一眼レフカメラを購入したものの、写真が素人っぽくなりますよね。
私も一眼レフカメラを購入しましたが、なかなか思うように写真を撮れませんでした。
しかし初心者でも撮り方のポイントをおさえたところ、以前よりも格段にきれいに撮影できるようになりました。
今回は、一眼レフ初心者の私が試してみて、上手く実践できた撮り方をご紹介しますね。
目次
一眼レフカメラ初心者向けに撮り方のコツを紹介!【動画付き】
念願の一眼レフカメラを手にしたところで、写真が思うように撮れず、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
でもどのように撮ればきれいな写真を撮れるのか試してみたところ、少しずつ納得のいく写真を撮れるようになりました。
そこで今回はカメラ初心者の私が実践し、効果のあった撮り方をご紹介しますね。
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<写真を撮るときは引き算で>
「あれもこれも写したい!」と思って、たった一つの写真にあまりにも多く人・景色・モノを収めてしまっていませんか?
これはカメラを始めたばかりの頃にやってしまいがちなことです。
でも印象的な写真を撮るには、「写真は引き算」の原理を利用する必要があります。
「写真は引き算」とは、撮りたいものを1つに絞り、必要のないものが写りこまないように取り除く方法です。
たとえばビルを撮るのであれば、たくさんのビル群の中から1つ主役にするビルを決め、それが最も目立つように写真を撮ります。
「あれもこれも撮りたい」と思ってしまったときには、まずはその中から特に目立たせたいもの、写真で伝えたいものをピックアップしてみましょう。
対象を絞ることで余計な背景が減り、対象はくっきりと、背景はぼんやりと写るので、プロのカメラマンのような写真に一歩近づけます。
<遠景にするか、アップにするか>
じぶんが写したいものを決めたら、少し離れてシャッターを切るか、アップで撮るか考えてみましょう。
遠景とアップでは、写真に写った対象物の雰囲気がずいぶんと変わります。
遠景で撮ると、対象物が周りの景色の中に溶け込んで、風景の一部となります。
一方アップで撮った場合、対象物がその写真の主役となり、背景や周りのものはぼんやりと写る程度です。
どんな雰囲気の写真を撮りたいか思い悩んだら、対象物を近くで撮るか遠くで撮るか考え直してみるのがおすすめです。
<バランスの良い写真を撮るためには? 三分割法が有効!>
自己流で写真を撮っていると、なかなか納得できるきれいな写真を撮れないですよね。
同じ道具を使って同じものを撮影するのに、どうしてプロのカメラマンの方がきれいに写真を撮れるのか不思議ですよね。
そこでじぶん撮った写真を見直してみると、対象物がど真ん中に写っていませんか?
実は撮影したいものをど真ん中に写してしまうと、奥行きがなく退屈な写真になってしまいます。
プロの写真と素人の写真は、一体何が違うのか。
美しい写真のポイントは、バランスが取れているのですね。
そこで横を三分割、縦を三分割するとバランスのとれたきれいな写真を撮ることができます。
三分割してみると、縦線と横線がクロスした部分が4つできます。
この4つの点に、撮りたい対象物を重ねることで、プロカメラマンの取った写真のようにきれいな画像を撮れるのですね。
試しに私も三分割法で写真を撮ってみました。
ただ単に撮った写真と、三分割法を意識した写真は以下の通りです。
↑適当に撮った写真
↑三分割法を意識して撮った写真
印象がまったく異なりませんか。
三分割法を意識していないと、対象物ばかりが目立ってしまいます。
その一方で三分割法を取り入れると、奥行きが出てすっきりとしたイメージになります。
初心者でもきれいな構図で撮るのなら、三分割法が最も簡単でおすすめですよ。
<対角線を意識して撮る>
前項では縦横を3等分する三分割法をご紹介しましたが、カメラの構図でもう一つおすすめなのが対角線構図です。
この構図はカメラを始めたばかりの人でも実践しやすいのがメリットです。
やり方は簡単で、カメラのフレームを斜めに分割して、斜めの線に沿って対象物を映りこませます。
たとえば木の葉を撮るときには対角線構図がとても役に立ちます。
私もカメラを始めたばかりなので、対角線構図のことを知りませんでした。
しかしなんとなく、「対角線を意識して撮るときれいに取れるな」と思いながら写真を撮っていました。
それがこの写真です。
この時には対角線を意識して撮ったわけではありませんが、木の葉がきちんと対角線にそって写りこんでいます。
このように写すことで、木の葉が空に広がる奥行きを表現することができるのですね。
