京都には日帰りの女子一人旅で訪れたい場所がたくさん。
でも、その中でも一番のおすすめコースはどこだろう、と悩みますよね。
無理のない旅程で、素敵なものにたくさん触れるため、今回は私が巡ったおすすめコースをご紹介します。
日帰りで巡ることができ、得るものも多いコースなので、一人旅の際には是非参考にしてみてくださいね。
目次
京都女子一人旅におすすめの日帰りコース!私の体験談を紹介!
京都は見どころ満載ですが、その中でも女子一人旅にうってつけのスポットはどこなのか非常に悩むところです。
何度か京都を訪れない限り、一人旅に適したコースを見つけるのは難しいものですよね。
そこで、女子一人旅を考えている方のご参考となるよう、今回は私が実際に巡ってみて特に印象的だったコースを3つご紹介します。
それでは早速確認していきましょう。
<大徳寺、今宮神社コース>
初めてではないけれど、まだそれほど京都に行き慣れていない方にはこのコースがおすすめ。
誰もが知る、清水寺や仁和寺などと肩を並べる有名どころではありませんが、行けばその魅力の虜となるスポットを巡ることができます。
コースの順番は「大徳寺→今宮神社→北野天満宮→西陣」です。それでは、大徳寺から見て行きましょう。
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-大徳寺
朝一番のお寺を楽しむなら、大徳寺に向かいましょう。
このお寺は、歴史上の重要人物ゆかりのお寺であり、豊富秀吉・織田信長・一休和尚との関わりが深い場所。
大徳寺は鎌倉時代末期1315年に創建され、応仁の乱で荒廃の一途をたどりました。
しかし、「一休さん」が復興させ、桃山時代には織田信長・豊富秀吉の葬儀をつかさどった由緒正しいお寺です。
寺院の敷地は比較的広いので、朝一番の散策は清々しい気分になり、心も洗われるよう。
特に寺院内にある「大仙院」はおすすめです。
枯山水の名園が見どころで、そのデザイン性は見る者の目を楽しませてくれます。
大仙院の入場料は大人400円。
大仙院に限らず、大徳寺は全体的にデザイン性・芸術性に優れたお寺なので、この分野に興味のある方にはとてもおすすめです。
-今宮神社
大徳寺から訪れやすい場所にあるのが今宮神社です。
疫病や災厄に悩まされた平安時代、これを鎮めるために今宮神社は建設されました。
この神社は「玉の輿神社」、そして良縁・開運をもたらしてくれる神社として知られており、まさに女性の一人旅には欠かせないおすすめスポットです。
さらに、この神社には「阿呆賢さん」と呼ばれる石が置かれており、この石を持ち上げ、撫でて、再び持ち上げた時に軽く感じたら、願いが叶うと言われています。
そして、今宮神社を訪れたら「あぶり餅」を忘れてはいけません。
神社の門前には2件のお茶屋さんが向かい合って立っており、どちらも「あぶり餅」を出してくれます。
どちらのお店でも500円でいただくことができます。
白い味噌がかかっているあぶり餅は、午前中の観光の合間にぴったりの美味しいおやつですね。
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-北野天満宮
今宮神社を出たら、北野天満宮へ向かってみてください。
こちらは学問の神様としておなじみの菅原道真公を祀った神社。
947年に創建された神社で、毎月25日は縁日が開催されるため、露店を楽しむことができます。
境内には梅の木がたくさん植えられており、2月半ばから後半にかけては梅の花が見事に咲き乱れます。
秋には菅原道真公が愛でたという紅葉も楽しむことのできるスポットなので春・秋には是非とも訪れたい場所。
そして北野天満宮で小腹が空いた時、おすすめなのが酒まんじゅうです。
境内に設置された売店でいただけます。
酒まんじゅうを食べながらのんびりと紅葉・梅を眺める至福のひとときは何にも代えられません。
-西陣
北野天満宮の次には西陣地区に足を運びます。
この地域は、かの有名な西陣織の産地です。
散策するにはぴったりの場所で、閑静な街のあちらこちらに織物屋さんが点在しています。
織物屋さんに混じって、昔ながらの和菓子屋やせんべい屋もあるので、小腹が空いたらお店を訪れてみるのも良いですよ。
そして、西陣に来たら外したくない場所が2つあります。
それは「西陣織会館」と「清明神社」です。
今日は急遽!此方へ。
「西陣 きもの Anthology」
西陣織会館 3階ホールにて。
👘✨#着物ショー pic.twitter.com/jC7kmTamo6— えみ@凜ひとえ (@emi_rinjapan) 2018年9月2日
西陣織会館は西陣工業組合により運営されており、西陣織の紹介や売店、そして史料が展示されています。
そして毎日ほぼ1時間おきに「きものショー」を無料で観ることができます。
私も観させていただきましたが、西陣織を実際の着物としてまとった時の美しさには驚愕しました。
デザイン性に富んだ着物を間近に楽しめてセンスも磨かれますよ。
そして、西陣織会館の2、3軒先には清明神社が建っています。
平安時代に活躍した陰陽師である阿部清明を祀った神社として有名です。
魔除け・厄除けに効く神社で、陰陽師にはまったことのある方や、歴史好きな方にはたまらないスポットです。
おすすめ:京都にはなぜお寺や神社が多いの?京都女子旅を奥深い物に!
