予習ノートの書き方・作り方次第で、授業中の理解度や復習時の勉強の質が向上します。
それほど、予習ノート作りは勉強において大きなカギとなります。
でも、自力でそのコツをおさえるのは、なかなか難しいですよね。
そこで、今回は私が高校時代に実践し、実際に成績を上げることのできた予習ノートの書き方・作り方ポイントをご紹介します。
目次
予習ノートの書き方や作り方!英語や国語・数学の成績も上がる!
「予習ノートが上手くつくれず、授業にも身が入らない。」
「そもそも予習の仕方が分からない。」
こんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
予習ノートの書き方・作り方のポイントを一度おさえてしまえば、勉強の質も驚くほど上がります。
そのため、ポイントをおさえた予習を続けることで、成績も格段に上がるのですね。
そこで今回は、続けていれば、成績が着実に上がる予習ノートの作り方・書き方ポイントをご紹介します。
私も大学受験生のころに試して、実力が付いたので、とても効果的な方法ですよ。
大学受験だけでなく、高校受験にも役立つポイントなので、受験生の方はチェクしてみてくださいね。
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<予習ノートの書き方ポイント3つ!>
予習ノートを作る際には、どの科目のノートにも共通する大事なポイントがあります。
これらのポイントを土台にして予習ノートを作ることで、授業を受ける際の理解度も随分と変わります。
授業中の時間をより充実したものにするには、一体どんなポイントを踏まえれば良いのでしょうか。
ここでは3つのポイントをご紹介します。
・分からない言葉、語句を調べてメモする
テキストや参考書に目を通していると、どうしても分からない単語や語句が出てきます。
とくに、英語や世界史、日本史、国語は、単語・語句の理解が必要とされる科目です。
予習では自分の力で何とか問題を解かなければならない、と思って言葉の意味を調べずに問題を解きますよね。
問題を解くときには、力試しとして辞書や用語集を調べない方が、意味を推測する力を身に付けられます。
しかし、言葉の意味が分からないまま予習を済ませてしまうと、授業中、先生の説明に対する理解度も下がってしまいます。
先生の解説をスムーズに理解するためにも、予習で問題を解いた後は必ず言葉・語句の意味を辞書・用語集で引いておきましょう。
さらに、ノートの空白スペースに言葉・語句の意味をメモしておくことで、授業中に「この言葉の意味は何だったっけ」と思った時に、すぐに確認でき頭の中に定着します。
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・色ペンは使わない
予習ノートの書き方で大切なのは、色ペンを使わないということです。
なぜ、色ペンを使わないようにする必要があるのでしょうか。
それは、予習の時点での自分の考え方と授業時の先生の解説を瞬時に見分けられるようにするためです。
つまり、色ペンを使うのは授業時にする、ということです。
このように、予習時のメモと授業時の先生の解説メモを色分けすることで、復習時に自分の考え方のどこが間違っていたのか、本当に自分の考え方が正しいのかきっちりと見直せるのです。
予習時には、できるだけシャープペンシルや鉛筆など線の薄いものを使うことで、色ペンで解説メモの書き込みを加えたときに見分けやすくなりますよ。
ちなみに、授業時に使う色ペンは3色までがおすすめです。
もちろん、色の使い分けは人それぞれ自由ですが、それ以上色を使ってしまうと見づらくなってしまいます。
ノートはあくまでも見やすさが勉強の効率・吸収力を上げる要素だという点を忘れずに、ノートを作ってみましょう。
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・疑問点をノートの空白スペースに書き残しておく
実力を確実に上げるノートの書き方として、ぜひとも推奨したい方法があります。
それは、予習時に問題を解いていて疑問に思った点を空白スペースにメモしておくことです。
問題を解いていると、いくら参考書や教科書を調べてみても、自分の力だけでは解決できない疑問点が出てきます。
その疑問点を解決することこそが、自分の実力を1ランク上に引き上げることに直結するのですね。
したがって、予習時に見つけた疑問点を忘れないようにノートの余白にメモしておく必要があります。
そして、授業時に、自分のメモした疑問点に答えてくれるような解説がでてきたら、それもしっかりと書き取ります。
もしも、先生の解説を聞いても疑問が解決されなかったら、授業後先生に直接質問してみましょう。
ここまで徹底的に自分の疑問に向き合うことで、基礎力だけでなく応用力も確実に付けられるのです。
<見やすくて頭の中も整理整頓! 予習ノートの作り方ポイント4つ!>
