全国花火競技大会は、花火師が自分の創作を自らの手で打ち上げる真の競技大会。
「大曲の花火大会」としても親しまれている花火大会です。
100年以上の歴史を有し、日本・世界で最も優れた花火を堪能できるため、全国花火競技大会(大曲の花火大会)には遠方からでも足を運ぶ価値のある大会です。
今回は全国花火競技大会ならではの特徴や、有料自由席・有料席、穴場スポットを中心にその魅力をご紹介します。
目次
全国花火競技大会(大曲の花火)の穴場と有料席!駐車場は?
全国花火競技大会は1910年から始まった花火大会です。
しかし、文献資料によると1800年代にもこの地で花火を享受されていたことが分かります。
1910年から数えても、100年以上の歴史がある花火大会で、「日本三大花火大会」の一つとして数えられています。
何と言っても、日本全国から選抜された一流の花火師たちの手により花火が打ち上げられることにその魅力があります。
このような権威ある花火大会も今年の候補に入れみませんか。
今回は、大曲花火大会として親しまれている、全国花火競技大会についてご紹介します。
まずは、基本情報の日時から確認しましょう。
<日時>
大曲花火大会は例年8月の第4土曜日に開催されます。
2019年は8月24日(土曜)に開催される予定です。
「昼の部」と「夜の部」に分かれている珍しい花火大会ですね。「昼の部」がある花火大会はここだけなのです。
「昼の部」は17時30分から18時15分まで、「夜の部」は18時50分から21時30分まで花火が打ち上げられます。
「夜の部」だけでも2時間半以上に渡る、長時間楽しめる花火大会です。
ちなみに、打ち上げ会場は大曲側下流の「雄物川右岸河川敷」で行います。
<アクセス>
電車の場合はから徒歩で30分ほど、車の場合は秋田道大曲ICから10分ほどです。
歩行者の安全を守るため、シャトルバスの運行は行なわれていません。
<特徴>
大曲花火大会は内閣装置大臣賞の授与も行われるほど、質の良い花火大会です。
一流花火師がしのぎを削る花火大会にはどのような特徴があるのでしょう。
ご一緒に探って行きましょう。
・テーマのある花火
この花火大会では毎年テーマが設けられ、音楽に合わせたストーリー性のある花火が演出されます。
特に全長500mの「ワイドスターマイン」、数か所から打ち上げられる「トラの尾」、フィナーレの速射連発は見どころです。
1万8000発の芸術が織りなす世界を見ようと毎年70万人の観覧者が集います。
・国際的な花火
大曲の花火は、世界各地で打ち上げを行なった経歴を持ちます。
ドイツ、ハンガリー、韓国などで多くの花火を打ち上げたのです。
日本国内のみならず、世界レベルでも認められている花火大会の魅力は、実際に自分の目で見て味わいたいですね。
・内閣総理大臣賞をはじめとした各種の賞
大曲の花火では、最優秀賞として内閣総理大臣賞が贈与されます。
この賞が贈られる競技大会が大曲と土浦の2つしかありません。
また、他にも経済産業大臣賞。文部科学大臣賞、中小企業庁官賞が授与されます。
全国から選ばれた一流の花火師たちが、日本一の座をめぐって競技する高揚感はたまりません。
1年もかけて制作した「ワイドスターマイン」など、質の高い花火が楽しめます。
・花火職人本人の手による打ち上げ
ここの花火は、製作した花火師本人が自分の手で打ち上げます。
そのために、大曲花火大会の識者の間で一番権威のある、真の競技大会として認識されています。
花火に対するあらゆるこだわりを身に染みて味わうことのできる逸品揃いの大会です。
・2部に分かれた打ち上げ
大曲花火大会では「昼の花火」と「夜の花火」の2つの部に分かれたプログラムが用意されています。
昼の部が設置されている花火大会は全国でも大曲花火大会のだけ。
昼の部では5号玉早打ち5連発、割物あるいは煙竜と言われる花火が打ち上げられます。
一方、夜の部は「課題の部」と「創造花火の部」として、さらに2つの部門に分かれています。
「創造花火」とは、従来の丸型ではない形の花火のことを指します。
このようなタイプの花火は現在多くの花火大会で目にすることができますが、実は大曲花火大会の主催地である秋田県大仙市が発祥地だったのです。
・屋台グルメあり
おなじみの焼きそばといった定番から、秋田名物まで楽しむことができます。
特に人気を集めているのは、″辛めのソース&目玉焼き″が特徴の「横手焼きそば」です。
