大学生のできちゃった結婚に対して、不安を感じるのは当然のことです。
というのも、学生結婚にはマイナスのイメージが強く伴うから。
しかし、プラスの側面、つまりメリットを考えてみれば、学生結婚についても前向きに捉えることができます。
今回は大学生のできちゃった結婚を冷静に検討すべく、学生結婚のメリット・デメリットについてご紹介しますね。
目次
大学生のできちゃった結婚!学生結婚のメリットデメリットは?
一般的に、大学生のできちゃった結婚は、とにかくマイナスのイメージが強いと思ってしまいがちです。
しかし、別の角度から捉えてみると、大学生のできちゃった結婚には良い点もたくさんあるものです。
ただ、実際に経験してみないとなかなかできちゃった結婚の実態を知ることはできないのは自明のこと。
そこで、今回はできちゃった結婚に対する不安を少しでも払拭できるよう、学生結婚のメリット・デメリットについてご紹介します。
まずは、できちゃった結婚のプラスの面から見て行きましょう。
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<できちゃった結婚のメリットとは?>
できちゃった婚である上に、お互いに学生である場合、マイナスな印象を持ってしまうかもしれせん。
しかし、見方を変えれば、学生結婚には多くのメリットがあります。
確かに、突然の妊娠による結婚の先には、決して安定した道は望めませんが、その分得るものは多いでしょう。
それでは、具体的にどのようなメリットがあるのか、確認してみましょう。
・子育てが早く終わる
子供が成人し大学を卒業するまで、親は経済面をはじめとして、あらゆる面で子供をサポートする必要があります。
大学に4年間通うことを考えれば、子供が順調に学校生活を送ったとしても、22歳までは親の支えが必要です。
つまり、1人の子供につき、22年間はある程度子供の面倒を見る必要があるのですね。
そのように考えると30代で結婚した場合、一番上の子供が大学を卒業する頃には50代になります。
しかし、20代前半で子供を出産した場合、完全に自立するのは40代の時期です。
これほど若くして子育てを終わらせることができれば、余裕を持って老後の計画を立てられます。
結婚が早く、貯金も出来ていないうちに家族を養って行くことには大きな不安が伴いますが、その分子育ては早く終わるので、仕事盛りの40代でしっかりと老後への準備を進めて行くことができるのです。
・中途半端な関係をはっきりさせることができる
自由恋愛の時代になってから晩婚化が進み、付き合っている相手がいても結婚に踏み切るタイミングを逃してしまうケースが多くみられます。
同棲し、長く付き合った末に、結局別れてしまうカップルも多いようです。
しかし、子供ができたことが分かれば、潔く結婚する決心がつき、曖昧な恋人関係に終止符を打つことができます。
女性は早くから結婚を望むことが多いので、好きな人と家庭を築けることに幸福を感じるかもしれません。
一方、男性側はまだまだ自由に自分の人生を謳歌したいと考えているケースが大半かもしれませんが、いざ子供が生まれるとなると、家族を支えるという自覚が生まれます。
できちゃった結婚することで、若いうちから互いに手を取り合い家族の絆を深めてゆくことができるのですね。
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・学費が免除になる可能性もある
大学によって異なりますが、学生結婚した場合には学費が免除になることもあります。
必ずしも全ての学校に当てはまることではありませんが、私立大学の場合には、学生結婚することで減額・全額免除となるケースもあるようです。
一方で、国立大学の場合には、もともと経済的な理由から学費の支払いが困難な場合には、学費の負担軽減の制度が適用され、学生結婚はこの制度の対象として優遇されやすくなります。
ただ、優遇を受けるには、2人の家計が独立していることが前提です。
学費免除・減額の優遇を受けるには、大学ごとに定められた方針に沿った申請が必要なので、学生部・学生課に問い合わせて詳細を確認しましょう。
ただし、申請には大学ごとの枠が決められているので、申請したからといって許可が下りるわけではない点に注意しましょう。
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・子供をたくさん産むことができる
学生のできちゃった結婚であっても、経済面で余裕がある場合には、子供を何人か持つこともできるでしょう。
晩婚化により、30代以降に結婚すると、体力的にたくさんの子供を育てることはできません。
また、結婚が遅いと子供が自立する頃には、仕事も退職せねばならず、老後の経済面が厳しくなってしまいます。
しかし、20代前半で結婚すれば、何人か子供をもうけたとしても、老後への影響はそれほど大きくならないケースもあります。
このように、大学生のできちゃった結婚は、子育てと老後に多少の余裕をもたらしてくれる、という見方もできるのです。