さて、前の項目では予習ノートの書き方を確認してみました。
この項目では、ノートの作り方自体についてチェックしてみましょう。
ノート作りは、予習で自分が考えたことを、後になって見返したときに再現できるような、見やすい形にすることが基本です。
そのようなノートを作るためのポイントを4つご紹介しますね。
・自分の考え方のプロセス、解き方を残しておく
予習ノートの作り方で大切なのは、自分の考え方のプロセス(その答えに行き着くまでの形跡)を残しておくことです。
これは、英語・国語・数学・日本史・世界史のすべてに共通していえること。
自分が何を根拠にして、問題に対する答えをどのように導き出したのか。
これらの点をすべてメモしておくことで、仮に答えを誤った時にどこでどう間違えたのか明確になります。
また、答えに至る前のプロセスを残していれば、たとえ正解してもまぐれで正解していたのではなく、解き方自体正しいかどうか模範解答と照らし合わせられます。
自分の考え方の痕跡を残しておくことで、解き方のクセを把握でき、新しい問題に取り組むときに意識して改善できるのですね。
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・テキストをコピーして、ノートに貼り付ける(テキストに書き込まない)
スムーズかつ最大限の効果を発揮できるような復習を行えるか否かは、予習時の工夫次第で決まります。
復習時に自分の実力を確実に上げるためにも、予習時にはテキストをコピーしてノートに貼り付けることをおすすめします。
これは、どの科目でも実践したい方法です。
テキストに書き込まず、コピーをノートに貼り、予習時はコピーしたものに書き込みを加えるのですね。
このようにコピーに予習の痕跡を残すことで、テキスト本体は真っさらな状態に保つことができ、復習時に問題を解き直すときに、答えやヒントを見ずに自分の実力だけに頼って解くことができるのです。
テキスト本体を書き込みで汚さないことで、試験を受けているような緊張感を持って、復習に取り組めるメリットもあります。
国語であればノートの見開きの上側に、数学・日本史・世界史であればノートの見開きの左側にコピーを貼り付けてみましょう。
・空白スペースを作り、活用しよう
さて、予習時にはどの科目においてもテキストのコピーを見開きの片側に貼り付ける、という方法をご紹介しました。
コピーを貼り付けると、必ず見開きの片側に空白スぺースができます。
その空白スペースを予習時に活用することで、授業中の理解度や復習時の理解度が180°変わります。
空白スペースには、
-予習時に調べた単語・語句の意味
-疑問点、先生に質問したいこと
-自分の考え方・解き方
この3点をシャープペンシルあるいは鉛筆で書き記しておきましょう。
空白部分にこの3点を書き記しておくことで、授業中に言葉の意味が分からなくなったときにはすぐに確認でき、疑問点を忘れずに解決して復習に臨めます。
また、自分の考え方・解き方が先生の解説と合致しているか、または異なっているか、一目見て分かります。
自分の考え方・解き方は、コピーに書き込めるスペースがあれば、そちらに優先して書き込むと空白スペースがすっきりと見やすくなります。
ただ、コピーに書ききれない場合に空白スペースにメモすることをおすすめします。
・集中して解説を聞きたい箇所にはフセンを貼ろう
予習時に問題を解いていると、答えに自信があっても本当に自分の解き方が正しいか、確認したい部分が見つかります。
そのような場合、たとえ色ペンで印をつけていても、授業中にその部分の解説に集中できないこともあります。
自分の解法が曖昧で気になる問題は、授業中にしっかりと解説を聞けるよう、フセンを貼り付けておくと目立ち、聞き逃すことはありません。
フセンを貼り付けることで、「この箇所に関する解説は集中して聞かなければ」という意識も高まるので、授業中の集中力もずいぶんと変わりますよ。
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【まとめ】
今回は予習ノートの作り方・書き方のポイントをいくつかご紹介しました。
その中でもとくに大切なのが、
・疑問点をノートの空白スペースに記しておく
・集中して解説を聞きたい部分にはフセンを貼る
・考え方のプロセス・解き方を残しておく
ということです。
自分がその問題にどうアプローチしたか、そしてどんな疑問を持ったのか、何が分からないのか、という点を予習時に徹底して洗い出すことで、授業に真剣に向き合えるのです。
授業中に集中できないと悩んでいたら、ぜひ今回ご紹介した予習方法を試してみてくださいね。
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みなさんからのコメントをもとに、楽しみながら今よりも実力の上がる勉強法をご紹介する記事を執筆してまいります。