の観光ではあまり立ち寄らない場所かもしれませんが、藤森神社もまた、京都随一の紫陽花の名所です。
藤森神社は「穴場で紫陽花を楽しみたい」という人にはぴったりの鑑賞スポットです。
ここには2つの紫陽花苑があり、その面積は合わせて1,500坪。
その敷地内で3,500株の紫陽花を鑑賞できます。
紫陽花苑の開園時間は9時から17時までで、毎年6月上旬から7月上旬の間に開催されています。
藤森神社の紫陽花鑑賞で特徴的なのは、「紫陽花まつり」が開催される点です。
藤森神社の紫陽花まつり(ㆁωㆁ*)🌸今週が見頃らしい。。また夜にでも写真をあげるかもです(。・ω・。)暑いから帰る。。_(:3 」∠)_w pic.twitter.com/oxtUZyMRxW
— 颯馬 (@mary_satsuma) 2017年6月23日
桜の場合は日本各地でお祭りが開かれますが、紫陽花のお祭りってなかなか聞かないめずらしいイベントだと思いませんか。
紫陽花まつりの特徴は、「蹴鞠」と「藤森太鼓」です。
藤森神社 あじさい祭開催中です!
本日イベントがあるんですが、小雨で残念
10:30 雅楽・舞楽
13:00 蹴鞠
14:00 藤森太鼓 pic.twitter.com/dknZVcipLy— Mitty (@Mitty_3000) 2016年6月19日
蹴鞠はそもそも見ることのできる場所が限られており、見事な足さばきは見ごたえがあります。
藤森神社の蹴鞠奉納。8人制でラリーして、長くできればできるほど鞠の中の神様大喜びっていう神事なんですって pic.twitter.com/Lep5MhgXm7
— 「ら」で始まる匿名希望 (@moekkoraraberu) 2018年6月21日
一方の藤森太鼓は、藤森神社を拠点に活動する「藤森太鼓保存会」の和太鼓チームにより披露されています。
6/17(日)藤森神社の奉納蹴鞠、太鼓、石見神楽
もーめっちゃ楽しかった!!!しかし写真の画質が本当にひどい(´・_・`) pic.twitter.com/kPb517dadf— もよしゅが (@tonyo1560) 2018年6月25日
紫陽花鑑賞を通して、地元の取り組みを垣間見ることができるのも、藤森神社でしかできない楽しみ方ですね。
そして藤森神社での紫陽花鑑賞のもう一つの特徴は、紫陽花苑が開かれる1か月間の日曜日だけ、屋台の出店が行われていることです。
藤森神社⛩
屋台いーっぱい🙈 pic.twitter.com/HqyOJ2jZqF— あやか (@ayyyk0055) 2018年5月5日
ここではかき氷やうどんなど、小腹が空いたときにピッタリの軽食が手に入ります。
その中でもとりわけ注目なのが「あじさいだんご」というお団子です。
あじさいだんご!!
美味そうだなっ♪ pic.twitter.com/BzRwx1nCqB— 京都案内の鶴丸国永bot (@turu_in_kyoto) 2016年6月12日
緑色のお団子は茶屋で焼いてもらい、お茶がついて150円です。
お花を観賞しながら、こんな贅沢な一休みができてしまうんですね。
ちなみに藤森神社は馬の神社でもあり、競馬など馬に関する勝運にご利益があります。
馬関連のお仕事、あるいは趣味があれば、ぜひ訪れておきたいスポットでもあります。
<善峯寺>
【観光】京都市西京区の古刹。広い回遊式庭園を誇ります >梅雨にこそ訪ねたい。京都のあじさいの名所「善峯寺」https://t.co/4H9Y7n1h3k
— 歴史ナビ (@rekinavi) 2017年6月25日
京都の紫陽花といえば、善峯寺がとても有名です。
ここは西国三十三箇所霊場の第20番個所として知られており、かなりの山奥にあるお寺です。
そのためツアーではなかなか足を踏み入れることのできない秘境として知られています。
紫陽花で有名なお寺ですが、他にも桜や紅葉、松でもかなり有名な寺院です。
善峯寺の桜は境内全体の平均で見頃を迎えています。4月8日の釈尊お誕生日も鮮やかに咲き誇ってくれることを願っています。
今年は開花時期が異様に早く、品種や高低差による開花時期の差が少ないようです。 pic.twitter.com/PJP7wn1Lth— 京都 西山 善峯寺(よしみねでら) (@yoshimine1029) 2018年4月2日
このお寺で鑑賞できる紫陽花の大きな特徴は、高台の上から見下ろすことができる点です。
山門をくぐると、なだらかな石段を登ります。
高台になっている紫陽花苑までは歩いておよそ10分程度かかります。
ちょうど良い散歩になりますね。
ちなみに紫陽花苑の入り口には「幸福地蔵」が祀られていて、一気に視界が開ける気持ちの良いスポットです。
④善峯寺
幸福地蔵では、自分以外の幸せを願います。フォロワーの皆さんが幸せになりますように✨✨✨ pic.twitter.com/UBtZ0iDers
— でらっくす(まっちゃん iPhone) (@macchan358) 2015年10月23日
