2019年8月3日は江戸川の夜空に色とりどりの笑顔が浮かぶ日です。
「エキサイティング花火」と呼ばれる江戸川区花火大会は、8つのテーマで見る者を魅了し、″日本一の動員数″を誇ります。
千葉県市川市との合同開催でもあるため、東京側・千葉県側どちらから見ても楽しめる花火大会。
今回は都内でも最高の人気を誇る江戸川区花火大会の最寄り駅や有料席、そしておすすめの穴場スポットについて探って行きます。
目次
江戸川区花火大会2019年の日程!有料席と穴場を紹介!
江戸川区花火大会は「エキサイティング花火」とも呼ばれるだけ、その色とりどりの個性が表情豊かに表現される花火大会です。
2018年は8つのテーマが用意され、10分ごとに観覧者を別の世界へといざないます。
江戸川区花火大会は1976年という、全国的な花火ブームが巻き起こった年に初開催されました。
この花火大会を初めて開催したのは鍵屋と呼ばれる花火職人。当時の花火大会ブームの中でも規模が大きく、話題を呼んだものでもありました。
ちなみに鍵屋は1659年から現在に渡って続く由緒ある花火職人の家です。
本花火大会は千葉県市川市との共同開催でもあり、千葉県側では「市川市民納涼花火大会」と呼ばれています。これなら千葉県側からの景色も楽しめますね。
今回は、都内の花火大会でも最も人気が高く、140万人にものぼる日本一の観覧者数を誇る江戸川区花火大会についてご紹介します。
まずは、基本情報である日時と場所から見て行きましょう。
＜場所・日時＞
江戸川区花火大会は例年、江戸川河川敷（都立篠崎公園先）で行われます。
2019年は8月3日（土）に19:15～20:30の時間帯で花火の打ち上げが開催される予定。
悪天候の場合は8月4日に延期されます。4日も打ち上げが出来ない場合は中止となります。
＜アクセス＞
江戸川区花火大会会場にはどのような方法でアクセスできるのでしょうか。
電車の場合は、4つの最寄駅を利用しましょう。都営新宿線「篠崎駅」から徒歩15分、JR総武線「小岩駅」から徒歩25分、京成線「江戸川駅」から徒歩25分、都営新宿「瑞江駅」から徒歩45分です。
ただ「篠崎駅」、「小岩駅」は例年車内・駅構内ともに非常に混雑するので、他の2駅の利用がおすすめですよ。
バスの場合は小岩井駅から京成バスを利用し、「北篠崎」（下車徒歩0分）、「南小岩井二丁目」（下車徒歩10分）、「新皆面橋」あるいは「中図師」（下車徒歩10分）です。
アクセスについて、江戸川区の公式HPでは、バスの路線図・交通アクセス、さらには帰りの際のアドバイスなども掲載されています。丁寧な案内なので、是非ご参照くださいね。
＜特徴＞
「エキサイティング花火」と称される江戸川区花火大会ですが、一体何がエキサイティングなのでしょうか。
気になりますよね。早速、主な特徴を確認して行きましょう。
・見逃せないオープニング
今年の見所は「満開！江戸川大輪花！」です。
このテーマは花火大会のオープニングを飾るもので、江戸川花火大会名物の5秒間1000発打ちの圧倒的な花火を見ることができます。
全体の打ち上げ数は約1万4000発ですが、そのうちの1000発がわずか5秒間で打ち上げられてしまうことに驚愕せずにはいられませんね。
・テーマに合わせた華麗なショー
江戸川花火大会は10分ごとに切り替わる8つのテーマで構成されています。
オープニングは先ほどご紹介した「満開！江戸大輪花！」、次に冬景色の富士を演出した「白銀の富士」、続いてパステルカラーの花火で江戸川の夜空を染め上げる「キラキラ☆夏色アンサンブル」、そして前半最後には空を行き交う花火の競演「CRASH×CRASH!」です。
