大学入試期間中は次々と合否連絡が入り、気持ちのコントロールに困ることが多くなります。
気持ちが昂揚したり、落ち込んだりすることで、意識を今に集中させることが難しくなるのです。
しかし、どんな気持ちになっても、黙々と前進できる状態に戻すことが必要です。
今回は、パターン別に大学入試期間中の気持ちのコントロール方法を確認します。
目次
大学入試期間中、友達や同級生の合否に影響されない気持ちの持ち方は?
大学入試真っ盛りの期間は、人によって気持ちが驚くほど異なります。
この時期、学校の友達や塾の仲間と顔を合わせてもお互い気を遣ってしまい、どことなくぎこちないのは、お互いの持つ気持ちの温度差が原因であることも多いようです。
大学入試を受ける間に、数日前の入試の合否が分かります。いうまでもなく、入試の結果によって受験生の気持ちは揺れ動きますが、気持ちの持ちようというものは自分の感情でない理性の部分である程度コントロールできます。
今回は立場別に数種類の気持ちのコントロール方法をご紹介します。
自分の今の状態に近い項目を参考にして、気持ちを安定させるための参考にしてください。
<立場別 気持ちのコント―ル方法>
大学入試の結果は、良い物であれ、芳しくないものであれ、受験生の気持ちにざわっと波を立たせます。
油断は禁物であるし、落ち込みすぎても前に進めません。
一時的に気持ちがどちらかに傾くことがあっても、再び安定した軌道へと戻し、淡々と大学入試をこなしてゆくことが大切です。
それでは、立場別に具体的な方法を見てゆきましょう。
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・入試が始まって逆に気が抜けてしまった
入試が始まると、「あとは持っている力を発揮するのみ」という吹っ切れた気持ちになります。
とても良いことですが、行き過ぎると「もう終わった気分、どうでもいいかな」と気が抜けてしまいそうになることもあります。
このような気持ちで試験に臨むと、小さなミスを積み重ねてしまったり、大事な問題にも身が入らなかったりといったことが起ります。
大学入試期間中では自分一人で準備・勉強をすることが多いので、他人の存在が遠くなりがちです。
したがって、他人から刺激を受けることもありません。
入試期間中に気が抜けそうになったら、塾や学校の自習室に行き、他の受験生が必死に勉強している雰囲気に身を投じてみると目が覚めます。
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・試験の結果に一喜一憂してしまう
試験の結果に気持ちが揺れ動くのは自然なことです。
しかし、一つ一つの試験結果に固執することは、過去にこだわることと同じです。大学入試期間中は一日一日自分が伸びてゆく時期なので、過去のくやしさや成功にしがみついてしまうと、自分の能力の成長を妨げることになります。
そんなときは一度気持ちのリセットをするために、思い切り体を動かしたり、良い映画を何本も見たりして、自分の意識を試験結果からそらしてみましょう。
すっきりしたら、今日やると決めたことに黙々と取り組む集中力も戻りますよ。
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・悪い結果続きで気力が出ない
ただただ悪い結果が続いて、このまま頑張ることに意味を感じられないこともありますよね。
でも、悪い結果続きの末にたった1つだけ、第一志望校に迎え入れてもらえる受験生もいます。
先輩の体験談を読んでみてください。
各予備校の冊子やホームページに掲載されていることが多いです。そのような経験をした先輩がいることに気付くと、心の支えになります。
私も先輩の体験談などは良く読んでいました。自分の進む道の先を行く人の姿は、いつも心を奮い立たせてくれます。
願書を出した学校を受験する時には、自分の力がどんなに及ばなさそうに感じても、一つ一つ心を込めて解答用紙と向き合いましょう。
上手く行かなかったとしても、大学受験が人生の全てではありません。
人ぞれぞれ持っている能力や才能は異なるので、自分が出来る最大限の努力の末に勉強で失敗しても、落ち込みすぎないでください。
受験が終わったら、自分の得意なことを見つけてその分野に真摯に進んでゆく自分の姿を思い浮かべて、一日一日を大切に過ごしてください。
・今のところ成功しすぎて、第一志望の試験で油断しそう
質・量ともに充実した受験勉強ができた場合、入試が始まると次々と良い結果が舞い込んで、気分も良くなります。
今噛みしめている成功が、今までの蓄積の結果であることは間違いありません。誇りと自信を持ちましょう。
しかし、第一志望の入試を迎えていないのであれば、まだ気が抜けません。
自分が本当に行きたい大学にはまだ行けないという事実を思い出して、第一志望校にまっすぐ目を向けましょう。そして、毎日の日課を淡々とこなして行きましょう。
・第一志望に失敗してしまった
第一志望校に落ちてしまったときは、しばらくその衝撃から立ち直れないこともあります。
特に、第一志望校のために一生懸命準備していた場合には、その衝撃はなおさら大きいでしょう。
この時に思い出したいことは、やはり受験が全てではないということです。
経済界、政界、藝術界、あらゆる分野で大きな功績をのこした人の本を読んでみると良いです。
著名な大学教授でさえ、学校の成績が悪すぎて大学受験に失敗した人はたくさんいます。
一番大事なことは、自分がたまたま置かれた環境で一心に物事に取り組むということ、何かを与えられる機会があれば、最大限に活用するということです。
これから受ける大学が思いがけず自分の通う大学になるかもしれません。
第一志望でなくても、その大学で自分の道がひらけることがあるかもしれないと希望を持って、全身全霊で入試に取り組んでいきましょう。
【まとめ】
受験中は様々な気持ちになると思います。大学入試は、それほど受験生にとって大きな関門のように見えますし、世間でも入試は大きく取り上げられています。
合格・不合格にとらわれて、評判の大学に入ることを最終目的としてしまうと、入試期間中も気持ちが揺らぎやすくなります。
今回はパターン別に気持ちのコントロール方法についてご紹介しましたが、全てのパターンの受験生に共通するコントロール方法があります。
それの方法とは、「自分はこの先何に取り組みたいのか。どのように自分の道を進んで行きたいのか。」ということを考えなおすということです。
やりたいことが分からなかったら、自分はどのようにありたいかということについて考えてみてください。
結果はどうであれ、自分の心持ちが道を切り開いてゆくことを思い出せば、必要以上に気持ちが揺れなくなりますよ。
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