12月の京都こそ、観光の本質を楽しめる。
紅葉シーズンを終え、落ち着いた京都では多くの観光客が見落としてしまう魅力を味わえます。
グルメから年末の行事、イベントが目白押しの12月に訪れずして、京都を知ったとは言えません。
せっかくなら、この季節ならではの京都を楽しみたい。
今回は12月の京都のおすすめ観光スポットをご紹介します。
目次
12月の京都旅行!おすすめの観光スポットは何処?
12月の京都は穴場。
色鮮やかな秋の葉も落ち、この季節は観光客の姿も少なくなるころです。
でも、この季節こそ、京都の良さが浮き彫りになるといっても過言ではありません。
京都の本質に迫る旅行は、なんだかワクワクしますよね。
早速、記事で素敵な体験のできる場所をチェックしていきましょう。
おすすめ:12月の京都の気温は?旅行におすすめの服装と持ち物を紹介!
<嵐山花灯路>
12月の京都に訪れるのであれば、ぜひとも参加したいイベントがあります。
それは、嵐山花灯路です。
これは京都府を代表するライトアップイベントとして知られているイベント。
12月の初旬から中旬にかけて10日間の間開かれます。
渡月橋・野宮神社・竹林の小径をはじめとして、嵐山各地の名所が温かい灯に包まれます。
12月は街中の現代的なイルミネーションが目立つぶん、文化遺産や自然景観を活かした嵐山の和のイルミネーションはめずらしいものです。
またこの期間中、文化施設は夜間にもかかわらず拝観できます。
法輪寺、常光寺、大河内山荘、落柿舎などの観光名所では、夜間の特別拝観が行われているので見逃せませんよ。
嵐山花灯路でもっとも人気を集めているスポットは、竹林の小径です。
<嵐山花灯路(京都)> pic.twitter.com/MXRrLcepff
— 奇跡の星☆感動風景集 (@kisekiloca) 2018年7月15日
この小径は、野上神社から大河内山荘へとつづく道。
青々とした竹の清涼感がたまらない竹林ですが、嵐山花灯路ではまったく異なる姿を見せてくれます。
ライトアップされて空まで伸びる黄金色の竹には、吸い込まれるように見入ってしまいますね。
★嵐山花灯路★京都の嵐山花灯路のイルミネーション♪和と洋のコラボは素敵すぎますね♪ pic.twitter.com/N87ME4XKsN
— 【絶景】思わずため息がでる夜景まとめ (@musizavaboje) 2018年7月15日
ただ、この場所は人気スポットであるため、大変混み合います。
ゆっくりと楽しむのであれば、ライトアップ直後あるいは消灯直前などの比較的混まない時間帯を狙うのがおすすめですよ。
ライトアップは日が暮れる17時過ぎです。
また、週末よりも平日の方が人も少ないので、写真をきれいに撮るのなら、平日を狙うとよいでしょう。
他にも、渡月橋のライトアップや映像アーティスト・長谷川章による法輪寺のプロジェクションマッピングが行われます。
嵐山花灯路見てきたー!竹林綺麗だったし、法輪寺のプロジェクトマッピングもライブやってて、雰囲気すごく良かった… pic.twitter.com/6xnwM1hNjf
— 紫音 (@shion_leaf) 2017年12月9日
プロジェクションマッピングとは、立体物への映像投影のこと。
ふだん静かにたたずむお堂が、こんなデジタルで色鮮やかな演出に包まれてしまうのですね。
法輪寺は他のスポットと比べて意外と穴場なので、ここに来たらぜひ立ち寄ってみてくださいね。
ちなみに、今年2017年は嵐山花灯路は12月8日から17日、午後5時から8時30分の間に開催されます。
この時期に旅行に行く予定があれば、ぜひ立ち寄ってよい思い出をつくってきてくださいね。
おすすめ:野宮神社のおすすめのお守り10種類!効果や値段も紹介!
