札幌は、さまざまな表情をもつ魅惑の都市。
しかし、小樽や根室、釧路ほどおすすめのスポットとして挙げられないのではないでしょうか。
でも、他の観光地に劣らないほど楽しめるスポットが満載です。
北海道旅行で立ち寄る可能性の高い札幌では、有意義に観光したいものですよね。
早速、この記事で札幌の女子旅おすすめ観光プランを見てまいりましょう。
目次
札幌のおすすめ観光プラン!朝から夜まで満喫するならここ!
北海道旅行で外せないのが札幌観光です。
観光地としてよく知られている札幌ではありますが、実は具体的な観光スポットについて、それほど知らない人も多いのではないでしょうか。
実は、札幌では街だけでなく、自然も楽しめてしまいます。
そこで、今回は札幌でおすすめの観光プランについて、確認してまいりましょう。
<札幌旅の王道コース>
札幌の観光場所として思いつくものは、一体何でしょうか。
まず、第一に思い浮かべるのは、札幌市の時計台かもしれませんね。
この時計台周辺は、札幌の顔とも言える観光名所が隣り合うようにして立ち並ぶエリアです。
札幌を訪れたからには、ぜひこれらの場所を訪ねてみたいもの。
おすすめ観光コースは、JR札幌駅から北海道庁旧本庁舎、札幌市時計台、大通公園、さっぽろテレビ塔の順にめぐるプランです。
札幌駅から北海道庁本庁舎までは、徒歩7分ほど。
北海道庁旧本庁舎は、明治21年(1888年)に建てられたアメリカ風の建築物であり、北海道の政治を担う拠点として機能していました。
「赤レンガ」と庁舎という愛称で呼ばれることもあり、地元のシンボルとして親しまれています。
1969年には重要文化財に登録されており、その特徴的な建築が見どころ。
たとえば、屋根には赤い「五稜星」と呼ばれる開拓使を象徴するマークがついていたり、1回の正面ホールには優美な三連アーチが設置されていたり、文化的にも貴重なものばかり。
入館は無料で、写真撮影も自由なので、自分のセンスを磨くためにも訪れてみたいものですね。
北海道庁旧本庁舎を見終えたら、徒歩7分の場所にある札幌市時計台に足を運んでみましょう。
この時計台、実は「少年よ、大志を抱け」で有名なクラーク博士の提言により、1878年に建設されたものです。
そして、これは当時農学校の兵式訓練や入学式・卒業式を行う中講堂として建設されたものなのですね。
クラーク博士については「少年よ大志を抱けの続きは何?クラーク博士の生涯とは?」の記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はそちらをご参考くださいね。
ちなみに、この時計台は撮影スポットとしても最適です。
時計台全体を写したい時には、向かいの「MNビル」の2階、屋外テラスの「時計台撮影プラザ」から撮影してみると、きれいに全体を写せますよ。
また、入館料200円で広々とした柱の無い演舞場、時計台の時計装置を見物することができます。
この演舞場では頻繁にコンサートが行われているので、日付をチェックして出かけてみても楽しいですね。
時計台を後にしたら、さっぽろテレビ塔に向かいましょう。
このテレビ塔は大通公園の東端に位置しており、地上90mほどの展望台から360°のパノラマ風景を楽しめるスポットです。
ちなみに展望台では、閉館後の30分間を貸切にすることができるので、カップルや夫婦で訪れるにはとてもおすすめですよ。
時計台の前には大通公園があるので、美しい花壇や芝生を楽しみながら散策してみても楽しめます。
この公園では、さまざまなお祭りイベントが行われているので、イベントに合わせて尋ねるとさらに見どころも増えますよ。
<午後からの短いおすすめ観光プラン>
札幌に午後に着く場合には、コンパクトでありながらも中身の濃いプランを立てたいですよね。
そのような場合に、おすすめのプランは北海道大学から札幌市円山動物園、そしてすすきのへと向かうプランです。
北海道大学は1876年、札幌農学校として開講した学校。
札幌農学校は、あの有名なクラーク博士が教鞭をとっていた学校ですよね。
実際、校内には彼を記念してクラーク博士の胸像が設置されています。
また、敷地内には岩石や昆虫、化石などの標本が展示されている総合博物館や、足尾銅山で巨額の利益を上げていた古賀財閥が鉱毒事件の償いの意味を込めて寄贈した古河記念講堂が設置されています。
大学内には自然が溢れており、80m続く名物のポプラ並木や、380mのイチョウ並木の道を散策できます。
