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2月の京都旅行!おすすめの観光スポット5選!

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2月は悠々自適に京都観光するにはうってつけの季節。

 

ふだん観光客でごった返している場所も、この時期はあまり混んでいません。

 

また、2月らしいも京都の各所で開催されています。

 

中には、ワクワクするような女子旅にしてくれるイベントも。

 

そこで、今回は2月の京都女子旅にぴったりのおすすめ観光スポットをご紹介しますね。

目次

2月の京都旅行!おすすめの観光スポット5選!

2月の渡月橋の画像

2月の京都は楽しいイベントが盛りだくさんです。

 

この時期は新年をむかえる1月とは異なり、穴場シーズン。

 

そのため、静かな京都を独り占めできてしまいます。

 

大人気の清水寺をはじめとした有名観光地を巡るには適した季節ですが、それ以外にも地元に密着したイベントが多く開かれています。

雪の清水寺の画像

そこで、今回は2月の京都を深く知るためにも、ぜひ訪れておきたい観光スポットをご紹介しますね。

 

おすすめ:2月の京都の気温は?旅行におすすめの服装と持ち物を紹介!

 

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<各寺社の節分会>

節分の画像

「鬼は外、福は内!」

 

2月の節分の日には、豆まきの声がたくさんの家から聞こえてきますよね。

 

日本の行事である節分は、冬の風物詩です。

 

「昔は家族で豆まきしていたけれど、今は一人暮らしで節分の日は何もしていないな…」

 

こんな方も多いのではないでしょうか。

 

それなら、京都の各寺社で行われる節分会に参加してみてはいかがでしょうか。

 

2月の2日・3日あたりは、京都の多くのお寺・神社で本格的な節分のお祭りが開催されています。

 

本当にたくさんの場所で行われているので、自分の観光プランと照らし合わせ、立ち寄りやすい寺社の節分会に参加してみると良いでしょう。

 

ここでは、数ある節分会の中から1つ、特に興味深い吉田神社の節分会をご紹介しますね。

吉田神社の節分会は2月2日から4日までで、他の寺社の節分会よりも長く開催されます。

 

ここの節分祭の歴史は非常に長く、室町時代から執行されている由緒正しいお祭りなのですね。

 

それだけに、毎年およそ50万人もの参拝者が訪れます。

 

2月2日は前日祭。

 

この日は「鬼やらい」と称す人物が、青・赤・黄の3匹の鬼を退散させる、平安時代から宮中にて行われてきた古式の追儺式(ついなしき)が実地されます。

さらに、この日には疫神祭も開催され、吉田神社独特の厄除け法で無病息災の祈願を行います。

 

3日は、8時から節分当日祭、23時からは火炉祭が行われます。

 

火炉祭とは、古い神札やお守りに宿っていた神様が元の場所に帰れるよう、焼いておさめる儀式です。

 

必要なくなったお札やお守りを持って行くと良いですね。

 

ちなみに、2日・3日にはおよそ800店にもおよぶ露店が立ち並びます。

4日は後日祭となっており、神事のみで露店は出店されません。

 

吉田神社の節分会では、期間限定の特別神札を手に入れることができます。

 

疫神斎・厄除守・開運守・節分守・節分神矢をはじめとして、すべて「梔色(くちなしいろ)」に染められたお守り・お札が節分の期間のみ、そろえられています。

 

梔色は古くから魔除けの力があるのです。

 

これを手に入れて、心も体も元気な状態で春をむかえましょう。

 

<須賀神社 懸想文>

「好きな人と結ばれたい」、「素敵な恋愛をしたい」。

 

女性であれば、こんな思いが強いのではないでしょうか。

 

京都には縁を結んでくれる寺社が数えきれないほどありますよね。

 

そして、その中でも2月の節分の日、須賀神社では縁結びにご利益のある「懸想文売り」が行われます。

「懸想文」とは、昔のラブレターのこと。

 

平安時代の古文を読んでいると「懸想(けさう)」という言葉がよく登場しますよね。

 

かつて、公家をはじめとした高貴な人々は、この「懸想文」を綴って想い人に送ることで相手への気持ちを告白していたのです。

 

このように、「懸想文」の習慣は平安時代から行われていました。

 

この習慣にちなんで、須賀神社では2月の節分の日に、平安貴族の衣服であった烏帽子と水干を身に付け、顔を覆いで隠した2人組の男性が「懸想文」を売ります。

 

「懸想文売り」は、そもそも貴族が行なっていたアルバイト。

 

そのため、一般人の前に自分の姿をさらさないよう、顔を隠していたのです。

怪しい恰好にはこのような理由があるのですね。

 

この「懸想文」は男女の良縁にご利益がありますが、商売繁盛にも大変な効果があると言います。

 

人目に着かない場所、とくにタンスの奥などにしまいこむことで、お金にも容姿にも恵まれ、素敵な出会いを引きつけるのだそうです。

 

「懸想文」を手に入れるためだけでも、京都に行きたくなってしまいますね。

 

これがあれば、仕事も趣味も、恋愛も、すべて楽しみ、頑張れる気がしませんか?

