北海道旭川には、ある映画を想起させるファンタジックな観光スポットがある。
こんなことを聞いたら、旭川に訪れたくなりませんか。
ここで動物園にしか訪れないのは、とてももったいない。
深堀するほど素敵な観光スポットが見つかる街、旭川はそんな場所なのです。
それでは、ファンタジックな観光スポットをふくむ観光スポットをご紹介します。
目次
旭川のおすすめ観光スポット!あの映画の世界がここに?
北海道・旭川の観光スポットは、旭川動物園だけではありません。
本当はもっと北海道らしさの感じられる場所がたくさんあります。
実は、旭川はおしゃれでのんびりとした観光スポットが多く、女子旅にはぴったりの行先なのです。
では、女の子が楽しめる観光スポットとは…?
今回は女子旅にぴったりの観光スポットを4つご紹介しますね。
<雪の美術館>
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大ヒット映画でおなじみのアナと雪の女王に登場するお城。
旭川にはこのお城によく似たスポットがあるのをご存知でしょうか。
一度入場してしまうと、そこはファンタジーの世界。
季節問わず、旭川を訪れたら足を運ばずにはいられない。
そんなスポットが「雪の美術館」です。
この美術館は、雪の美しさ・神秘をテーマにした美術館。
北海道の大雪山系に降る、日本でもっとも美しい雪の結晶をイメージした建物・展示が特徴的です。
1991年に60億円をかけてオープンした優雅で贅を尽くした空間は、外国のお城を髣髴とさせます。
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すべてが見どころと言ってしまってもよいほど、ハイセンス・ハイクオリティな観光スポットです。
まず、この美術館の外観に注目してみましょう。
白い建物は、ヨーロッパで見られるビザンチン様式を用いたものです。
曲線が美しいドームやアーチが特徴的。
これはエーゲ海に浮かぶ白壁の街で有名な、ギリシア・ミコノス島で見られる教会とおなじ建築様式なのですね。
そして、この建物の扉を開くと、目の前にはまばゆいほどの純白の空間が広がります。
そこはエントランスホールです。
ギリシアから取り寄せた大理石の床やシャンデリア、「雪の紋章」のタペストリー、ゴージャスな調度品には目を見張ってしまいます。
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そして、メインフロアへとつづく64段のらせん階段を降りてゆくと、「氷の回廊」に行き当たります。
この回廊の両側には人工の氷の壁があり、夏でもひんやりとした冷気を感じられます。
ガラスの向こう側の温度は、なんと氷点下15度。
さらにこの回廊をすすんでゆくと、メインフロアが現れます。
このエリアは、音楽堂やスノークリスタル・ルーム、カフェテラスなど、雪の世界にどっぷりとひたれる場所です。
音楽堂には、7人の画家が手がけた「北の空」が天井に描かれており、足元には地下水の小川が流れています。
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ここでは、実際にコンサートや講演会が開催されたり、1日1組で結婚式を挙げたりすることができます。
そして、メインフロアの中でももっとも印象的なのがスノークリスタル・ルームです。
この部屋こそ、まさにアナと雪の女王の世界。
本物の雪の結晶を拡大した写真が200点ほど展示されています。
これらはすべて、北海道大学低温科学研究所の教授たちが撮ったものです。
どれ一つとしておなじものがない雪の結晶は、見ていて飽きませんね。
ちなみに、ピンク色の背景の結晶に触ると思いが結ばれると言われています。
カップルで訪れたいですね。
館内を一通りめぐったら、カフェレストラン「スノーナ」で休憩しましょう。
シェフによる地元の食材をふんだんに使ったランチメニューやコースメニュー、雪の結晶がトッピングされたかわいらしいスイーツは、女子旅に夢を添えてくれます。
ちなみに、雪の美術館ではお姫様体験ができ、100着以上のドレスから好きな一着を選んで写真を撮ってもらえます。
海外からもこの美術館に多くの人が訪れるほど人気な雪の美術館。
女の子の夢を叶えてくれる、外せない観光スポットですよ。
<旭川市博物館>
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北海道を訪れたら、アイヌ文化に触れておきたいところです。
道内の至るところに、アイヌの人々の文化にふれられる場所がありますよね。
旭川の場合は、旭川市博物館があります。
この博物館は「アイヌの歴史と文化に出会う」をテーマに掲げている場所。
アイヌの人々の生活を忠実に再現した、独創的な展示が評判を呼んでいます。
元寇の前にはアイヌと元が戦っていたことなど、意外な発見がたくさんあるので、新たな知識を取り入れるにはぴったりの場所です。
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また、地下展示室には-20℃を下回る旭川の動植物と人が紹介されています。