屋台は花火の打ち上げ時間に近くなるほど混雑するので、15時~16時頃に楽しむのがおすすめですよ。
<座席>
座席は有料席と有料自由席が用意されています。
どの席が一番綺麗に花火を見られるのでしょうか。早速確認しましょう。
☆有料席
有料席は3種類に分かれており、それぞれ値段が異なります。
席の種類は以下の通りです。
・A席:定員6名23,000円
・C席:定員5名15,000円
・P席:定員2名8,000円
どの席も定員が決まっていますが、定員で割ると1人当たりの値段が最も安いのはC席です。
A席が最も花火打ち上げ場所に近い席です。すぐ目の前が雄物川なので、遮るものがなく、一番綺麗に花火を見ることができる場所です。
P席はA席の端の方に位置しており、C席は通路を挟んでA席の後方に並んでいます。
C席も打ち上げ場所の正面に位置していますが、目の前に露店が並びます。
そのため、多少の人通りが気になります。
C席とA 席の1人当たりの料金差は1000円以下なので、良い位置で花火を観賞したいのであれば、思い切ってA席に応募しましょう。
チケットの販売は、大曲市民会館での直接販売、電話受付抽選販売、インターネット受付抽選販売の3通りです。
電話受付とインターネット受付は6月7日(金)10時から6月10日(月)23時までの予定です。
電話番号は0570-084-670
インターネットの受付はこちらです。
大曲商工会議所での直接販売は7月7日(日)9時ごろからの抽選後、販売が行なわれる予定です。
電話とインターネットの場合はA席・C席・P席の2マスまで応募することができます。
一方大曲市民会館では1人3マスまで予約することができます
☆有料自由席
次は有料自由席についてです。去年までは無料自由席だったものです。
しかし、花火大会の設備費などの費用がかかることが理由で、2017年からは1名につき1000円となったことが注目です。
やや外側からの眺めになりますが、この席も雄物川を正面に、遮るものなく見ることができます。
ただし、競争が激しい場所なので、前日から備える必要があります。
今年の予定はまだ発表されていませんが、例年は有料自由席エリアの開門は9時30分です。
花火大会の前日には自由席の場所取りのための待機場所で、係員の案内を待ちます。
15時に待機場所が開放されるので、それまでにできる限り早く到着することがポイントです。
前日25日の15時までには待機場所に到着し、当日9時30分には席取りが始まるということですね。
つまり待機場所・席取りの2段階に分けて競争があり、待ち時間も長いので、体力と気力に自信がない方は心配ですよね
でも、ご安心ください。大曲花火大会にも穴場スポットがあります。
おすすめの穴場スポットを事前に確認し、花火が見られないかもしれないという不安を払拭しましょう。
<穴場>
穴場には、会場に近い穴場と会場から遠い穴場があります。
それぞれ見え方が異なるのでよく下調べしましょう。
おすすめは、「打ち上げ会場後方の田畑のあぜ道」です。どのような場所なのでしょうか。
詳しく見て行きましょう。
・大曲中学校付近
人ごみを避けたい方にはこの場所がおすすめ。
仕掛け花火を見ることはできませんが、打ち上げ花火はきれいに見ることができます。
非常に臨場感を楽しめる場所です。
・ローソン大曲福住町点駐車場
大曲駅から徒歩5分ほどの場所にあり、花火大会会場からは離れているものの、帰りの異動には便利です。
街中なので、花火と一緒に奏でられる音楽は楽しめませんが、トイレや飲食には重宝しますね。
・姫神公園
高台から大仙市と花火を一望したい方にはこの場所。大平山の登山口でもあります。
トイレが整備されているので、女性も安心ですね。
車でお越しの方にはおすすめの穴場スポットですよ。
・仙北自動車学校付近の土手
この場所は大曲バイパス周辺のエリアであり、車でお越しの方には便利な所です。
特に帰りは渋滞から早く抜けることが可能。
会場から遠いので、臨場感は感じられませんが、スムーズに花火を見たい場合におすすめです。
・大曲花火(川目南)無料駐車場
この無料駐車場は会場から徒歩で1時間ほどの場所にあります。
野球場3つ分もの広さがあり、花火も綺麗に見える場所です。
・丸子川河川敷
会場から少し離れた場所にあります。
人ごみを避けてゆっくり花火を観賞したい方にはおすすめです。
・打ち上げ会場後方の田畑のあぜ道