後半は、飛び回るミツバチをイメージした「Let It Beeダッシュ！」、紫一色の世界を織りなす「神秘の楽園」、手品のような黄色のショー「イエローマジック!!」そしてフィナーレは降り注ぐ光のシャワー「GOOD LUCK~希望の虹~」です。
プラグラムだけ見ても、非常に表情豊かな花火大会であることが想像できますね。
個性豊かな花火を見たい方、江戸川花火大会はあなたを飽きさせませんよ。
・千葉県市川市との合同花火大会
江戸川花火大会は東京都だけでなく、千葉県市川市との合同で開催される花火大会です。
東京都側には有料席はありませんが、千葉県側に座席があります。
したがって、有料席から鑑賞したい方は「江戸川区花火大会」の情報ではなく、「市川市民納涼花火大会」の情報をチェックしましょう。
また、屋台は江戸川区側には少なく、市川市側にたくさん出店されています。
屋台グルメも楽しみたいのであれば、市川市の花火大会に参加しましょう。
・最新技術による演出
江戸川区花火大会では8つの各テーマに合わせたBGMに沿って、華麗な花火を空に打ち上げます。
また、花火の打ち上げ方法は人の手によるものではなく、最新の技術によるという点も見どころです。
遠隔操作による電光着火で打ち上げ、きめ細やかで正確な演出を楽しむことができますよ。
・屋形船
ほとんどの花火大会で屋形船が川に浮かぶ風流な光景を目にすることができますね。も例外ではありません。
屋形船は落ち着いてゆったりと食事やお酒を楽しみながら花火を見ることができる点に風情があります。
さまざまな屋形船がありますが、江戸川区花火大会においてはその相場は2万5000円～2万8000円程度。
「あみ達 屋形船」「屋形船 網さだ」などの屋形船を予約できます。気になる方は以下のホームページで確認してみてくださいね。
江戸川区花火大会の予約状況も載せられています。
＜有料席＞
江戸川花火大会では有料席が設置されていません。しかし、共同開催を行う千葉県市川市側に有料席が設置されます。
例年、座席は桟敷席（1マス4人）18,000円、ペア席（1シート2人）10,000円、イス席（パイプ椅子1人）6,000円の全部で3種類の有料席が用意されます。
発売については今年2019年度は6月23日（日）10時から開催される予定です。
チケットぴあにより、電話・店頭・インターネットを通して販売が行なわれます。
＜穴場＞
散策好きな方には、穴場探しも花火大会のお楽しみの一部ではないでしょうか。
また、有料席が取れなった場合にも備えて、是非穴場は確認しておきたいですよね。
江戸川区花火大会の場合は「江戸川区側」と「市川市側」の2つに穴場スポットが点在しています。
まずは江戸川区側の穴場を確認し、後半で市川市側について見て行きますね。
・篠崎公園【江戸川区】
篠崎公園は広々とした公園で、打ち上げ会場近くの穴場。お気に入りの場所を見つけてのんびりと花火を眺めることができます。
前日の場所取りは禁止されており、当日のみ場所取りが可能となっています。
眺めの良い場所は人気なので、16時までには場所取りを済ませておきましょう。
また、江戸川花火大会では駐車場が準備されませんが、この公園なら24時間営業の駐車場もあるため、車でお越しの方には助かりますね。
公園内のどの場所も埋まっている場合には、児童遊園や野球場も確認してみましょう。
もしかしたら、場所を確保できるかもしれません。
－最寄駅：JR総武線「小岩駅」あるいは都営地下鉄「篠崎駅」から京成バス72系「浅間神社」徒歩4分
・江戸川区河川敷、篠崎ポニーランド付近【江戸川区】
篠崎ポニーランド付近は江戸川区河川敷の正面に位置するスポットの中でも、最も空いている場所です。
ここでは土手から花火を眺める形になります。開催時刻が近くなっても2．3人並んで座る場所を確保することが可能です。
