テニスの基本中の基本として挙げられるフォアハンドは、はじめのうちはうまく打てません。
気持ちよくボールを打てないと面白くないですよね。
早く安定したフォアハンドを身につけるには、ポイントをおさえ、素振りで感覚をつかむ必要があります。
そこで今回はフォアハンドがどんな技術なのか、そして打ち方のポイントついてご紹介します。
目次
テニスのフォアハンドの打ち方!初心者向けにコツをご紹介!【動画付き】
フォアハンドは簡単だと思っていたのに、思うように打てない…。
こんな風に思っていませんか。
私もテニスをはじめたての頃は、うまくボールを打てずにテニスの面白さが分かりませんでした。
でも打ち方のポイントをおさえて、何度も素振りを重ねることで、のびやかな球を思い通りに打てるようになります。
そのためにも、この記事でフォアハンドの効力、そして打ち方のポイントを確認してみましょう。
<基本のフォアハンドとは? どんな効力を持つの?>
テニスの試合や練習の基礎となるのが、フォアハンドです。
フォアハンドとは、後ろから前にラケットを振り、ボールを前へと押し出すタイプの返し方。
長く打ち合いを続ける際には、このフォアハンドが基本です。
どんな効力をもつ打ち方なのか、確認してみると次の3つを挙げることができます。
・ラリー(打ち合い)を長く続ける
・のびやかなボールを打つ
・ボレーやスマッシュなど、他の打ち方を組み合わせて相手の不意を突く
これら3つの効果があるのですね。
フォアハンドはクセのないストレートな球を打てるので、それほど攻撃的なプレーができません。
でもフォアハンドでのびやかなボールを安定して打つことで、相手の思いがけないタイミングで攻撃を仕掛けることができます。
「誰でも出来るテニス初級」より
第三章
フォアハンドを打ってみよう!! pic.twitter.com/6vj9YDAb— かもだ (@rkamoda) 2012年10月26日
フォアハンドが安定して打てるようになれば、力強いボレーやスマッシュを狙えるようになります。
テニスを始めたばかりのうちは、フォアハンドが一番大事なテクニック。
それでは基本中の基本テクニックを獲得するためにも、フォアハンドの打ち方を確認してまいりましょう。
<フォアハンドの打ち方のコツは?>
テニスの試合を見ていると、フォアハンドはいとも簡単にできるような気がしますよね。
でも実際にテニスを始めてみると最初はラケットの面にボールが当たらず悔しい思いをします。
私もテニスをはじめたての頃は、ボールが面に当たったとしても、とんちんかんな方向に飛んでしまいました。
でもコツさえ押さえれば、難なくボールを思い通りの方向に飛ばせるようになります。
早速コツを1つ1つ確認してみましょう。
・ラケットの振り方
まずはラケットの振り方を確認しましょう。
テニスを始めたばかりのうちは、ラケットの面が上を向いていたり、下を向いていたり不安定です。
これがおかしな方向へボールが飛んで行ってしまう原因です。
しっかりと狙いを定めて球を打つには、球を打つ瞬間、ラケットの面が地面に対して垂直になるようにします。
高校選抜、湘南工大附(神奈川)が柳川(福岡)破り6年ぶりの優勝、写真はフォアハンドの野口莉央⇒【https://t.co/zNJTzC1WHX】 #テニス #高校選抜 #センバツ #柳川 #湘南工大附 pic.twitter.com/R13Fn1CwY1
— tennis365.net テニス365 (@tennis365) 2016年3月25日
こうすることでラケットの面は上にも下にも向かず、まっすぐきれいにボールを飛ばせるのですね。
ラケットで球を打つポイントはもう一つあります。
打点は前に出した足の膝と同じライン上に定めましょう。
このラインよりも前や後ろになってしまうと、ラケットの面をうまくコントロールできず、ボールが間違った方向に飛んでしまいます。
「ラケットの面が地面に対して垂直になるようにする」、「前に出した脚の膝と同じラインに打点を定める」という2点を意識して練習しましょう。
特に素振りは打点の感覚をつかむために、何度も繰り返すのが大事です。
次男がテニスの素振り中も足元でくつろぐ…まるさん(笑) pic.twitter.com/jl8xnHdtsW
— yumi (@Rengeee0301) 2018年5月23日
素振りのコツは、前に出した脚の膝の位置でラケットを止め、打点を意識してから振り切ることです。
一旦ラケットを止めることで打点の感覚をつかむことができ、本番でも狙い通りにボールを返せます。
感覚をつかめるまで何度も素振りを繰返しましょう。
・ボールは押し出す感覚で
テニスを始めたばかりの頃は、ボールをしっかり飛ばそうと必死になるあまり、ラケットの面にボールを強く当てようと考えてしまいます。
しかし大事なコツは、ボールを「押し出す」感覚でラケットを振るということです。
打点でラケットとボールが接触したら、当てるのではなく、ボールを前に押すような感覚を心がけてみましょう。
押し出すとはいっても、力は入れないことがポイントです。
船水雄太選手(NTT西日本)
大きなフォアハンドストローク#softtennis #ソフトテニス #tennis pic.twitter.com/kT0CCNlAxa
— なぉや@5/26,27日 国体予選(呉総合SC) (@naoyeah323) 2017年6月15日
力ずくでラケットを前に押し出してしまうと、ボールが高く飛び過ぎてアウト(テニスコートの外に出ること)してしまいます。
遠心力に任せて、腕を楽に振り切るのがコツです。
また、初心者のうちは「ラケットの面にボールを当てなければ」という意識で打ってしまうので、打点でラケットを止めてしまいがちです。
でも、このような振り方をするとボールが遠くまで飛ばず、ネットに引っかかりやすくなります。
それを避けるためにも、力を抜いて前に押し出し、振り切るように心がけてみましょう。
【左右に自在のフォアで攻めまくるワウリンカ/映像】
バックだけじゃない!
