「10月には京都旅行に行くけれど、紅葉はちょっと早いかな?」
確かに、たいがい紅葉は10月以降が見ごろとなるので、それ以前にはあまり楽しめないのではないかと思いがちです。
でも、実は10月中も紅葉を満喫できるスポットがあります。
この記事では、10月に色づいた葉を堪能できる京都のおすすめ紅葉スポットをご紹介しますね。
目次
10月の京都旅行!おすすめの紅葉スポット6選!
10月は紅葉シーズン直前です。
混雑を避けてこの時期に京都を旅行するのもいいですよね。
でも、紅葉を見られないのが残念、と思っていませんか。
実は、そのように心配する必要はありません。
10月であっても、色づき始めた紅葉を楽しめるスポットはところどころにあるからです。
今回は、京都で混雑を避けて、早めに紅葉を見られるスポットをご紹介しますね。
<青蓮院門跡>
新緑の青蓮院門跡 pic.twitter.com/7sij8vCJNx
— 光陰 (@bell_kouin) 2017年5月14日
青蓮院門跡では、気品が満ち溢れた紅葉を目にすることができます。
このお寺は平安後期に院の御所に準じて建てられました。
仏教では有名な法然・親鸞を庇護したお寺としても知られています。
京都の街に甚大な被害をもたらした応仁の乱の際には、兵火を免れることはできませんでしたが、室町時代から続く池泉回遊式庭園から栗田山将軍塚にわたる境内は、今日まで保存されています。
京都 青蓮院門跡
相阿弥作 池泉回遊式庭園
相阿弥の庭#庭園 pic.twitter.com/Kv00SaIYcb— BLUE 。。。 (@giants_sj) 2016年6月23日
この見事な庭園は、相阿弥の作と伝えられており、秋には色とりどりの紅葉が庭の景色を飾ります。
ここでは紅葉シーズンに夜間の特別拝観が行われており、大小1,000個の照明によるライトアップが開催されます。
開催期間は10月27日から12月3日まで、開催時間は18時∼22時となっています。
紅葉の見ごろは11月中旬から12月上旬となりますが、10月末には紅葉を見ることができますよ。
青蓮院門跡。綺麗な紅葉が残ってくれてた。ありがたい。 pic.twitter.com/CwPvLdqrne
— りすこ (@yuhpon_8012) 2017年12月2日
紅葉スポットとして名前のあがる青蓮院門跡ですが、やはり混雑状況が気になりますよね。
実は、静かに紅葉を見たいのならば、青蓮院門跡は非常におすすめの紅葉スポットです。
金閣寺・銀閣寺・清水寺などの誰もが知る観光名所とは異なり、そこまで有名なお寺ではないので、比較的穴場なのですね。
昼間の時間帯であれば、それほど混むこともなく、のんびりと紅葉を眺められるでしょう。
ただ、例年、ライトアップの時間帯には大混雑してしまいます。
ライトアップを贅沢にゆったりと楽しみたいのであれば、開催時間終了間際の21時∼22時ごろに訪れてみましょう。
<高台寺>
10月の紅葉でおすすめできるスポットとしては、青蓮院門跡に並んで高台寺が挙げられます。
高台寺は豊富秀吉の正室であったねねが、彼の菩提を弔うために建立したお寺であり、紅葉の名所としてその名を馳せています。
小堀遠州が作ったといわれる庭園内には臥龍池・偃月池が作られており、その水面に映る紅葉が見る者の心を奪うかのようです。
紅葉の見ごろは10月中旬から12月上旬にかけて。
10月21日から12月10日の日没後∼22時には、夜間拝観のライトアップが行われるため、夜の紅葉も堪能できます。
高台寺は京都府内でも最も人気の高い紅葉スポットなので、大変な混雑を覚悟しておきましょう。
例年、東京ディズニーリゾートや、ユニバーサルスタジオジャパンなどと同じくらい混むことを念頭に置いておきましょう。
できるかぎりゆったりと紅葉を眺めたいのであれば、開門後すぐの9時から10時にかけての時間帯、あるいは閉門直前の21時から22時頃がおすすめの時間帯です。
<将軍塚青龍殿>
【旅のアイデア】今年9月まで、吉岡徳仁による〈ガラスの茶室−光庵〉奉納展示されている京都・山科の将軍塚青龍殿へ。https://t.co/OFQZ6dIrGn
— Casa BRUTUS (@CasaBRUTUS) 2017年6月2日
将軍塚青龍殿は東山ドライブウェイの頂上に位置しており、清水寺の舞台のおよそ5倍にもなる大舞台から紅葉を見ることができます。
さらに、ここからは京都の夜景も見渡せるので、紅葉だけでは物足りないという人にはぴったりの場所です。
ライトアップと一緒に眺める夜景は、京都旅行の一番の思い出になるでしょう。
場所は遠く離れていますが、将軍塚青龍殿は青蓮院門跡の一部です。
春と秋にアイトアップされる将軍塚青龍殿
今回の夜間特別拝観は4/28~5/7
京都市内を一望できる大舞台からの夜景です。三日月が輝いていました。
(入口に三脚禁止と書かれているため手すりで支えながら撮影してみました。難しい...) pic.twitter.com/OqMHPTdYqK— さくらこ。 (@sakura_39x) 2017年4月28日
もともとは北野天満宮にあった大正時代の歴史的建造物である「平安道場」であり、これが移転されて今の将軍塚青龍殿が作られました。
もともとは、老朽化した平安道場の取り壊しが決められていたのですが、最終的に新しく建て直されることになったのですね。
ライトアップの開催期間は10月28日から12月3日、開催時間は17時から21時となっています。
混雑が気になるところですが、紅葉のベストシーズンでも人は比較的少ないようです。
