5月の京都旅行では、若葉に癒され、のんびりと過ごしたい。
この時期に京都を観光するのであれば、5月にしか見られない景色を見て、この時期ならではのイベントに参加したいもの。
京都には、そのような願いを実現できる場所がたくさんあります。
そこで、今回は5月の京都旅行でおすすめの観光スポットについてご一緒に確認してまいりましょう。
目次
5月の京都旅行!おすすめの観光スポットはここ!
5月の京都は、新緑が爽快な季節をむかえます。
この時期には、5月ならではのイベントや、美しい自然を満喫するのが観光のポイント。
でも、具体的にどのような観光スポットを巡れば良いのでしょうか。
そこで、今回は5月の京都旅行でおすすめの観光スポットをご紹介しますね。
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<葵祭>
京都三大祭りの葵祭(15日)を前に、ヒロインの斎王代が心身を清める「御禊(みそぎ)の儀」がありました。平成最後のヒロインは23歳の坂下志保さんです。
写真特集はこちら→https://t.co/rtDQOEipCo#京都 #kyoto #葵祭 #斎王代 pic.twitter.com/mnS18IX3Fh
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2018年5月4日
5月には京都の祇園祭・時代まつりと並んで、京都の三大祭りの1つとして数えられる葵祭が代表的です。
このお祭りは1400年以上もの歴史を持つ、日本を代表する歴史ある祭礼です。
あの源氏物語にも登場するお祭りです。
葵祭の期間は長く、5月1日から21日にかけて開催されます。
5月の前半には上賀茂神社と下鴨神社にて、3日に流鏑馬神事、4日に斎王代禊の儀、5日に加茂競馬などをはじめとした、前儀と呼ばれるイベントが執り行われます。
斎王代が十二単で「御禊の儀」 身清め、葵祭の無事祈願 上賀茂神社https://t.co/qe8zLoikfY pic.twitter.com/UEE3EIw9zp
— suizou (@suizou) 2018年5月4日
そして、一番の見どころは本祭。
この祭りでは総勢500人以上の華麗な路頭の儀が見逃せないシーンです。
この行列は本列と斎王代列に大別されており、本列は勅使代を中心とした列、斎王代列は女人列となります。
勅使とは天皇の使いであり、行列の最高位者のこと。
この他にも十二単をまとった人々など、平安絵巻の世界に迷い込んでしまったかのような風雅な景色を目にできるのですね。
2018年の路頭の儀は、5月15日の10時30分から15時30分に行われる予定です。(雨天などの悪天候の場合は16日に順延)
行列のコースは、京都御所→堺町御門→丸太町通→河原町通→下鴨神社→下鴨本通→洛北高校前→北大路通→北大路橋→賀茂川堤→上賀茂神社となります。
できれば、混雑を避けてゆったりと行列を眺めたいですよね。
京都御所から上賀茂神社に至るまでの前半ルートは非常に混みあっていますが、下鴨神社から上賀茂神社へと続く正午過ぎの行列は、見物客も少なくなるので狙いどころです。
また、地元の人は午後になってから行列を見物するので、午後のルートを確認して見物するのがおすすめですよ。
午後の行列は下鴨神社から出発するので、ここでお参りを済ませたついでに行列見物してみてくださいね。
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ちなみに下鴨神社は京都内でも有名な、縁結びにご利益のある神社、かつかわいらしいお守りが手に入るので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
とくに、媛守というお守りは唯一無二の自分だけのお守りとなるので、下鴨神社を訪れる際には、手に入れてみるのも一つの楽しみですよ。
<伏見 十石船>
5月中旬は、やはり清々しい新緑を堪能できる季節です。
この時期は風も非常に爽やかで、のんびりと柳の新緑と酒蔵の情緒漂う景色を眺めながら散歩を楽しめます。
この季節にぜひ試してみたいものが、伏見で十石舟(じっこくぶね)に乗る体験です。
伏見観光。十石船。新緑が美しかった。 pic.twitter.com/7V4dduIN3I
— まさだ嫁 (@masadayome) 2018年5月6日
伏見十石舟は京都の風物詩であり、毎年春から秋にかけて運航されています。
十石舟の体験では、長健寺の東側にある十石舟乗船場から乗船して、三栖閘門(みすこうもん)で下船・見学を行います。
三栖閘門は、パナマ運河と同じ構造になっており、近くの資料館では三栖閘門の施設模型や動画を見てその構造を学ぶことができます。
せっかくなので、十石船にも乗ってみました。写真は宇治川の手前、三栖閘門のところで下船した折りに撮影。 pic.twitter.com/0Cp4FdIk3P
— aki (@nyamisenjyu) 2018年4月30日
この場所を見学した後、再び出航場所へと戻ります。
京都・伏見は豊臣秀吉の時代に水路が整備され、交通の要衝として栄えた土地なので、十石舟に乗り、爽やかな5月に風に当たりながら昔へと想いを馳せてみるのも、風情あるものですね。
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<鴨川をどり>
京都の初夏を告げるイベントとして知られているのが、鴨川をどりです。
鴨川をどりとは、京都の五花街の一つとして知られている先斗町の歌舞練場で、1872年に創演される最多公演数を誇る芸舞妓による舞踊公演のこと。
京都の花街・先斗町で「鴨川をどり」の前夜祭開催 芸舞妓らが艶やかな踊りを披露 https://t.co/70kFBct2Rc pic.twitter.com/ouUymFLmHP
