沖縄の中でも小さな島であるにもかかわらず、絶大な人気を集めているのが竹富島です。
その人気の理由は1か所に沖縄の自然と文化の両方がぎっしりと詰まっているからでしょう。
それほどに、訪れてみて得るものの多い竹富島にはどのような観光スポットがあるのでしょう。
この記事では7つのおすすめ観光地スポットについて確認しますね。
目次
竹富島のおすすめ観光スポットランキング7選!1日で周れる!
竹富島は石垣島から高速船でわずか10分しかかからない場所にある小さな離島。
島の外周は9kmしかなく、健脚であれば、1日で1周することのできるこぢんまりとした島です。
しかし、この小さな島は、沖縄文化・自然の宝庫であり、見どころは非常に多いのも事実です。
そこで、今回は竹富島にどのような観光スポットがあるのか、ランキング形式でご紹介しますね。
まずは、コンドイビーチからです。
第7位:コンドイビーチ
竹富島で一番の定番ビーチといったら、コンドイビーチを挙げることができます。
このビーチの特徴は、遠浅で沖の方まで延々と砂地が続いているという点です。
したがって、シュノーケリングには適していませんが、海水浴にはぴったりの海であると言えるでしょう。
また、ビーチの奥にはピクニックエリア、シャワー施設やトイレが設置されているので、設備の整ったビーチとして便利に利用することができます。
そして、実はこのコンドイビーチ、猫が多く集う場所としても知られています。
可愛らしい猫たちを写真に収めたり、触れあったりして楽しめる、猫好きにはたまらない場所でもあるのですね。
さらに、海水浴でお腹を空かせたら、是非訪ねたいお店が「そば処 竹の子」です。
このお店の人気メニューはやはり「ソーキそば」。
量も十分なので、体を動かした後には満足できるお食事を楽しめますよ。
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第6位:喜宝院蒐集館(きほういんしゅうしゅうかん)
日本最南端のお寺として挙げられるのが、竹富島の喜宝院です。
このお寺が建てられたのは比較的最近で、1957年に創建されました。
このお寺の特徴は、蒐集館(民俗資料館)が併設されているという点です。
この資料館は、竹富島の歴史や風習に触れることのできるスポットとなっており、島で実際に使用されていた民具・古銭、美術工芸などがおよそ4000点あまり展示されています。
特に、「ばなり焼」と呼ばれる焼き物や、米軍占領時代に発行されていた軍票、民具、八重山地域の祭事で使用される仮面は、蒐集館の見どころです。
また、ここに展示されている「竹富島の生活用具」は沖縄県内の国有形民俗文化財として登録された貴重な資料です。
この蒐集館は、民俗学を専門とした研究者も多く訪れる場所なので、竹富島の文化にどっぷりと漬かりたい方にはおすすめの場所ですよ。
第5位:赤屋根の集落
竹富島では沖縄の原風景を目にすることができますが、その中でも代表的なのが赤屋根の集落です。
そもそも竹富島内の建築はすべて赤屋根ですが、実は竹富島では新しく建てられる建物はすべて赤屋根でなければならない、という決まり事が定められています。
集落内を散策すると、巨大な木が道の真ん中に立っているのを度々目にすることでしょう。
これらの巨大な木は「スンマシャー」と呼ばれる魔除けの木であり、集落内への敵の侵入を防止する役割を果たしているのです。
きょうめちゃんこ暑いんですけど (@ 西のスンマシャー in Okinawa) https://t.co/0fh5dRkvaV pic.twitter.com/vkcZBzLxGY
— とんぺー/ごみくず廃人 (@toshiki_oshiro) 2018年2月15日
島の風習の一端をうかがい知ることのできる風景ですが、さんさんと降り注ぐ日の光の中、涼しげに佇む「スンマシャー」を眺めるだけでも、心癒されますね。
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第4位:西桟橋
日中の海と空の美しさはもちろん、沈みゆく太陽にたそがれながら、のんびりと過ごせる場所が西桟橋です。
全長は105m、幅は2mに及びます。
西桟橋は2005年に国の登録有形文化財に指定された桟橋であり、1938年~1971年頃にかけて利用されていた歴史ある桟橋です。
これが実際に使われていた頃には、西表島へ稲作を行ないに出かける人たちで賑わっていました。
西桟橋から眺める景色は、干潮・満潮、天候によって異なるので、できる限り満潮で天候の良い日に訪れるようにしましょう。
サンセットの景色で有名な場所なので、夕暮れ時は人が多く混雑していることが多く、のんびりと風景を楽しむことは、なかなか難しいようです。
ただ、日中であればあまり人も多くないので、夕陽を見る代わりに、美しい海と空を眺めに来るのがおすすめです。朝一番に、清々しい海を眺めてみるのも良いものですね。
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第3位:ンブフル展望台
ンブフル展望台は私設の展望台で、竹富島をよく見渡すことのできる場所です。