決勝でラリーからウイナーまでフォアハンド一本で決めたスーパーショットを公開中!→https://t.co/CHIIeeEG5v #wowow #テニス pic.twitter.com/hn7egIX0qU— WOWOWテニス (@wowowtennis) 2015年10月11日
またラケットを持った利き腕は、振り切るまで軽く曲げた状態に保ちましょう。
腕を伸ばし切ってしまうと、ボールをうまくコントロールできません。
これも素振りで意識して、クセをつけるようにしましょう。
・体重移動をスムーズに
フォアハンドでのびやかなボールを打つには、体重移動が大きなカギを握ります。
右利きの場合、最初の構えの時点では右足を後ろに引き、右足に体重をかけている状態です。
ボールが近づいてきたら左足に体重を移動し、曲げた左足の膝と同じライン上に打点がくるようにしましょう。
慣れるまでは近づいてくるボールの速さに追いつくのが難しいですが、練習を重ねることで、後ろの右足から前の左足へと体重を移動させるタイミングをつかめるようになります。
船水颯人選手(早稲田大学)
フォアハンド#softtennis #ソフトテニス #tennis pic.twitter.com/HzO9oRrxfS
— なぉや@5/26,27日 国体予選(呉総合SC) (@naoyeah323) 2017年6月15日
体重移動の際は、ずっと膝を曲げたまま同じ高さで移動させるのがコツです。
腰を低くしたまま重心を移動させることで、ボールがまっすぐ飛ぶようになるのですね。
トレーニングとしてスクワットや空気イスを取り入れると効果的なので、試してみると良いですよ。
・左手でボールを追う
上手なフォアハンドのコツは、左手を使うことです。
右利きの場合は右手にラケットを持ちますが、大事なのは右手だけではないのです。
左手を使うことでボールとじぶんの体の距離をつかみ、ちょうど良いタイミングで打つことができます。
左手は真っ直ぐに伸ばして、手の先の延長線上にボールが来るようにします。
手の先を使ってボールを追うことで、じぶんとボールの距離を測れるのですね。
大阪のテニスクリニック,参加申込はせずに撮影を優先したけど後悔も・・・
で,昨日
握手終了後,出口を背に後ろ向きで歩きながら,エアーでフォアハンドストロークをしたらフォアで返してくれた #佐藤朱 ちゃん
バックハンドにはバックで♡
たぶんずっと忘れられない
心のラリー😂 pic.twitter.com/6BmUmghYZw— max (@tasmania888au) 2017年7月18日
慣れてくれば、あえて左手を使わなくても打てるようになりますが、最初は必ず左手を使って練習するようにしましょう。
フォアハンドの素振りでも、手を付けて練習することで、自然ときれいなフォームを保てるようになります。
私も初心者のころは、つい左手を使ってボールを追うのを忘れてしまい、よくコーチに指摘されました。
でも、やはり左手を使うのと使わないのとでは、まったく打ちやすさが変わります。
初心者のうちはきれいなフォームを身につけるのが最優先なので、左手を有効活用しましょう。
・力は入れない
遠くに飛ばしたい、と思って力を入れるとボールはとんでもない方向に飛んで行ってしまいます。
個人差はありますが、つい力んでしまう人は要注意です。
私もつい腕に力が入ってしまいやすく、ボールを飛ばし過ぎること頻繁にありました。
力んでしまう部分は特に手首です。
手首が固定されてしまうと、ボールは真っ直ぐに飛ばず、変な方向に行ってしまいます。
手首の力を抜くために、素振りをするまえに手首をマッサージしたり、手をぶらぶらと振ったりするのがおすすめです。
また手首だけでなく、腕全体の力を抜くようにしましょう。
コツは遠心力に任せて振り切ること。
遠心力に任せることで、ボールを自然に押し出すことができ、のびやかな球を打てるのですね。
ただ、注意点は腕を伸ばし切らないということです。
2017年 西日本ソフトテニス選手権大会
増田選手(和歌山県庁)全身を使って放たれるフォアハンド🎾
軸足付近の砂の飛び散りが凄い!#softtennis #ソフトテニス #tennis pic.twitter.com/jFa5ugVr1C— なぉや@5/26,27日 国体予選(呉総合SC) (@naoyeah323) 2017年7月22日
先ほどもお伝えしたように、腕を伸ばしてしまうと思わぬ方向にボールが飛んで行ってしまいます。
腕は軽く曲げながら振り切るのが鉄則です。
でも腕を軽く曲げると力んでしまうので、加減が難しいところ。
こればかりは何度も素振りを行って、感覚を身につけるのが大切です。
素振りはテニスの大事な基礎なので、時間があるときに何度も繰り返して、フォアハンドのフォームを身につけましょう。
【まとめ】
フォアハンドがうまく打てないと、気持ちよくテニスできないですよね。
でもこれさえ身につければ、本当のテニスの楽しさにはまってしまいます。
最初は力加減が難しいところですが、今回ご紹介したポイントをおさえ、素振りを繰り返すことで感覚をつかめるようになりますよ。
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みなさんからのコメントをもとに、テニス初心者に欠かせない基礎をご紹介して参ります。