 

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<城南宮 七草粥>

2月11日が京都旅行に入っているならば、七草粥を食べに城南宮を訪れましょう。

 

春先に若草を贈って無病息災を願う風習は「源氏物語」の若宮の巻にも記される、古いものです。

 

城南宮では、セリ・スズナ・スズシロ・ホトケノザ・ゴギョウ・ハコベラ・ナズナの七草を神前に供え、そのお下がりをお粥に入れて参拝者にふるまうのですね。

 

七草粥は一膳500円で、午前10時から午後4時の間にいただくことができます。

 

お粥の上に、細かく刻んだ七草がのせられており、底にはお餅も入っています。

七草がゆの画像

寒い2月に、観光の合間にお粥で温まれるのはありがたいことですね。

 

実はこの城南宮、歴女のみなさんにはぜひ訪れていただきたい場所です。

 

ここは、1200年ほど続いている歴史の長い神社。

 

あの有名な鳥羽伏見の戦いは、城南宮の参道に置かれた薩摩藩の大砲が轟いて始まったものです。

大砲の画像

そして、この戦いで薩摩が勝利をおさめると、城南宮のご加護によるものとしてお礼参りを行いました。

 

歴史の大転換の時期を感じながらも、ほっと一息、七草粥を食べられる贅沢を噛みしめてみたいですね。

 

関連記事:京都の歴女向け女子旅!おすすめの観光スポットを紹介!

<北野天満宮 梅花祭>

北野天満宮の画像

2月25日は、学問の神様として知られる菅原道真公の命日です。

 

この日、彼を祀っている北野天満宮では、梅花祭と呼ばれる祭典が開かれます。

北野天満宮の梅の画像

この祭典は、およそ900年にも及ぶ歴史を持つものです。

 

梅花祭は午前10時から11時に開催されます。

このイベントでは、蒸したお米を大小2つの台に盛った大飯・小飯、そして白梅・紅梅の小枝を挿した紙立(こうだて)と呼ばれる神饌をお供えして、菅原道真公をしのびます。

 

授与所では、紙立で使用した玄米「厄除玄米」(1袋100円)をいただくことができます。

また、梅花祭とあわせて野点大茶湯が午前10時から午後3時に行われます。

 

これは梅の花を堪能しながら、上七軒の芸舞妓さんのお手前で抹茶とお菓子をいただくイベントです。

 

参加費は1500円。

 

この行事は、豊富秀吉が北野天満宮で北野大茶湯を開いた史実にちなみ、昭和27年から毎年開催されているものです。

 

豊富秀吉と北野天満宮の関係については「戦国時代に焦点をあてた京都旅行!歴史観光スポットまとめ!」の記事でもご紹介しているので、気になる方はご参考くださいね。

 

私もこの時期に北野天満宮を訪れましたが、梅の花が見事に咲き誇り、とても気持ち良く散策できました。

カメラを持参して、梅の花と一緒に記念写真を撮るチャンスでもありますよ。

 

写真が趣味の方にはおすすめの観光スポットです。

 

関連記事:カメラ女子の旅ならここ! 京都のおすすめ写真スポットは?

 

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<高台寺の夜咄(よばなし)>

高台寺の画像

豊富秀吉の正室・ねねが亡き夫を弔うために開いたお寺・高台寺では、1月から3月の間に「夜咄」が開かれています。

 

「夜咄」とは、ろうそくの灯りの中で楽しむ冬の夜のお茶会です。

お茶会というと「敷居が高く、さまざまな作法を気にしなければならないのでは?」と思ってしまいますよね。

 

でも、高台寺の「夜咄」は観光客が気軽に参加できるイベントなので、あまり作法を知らなくても楽しめます。

 

そのうえ、ろうそくの仄明るい光の中で行うので、それほど作法も目立ちません。

 

お茶席デビューするにはぴったりなのですね。

茶道の画像

「夜咄」は茶道を習っている人でさえ憧れるイベントです。

 

そんなイベントに、高台寺で気軽に参加できてしまうなんて贅沢ですよね。

 

高台寺の「夜咄」では、お茶会だけでなく庭園拝観、点心も体験できます。

 

庭園拝観ではライトアップされた夜の庭園を解説していただきながら散策します。

 

そして、お茶席では点心もいただきます。

ここで言う点心とは、中華料理のことではなく、軽食のこと。

 

高台寺の「夜咄」では、ちょっとした和食をいただけるのですね。

3時間で6000円ですが、それ以上の価値があると言えるでしょう。

 

実際に、訪れた人が忘れられない特別な体験になった、との感想を持つほど充実しているイベントです。

 

2018年は1月12日から3月4日の間に行われる予定。

 

毎週金曜・土曜・日曜の3日間開催されています。

 

参加前日の16時までに予約する必要があるので、忘れないようにしましょう。

 

おすすめ:高台寺の夜桜ライトアップの時間帯や見頃は?秀吉への愛のお寺!

【まとめ】

1月に続き、2月の京都もイベントが盛りだくさんですね。

 

どのイベントも楽しめますが、その中でも特に須賀神社の懸想文のイベントと高台寺の夜咄は女子旅には魅力的ですよね。

 

恋愛成就をしに須賀神社へ、夜咄で夜の観光を楽しみに、いざ京都へ出かけてみましょう。

 

最後に、この記事に関連して「2月の京都ならここがおすすめ」「このイベントは忘れられない」などの体験談・口コミがあれば、お気軽にコメントください。

 

みなさんからのコメントが、より多くの方の女子旅を豊かなものにしてくれますよ。

 

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