<聖護院、平安神宮・金戒光明寺コース>
こちらは移動せず1つのエリアに留まって、のんびりと京都の地元に触れたい方におすすめのコースです。
バス停でいうと熊野神社、地下鉄の駅名でいうと神宮丸太町が最寄のエリアです。
こちらは、私が京都に一人旅で訪れる際に必ず立ち寄るおすすめエリア。
静かな雰囲気とのんびりとした京都ならではの雰囲気が素敵な場所です。
ここでは「聖護院門跡→平安神宮→金戒光明寺」の順にご紹介します。
-聖護院門跡
高校修学旅行で泊まって以来、久々に聖護院門跡に行ってきた。増誉900年遠忌などの行事を控えていると云々。白河・堀河の護持僧ですね。 pic.twitter.com/mhzgn3hKO1
— みょんみょん (@washou3956) 2014年6月2日
聖護院は熊野神社前のバス停から降りて少し路地を入った静かな場所に佇んでいるお寺です。
1090年に建立され、平安末期から明治維新にかけての長い時代、皇室や摂家から住職を迎えていた、由緒正しいお寺です。
残念ながら年間を通して拝観することはできませんが、9月から12月の間に予約不要の特別公開が行なわれます。
拝観料は800円。
聖護院門跡の中でも特に書院が見どころです。
「聖護院八ツ橋」や「聖護院大根」・・・京都でよく耳にする「聖護院」のルーツともいえる「聖護院門跡」が、この秋、特別公開!https://t.co/eCsw7R4SMi pic.twitter.com/VKPpKBDv5V
— madame FIGARO japon (@madameFIGARO_jp) 2016年9月5日
この場所は後水尾天皇の女院のために建てた芸術的価値のある建物。恋文を表す釘隠しなどが女性らしさを演出した素敵なお部屋です。
その他にも狩野派の絵画や重要文化財である不動明王像を鑑賞できます。
ちなみに聖護院門跡の近くには、「聖護院八橋 本店」があります。
どこで購入しても味は変わりませんが、この場所で記念としてお土産に八橋を買うと良い思い出になりますよ。
-平安神宮
このエリアの一番のシンボルといったら、平安神宮を挙げることができるのではないでしょうか。
平安神宮は平安遷都1100年の記念を祝って、明治28年に桓武天皇をお祀りして建てられました。
神宮が建てられた時代、京都は幕末の動乱を経て、荒廃の一途をたどる一方でした。
そんな中、京都市民の京都復興への情熱と日本人の京都への想いが結束し、この神宮が建設されたのでした。
朱塗りの神宮それ自体も1つの見どころですが、この場所を訪れたら「神苑」を覗いてみてください。
神苑は明治時代を代表する日本庭園であり、池泉回遊式庭園を手がけた著名な造園家・小川治兵衛により造られました。
春夏秋冬にわたり、シダレザクラ、花菖蒲、紅葉、雪景色を楽しむことができます。
風情のある趣を、ゆっくりと楽しんでみることができるのがこの庭園の醍醐味です。
たなみに大人の入場料は600円となっています。
おすすめ:平安神宮のおすすめのお守り8種類!値段や効果も紹介!