－最寄駅：都営新宿線「篠崎駅」から徒歩15分、あるいはJR都営新宿線「篠崎駅」、JR総武線「小岩駅」、JR総武線「新小岩駅」から京成バス[瑞江駅・スポーツランド行]に乗り「ポニーランド」で下車
・総武線陸橋下【江戸川区】
このスポットは「花火が大きく見えて、その上混んでいない場所」を希望している方にはうってつけの穴場です。
－JR総武線「小岩駅」
・江戸川ラグビー場【江戸川区】
ここはグラウンドで場所が開けているので、空いたスペースが探しやすい場所です。
また、最寄りの駅にも近いため、帰りは比較的混雑を避けることができるでしょう。
－最寄駅：JR「小岩駅」、京成「江戸川駅」
・篠崎水門【江戸川区】
篠崎水門は打ち上げ会場からも離れているため、大きな混雑は回避することが可能です。
－最寄駅：「妙典駅」
・市川市側の江戸川河川敷【市川市】
江戸川を挟んで、千賀県市川市側から見れば、人手が多少少なくなります。
江戸川河川敷よりもゆったりと楽しみたい方には、このスポットがおすすめですね。
－最寄駅：JR総武線「本八幡駅」、地下鉄新宿線「本八幡駅」
・（河原地先）【市川市】
市川市側から花火を見るのであればこの場所がおすすめ。
この場所は花火の打ち上げ会場から離れた場所に設置されているサブ会場です。
芝生が広がっていてのびのびと花火を観賞することができます。
それなりに人で混雑しますが、市川会場よりは落ち着いて花火を眺めることができますよ。
・大洲防災公園【市川市】
この公園は打ち上げ場所から少々距離がありますが、視界の開けた場所であるため、花火は見事に見えます。
トイレの設備が整っているので、ありがたいですね。
－最寄駅：JR総武線「市川駅」
＜注意点＞
江戸川花火大会に参加する場合、特に気を付けたいのは駐車場です。
江戸川区花火大会では駐車場が設置されません。
そのため公共交通機関の利用が強く勧められています。
それでは、1つ1つ注意点を確認して参りましょう。
・交通規制
交通規制は17時から22時頃の予定です。
江戸川区ホームページでは、車・自転車での来場を固く禁止しており、電車やバスの利用が勧められています。
交通規制図も載せられていたので、以下をご参照ください。
－江戸川区花火大会 交通規制図はこちら
・駐車場
交通規制でもご紹介したように、江戸川区では周辺道路での駐車が禁止されており、花火大会の専用駐車場もありません。
出来る限り公共交通機関を利用しましょう。
やむを得ず車を使う場合には、最寄駅から1～2駅手前の駅周辺に駐車し、あとは電車を利用しましょう。
・屋台グルメは市川市側で
では、他の花火大会に比べ屋台が少ないのが難点です。
しかし同じ日には江戸川花火大会の共同開催地である市川市の市川市民納涼花火大会側の会場には屋台が多く並んでいるので、そちらに行くと良いでしょう。
市川市民納涼花火大会において屋台が出店される場所は、市川会場河川敷のあたりです。
営業時間は昼頃から21時頃までとなっています。
・トイレ
江戸川河川敷周辺には花火大会用の仮設トイレが10か所用意されます。
公園やコンビニのトイレはピーク時の場合20分～30分待ちとなります。
出来る限り、花火大会が始まる前に済ませておくようにしましょう。
【まとめ】
10分ごとにテーマが切り替わる、江戸川区花火大会。
これほど表情豊かな演出が施されているのですから、多くの人が惹きつけられる理由が分かりますね。
プログラムに含まれた各テーマを見ただけで実物を見てみたいと思わせる優れた内容構成です。
また、公式HPも他の花火大会と比べ物にならないほど丁寧で、花火大会に力を入れていることが一目瞭然です。
今年は手の込んだ、美しい花火を見に江戸川へと赴いてはいかがでしょうか。
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