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2018年4月30日
公演は、一部が舞踊劇、二部が純舞踊と二部構成になっており、ふだんは目にすることのできない芸子さんや舞妓さんの優雅な踊りを、目の前で体験できる文化価値の高い催し物です。
鴨川をどりの会期中は、会場の4階にお茶席が設けられており、芸子のお点前を楽しむことができます。
鴨川をどりも観てきましたので pic.twitter.com/f1xs3A6iNy
— 花待@ (@yukamina_mogu2) 2018年5月7日
このお茶席は立礼式によって行われています。
立礼式とは明治5年(1872年)に仙洞御所で博覧会が開催されたときに、外国人客の接待のために考案した点前作法。
舞踊だけでなく、上質なおもてなしを体験できる鴨川をどり、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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<実相院 床みどり>
京都市左京区の実相院で、楓の青葉が漆黒の床に映る「床みどり」が見頃を迎えてる記事が有った。なんか素敵だな。床みどりと言う呼び名もなんかいい。秋にはそれが「床紅葉」として再び見頃になるそうで、季節にも色んな風景の楽しみ方が有っていいなぁと思う。 pic.twitter.com/VIfxCJ4n8j
— Green Pepper (@r2d2c3poacco) 2017年6月8日
5月の爽やかな新緑を楽しむのであれば、京都市内、左京区岩倉にある実相院で床みどりを目にしてみるのもおすすめです。
床もみじとは、黒光りする床に紅葉が映りこんだものであり、春から夏にかけて楽しむことができます。
【古都の秋】今が見頃!京都・瑠璃光院の「床もみじ」が圧巻の美しさhttps://t.co/zDeY8cd4vU
床にもみじが反射し、目の前に色鮮やかな景色がひろがる。初夏には新緑が床に映り込む「床みどり」なるものもあるのだとか。 pic.twitter.com/V8flexj1vt
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2016年11月25日
床もみじがきれいに映りこむのは晴天のみならず、くもりや雨の日です。
このような日であれば、床に映りこむ緑もより一層鮮やかに見えるので、旅行中に雨天となった日には、実相院に足を運んでみましょう。
さらに、実相院を訪れたら床みどりのみならず、見ておきたい場所があります。
実相院の2つの庭です。
1つは奥の書院と客殿との間にある山水庭園であり、もう1つは石庭です。
山水庭園からは裏山の景色を眺めることができ、四季折々に様々な色合いで魅せるカエデが見どころです。
さらに、山水庭園のそばの書院奥の庭池には、山地のきれいな水辺にしか棲んでいないモリアオガエルが生息しています。
もう一方の石庭は紅葉、桜を眺められる庭。
そんで「岩倉実相院」のバス停まで来てるんやから、もちろん実相院門跡行くよね(`・ω・´)
文博の実相院門跡展以来!床みどりも良い季節に来れて感激ー! pic.twitter.com/vrc48O8AHj— あづき (@azzvqi) 2018年5月1日
比叡の山並みがくっきりと浮かび上がるその景色を一目見たら、あっというまに時間が過ぎていってしまいそうですね。
床に映りこむ爽やかなもみじ、四季の移ろいにあわせて表情を変える2つの庭を眺め、心を癒してみたいものですね。
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<上賀茂神社 やすらい祭>
京都の奇祭「やすらい祭」 - 毎日放送 https://t.co/gDq60LcNA5 [終末サーチ] pic.twitter.com/hOIgOkQW56
— 終末オトナ遠足 (@otonapicnic) 2018年4月9日
無形文化遺産となっているやすらい祭は、例年5月15日に行われる京都の春の風物詩。
このお祭りはやすらい祭で疫病を囃して赤い花笠にひきよせ、無病息災を祈願するお祭りです。
赤毛・黒毛の鬼が太鼓や笛の音に合わせて長い髪を振り乱し、「やすらい花や」という掛け声をかけながら踊る姿は迫力のあるもの。
このお祭りで見られる行列は、上賀茂やすらい堂、梅が辻やすらい堂、大田神社、上賀茂神社、上賀茂地区、上賀茂やすらい堂の順に各所を巡ります。
やすらい祭といえば、今宮神社で行われているものも思い浮かべるかもしれません。
実は、もともと上賀茂神社のやすらい祭も今宮神社と同じ日に行われていました。
今宮神社の「やすらい祭」巡幸中。僕は笛囃子隊で参加してます。 pic.twitter.com/IcLazSjKWc
— 吉田亮人 (@YoshidaAkihito) 2018年4月8日
しかし、現在は葵祭と同じ日に開催されています。
お祭りはその土地の信仰が形になって現れたものなので、京都を深く知るには最高のイベントですよ。
葵祭とあわせて見学してみるのもおすすめです。
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【まとめ】
5月は爽やかな季節で、お出かけするにはぴったりの時期ですよね。
このシーズンの京都では、今回ご紹介したように新緑や美しい藤の花など、自然を満喫するような過ごし方がおすすめです。
ただ街を歩いているだけでも、心洗われるような気持ちになりますよ。
また、葵祭・やすらい祭では、京都の土地に根づく文化を肌で感じられます。
5月の京都旅行では、自分の足を使って、積極的に散策してみてくださいね。
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