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<大学生のできちゃった結婚のデメリット>
大学生のできちゃった結婚には、メリットがある反面、もちろんデメリットも存在します。
むしろ、マイナスなイメージの方が大きいかもしれませんが、具体的にはどのようなデメリットが考えられるのでしょうか。
・世間体が悪い
学生結婚であっても、しっかりと計画を練った上で実行した場合には、世間体が悪いということはありません。
しかし、学生の身である上にできちゃった結婚した場合、その計画性の無さが引き金となり、白眼視されてしまうこともあります。
酷い場合には、自分だけでなく、配偶者や両親まで、否定的に見られてしまう可能性もあるかもしれません。
周囲の人の理解があれば、それほど苦労せずとも、穏やかに暮らしていくことは可能です。
しかし、一般的な結婚とは全く異なるので、奇異な目で見られてしまうことも多いでしょう。
したがって、親としても、配偶者としても、そのような視線から家族を守ることが大切です。
・経済的な問題がある
大学生のうちから働き、自分の生活を自力で支えている人はほんの一握りでしょう。
ほとんどの人が週に数度のアルバイトのみで、経済的に自立していない状態では、自分の生活はおろか、家族を養うことはできません。
そのような状態から、急遽就職したとしても、若いうちは収入も少なく、十分な生活費用を賄うことはできません。
貯金もできていない状態で、家族を養って行かなければならないので、お金が足りずに苦労することが多いのは事実です。
最初はやむを得ず、両親からお金を借りるなどの援助を受けることになるケースが多いでしょう。
自分たちだけでは経済的に大変な場合には、サポートを求め、相談する勇気も必要なのです。
・子供の希望を叶えづらい
できちゃった結婚において最も大きな問題は、お金がないということでしょう。
子供の学費を捻出するだけでも大変なので、習い事や塾にまわす経済的余裕は無いかもしれません。
また、子供が大学卒業後に大学院に進学する希望を持ったとしても、その分の学費を負担するのは困難です。
大学院は本人の努力次第で、奨学金を受けながら通うことができますが、幼い頃に多くの習い事を通して可能性を広げてゆく機会は限られてしまうかもしれません。
ただ、親の努力と工夫次第で、子供に多くの可能性を与えることは可能です。
たとえ、お金がなくても、生活に追われるだけでなく、子供の能力を見つけ、伸ばしてゆく努力を怠らないよう、心に留めておきましょう。
・大学生活ならではの経験を諦める必要がある
大学在学中に妊娠・結婚した場合、大学生活で得られる自由は手放さなければなりません。
大学生の特権は、学業に打ち込んだり、趣味に没頭したり、留学に挑戦したり、様々な人と出会ったり、自分の時間を際限なく自由に使うことができる点です。
しかし、家庭を持ち、子供が生まれれば、当然家事や子育て、あるいは仕事のために時間を費やさなければなりません。
ただ、一般的な大学生のような生活はできませんが、ほとんどの人が経験できないことを体験できるのだ、と前向きに捉えることが大切です。
今、自分の置かれている環境に意味を見出してみることに集中してみましょう。
<学生結婚は就職活動に響く?>
できちゃった結婚している場合、就職活動ではその事実を明らかにしない方が良いのではないか、と思ってしまうかもしれません。
確かに、学生結婚している学生は無計画だというイメージを持たれてしまうこともあるかもしれません。
しかし、実際はそのような先入観を持つような企業は案外少ないものです。
やはり企業としては、学生結婚しているという事実よりも、その人自身がどのような人柄であるのかという点を知りたいのです。
そのため、学生結婚について伝える際には、決して気負うことなく、人とは違ったその経験から何を感じ、日々行動しているのか、面接官に伝えることが大切です。
ただ、学生結婚しているという事実を伝えるだけでなく、結婚して自分がどう変わったのか説明できれば、むしろ″信頼のおける学生″という印象を持ってもらえるのです。
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【まとめ】
大学生のできちゃった結婚について、様々な角度から検証してみると、色んな捉え方ができますよね。
まさに今、妊娠真っ最中でこれから結婚を控えているのであれば、焦りと不安な気持ちが先行し、できちゃった結婚について冷静に考えることは難しいでしょう。
実際、できちゃった結婚にはコインの表裏と同じように、メリット・デメリットの両方がつきまといます。
でも、自分の置かれた状況に飛び込んで行こうと思う覚悟があるのならば、これも人生においてかけがえのない経験になるのではないでしょうか。
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