ゴールデンウィークには、春をむかえる北海道に訪れてみたいもの。
花々が咲き誇るこの季節は、寒い冬の厳しさがほころび、観光にはうってつけ。
しかし、決して油断はなりません。
朝晩は冷え込むことが多いので、服装には注意が必要なのですね。
無事5月の旅行を楽しむためにも、北海道の5月の気温やおすすめの服装・持ち物を確認してまいりましょう。
目次
5月の北海道の気温は?旅行におすすめの服装や持ち物も紹介!
4月の雪解けも終わり、遅い春をむかえる北海道の5月は、ちょうどゴールデンウィークの観光シーズンをむかえます。
北海道の5月は過ごしやすそうだし、連休だから旅行してみようかな、と考えている方も多いのではないでしょうか。
5月は次第に温かくなるとはいえ、朝晩は寒い日が多い点に注意が必要です。
旅行中に体調を崩さず、無事に観光を楽しむためにも、5月の気温や服装、持ち物を確認する必要があります。
早速、この記事で確認してまいりましょう。
<朝晩の寒さに注意! 5月の北海道の気温は?>
5月の北海道は、ぐんぐんと気温が高くなり、多くの花が咲きほこる季節をむかえます。
この時期、北海道には遅い春が訪れ、道内各地で桜の花が咲くとともに、爽やかな新緑の季節をむかえます。
平均気温を確認しても、4月に比べると5℃以上も高くなるのが特徴的です。
ただ、朝晩は冷え込むことも多く、油断は大敵です。
実際に、5月の下旬から6月の上旬にかけては「リラ冷え」と呼ばれる北海道特有の肌寒さに見舞われるため、服装には注意が必要なのです。
「リラ冷え」はオホーツク海高気圧の冷たい空気に影響されるもの。
事実、5月の最低気温を見てみると、北海道全域で10℃を超えることはありません。
道内各地の詳しい気温についても確認しておきましょう。
ここでは、札幌・旭川・函館・釧路の4地域の気温を見てみます。
札幌の平均気温は12.7℃、最高気温は17.3℃、最低気温は8.3℃、旭川の平均気温は11.8℃、最高気温は17.7℃、最低気温は5.4℃となります。
また、函館の平均気温は11.9℃、最高気温は16.5℃、最低気温は7.5℃。
釧路の平均気温は8.1℃、最高気温は12.0℃、最低気温は5.0℃となります。
最高気温を見てみても、20℃に達することはないので温かくなり、汗ばむ陽気になるとはいえ、半袖1枚で過ごせるほどのあたたかさではないのですね。
日本の他の地域と比べてみても、気温の差は歴然としています。
東京・大阪・沖縄の平均気温と比べてみましょう。
東京の平均気温は18.2℃、最高気温は22.9℃、最低気温は14.0℃、大阪の平均気温は19.7℃、最高気温は24.5℃、最低気温は15.6℃。
そして、沖縄の平均気温は24.0℃、最高気温は26.7℃、最低気温は21.8℃です。
気温を確認してみると、沖縄はもちろん、東京・大阪でも最低気温は10℃以上、最高気温は20℃以上となります。
一方で、北海道の場合、最低気温は10℃以下、最高気温も20℃に達することはないので、出かける際には気温差に大きな開きがあることを自覚する必要があります。
北海道の5月は4月の東京や大阪よりも少し寒いくらいだと認識しておくと良いでしょう。
また、5月の北海道には雪が残っているかどうかもポイントです。
北海道の街を普通に観光する分には、街に雪は残っていません。
とくに、札幌や函館などをはじめとした北海道の南では、雪を気にすることはありません。
ただ、旭川や美瑛などをはじめとした北部地域の山間部を訪れる際には、多少雪が残っているので注意が必要です。
ただ、ふつうに観光する分には雪の影響はほとんどないので、雪に左右されることはありません。
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<アウターは必須! 5月の北海道の服装は?>
先ほど確認したように、5月の北海道は4月の東京・大阪より少し寒いくらいの気温が特徴的です。
そのため、服装も4月に着用するようなものを選ぶ必要があるのですね。
コーディネートのポイントは、昼間は薄手の格好をして、寒い日にはカーディガンや薄手のニットを着用することです。
とくに、カーディガンは暑い日・寒い日に気軽に脱ぎ着できるので、荷物に含めておくと便利ですよ。
薄手のカーディガンであれば、小さくたたんでカバンにしまえるので、荷物にもなりません。
一方で、夜には気温が非常に低くなるため、パーカーやジャンバーなどの服を持っていると寒い思いをせずに済みます。
コートについても、気になるところですよね。
日中は晴れてお天気が良ければ、コートがなくても快適に過ごせます。
しかし、夜には気温も下がり、冷え込むため、トレンチコートなどの春用のコートを用意しておくとよいでしょう。
