京都は紅葉の名所の宝庫です。
日本各地に紅葉のスポットが存在しますが、京都ほど多くの紅葉スポットが点在する場所は他にありません。
でも、せっかく紅葉シーズンにこの場所を訪れるのであれば、京都の中でも最も美しい紅葉の名所に足を運びたいものです。
そこで、今回は京都のおすすめ紅葉スポットをランキング形式でご紹介しますね。
目次
京都のおすすめできる紅葉の名所ランキング8選!
秋の旅行は紅葉がメインになりますよね。
紅葉メインの旅行と言えば、京都が大きな人気を博しています。
でも、京都の紅葉スポットは数えきれないほどあるので、どの場所を訪れたら良いのか路頭に迷ってしまいますよね。
そこで、今回は京都好きの私が訪れたことのあるスポットを含め、一度は足を運んでみたい紅葉スポットをご紹介します。
<第8位:糺(ただす)の森>
下鴨神社の境内には「糺の森」と呼ばれる森があります。
この森は、非常に広大な面積を有しており、東京ドームの約3倍もの広さを持つ森です。
ここは、学術的にもたいへん貴重な森として知られており、環境学や森林生態学の研究対象として取り上げられることもあるほど。
紀元前3世紀頃に存在した原生林と同じ植生がそのまま伝わっており、ケヤキやエノキ、ムクの木が多く見られます。
秋にはこれらの木々が色とりどりの表情を見せ、歩いているだけでも目の保養になり、清々しい気持ちになります。
樹齢600年から200年にも及ぶ木々が600本も植えられており、その堂々とした木々を彩る紅葉は、他のどの場所でも見ることのできない圧倒的な荘厳さを醸し出しています。
糺の森での紅葉の見ごろは、例年たいてい11月下旬から12月中旬で、京都の中でも比較的ピークは遅めです。
紅葉のピークは過ぎてしまったけれども、見頃の時期は過ぎてしまったというのであれば、糺の森がおすすめですよ。
聖地巡りで訪ねた中でも、格別に好きな場所なのだけれども。
「糺の森に入ったとたん、降り注ぐ豪雨は鬱蒼たる木々の葉の天蓋に遮られて、柔らかい雨にかわった。」
この頁を読む度に、糺の森の安心感を覚える気持ちの良さを思い出して堪らなくなる。京都行きたい。 pic.twitter.com/awkX9sFjQN
— 阪口まな (@sakaguchi_mana) 2018年6月29日
下鴨神社での観光も兼ねて訪れると充実した時間を過ごせそうですね。
下鴨神社については、「下鴨神社のお守りの種類や値段は?媛守のご利益は?」の記事でもご紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
<第7位:永観堂>
心洗われるような美しい紅葉を見たいのであれば、永観堂に訪れてみることをおすすめします。
このお寺は、「もみじの永観堂」とも称される紅葉の名所であり、境内にはおよそ3000本もの楓が植えられています。
紅葉シーズンの秋には、特別拝観としてライトアップが行なわれているので、夜も秋らしい京都観光を楽しむことができますね。
昼間とは異なる景色を見ることができ、幻想的で幽玄な雰囲気に思う存分浸れます。
紅葉の見ごろは例年11月中旬から12月上旬にかけて、夜間のライトアップもこの時期に合わせて行なわれます。
観光の名所だけあって、毎年紅葉シーズンには大混雑が予想されます。
入場の際にも、30∼60分待ちは珍しいことではありません。
ただ、工夫次第で混雑を回避することが可能です。
混雑を避けるコツは、開門後すぐに訪れるということ。
昼間は9時から10時ごろ、夜間は閉門直前の20時から21時ごろの訪問がおすすめです。
また、永観堂付近には他にも南禅寺、安楽時、法然院、銀閣寺をはじめとして、多くの紅葉の名所があるので、紅葉を中心にした旅行を楽しむには最適のエリアですよ。
おすすめ:永観堂の紅葉2018年の見頃時期やライトアップ情報をご紹介!
<第6位:天台宗 京都大原三千院>
日本全国の紅葉スポットの中でも、トップレベルの人気を誇るスポットが天台宗 京都大原です。
三千院で見られる紅葉は、カエデ・イロハモミジで、敷地内にはおよそ500本植えられています。
私も11月後半頃に、大原三千院を訪れて紅葉を鑑賞しましたが、やはり他の紅葉スポットとは比べ物にならないほど、風情があり優雅さの感じられる場所です。
特に、11月後半に訪れると、地面に敷き詰められた紅葉の絨毯が見どころです。
大庭三千院、苔と紅葉の奥に見えるお堂がなんとも幻想的でたまりません〜ლ(╹◡╹ლ)
これで私の巡った京都苔旅は終わりとなりました!皆さまお付き合いいただきありがとうございました!!