<をけら詣>
八坂さんでをけら詣なう。
今年もありがとうございました。 pic.twitter.com/3oqi3p2CGn— 中川学 (@co_kobo) 2015年12月31日
年末年始に京都旅行を考えるのなら、をけら詣に注目しましょう。
このお祭りは、多くの人々の願いが書き入れられた「をけら木」を、夜を徹して焚くイベントです。
毎年大晦日の午後7時半ごろから元旦の早朝にかけて行われます。
そもそも、このお祭りは、一年間の安泰を祈願する催し物。
をけら詣りの「朮(おけら)」とはシロツメクサに似た植物です。
こちらを鉄くずにまぜて燃やすことで、邪気を払えるのですね。
19時にはじまる除夜祭を終えたのち、をけら灯篭に灯されたをけら火の浄火は、火縄にうつされます。
参詣した人々は、縄にうけた火を消えないようにくるくると回しながら持ち帰ります。
そして、神棚や仏壇の燈明に点じたり、元旦のお雑煮をつくるための火種にしたりして、無病息災を祈るのですね。
火を移し終えた後の縄はお守りとして台所に祀っておきます。
近くの知恩院で鳴る除夜の鐘を聞きながら、今年の大晦日はをけら詣に出かけてみるのも粋ですね。
<厄落としの大根焚き>
三宝寺お邪魔してきました!厄落としの大根焚き!味しみしみで美味しい~💕 pic.twitter.com/ykD9hV7Mzt
— さと (@akiyoshi86) 2016年12月4日
厄落としの大根焚きは、京都各地で冬に行われる行事です。
その中でも、毎年注目を集めているのが三宝寺「厄落としの大根焚き」です。
このお寺の大根焚きは、日蓮聖人の遺徳をしのぶ法要にあわせて行われます。
もともとこの行事は、お釈迦様が悟りを開いたことに感謝する法要として行われたもの。
しかし、現代においてその理由や意味合いは京都各地の寺院ごとに異なります。
三宝寺では大根(700円)だけではなく、日蓮聖人が珍重したゆずを使ったゆずご飯(800円)、さらにはゆずご飯と大根のセット(1500円)もあります。
中本山 三宝寺(金映山妙護国院三寳寺)『厄落としの大根焚き』『ゆず御飯』御会式祈祷/大根は大仏堂の大くぎのごとし、あぢわいは忉利天の甘露の如し(上野時光)https://t.co/aGHQ9cKaCr pic.twitter.com/bWlXalOnND
— iugoka (@iugoka) 2015年12月5日
境内の観覧は無料なので、厄除けのお願いを行いに、三宝寺に訪れたいですね。
今年2017は、12月2日(土)と3日(日)の10時から15時の間に行われます。
また、3日の11時からは日蓮聖人と日朗上人、日像上人の御真骨を開扉し、報恩御会式法要が行われます。
京都の冬の風物詩を見に、ぜひ足を運んでみてくださいね。
<しまい大国祭>
明日12月3日午後2時より「しまい大国祭」です。新年の干支「戌(いぬ)」の開運招福エト絵馬(500円)の授与も始めます。明日も京都は晴れて、少し寒さも緩みそうです。どうぞ、ご参拝下さいませ。https://t.co/XMAtpDLjkZ pic.twitter.com/01Gd3dIFHR
— 縁結び・恋愛成就 京都地主神社 (@jishujinja) 2017年12月2日
女子旅では縁結びのお願いごとをしたい、と思われる方も多いのではないでしょうか。
京都で縁結びの神様といえば、地主神社ですよね。
この地主神社では12月の第一日曜日に「しまい大国祭」と呼ばれるお祭りが開催されます。
今年2017年は12月3日の14時から行われる予定です。
このお祭りでは、一年間のご利益に感謝して、次の年の開運招福の祈願を行います。
宮司による祝詞の奏上の後に、新年のしめ縄お祓い神事、そして「恋の願掛け絵馬」「恋占い石」などのお祓いが執り行われます。
K's Dee(ケイズ・ディー)の『今日の京都』(61)
『しまい大国祭』
12月4日
地主神社
1年間のえんむすび地主祭りをしめくくるお祭りでご利益を感謝し来る年の開運招福を祈願。祝詞(のりと)奏上の後新年のしめ縄お祓い神事など。 pic.twitter.com/TpLTwFVPR9— ks_dee (@ks_dee_pro) 2016年12月4日
また、この日から新年の干支絵馬が販売されます。
ついでに新年の願いも書き添え、清々しい気持ちで新しい年をむかえられるようにしましょう。
このお祭りでは、参拝者に平和と開運の「こづち守り」が配布されるので、ありがたくいただいて運を味方に付けてくださいね。
しまい大国祭では、やはり女性の参拝者が多く見られます。
縁結びに効く強力なパワースポットなので、女子旅では外せない場所ですね。
ちなみに地主神社は清水寺とともに、ユネスコ世界文化遺産として登録されているので、文化的な価値も高いのですね。
地主神社について詳しい情報は「京都の玉の輿神社で結婚祈願はいかが?旅行を楽しみつつ恋愛成熟を!」「地主神社のおすすめのお守り15種類!効果や値段も紹介!」の記事でご紹介しています。
気になる方は、ぜひこちらの記事をご参考くださいね。
<錦市場>
冬の京都は寒いけれど、できるだけ温かく楽しめる場所で観光したい。
こう思うのなら、ぜひおすすめしたい観光スポット。
それが京の台所・錦市場です。
ここは、京都市の中心に位置する、歴史ある市場として有名ですよね。
錦市場だけで120店舗ものお店が軒を連ねているのです。
京都行ってきました!
