好きな人にお土産を喜んでもらうには、渡し方が肝心です。
些細な言葉や渡し方のマナーを守ることで、お土産の内容以上に喜ばれるのですね。
また、渡し方のマナーを守ることは、相手にたいする敬意の表れでもあります。
「素敵な人だな」という印象をもってもらうためには、どのようなお土産の渡し方をすれば良いのでしょうか…?
目次
好きな人に喜ばれるお土産の渡し方は?言葉遣いとマナーが大事!
どんな人に対しても同じことが言えますが、好きな人に対しては特に、自分のささいな言動が相手の心を動かすものです。
旅行先で選んだお土産を手渡すときにも、ちょっとした心づかいが相手に喜ばれるのですね。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉がありますが、好きな人にはなおさらそのように振る舞う必要があります。
堅苦しくなく、打ち解けた雰囲気であり、それでいてマナーをわきまえた渡し方であれば、好きな人にも喜ばれます。
今回は、そのような心のこもったお土産の渡し方について確認してみましょう。
<お土産の渡し方は?>
お土産を渡すときには、つい気を抜いてマナーを忘れてしまいがちです。
「お土産の渡し方なんて、それほど気にしなくてもいいし、相手も気づかないでしょう」と思ってしまいます。
でも、好きな人を喜ばせるには、細かな気づかいが大きなカギを握るのです。
それほど大切なお土産選びですが、渡し方において気をつけるべきこととして、何が挙げられるのでしょうか。
まずは、お土産をつつんだ風呂敷や紙袋の扱いについて確認してみましょう。
お土産を持ち運ぶときには、風呂敷や紙袋を使いますが、相手に手渡しするときに、そのまま渡してしまうと失礼にあたります。
なぜなのでしょうか。
それは、そもそも風呂敷や紙袋が、ホコリよけのためにあるからす。
そのため、袋や風呂敷のまま相手に渡すのは、ホコリを渡すのと同じことになってしまうのです。
このような理由から、お土産を渡すときには、袋から取り出してから渡すのが適切です。
そして、次に大切なのは、お土産を渡すときの向きです。
お土産を渡すときは、包装紙や外装に柄や文字がプリントされている場合、相手から見て正しい向きで渡すのがマナーです。
また、裏表があるお土産の場合には、表側が上になるように渡します。
これらの2点を踏まえたうえで、好きな人にお土産を渡せば、相手に敬意を示せるのです。
そのうえ、「マナーをしっかりと知っている聡明な人だ」という印象をもってもらえます。
<お土産を渡すときの言葉は?>
好きな人に「この人は他の人とちょっと違うな」という印象を与えるには、渡すときの一言を工夫する必要があります。
「言霊」というものがありますよね。
自分や人が発することばは、周りの人間関係に大きく影響します。
些細な一言であっても、そのことばを受け取った相手の心は大きく動かされます。
したがって、お土産を渡すときには、好きな人がうれしくなってしまうような、気づかいや感謝の心を示唆する言葉を選びましょう。
好きな人の心をつかみとるようなセリフの例として、以下を見てみましょう。
「○○さん、いつも一生懸命な姿、かっこいい/素敵ですよ。
きっと、後で結果が出てくると思います。
息抜きがてら、お土産の○○を買ってきたので、楽しんでいただけたらうれしいです。
これは内緒ですが、他の人とは違うお土産ですよ。」
こんな言葉をかけられたら、好きな相手もうれしくなってしまいます。
実はこの短いセリフには、相手の心をつかむ4つのポイントが含まれているのですね。
1つ目は、一生懸命な姿を「かっこいい/すてき」と褒めることです。
男女問わず、人から褒められることで、「認められた」と認識し、うれしい気持ちになります。
私たちは皆、承認欲求というものをもっているので、これを満たす言葉をかけることで、相手の心を惹きつけるのです。
そして、2つ目のポイントは「きっと結果が出てくる」という応援の言葉です。
夢や目標に向かってまい進する姿を、誰かに見守ってもらえる安心感は計り知れません。
応援してくれているというだけで、自分にも自信をもてるのですね。
人は、自分の目指す方向を一緒に見てくれる人に愛情をもつようになるのです。
サン・テグジュペリの「人間の土地」という作品には、「愛とは、お互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめること」という有名な文句があります。