-金戒光明寺
このエリアで特におすすめなお寺が金戒光明寺です。
地元の方からは「くろ谷さん」と呼ばれて親しまれているお寺です。
1175年位建立された、浄土宗最初の念仏道場として知られています。
重量感のある山門や阿弥陀堂、三重の塔などが見どころですが、それ以上に是非見ておきたいのが「紫雲の庭」です。
この庭は、金戒光明寺を開いた法然上人の生涯と浄土宗の広がりを、枯山水で表現した庭です。
実際に庭園内を歩いてみるとよく分かるのですが、高低差や景色の変化に富んでおり、石の置き方にも遊び心があっていつ散歩しても楽しめる庭です。
このお寺を訪ねた時には、「紫雲の庭」を忘れずに散策してみてくださいね。
京の冬の旅…金戒光明寺。。
特別公開の虎の間の虎は、ほんまに飛び出て来そうでした(*^-^)
紫雲の庭では、小路に亀🐢を見つけて、ステキなお庭を楽しく拝観させていただけました(*ˊ ˋ*)*°
今日はここまでです。。 pic.twitter.com/gQKfiFf1u2— ゆう✧ (@mayu_sakurai11) 2017年2月4日
そして、金戒光明寺から出てすぐの通りの右側には「ふらん きょうと」という唐紙の小さなお店が1軒あります。
このお店では可愛らしい手作りの唐紙を購入することができます。
上の赤いの「ふらんきょうと」ならFTじゃなくてFKだろ、と思ったら鳥居マークだった pic.twitter.com/OB5GiMyZvV
— けふ (@kef_in_kyoto) 2014年7月27日
店主の方が1人で制作しているのですが、どの作品もその美しさに目を奪われます。
私は1枚500円の唐紙のはがきを3枚購入しました。
お寺の帰りには是非立ち寄ってみてくださいね。
<御所めぐりコース>
さて、最後は京都御所を巡るコースを提案します。
コースといっても、京都御所は広いので、一日かけて巡ることになります。
おすすめは【仙洞御所】と【京都迎賓館】の2つを巡るコースです。
どちらも当日予約制なので朝早めに出て列にならび、整理券を受け取りましょう。
まずは仙洞御所から見て行きますね。
-仙洞御所
仙洞御所は皇位を退かられた天皇の御所であり、後水尾天皇の御所として1630年に完成しました。
御所の中には美しい池や、2つの茶室、そして広大な庭園が広がっています。
藤の花やもみじ、桜など季節ごとに楽しめる庭園なので、いつの時期に訪れても満喫することのできるスポットです。
仙洞御所は広大ですが、ガイドの方に引率していただくので、説明を聞きながら巡ることができます。
料金は無料なので、気軽に参加できる点が嬉しいですね。
-京都迎賓館
京都迎賓館見てきた。日本最高峰の工芸品の数々。非常に良いもの見せてもらえました。 pic.twitter.com/w9EOB9bb5Q
— ダーイ (@ambac_system) 2018年9月8日
そして、一度は見ておきたいのが京都迎賓館です。
一言で表せば「芸術の最上級の結晶」といえる場所です。
一度見学したら、その感動は忘れられません。
帰る都合もあるので、昨日の最終日は最初からチケ申し込んでなくて。
ただ夜行バスで帰るので、時間だけはたっぷりあるわけで、その分観光で回ってました。
やっと京都迎賓館行けた♡
近くの仙洞御所の見学も出来たのは知らなくて入れなかったので、次回チャレンジ(^w^) pic.twitter.com/T0Rip3zfJ2— 浅葱 (@asagi_breeze16) 2018年9月3日
京都迎賓館は海外からの賓客を迎えるための施設として2005年に建てられました。
晩餐会や歓迎式典で使用される「藤の間」、和の晩餐会のための「桐の間」、日本人の住まいに貫かれた伝統を表す庭園などの1つ1つに一流職人の技が取り込まれた、宝箱のような施設です。
見学料は大人一人1500円となります。
建築やデザインに興味のある方には外せない場所ですよ。
【まとめ】
今回は、女子一人旅で巡ることのできるコースをご紹介しました。
やはり京都となると巡る場所はお寺や神社に集中しますね。
以前私はあまりお寺の良さが分からず、それほど寺社巡りに興味が無かったのですが、お寺好きな友達と京都を巡ってからは、その魅力に気づいて一人でも寺社巡りをするようになりました。
お気に入りのお寺を見つける旅にしても楽しいものです。
また、京都はあらゆる場所で芸術やアートに触れることができるので、ゆっくりと建物や芸術品を堪能する旅にしてみるのもおすすめです。
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