素敵な浴衣買えました!
錦市場でわらび餅食べました!
とろける。オススメ。
今からさわっでぃーに会ってきます! pic.twitter.com/w4YhWYNDuy— よしだゆり (@310yuppy) 2018年7月8日
毎日地元の人々や観光客で活気づくこの商店街は、安土桃山時代から続いています。
ここならば、人も多くアーケード状になっているので、外の寒さもしのげます。
さらに、錦市場での散策の楽しみといったら、″食べ歩き″ですよね。
「京の台所」と呼ばれる錦市場は、京都ならではの食材の宝庫です。
アーケードを歩けば、鮮魚のお店や京都のお漬物のお店、乾物屋など、地元らしいお店が軒並み揃っています。
歩いて食材を見るだけでも楽しいですが、段々とお腹もすくのではないでしょうか。
そこで″食べ歩き″におすすめの食べ物をいくつかご紹介しますね。
まず、麩房老舗「京生麩の味噌田楽」。
そして夕食は京懐石✨画像にはないけど後鮭の焼き物と生麩の味噌田楽とご飯・お吸い物がついてました!美味しく頂きました(^∇^) pic.twitter.com/HcP2tM434G
— バルカン (@barukandesu300) 2016年3月27日
京都ならではの食材といえば「生麩(なまふ)」です。
かまぼこのような見た目をしていながら、もちっとしたお餅のような食感が魅力的。
私も京都で食べましたが、あまりにおいしいので、お土産用にも買ってしまいました。
生麩は京都発祥の食品であり、京都の禅僧が広めた食材です。
麩房老舗の「京生麩の味噌田楽」は、素揚げした生麩に味噌田楽を塗ったもの。
生麩はダイエット効果もあるので、女子旅で小腹が空いたときには強い味方ですよ。
そして、もう一つのおすすめは元蔵(げんぞう)の「牛すじ大根」です。
元蔵は湯葉・生麩田楽をはじめとした京都の食材を堪能できる居酒屋。
店頭では冬限定で牛すじ大根をふるまいます。
牛すじの出汁がしっかりとしみ出たスープは格別ですね。
食べ歩きはもちろん、京都の魅力が詰まった居酒屋なので、夕食時に利用してみるのもありですよ。
錦市場でランチするのであれば、「黒豆茶庵 北尾」もおすすめです。
このお店に着いては「京都女子旅におすすめのグルメランチ・ディナー5店!」で詳しく紹介しています。
気になる方は、ぜひそちらをご覧くださいね。
おすすめ:ダイエットが上手く行かない人はシンデレラノートがおすすめ!
【まとめ】
12月はいよいよ年の締めくくり。
そのため、京都では新年にむけてたくさんの行事が行われているのですね。
せっかくの観光ではその時期にしか見られないものを、心ゆくまで目に焼き付けたいですよね。
京都や日本の伝統文化を肌で感じつつ、錦市場で寒さをしのぎ、ほっこりとつまみ食いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に、今回の記事に関連して「12月なら京都のこのスポットがおすすめ!」「ここは女子旅に欠かせない」などの口コミ・体験談があれば、お気軽にコメントくださいね。
みなさんからの情報が、より多くの方の旅行をワクワクするものにしてくれますよ。