寒さに非常に弱いのであれば、ダウンを着用するように心がけましょう。
「5月にもなればさすがに冬ほど寒くないだろうから、ダウンは要らないかな」と思ってしまいがちですよね。
しかし、旭川など道内でも最も寒い地域では、最低気温が5℃程度となります。
他の地域でも最低気温は10℃を切るので、まだ十分寒さが残っているのですね。
旅行中は早朝から出かけたり、遅くまで観光したりと、外に出ることが多いので、知らず知らずのうちに冷えてしまいます。
冷え性の方は、ダウンコートを用意しておくと安心ですよ。
インナーに、ヒートテックを持っていくかどうか迷うこともあるかもしれません。
確かに5月は朝晩に寒さが残るものの、日中は温かいのでヒートテックを着ていると汗ばんでしまいます。
したがって、ヒートテックはあまりおすすめできません。
女性であれば綿素材のキャミソールが適当です。
つまり、服装のポイントは「インナーは薄手のもの、アウターは寒さから身を守るコート」なのですね。
下には長ズボンを着用するのが無難です。
この時期なら、ジーンズなどを着用していても問題ありません。
ただ、スカートやショートパンツなどを着用する際には、防寒のためにもレギンスやストッキングを着用しておくことをおすすめします。
また、寒がりな方はズボンの下にストッキングや薄手のタイツを履いておくと安心です。
旅行では外に出歩くことが多いので、靴にも気を配りたいところです。
5月の時期はさすがに雪は残っていないので、雪対策の靴は不要です。
観光でたくさん歩き回るので、パンプスやスニーカーなどをはじめとした動きやすい靴が重宝します。
足元の冷えが気になるのであれば、春用のブーツもおすすめですよ。
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<5月の北海道旅行に必要な持ち物は?>
5月は春をむかえるものの、ちょうど冬から春に変わる不安定な時期です。
この季節、道東とオホーツク海地域に訪れるのであれば手袋が必要です。
日中は温かさを感じることが多いですが、朝晩になると、とたんに冷え込みます。
また、手袋だけでなく、ストールを用意しておくことをおすすめします。
首元が冷えてしまうと風邪を引いてしまいますよね。
旅行中に体調を崩さないためにも、しっかりとストールを巻いておけば安心です。
さらに、夜も屋外で夜景を見るなどの予定があるのならば、カイロを持参する必要があります。
5月なので、衣服に貼るタイプのカイロは必要ないかもしれません。
ただ、手先は冷えやすいので、ポケットにカイロをしのばせておくと寒さをしのげます。
多少重くなってしまいますが、日数分のカイロを荷物に含めましょう。
そして、忘れてはいけないのが雨具です。
とくに、道東では5月から降水量が増え始めます。
急に雨が降る日も多いので、鞄の中には常に折り畳み傘を入れておきましょう。
また、外をめぐる時間が多いならば、レインコートも必要です。
5月にとくに気をつけたい持ち物として、日焼け止めグッズが挙げられます。
この時期は次第に日差しが強まるので、屋外に出る際には紫外線対策が欠かせないのですね。
最低でも日焼け止めクリームは準備しておきましょう。
長時間外を出歩く予定があるのならば、日傘を持っていると安心です。
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日傘を利用すれば、紫外線をシャットアウトできるので、日焼けの心配をすることなく、思う存分観光を楽しめますよ。
できれば、雨の日にも使えるよう、晴雨兼用の傘を持って行くと便利です。
日傘は手がふさがって荷物になると思うのなら、つばのついた帽子を被るとよいでしょう。
帽子は折り畳みできるコンパクトなものであれば、鞄に入れて持ち運びできるので荷物になりません。
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【まとめ】
5月の北海道は東京や大阪の4月よりも少し寒いくらいの気温なのですね。
このシーズンの北海道には、すでに温かいイメージを抱きがちですが、朝晩の寒さには注意が必要。
服装は「インナーは薄手のもの、アウターは寒さから身を守るコート」を心がけてみてくださいね。
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みなさんからのコメントをもとに、より一層旅行が楽しくなるような記事を執筆してまいります。
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