明日は苔後記をお伝えしていきます(笑)#苔 pic.twitter.com/oi5ha9WxPE
— ヨポヨポ苔 (@yopoyopoyasu) 2016年11月21日
三千院の庭は、青々とした立派な苔が有名ですが、苔の緑ともみじの赤・橙が美しい調和を成しているので、思わずカメラのシャッターを切っている人をたくさん見ました。
11月後半という、ちょっと見ごろを過ぎた頃も別の美しさを楽しめるのですね。
三千院では例年、京都の中心部よりも1∼2週間ほど早く紅葉が始まります。
具体的な見ごろは11月上旬から下旬にかけて。
大原 三千院。#京都 #紅葉 pic.twitter.com/OxxQaRHkA5
— りほの (@horinohorinoh) 2017年11月19日
紅葉で有名なスポットなので、混雑は避けられませんが、開門直後や閉門間際の時間帯に訪れることで人ごみを回避することができます。
大原でしっかりと紅葉を見たいのであれば、三千院から実光院、勝林院、宝泉院、来迎院、寂光院の準に巡るコースがおすすめです。
すべて回るのに90分から120分程度かかるので、それほど多くの時間はかかりませんよ。
<第5位:渡月橋>
京都・嵐山の観光名所として知られる渡月橋も、見事な紅葉スポットです。
渡月橋周辺は、平安時代には貴族の別荘地として利用されており、1000年以上の歴史が残る街として知られています。
何と言っても、橋の向こう側に見える山を彩る紅葉は絵に描きたくなるような美しさです。
きれいな写真を撮れるスポットでもあるので、旅の思い出に写真をたくさん撮りたい方にはおすすめの場所ですよ。
渡月橋の紅葉の見ごろは11月下旬から12月上旬にかけてであり、12月にはライトアップも行なわれています。
京都の他の観光地よりも、紅葉の時期が遅いので、混雑の時期をずらしたい方にはおすすめです。
おすすめ:カメラ女子の旅ならここ!京都のおすすめ写真スポットは?
<第4位:源光庵>
京都の穴場紅葉スポットを探しているのであれば、源光庵に赴いてみましょう。
このお寺の見どころは、茶室の丸い窓から見える紅葉です。
「戦国時代に焦点をあてた京都旅行!歴史観光スポットまとめ!」の記事でもご紹介したように、この窓は禅と円通の心を表すものであり、何事にも捉われない穏やかな気持ちが表現されています。
丸窓から見える紅葉の小宇宙を心静かに眺めながら癒されたいものですね。
ちなみに、源光庵にはもう一つ、見どころがあります。
それは血天井と呼ばれるもの。
「血天井」→へー
「鳥居元忠が切腹した跡の血天井」→へー
「鳥居元忠(刀ミュみほとせで物吉くんが演じることになった人)が、家康のために負け戦と分かった上で戦い、籠城の末に介錯役も居ない中で切腹し苦しんで指の跡が残った板を使った血天井」→趣深い…✨知識を増やすと楽しいことも増えるね pic.twitter.com/oZ4HYUt70E
— 柏葉 (@kasuwaba) 2018年4月5日
これは、1600年に伏見城が落城した際、武将が自刃したことで残った血糊の跡なのです。
亡くなった武将を供養するために、元ある場所からこちらに移されたのですね。
紅葉はもちろん、歴史好きな人にもおすすめのスポットです。
<第3位:清水寺>
京都を訪れたら絶対に外すことのできない場所と言えば、清水寺ではないでしょうか。
一年中、観光名所として多くの観光客からの人気を集めているスポットですが、紅葉の時期はさらに格別。
特に清水の舞台から眺める景色は、まるで紅葉の雲海に囲まれてしまったような錯覚に陥れます。
ただ、紅葉シーズンは特に混雑が予想される時期なので、観光する時間を考慮しましょう。
おすすめの時間帯は早朝、あるいは20時以降の時間帯です。
特に、20時以降の清水寺は人もかなり少なくなっているので、思う存分紅葉を楽しむことができます。
ライトアップされた仁王門や舞台上から眺める幻想的なもみじに心癒されてみてくださいね。
おすすめ:清水寺2018年の紅葉の見頃時期やライトアップ情報をご紹介!
<第2位:勝持寺>
【至福の錦秋】京都の名所、きらめく紅葉は息を呑む美しさhttps://t.co/qezwZoN0Ap
寂光寺、勝持寺、天王山の紅葉のようす。週末の紅葉狩りは土曜日、25日がおすすめです。 pic.twitter.com/aDAVGQiquq
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2017年11月23日
源光院に続く紅葉の穴場スポットとして挙げられるのが、勝持寺です。
このお寺は679年に天武天皇の勅令により建立されたのが始まりです。
しかし、後に応仁の乱に見舞われ、仁王門以外はすべて焼失してしまいました。
現在残っている建物は復元されたものなのですね。
勝持寺は「花の寺」として知られており、境内には数種類の桜の木がおよそ100本近く植えられています。
しかし、ここには桜だけでなく、同じ数ほどのもみじが自生しています。
そのため、例年11月中旬になる頃には見事な紅葉を観賞することができるのです。
紅葉を眺めながらも、応仁の乱をはじめとした、目に見えない過去の歴史についても思いを馳せてみたいものです。
おすすめ:円山公園(京都)の夜桜ライトアップの時間帯や見頃は?実は特別!
<第1位:哲学の道>
散歩を楽しみながら紅葉を見たいのであれば、哲学の道がおすすめです。
銀閣寺橋から若王子橋へと続くおよそ1.5kmの道を歩きながら、色づいた木々を眺めることができます。
疎水を覆いかぶさるようにして続く紅葉は、何度見ても飽きることはありません。
哲学者の西田幾太郎、経済学者の河上肇が好んで歩いた道を、思索にふけりながら歩く豊かな時間を過ごしてみましょう。
哲学の道の見ごろは11月中旬から12月上旬となります。
お寺と異なり、拝観料もなく、何時でも散策できるので、気軽に紅葉を堪能できます。
観光客の少ない早朝や夕方の時間帯を狙ってみてくださいね。
【まとめ】
京都の紅葉スポットは数限りなく存在します。
そのため、どこに訪れようか迷ってしまいますよね。
私も秋の京都が好きでよく訪れますが、紅葉スポット選びには毎回悩まされます。
今回は定番も穴場も、どちらのスポットもご紹介しました。
両方織り交ぜて楽しむことで、それぞれの紅葉の雰囲気を堪能することができます。
定番スポットは混雑が予想されますが、早朝または夕方以降に訪れてみると良いでしょう。
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