紫陽花そのものの美しさだけでなく、そこに景観の美しさがプラスされるんですね。
高台からは京都の街を一望できるので、「街と紫陽花」といったスケールの大きな写真を撮れるのです。
他の紫陽花スポットとはちょっと違う写真を撮るにはおすすめのスポット。
青やピンクの紫陽花が山肌を覆いつくしている景色は筆舌に尽くしがたいものです。
善峯寺の紫陽花苑は3,000坪で、苑内にはおよそ1万株もの紫陽花が植えられています。
種類もさまざまあり、がく紫陽花・西洋紫陽花・山紫陽花などたくさんの紫陽花が植えこまれています。
こんにちは
紫陽花
京都市街を一望西山 善峯寺 pic.twitter.com/dv72rT7vMN
— Non (@daisukelinkup) 2018年6月29日
善峯寺の紫陽花の見ごろは、5月下旬から6月上旬にかけて。
たいてい6月中旬ごろに満開を迎えます。
紫陽花は2週間程度見ごろが続くので、満開を迎えた6月中旬からしばらくの間はこんもりと美しい紫陽花を観賞することができるのです。
高台からの絶景と紫陽花のコラボが特徴的な善峯寺ですが、立派な山門をくぐったところには「遊龍の松」が生えています。
天然記念物
遊龍の松~樹齢600年以上
日本一の松と称されマス
#京都 西山 #善峯寺 pic.twitter.com/CzTLCRhMx8— IKUMATU (@ikumatsu02) 2018年6月17日
この松は国の天然記念物として指定されている貴重な松です。
37mにも及ぶ巨大な松で、臥龍が遊んでいる姿に見えることが由来となり、「遊龍の松」と命名されているんですね。
紫陽花の鑑賞にプラスして、「遊龍の松」もぜひじっくりと眺めてみるとまた奥深い体験ができますよ。
ありきたりな紫陽花の名所とは一味違って、散策も景色も、紫陽花も楽しめる一石三鳥の観光スポットです。
カメラはぜひ忘れないでくださいね。
おすすめ:一眼レフカメラを使った風景写真の撮り方!初心者の為に撮影のコツを紹介!
<三千院>
大庭三千院の紅葉も夕暮れと相まってひときわオレンジのグラデーションが綺麗でした(。◕ ∀ ◕。)
この後、苔パラが待っていました(笑)#写真好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/dkFbqJkukT
— ヨポヨポ苔 (@yopoyopoyasu) 2016年11月21日
大原にある三千院は、紅葉で有名ですよね。
でもここでは紅葉だけではなく、美しく咲くたくさんの紫陽花も鑑賞できてしまうんですね。
三千院の紫陽花は金色堂に向かう途中の参道脇にある紫陽花苑で鑑賞できます。
大原三千院あじさい苑にて◌ ͙❁˚#大原三千院 #紫陽花 #京都 pic.twitter.com/KCcBhoQfUY
— ちひろ (@hxc_xoxo) 2018年6月28日
見ごろの時期はほかの場所よりもすこし遅く、6月中旬から7月上旬までです。
運が良ければ、7月中旬まで紫陽花を楽しむことができるんですね。
三千院では毎年、あじさい祭が6月中旬から7月中旬ごろまで開催されています。
週末の6月17日(土)より京都大原「三千院」にて「あじさい祭」が開催されます。境内には、約1000株以上のあじさいがあり、最初に花開く「小あじさい」を皮切りに、めずらしいい品種の「星あじさい」、最も多い「山あじさい」や「額あじさい」と、6月中旬から7月中旬ころまで順々に楽しめます pic.twitter.com/uaO0iRrwG0
— ゆきちゃん (@marinamiries) 2017年6月15日
この時期には3,000種類にもおよぶ紫陽花が見られ、その種類も多い点が大きな魅力です。
他の紫陽花スポットでは見ることのできない紫陽花として、星紫陽花が挙げられます。
大原三千院の星紫陽花、美しかったぁ(*^_^*) #kbs_osewa pic.twitter.com/7Ix64DWL
— 海平 和(KBSアナウンサー☆なごみん) (@nagomimi753) 2012年6月27日
夜の空に輝くきらきら星のように美しい星紫陽花は、写真に撮ってSNSにアップしたくなるはず。
6月に京都を訪れたら、ぜひ京都の中心部から足を延ばし、三千院に訪れてみてくださいね。
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【まとめ】
6月の京都旅行は雨が降り、観光の際には少なからず不便することは多いものです。
でも、京都の6月はオフシーズンで比較的人が少なく、その上紫陽花鑑賞できてしまう時期なのですね。
実はまだまだたくさんの紫陽花の名所がありますが、今回ご紹介した4つの紫陽花スポットは特に有名。
6月に京都を訪れるのなら、一度は足を運んでみてくださいね。
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皆さんからのコメントをもとに、その季節ならではの京都旅行の楽しみ方をお届けしてまいります。