さらに、敷地内にはカフェテリアやレズトランもたくさんあるので、休憩しながら無理のない散策を楽しめますね。
そして、北海道大学構内を散策し、時間に余裕があれば、180種類もの動物を飼育する札幌市円山動物園に訪れてみましょう。
ここは北海道内で最も歴史のある動物園であり、天然記念物の円山原始林との境界部分には「動物園の森」が広がっています。
自然豊かな動物園であるという点も、日本では他に類を見ず、珍しいですね。
動物園を見終わったら、ちょうどお腹の空くころ。
札幌で充実した夜を過ごすのにぴったりの場所はすすきのです。
すすきのでは、たくさんの飲食店がひしめいており、海の幸など北海道の恵みをふんだんに使用したお食事を堪能できます。
そして、札幌のすすきのに足を運んだ機会に食べてみたい絶品が、ジンギスカンです。
この場所でジンギスカンを食べるのならば、夜空のジンギスカン本店がおすすめです。
このお店では、他のお店とは一味違ったジンギスカンの船盛りが名物。
特に人気のメニューは、生ラムジンギスカン食べ放題コース(3,800円)です。
ちなみに、食べ放題であるうえに、生ビールも飲み放題です。
女子旅を楽しく盛り上げるにはかかせないジンギスカンですが、匂いが服に付かないか心配ですよね。
夜空のジンギスカン本店であれば、匂いはそれほどつかないので、女子旅にはやさしいお洒落なお店ですよ。
本場のジンギスカンは新鮮でクセも気にならないほどの美味しさ。
ジンギスカンに苦手意識をもっている人も挑戦して、旅の楽しみの1つにしてしまいましょう。
<余裕がある時に追加したい観光スポット>
前の2つの項目では、王道の観光プランと、短時間の観光プランをご紹介しました。
実際にこの2つの観光プランを試しても、時間が余ることもあるはず。
その場合には、別の観光スポットをもう1つ、2つ付け足してみてもよいでしょう。
ここでご紹介するのは、さっぽろ羊が丘展望台と藻岩山です。
さっぽろ羊が丘展望台といえば、クラーク像が有名です。
遠方を指すクラーク博士の立ち姿は、一度でも写真で目にしたことがあるのではないでしょうか。
この立派な立像が立つ羊ケ丘展望台は、石狩平野を臨む景勝地です。
広大な牧草地では、たくさんの羊たちがのんびりと草を食んでいる姿も見えます。
北海道の大都市である札幌にいながらにして、こんなのどかな風景を目にできるのですね。
前項でご紹介した観光スポットは、街中なので札幌の自然に触れたいと思ったら、この場所を訪れてみるとよいですね。
そして、もう1つ観光場所としておすすめの藻岩山についてです。
藻岩山には展望台があり、そこからは札幌市を一望できます。
このスポットは夕暮れ時から日が暮れた後に訪れるのがベスト。
ここから見える夜景は、札幌に来たのであれば見ておかないと後悔する、と言っても過言ではありません。
宝石のようにきらきらと輝く街の光が灯り、背景には山が悠々と連なっている光景は、北海道旅行の一番の宝物となりますよ。
ちなみに、札幌は2015年に開催された「夜景サミット2015in神戸」において、1位の長崎に次ぎ、2位に選ばれた街です。
そんな街を一望できてしまうのですから、贅沢な観光スポットですね。
藻岩山は、「いつもそこに上がって見張りをする」という意味をもつ、「インカルシペ」というアイヌ語名が付いています。
実際、その名のとおり、札幌の街を隅々まで見渡せてしまうスポットなのですね。
藻岩山は北海道自然100選に選ばれた場所でもあり、エゾリスやエゾフクロウ、キタキツネをはじめとした北海道ならではの生き物が生息しています。
動物や植物に癒されたい、大自然の空気をいっぱいに吸いたいと思っているのであれば、この場所に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
【まとめ】
札幌は北海道の中心というイメージがつきものですが、今回ご紹介したように、大自然やのどかな風景に触れられるスポットもあるのですね。
人それぞれ、札幌に滞在する時間は異なるので、自分のスケジュールを見直して札幌の観光プランを組んでみましょう。
最後に、今回の記事に関連して、「札幌のこんなスポットが面白かった」、「このプランがおすすめ」などの口コミ・体験があれば、お気軽にコメントください。
皆さんからのコメントで、多くの方の旅行がより一層充実したものになりますよ。
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