ゼミに入るためには面接という関門を通らねばなりません。
その関門を突破するためにも、面接に受かる人の特徴はおさえたいところです。
それだけでなく、反面教師として面接に落ちる人の特徴を知ることで、面接でのミスもなくせます。
そこで今回は大学でのゼミ面接に受かる人・落ちる人の特徴をご紹介します。
面接本番で役立ててみましょう。
目次
大学でのゼミ面接に受かる人・落ちる人の特徴!服装や髪型も重要!
大学2年の後半はゼミ選びに頭を悩ませる時期です。
ゼミに入るための面接はとても緊張しますよね。
受かる学生とそうでない学生の違いは知っておきたいところです。
両者の特徴を知っておくことで、面接本番でのコツをつかめます。
早速記事の中で合格する学生とそうでない学生の特徴をチェックしてみましょう。
<面接に受かる人の特徴>
面接を無事通過するには、面接に受かる人の特徴をまねるのが一番です。
もちろん教授それぞれの性格によってどんな学生が合格するか、変わってきます。
それでも面接に受かる学生には、ある共通点があります。
彼ら・彼女らは何をアピールして、どのような受け答えを心がけているのでしょうか。
面接に受かる学生の特徴は主に5つです。
・じぶんの研究したいことがある程度決まっている
・担当教授の研究に関心を示している
・学業への興味があり、気力がある
・信頼できそうだと思ってもらえる
・面白い学生だと思ってもらえる
それでは1つずつ詳しく見て行きましょう。
① 研究・勉強したいことがある程度決まっている
言うまでもなく、研究・勉強熱心な学生は教授の目に留まります。
そのためゼミ面接の時点で勉強したい分野がある程度明確だと教授にも好印象を持ってもらえます。
この学生がうちのゼミに入ってくれればゼミにも活気が出る、と思ってもらえるのです。
勉強したい分野が具体的で、かつ教授の専門分野に近ければそれに越したことはありません。
ただ卒業論文で扱うテーマほど詳しく決まっていなくても問題ありません。
なんとなく、こんな分野に興味があるからこのゼミに入りたいという程度の理由でも、興味を持ったきっかけを説明できれば大丈夫です。
② 担当教授の研究に関心を示す
ゼミの面接では自己アピールすることと同じくらい、担当教授の研究に興味を示すことが大切です。
担当教授の研究に関心を寄せることは、ゼミ参加への意欲の表れです。
担当教授の研究内容をよく知っていれば、じぶんの研究ができるゼミとしてふさわしいか判断できます。
担当教授へのアピール方法として、教授の著作を数冊(最低でも1冊)読み、できれば代表的な論文などを読んでみるのがおすすめです。
教授の著作・論文をよく読み、「先生の著作のこのテーマに興味を持ってこのゼミを選びました」とアピールしてみましょう。
③ 学業に興味があり、気力のある学生
ゼミの面接に合格するには、担当教授に「来てほしい」と思ってもらえるような学生である必要があります。
担当教授に「ぜひうちのゼミに入ってほしい」と思わせるような学生とは、学業に興味があり。好奇心旺盛の学生です。
そのような学生がゼミに入れば授業も活気が出ます。
面接で学業への興味・好奇心を表すコツは、「なぜこのゼミを志望するのか」という質問に具体的かつ明快に答えることです。
本を読んでそのテーマに興味を持ち、関連する一般教養科目の授業を取ったらさらに知りたいと思うようになった。
このような経緯で志望した。
こんな調子で志望理由を回答できれば、ゼミのテーマや卒業論文のテーマに興味の持てる好奇心の強い学生だと捉えてもらえるのです。
④信頼できそうな学生
どの担当教授も学生の学業以外に学生の人柄も重視しています。
ゼミを運営していくには、信頼できる学生が必要とされているからです。
いくら学業に優れており、ゼミで扱うテーマに好奇心旺盛でも、礼儀や信頼のない学生は避けられてしまいます。
ゼミの面接で合格する学生は、じぶんだけでなく他の学生や教授にも配慮できる人です。
面接の場でそれをアピールするのは至難の業ですが、ゼミ活動への姿勢を言葉で示すことは可能です。
ゼミのメンバーと協力して運営し、メンバーの発表や、ディスカッションにも積極的に参加していきたい旨を伝えるのがポイントです。
また基本的なことではありますが、教授との面接では相手の目を見て受け答えするようにしましょう。
また服装や髪形にも注意しましょう。
大学なので就職活動ほど厳しくありませんが、金髪・銀髪・レッド・ブルーなど見た目のきつい色の髪型は50代以上の教授には避けられてしまいます。
それぞれの教授の年齢や性格によって捉え方は異なりますが、面接時は落ち着いた外見が適切です。
見た目に気をつけるだけでも信頼度は高まります。
⑤面白い学生
成績や勉強への意欲はそれほど評価できないのに、なぜかゼミに入れてしまう学生もいます。
そのようなタイプの学生は、総じて面白い学生です。
「飲み会の幹事は僕に任せてください!」「一発芸でみんなの笑いを取るのが得意です!」
つまりゼミのムードメーカー的な存在なのですね。
このような学生が1人いると、ゼミも堅苦しくなりすぎず、アットホームな雰囲気になります。
ゼミにもきちんと参加して、ムードを作ってくれる学生であれば、教授も悪い気はしません。
成績が悪くて希望するゼミに入れるか不安だという人は、このような点をアピールしてみてくださいね。(もちろんゼミの研究への意欲も示した上での話です!)