<景色をとるなら二分割構図>
きれいな景色を撮るときに役立つのが、二分割構図です。
二分割構図ではカメラの上と下を二分割し、それに合わせて景色を写す方法です。
それゆえに夕焼けや海を撮るときに、ぴったりの構図なのですね。
海と空の境目、地平線がフレームの真ん中に来るように撮れば素人の写真を脱け出せます。
水平にきれいに取れるように、微調整しながらカメラを構えてみましょう。
<高さを変えて写真を撮ってみる>
同じ景色を同じ場所から撮っても、カメラを構える高さ次第で、まったく別の風景を撮れるようになります。
ふだんカメラを構える際、じぶんの目の高さでカメラを構えますよね。
しかしこれでは写真の写りも平凡になってしまいます。
そこで、台を使って高い位置から撮影したり、逆にしゃがんだ状態で風景を撮影したりしてみましょう。
ふだんの風景とはまったく異なる雰囲気の写真が撮れます。
景色を俯瞰するようなイメージの写真を撮りたければ、高い場所からカメラを構えると効果的です。
その一方で解放感があり、ダイナミックな写真を撮るのであれば、カメラを下に構えるのがおすすめです。
下から撮ることで、ふだんは小さく見えるものがかなり巨大に写ります。
撮りたいもの・景色を見つけたら、しゃがんだり台に乗ったりしながら、しっくりくる位置を探してみましょう。
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<写真は何枚も撮ってみる>
撮りたいものを決めたら、1回シャッターを切るだけで終わりにしてしまっていませんか?
1枚しか撮っていないと、後で見返したときに納得できなかった場合「もっと撮っておけば良かった」と思ってしまいますよね。
実はプロのカメラマンでも一発できれいな写真を撮るのは至難の業です。
だからこそ、同じものを撮るにしても、角度や構図、明るさなどを微調整しながら何回もシャッターを切ります。
そして数ある写真の中から、納得できる写真を選び出すのですね。
カメラの設定を少しずつ変えながら写真を撮ることで、全く違う雰囲気になります。
ふだん1、2枚しか同じ写真を撮らない人は、ぜひ試してみてください。
カメラの奥深さを楽しめますよ。
<光の取り入れ方で写真のイメージが変わる>
写真のイメージを大きく左右するのが光です。
撮りたいものに対して、光がどのように当たっているかで、写りがまったく異なります。
写真を撮る際の光の種類は主に「順光」「サイド光」「逆光」の3つです。
それぞれの光の特徴とその光に適した写真について、1つずつ確認しますね。
・順光
順光は写したい対象物に対して正面から当たる光のことです。
真正面から光が当たることで、対象物の形や色をくっきりと表せます。
順光は人物を撮るときや、風景を撮影するのに向いている光です。
・サイド光
サイド光はその名の通り、対象物に対して横から当たる光のことです。
サイド光を利用すると、光と影がはっきりとした絵画のような写真を撮ることができます。
立体的な写真を撮りたいとき、芸術的なテイストに仕上げたいときには、サイド光を上手に利用してみましょう。
・逆光
逆光は写したいものの背後から当たる光のことです。
一般的に逆光で対象物が暗くなってしまうので、マイナスイメージですよね。
でも一眼レフなら明るさを調整できるので、撮りたいものが逆光で真っ暗になってしまうことはありません。
かえって逆光を利用することで、やわらかい雰囲気の写真が撮れるのですね。
とくに料理をおいしそうに撮りたいときには、逆光が一番きれいに写ります。
また人物を撮る場合も、逆光を利用すると順光やサイド光よりもふんわりとした雰囲気に仕上がります。
それぞれの光の加減によって、雰囲気がまったく変わるので、光の方向を考えながら何パターンか撮ってみましょう。
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【まとめ】
写真は簡単に撮れそうで、なかなかきれいに仕上がらないからこそ、面白い。
私も一眼レフをはじめたばかりですが、毎日持ち歩いて写真にしたいものを見つけたときにシャッターを切っています。
今回ご紹介した撮り方は、一眼レフ初心者の私が試してみた中でも最も実践しやすかったものです。
個人差はあるかもしれませんが、難しくなく比較的簡単にきれいな写真を撮れるのでおすすめですよ。
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みなさんからのコメントをもとに、カメラが手放せなくなるほど楽しくなるヒントをお届けしてまいります。
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