打ち上げ会場の後方は田畑が広がっています。この場所は地元では知られている穴場スポット。
あぜ道から花火を眺めるなんて、子供の頃に戻ったようでどこか懐かしいですね。
道が広いので、折りたたみ椅子を持参してゆったりと座りながら見ることもできます。
プロの写真家の撮影スポットとしても知られており、花火を裏側から見る形にはなりますが、見栄えのする花火をすぐそばで見ることができますよ。
注意すべき点は、田畑に足を踏み入れないことと、虫よけ対策を行うことです。
またこの場所は興栄建設付近でもあり、興栄建設の駐車場は当日有料開放されるので、車を利用する方にはおすすめです。
その上、トイレやコンビニもあるので非常に利便性が高く、花火も存分に楽しむことのできる場所です。
・大曲ファミリーキャンプ場
この場所は会場から離れた場所にあり、花火の音楽を聴くことは難しいですね。
しかし、花火の音は良く聞こえ、綺麗に見えます。
高台になっているので、大仙市の街と花火のパノラミックな景色を堪能しましょう。
・河川敷のキャンプエリア
このキャンプ場は、打ち上げ会場のすぐ上流にある「大曲花火大橋」を過ぎた場所にあります。
「予約エリア」と「先着エリア」があるので、確実に場所をおさえたい方はあらかじめ予約をしておきましょう。
花火を近くに見ることができるので非常におすすめです。
<注意事項>
花火を楽しむためにも、注意しておきたい点はしっかりとおさえましょう。
今回は駐車場や交通規制に関する注意事項が中心です。
・交通規制
打ち上げ花火会場付近は前日から駐車禁止となります。
当日には通行止め・指定方向外禁止となるので、周辺の道路は非常に混雑します。
交通情報サイトとして「大曲花火アクセスnavi https://www.oh-hanabi.com/index2.html」がおすすめなので、こちらを利用しましょう。
2017年度版はまだ掲載されていませんが、去年のものをご参考として載せておきます。
また、大曲駅を利用するのであれば、往きに往復切符を購入してしまいましょう。
帰りに人ごみをかき分けて切符を買わずに済みますよ。
・トイレ
公衆トイレは会場内に1000基以上設置されています。
しかし、何十万人もの観覧客が利用するので、混雑が予想されます。
特に夜の部が始まる前と、20時45分頃に始まる「大会提供花火」の前には混雑します。
また、トイレットペーパーが切れている可能性が高いので、持参していると安心です。
・駐車場
無料駐車場は朝7時にはすでに満車となります。
良い駐車場を確保するには午前中に到着する必要があります。
したがって会場の近くに車を停める場合は、有料駐車場を利用しましょう。
帰りの渋滞を避けたい場合は、JR大曲駅から1~2駅ほど離れた駅の周辺に車を止めることをおすすめします。
2017年の交通規制図はまだ発表されていませんが、去年のものが確認できます。駐車場の情報も載っているので、載せておきますね。
[交通規制図オモテ]
こちら (リンク先のサイトが削除されました。)
[交通規制図ウラ]
※去年のものですが、座席の地図が載っています。 ⇒ こちら(リンク先のサイトが削除されました。)
<公式HP>
タイムリーな情報は、花火大会のHPを随時確認しましょう。
・大曲の花火 全国花火競技大会はこちら ⇒ https://www.oomagari-hanabi.com/
【まとめ】
以上で見てきたように、全国花火球技大会はこの大会ならではの魅力が多いですね。
例えば、花火師本人による打ち上げ、日本で唯一の「昼の部」の打ち上げ、日本初の「創造花火」などです。
日本、そして世界一流の花火には他の花火と比べものにならないほど、私達を圧倒させる魅惑の力が秘められています。
東北にお住いの方はもちろん、遠方からでも是非足を運び、大曲の花火大会で、今年の夏を締めくくりませんか。
最後に、今回の記事が面白いと思った方は是非SNSでシェアしてみてください。
また、面白かった点ご感想などがありましたら、お気軽にコメントしてくださいね。
皆さまのコメントがより良い記事作りのヒントになります。
関連記事:花火大会デートに誘うタイミングはいつ?失敗しないセリフは?
関連記事:花火大会のデートで付き合う前に手を繋ぐ!おすすめの繋ぎ方は?
関連記事:花火大会で告白するタイミングやセリフ!成功率の高い場所は?
関連記事:アプローチ法が大事?女性が男性を花火大会に誘うコツとは?