<面接に落ちる人の特徴は?>
ここまでゼミの面接に受かる人の特徴を確認しました。
その次に確認したいのが落ちる人の特徴です。
もちろん成功談は参考になりますが、失敗談は反面教師として役立つので大切です。
早速、なぜ落ちてしまうのかその原因を確認してみましょう。
・学生生活に対する気力がない
気力がなく、大学生活をなんとなく過ごしている学生はゼミの面接で落とされやすいです。
なぜなら大学は本来学問をする場所であり、なんとなく過ごすための場所ではないからです。
もちろんまだ将来のことを明確に思い描けない時期ですが、だからこそ大学の勉強を通してじぶんが何をしたいか知るのです。
じぶんの意志で大学に入学したにもかかわらず、その恵まれた場所で勉強する権利を捨てる学生は避けられてしまいます。
「就職で不利になるのは嫌だからゼミに入る」といった理由では、無気力な学生だと思われてしまいます。
また面接時の態度からも無気力さはにじみ出てしまいがちです。
声は聞き取りやすく、背筋を伸ばし、教授からの質問にはしっかりと答えられるように意識しましょう。
「知りたい!」という好奇心を伝えられるようにアピールすれば、印象も良くなります。
・自己アピールばかりする
じぶんの好奇心をアピールすることは、入ゼミの面接では欠かせません。
しかし自己アピールばかりなのは要注意です。
「この学生はじぶんのことばかり話しているけれど、教授の専門分野をきちんと知っているのだろうか」と思われてしまいます。
言うまでもなく、ゼミの面接はマッチングの作業です。
その学生の興味とゼミで扱うテーマがある程度似ている必要があります。
たとえゼミのテーマとじぶんの希望する研究分野が被っていても、じぶんの興味を示すだけでなく、担当教授の研究に興味を持っていることをアピールしましょう。
教授の専門分野をよく知っていれば、マッチングもしっかりと行えていると認識してもらえます。
また面接官である教授も人間なので、学生にじぶんの研究に興味を持ってもらえることを嬉しく思います。
「先生の研究に関心を持ってゼミ面接を受けに来た」というニュアンスで伝えると、歓迎してくれます。
・身だしなみがだらしない
大学生なのでつい気を抜いてしまうのが身だしなみです。
ゼミの面接は就職活動の面接ではないのでスーツを着る必要はありません。
しかし私服でも清潔感が感じられないと、人への配慮ができない学生だと捉えられてしまいます。
多少個性のあるファッションでも問題ありませんが、派手すぎず清潔な服装を心がけましょう。
また髪の色にも注意が必要です。
大学生だと金髪やその他の派手な色にしている人も少なくありませんが、教授世代には不真面目な印象を与えてしまいます。
必ずしも金髪=不真面目ではありませんが、やはり教授は目上の人です。
ふだんは金髪でも、面接時には派手な髪色は避けておくのが無難です。
【まとめ】
ゼミの面接に受かる学生・落ちる学生の両方の特徴を参考にすることで、見本にしたり反面教師にしたりして、本番に活かせます。
大事なポイントは、じぶんの興味のある分野とゼミで扱う内容がマッチしていることをアピールすることです。
そのためにも、担当教授の著作や論文はいくつか読んでから面接に臨みましょう。
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