竹富島にはなごみの塔と呼ばれる観光スポットがありましたが、今では閉鎖されてしまっているため、このンブフル展望台に注目が集まっています。
実は、この展望台の方がなごみの塔よりも景色が良く、天気に恵まれれば石垣島・西表島を見渡すこともできます。
どうして、「ンブフル」という珍しい名前がついているのかというと、その昔住民が飼っていた牛が高い丘を作り、その丘の上で「ンブフル、ンブフル」と鳴いていたために、この名前がついたのだと言い伝えられています。
私設の展望台なので、個人の住宅の敷地内に設置されていますが、そのこぢんまりとした敷地内から、雄大な景色を眺めることができた時には、大きな感動を覚えますね。
この展望台は一応有料(100円)となっています。観光地らしくない場所から眺める景色もほっとしますね。
第2位:西塘御嶽(にしとううたき)
まちなみ館の裏には西塘御嶽(にしとう・うたき)。神社のような、お墓のような、単なる祭礼しょのような。 pic.twitter.com/yv4EPgZ6Fd
— 南野 森(MINAMINO S.) (@sspmi) 2014年3月16日
西塘御嶽は竹富島の偉人である西塘を祀った御嶽です。
「御嶽(うたき)」、「西塘(せいとう)」について馴染みの無い方がほとんどだと思うので、少し確認してみましょう。
まず、「御嶽」について、「御嶽」とは、沖縄各地に点在している祈りの場であり、神様をお祀りする神聖な場所として知られています。
そして、「西塘」とは25年間琉球の首里王府に重用された技師であり、石工技術に長けた人物でした。
1519年には首里の園比屋武御岳の席門を設計・建築したことで知られています。
さらに、西塘の出身である竹富島には、園比屋武御嶽の神にまつわり、八重山諸島の中でもたった一つだけ、琉球王府の神とつながりを持つ国仲御嶽を作りました。
西塘御嶽。本島ではみかけない鳥居が八重山にはあって、「おん」という読み方も独自。 pic.twitter.com/dGBg9NtgnL
— QР(昔の名前で出ています) (@QP_honey99) 2018年2月10日
また、彼は1524年に、八重山諸島の長官である武富大首里大屋子に任ぜられ、農業改革、時報のための鐘の設置、そして日時計の設置などをはじめとして、八重山において多くの改革を行ないました。
このように、大きな功績を遺した西塘の栄誉を称えた証が、西塘御嶽なのです。
この御嶽はもともと西塘の屋敷跡・埋没地でもあり、今の時代になっても竹富島の人々から厚い信頼が寄せられていることを窺い知ることができます。
ちなみに、西塘はこの御嶽において、島の守護神・豊作の神様として祀られています。
この御嶽は、沖縄県指定文化財にもなっているので、竹富島を訪れたら観光の合間に足を踏み入れてみたいものですね。
第1位:竹富島ビジターセンター ゆがふ館
竹富島ゆがふ館に来た。環境省のいわゆるビジターセンターというやつ pic.twitter.com/VKchE3tdhZ
— kyotrain (@Kyo_train) 2016年3月7日
竹富島に到着したら、一番に訪れておきたい場所が、竹富島ビジターセンターゆがふ館です。
というのも、この施設には竹富島全体の自然・伝統文化・芸能が一挙に紹介・展示されているからです。
ゆがふ館では、ギャラリー展示と常設展示の2つの展示を見ることができます。
ギャラリーは期間ごとに展示のテーマが異なりますが、常設展示では竹富島の人々と自然環境について紹介する空間が用意されています。
西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館 https://t.co/UzPceE3a pic.twitter.com/FhKJ6fZG
— sskobutachan 子豚 (@sskobutachan) 2012年11月3日
観光客として旅行に来ただけでは、それほど深くこの島に住む人の暮らし・心に触れることができません。
しかし、このコーナーでは、島の人々の喜びや悲しみ、そしてそこに生まれてきた精神について知ることのできる展示を目にできます。
また、島民と来訪者との交流も行なわれているので、竹富島の真髄に触れたいならば、イベント情報についても確認してみてくださいね。
さらに、竹富島ゆがふ館からは、竹富島自然学習歩道が続いており、この道を歩くことで、コンドイ浜や竹富民芸館、御嶽など、主要なポイントを通過しながら、竹富島の雰囲気を堪能することができます。
観光初日は、ゆがふ館で島の情報を集め、ここから伸びる散歩道を歩いて、島に親しんでみましょう。
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【まとめ】
今回は7つの観光スポットについてご紹介しましたが、竹富島にはこの他にもたくさんの観光場所が点在しています。
この小さな島には、他の島には見られない独特の雰囲気が宿っており、今でも多くの人々を惹きつけています。
1か所でじっくりと沖縄の離島を味わいつくしたいのであれば、竹富島が一番ですね。
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