さらに、旭川周辺エリアに焦点を当て、縄文時代から屯田兵の北海道開拓時代、そして北の軍都としての発展に至るまでの歴史を知ることのできる資料も見どころです。
博物館内は混んでおらず、ゆったりと鑑賞を楽しみたい人にはおすすめのスポットですよ。
観光の合間、時間ができたときに立ち寄るのにちょうどよい博物館です。
<上野ファーム>
世界的なアメリカの絵本作家ターシャ・テューダーを知っている人も多いのではないでしょうか。
旭川には、彼女が手がけた庭を思い出させるようなガーデンがあります。
上野ファームは、ガーデンデザイナー上野砂由さんがつくった観光庭園。
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美しいイングリッシュガーデンに近づけようと庭づくりをすすめていくうちに、北海道でしか表現できない庭があることに気づき、この庭は「北海道ガーデン」と呼ばれるようになりました。
実は、上野ファームはじまりは、お米の販売。
農家が個人でお米を販売できるようになった1989年からは、上野ファームでもお米が販売されるようになりました。
そのうち、お米を買いにくるお客さんにファームの風景を楽しんでいただこう、とのアイディアを思いつき、農道に植物や花を植えるようになったのです。
オープンガーデンとして正式に公開されたのは2001年のこと。
今ではガーデンの他にも、ショップやカフェが併設されており、ここでゆったりと過ごせます。
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このガーデンのカフェ・NAYA cafeはちょっと特徴的。
築65年をこえる納屋を改造して2008年にオープンしました。
北海道の食材をふんだんに使ったカレーやタコライス、キッシュなど、女性にうれしい健康的なお食事をいただけます。
もちろん、ランチだけでなく、フレンチトーストや洋ナシとリンゴのパンケーキなどのおいしいスイーツも人気ですよ。
ガーデンショップでは、上野ファームが北海道ならではの庭づくりのために選んだ苗が販売されています。
園芸が趣味の人は、注目しておきたいショップですね。
<北の嵐山>
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嵐山、と聞けば京都の嵐山を思い浮かべますよね。
実は、旭川にも京都の嵐山とよく似た場所があります。
旭川市の旭岡一体は、「北の嵐山」と呼ばれているエリアです。
ここには、自然を満喫できる嵐山公園でハイキングを楽しむことも、陶芸・ガラス・染物・茶の湯などさまざまな工房でものづくりの体験もできます。
嵐山公園内には北邦野草園があり、600種類以上の植物が収集・展示されています。
さらに、嵐山の頂上には展望台が設置されており、旭川市街を一望できます。
とくに、晴れた日には大雪山連峰がくっきりと見え、清々しい気分になりますよ。
そして、嵐山のふもとには旭丘と呼ばれている丘陵があります。
今は閑静な住宅地となっていますが、明治のころ、この一帯は多くの窯元が集まる場所であり、旭川市民の間では「陶芸の里」と呼ばれていました。
最近は陶芸だけでなく、ガラス工房や木工クラフト、染色工房を営むアーティストが集うエリアとなっています。
ここでとくに訪れておきたい工房があります。
それは、旭川でもっとも古い窯元である「大雪窯」と呼ばれる工房です。
この窯元の特徴は、北海道の大自然と四季の移り変わりをイメージした作品です。
シンプルながらも、味わい深い手作りの陶器は、一つ一つじっくりと眺めて過ごしたいものですね。
大雪窯ではお買い物だけでなく、体験も可能です。
体験メニューは手びねり造形とロクロ造形の2種類。
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自分へのお土産、あるいは大切な人へのお土産に、手づくりのお皿やマグカップをつくったら喜んでもらえそうですね。
また、北の嵐山には散策に疲れたときにふらっと立ち寄れるカフェもあります。
工房での体験をふくめたら1日楽しめるので、移動なくのんびりと過ごしたい人に最適な穴場スポットです。
【まとめ】
いままで旭川動物園しか知らなかった方は、今回ご紹介した観光スポットを知って驚いたのではないでしょうか。
実際、旭川を訪れても動物園のみしか観光せず、見終わったら別の場所に移動してしまう人が多いのです。
でも、こんなにおしゃれな観光スポットがあるのを知っていれば、ありきたりな観光にならず、もっと楽しい旅にアレンジできるのですね。
最後に、この記事に関連して、「旭川には他にこんな場所もあるよ」「ここは面白かった」などの体験談や口コミがあれば、お気軽にコメントくださいね。
みなさんから寄せられたコメントが、多くの方にとって、より充実した旅行の判断材料となりますよ。
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