実際、このとおりなのですね。
3つ目のポイントは、言葉に癒しを含ませるということです。
「息抜きがてら、楽しんでいただきたい」。
この言葉はまさに、癒しを与えてくれます。
目の前にある物事にまっしぐらに取り組む人は、楽しんで過ごしていますが、やはり人間なので疲れを感じることもあるでしょう。
そんなときに、癒しという素敵なプレゼントを贈ることで、好きな人の英気を養えるのです。
癒しを与えることで、「この人は、自分を元気にしてくれる」と認識されれば、好きな人との距離も一段と近づくでしょう。
そして、最後の4つ目のポイントは、他の人との差別化です。
「あなただけには違うお土産をプレゼントします」というニュアンスのセリフですね。
差別化といってしまうと響きはよくありませんが、人は自分にだけ特別な扱いをしてくれる人に関心を抱きます。
適度なえこひいきが、好きな人の意識をこちらに向けてくれるのですね。
これらの4つのポイントを盛りこんだセリフを用意すれば、好きな人の心を揺さぶることができますよ。
ちなみに、お土産を渡すときには「つまらないものですが」、「粗品ですが」といったことば添えるかもしれません。
礼儀として、謙遜したことばを使うのは大切です。
しかし、最近は「ほんの気持ちですが」という言葉を使った方が、相手が抱く印象もよいと考えられています。
これも「言霊」ですよね。
「つまらないもの」、「粗品」ということばはどちらかといえば、マイナスイメージを与えます。
「つまらないお土産は、もらいたくない」と思ってしまう人もいるでしょう。
相手に失礼のないような言い方をするには、やはり「ほんの気持ちですが」の方が心のこもった印象を与えられるのですね。
この点を意識して、相手を気づかった丁寧なことばをかけてみましょう。
<どのタイミングで渡すのが印象的?>
お土産の渡し方、渡す際のことばをおさえておくのはとても大切。
でも、それだけでは好きな人の印象に残る渡し方はできません。
3つ目に見逃せないのは、お土産を渡すタイミングです。
お土産を渡すのは最初の方で、と考えている方も多いでしょう。
でも、実は真逆なのです。
別れ際に、さきほど紹介したことばとともにお土産を手渡すことで、相手の記憶に焼きつくのですね。
学校のクラスや職場で、好きな人にお土産を渡すときには、旅行についての話が終わったあとに「これが旅行先で買ってきたお土産だよ!」と差し出すことで、相手の意表を突けるのです。
「まさか自分にお土産を用意してくれていたのか」と驚かせることで、お土産を受け取る相手のうれしさも倍増します。
好きな人と恋人関係になる前の段階では、このようなタイミングでお土産を渡すよう心がけてみてくださいね。
一方、既に恋人関係にある相手にお土産を渡すときには、どうすればよいのでしょうか。
この場合には、デートの最後に渡すのがおすすめです。
最初にお土産を渡してしまうと、デート中も相手の荷物になってしまいますし、デートのはじめにプレゼントしてしまうと、お土産をもらったことがいまいち印象に残りません。
したがって、デートを終えて家路につく際に、「今日もありがとう。楽しかったよ。」ということばとともに、お土産を渡してみましょう。
ただ、デート中は自分がお土産を持ち続けていることになりますよね。
あらかじめ、カバンの中に収まる大きさのお土産にするか、あるいは移動の少ない、まったりとしたデートのときに、お土産を渡すようにすると荷物にならずに済みますよ。
【まとめ】
つい、ないがしろにしてしまいがちな小さな行動こそ丁寧に行うことで、人はより一層輝いて見えます。
好きな人の前では、素敵な自分でいたいですよね。
旅行のお土産を渡す、という簡単な行動に心をこめて取り組んでみましょう。
自分の周りに少しずつ変化が訪れ、好きな人とも良い関係を築くことができますよ。
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また、ご自身の体験談で、「こんな渡し方をしたら、とても喜んでもらえた」などのご感想があれば、どうぞお気軽にコメントください。
皆さんからのコメントをもとに、より一層充実した記事を執筆してまいります。
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