というのも、将軍塚青龍殿は東山ドライブウェイの頂上にあり、アクセスが不便なためです。
蹴上を登ったところにある秘密スポット、将軍塚青龍殿。
人がとにかく少なくてゆったり紅葉ライトアップを楽しめました。
展望台からの夜景も格別。#京都においでよ#ファインダー越しの私の世界 #カメラ好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/WSQ1LFJuuq— あざらしオルタ@2/12FGO合わせ (@mofu_azarashi) 2017年12月2日
自家用車を利用すれば非常にアクセスしやすいので、この場所を訪れる際には車の利用をおすすめします。
<二尊院>
赤やオレンジのトンネルをくぐる、そんな夢のあるひとときを過ごせる場所が二尊院です。
このお寺には、本堂へと真っ直ぐなお寺が続き、そこにもみじの並木が植えられています。
この並木道が、非常に有名な「紅葉の馬場」と呼ばれる名所なのですね。
「紅葉の馬場」は、およそ200mの距離があり、紅葉のトンネルをくぐりながら歩くことができます。
お寺の鐘の音に癒やされ
線香の香りに癒やされ
紅葉の赤に癒やされ
いいなぁ~京都の4時#二尊院 #4時 pic.twitter.com/8O2iznSVjQ— ひらちゃん。 (@hi_405tuyo) 2015年11月22日
紅葉の見ごろは11月中旬から12月上旬。
二尊院の営業時間は9時から16時30分となっています。
「10月はまだはやいかな」と思うかもしれませんが、この時期には赤や黄色の紅葉だけでなく、緑の葉っぱも残っているので、紅葉の盛りとはまた違った美しさを体験できるのです。
色のバリエーションの多い紅葉を見たければ、10月に二尊院を訪れると良いですよ。
早い時期であれば、混雑も回避することもできますね。
二尊院は京都の嵐山にあり、その近くにはお願いごとを一つ叶えてくれる鈴虫寺や、京都五山の一つである天龍寺、赤い落ち葉の絨毯が華麗な祇王寺が近いので、二尊寺を散策した後にも、観光場所に困りません。
ちなみに、二尊寺は釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られています。
そのため、二尊寺と呼ばれているのですね。
このお寺は9世紀前半に嵯峨天皇の命によって、慈覚大師が開山したものです。
京都にある他のお寺と同様に、応仁の乱で焼失してしまいましたが、16世紀前半に再び建設されました。
このようないきさつを思い浮かべながら、今、二尊寺が残っているという奇跡・偶然性をしっかりと噛み締めて観光してみたいものですね。
おすすめ:鈴虫寺のお守りの効果的なお祈り方法!一つだけ願いが叶う!
<詩仙堂>
10月上旬の早い時期から紅葉を見たくても、この時期は葉が色づいておらず、楽しめないことがほとんどです。
でも、10月上旬の京都で、紅葉を楽しめる場所があるのです。
詩仙堂では、10月上旬から12月上旬までの約2カ月間、色とりどりの紅葉を満喫できます。営業時間は9時から17時まで。
ここには、17世紀に石川丈山によって建てられた庭園があり、堂内には狩野探幽が描いた中国の36人の詩仙の肖像と、丈山自らが詠んだ詩が壁にかけられています。
石川丈山は江戸時代の武将・文人であり、漢詩・儒学・茶道に精通した多彩な人物でした。
彼は庭園設計の名手としても知られており、実際詩仙堂の庭園も彼自身が設計しました。
詩仙堂
秋辺りにも来たくなる雰囲気だな pic.twitter.com/KLWHyCbiRP— ムッチュ☆希咲@さきさ (@SevenandAoi) 2018年6月30日
彼が作庭した庭は修理されたため、当時の庭そのものが残っているわけではありませんが、丈山好みに作られた中国風の庭に、赤や黄に色づいた葉が自然と溶け込む様子には、心洗われますよ。
詩仙堂は京都でも人気な紅葉スポットですが、メジャーな紅葉スポットに比べ、適度に空いています。
とても静かな場所なので、ゆったりと落ち着いて紅葉を観賞したい方にはおすすめのスポットですよ。
<京都府立植物園>
「お寺以外で紅葉を楽しみたい!」という方におすすめなのが、京都府立植物園です。
広い敷地でさまざまな植物に癒されながら、紅葉を堪能できる最高のスポットです。
ここでは、10月下旬から葉が色づき始めます。
京都府立植物園の中でも、特に「なからぎの森」が見どころ。
ここは京都府立植物園の紅葉のメインスポットであり、大小4つの池の周辺の紅葉には圧倒されてしまいます。
※
霜月 19日 (日)
~~ヾ(^∇^)~~おはよ~♪ございます
京都府立植物園の紅葉
広大な敷地が色付く秋の京都府立植物園
京都府・京都市左京区
画像(本年のものではありません)https://t.co/IssiFDz5iX
気まぐれ通信 「風Ⅱ」 pic.twitter.com/RbHjB0gLBv— 風 Ⅱ (@kimagasenohaha) 2017年11月18日
「なからぎの森」には、モミジやサクラ、イチョウをはじめとしておよそ5000本の木々が植えられているので、紅葉のスケールも想像を超えます。
京都府立植物園の開館時間は9時∼17時。
広々とした場所でゆったりとしたいときには、うってつけの紅葉スポットですよ。
【まとめ】
この記事では紅葉スポットをいくつかご紹介しました。
やはり紅葉スポットというと、お寺が中心になりますね。
でも、最後にご紹介した京都府立植物園は、お寺よりも敷地が広いので、ゆったりと過ごしたい人にはぴったりです。
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