7月の沖縄旅行は″観光の宝庫″といっても過言ではありません。
この季節には、7月ならではのさまざまなイベントが県内各所で催されます。
中には、沖縄文化の標本のようなイベントや、幻想の世界に迷い込んでしまったかのような自然体験もあります。
今回は、沖縄の魅力を深く探る冒険のできるおすすめ観光イベントスポットをご紹介しますね。
目次
7月の沖縄旅行!おすすめの観光イベントスポットはどこ?
7月は梅雨が明け、いよいよ沖縄も観光シーズンをむかえます。
7月は料金が安いので前半に訪れるのがおすすめ。
観光にはぴったりのこの季節、沖縄では1年のうちでも一番魅力的なイベントが各所で催されます。
また、7月ならではの自然の神秘に触れる体験もできてしまいます。
定番の観光スポット巡りとあわせて、7月にしかできないことを旅程に組み込むためにも、早速この記事で7月の沖縄旅行でおすすめの観光スポットを確認していきましょう。
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<西表島 サガリバナ観賞>
沖縄の魅力といえば、日本本土では見られない個性豊かな南国特有の大自然ですよね。
沖縄旅行では7月にしか見ることのできない自然に触れたいもの。
そんな方にぜひとも足を運んでいただきたいのが、西表島です。
ここでは、6月下旬から7月中旬にかけて見られる、世にもめずらしい花を観賞できます。
その名も「サガリバナ」。
サガリバナは、夜に花が咲き始め、朝には花が木から川面に落ちてしまう花です。
この花は、東南アジア一帯の熱帯・亜熱帯地域に分布しており、日本では奄美大島より南の地域に自生しています。
生息する場所は、川沿いの湿地やマングローブの後背地。
実際、西表島の前良川、後良川、仲間川などの川で見られます。
サガリバナがバニラのような甘い香りを放ち、鏡のような川面に優雅に浮く、心癒される光景が多くの観光客の人気を呼んでいます。
ちなみに、サガリバナの花言葉は「幸運が訪れる」です。
幸せな毎日を過ごせるように、と願いながらサガリバナを観賞してみましょう。
サガリバナを見るなら、ナイトカヌーツアーあるいは早朝カヌーツアーに参加するのが主な方法です。
夜のカヌーツアーでは、サガリバナの咲く様子はもちろん、頭上を飛び交うコウモリや、川に棲む魚たちに出会えます。
早朝のカヌーツアーでは、あたり一面にサガリバナのバニラの匂いが漂う川面を滑りながら、無数のサガリバナの浮かぶ幻のような風景を眺められます。
とくに早朝のカヌーツアーは毎年すぐに予約で埋まってしまうので、早めにキープしておきましょう。
きれいな写真が撮れるので、カメラの持参をおすすめします。
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<首里金城町石畳道>
暑い7月に沖縄を訪れるからには、外出時はあえて涼しげなスポットを散策したいと思いませんか。
そこで、おすすめなのが首里城から南へ300m続く主要道路・首里金城石畳道です。
この道は、沖縄独特の風情を満喫できる道。
石畳の道の途中には階段があり、赤瓦民家がひしめき合うのどかな風景を目一杯楽しめます。
整備された当時、この道はおよそ10kmにも及ぶ長い道でしたが、戦争により金城町に300mのみ残るだけです。
思わずカメラのシャッターを切ってしまいたくなる衝動に駆られます。
この石畳道は16世紀半ばに整備された道で、日本の道100選にも選ばれた非常に美しい道でもあります。
このスポットに訪れたら、ぜひとも見ておきたいのが推定樹齢200年以上の天然記念物・大アカギです。
実はこの木には、年に1度だけ神さまが降り、願い事を叶えてくれるという言い伝えがあるのですね。
この石畳道を訪れたら、この木にお願いごとをしてみるのも楽しいですね。
また、石畳道の途中には休憩できる古民家もあるので、歩き疲れそうになったらここで休憩しましょう。
ゆいレール首里駅から徒歩15分で着くので、比較的アクセスしやすいのもうれしいですね。
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<黒島豊年祭>
沖縄は民俗学的な観点から見ても、とてもユニークな文化を有します。
せっかくなら、ふつうの沖縄観光では見ないような沖縄のお祭りを見たみたい、と思いませんか。
例年7月の最後の日曜に行われる黒島豊年祭は、黒島の文化が凝縮されたお祭りです。
このお祭りでは「ウーニーハーリー」や「ミルク行列」、そして棒術や鎌踊りなどの独特な催し物が行われます。
ハーリーとは、沖縄各地の漁港で行われる競漕で、舟を漕いで競うことを通して海の安全・豊漁を祈願する行事です。
しかし、黒島のハーリーは一般的なハーリーとは異なり、ウーニーと呼ばれる走り手が加わります。
黒島のハーリーは、ハーリー船が岸に着いてからウーニーが砂浜を走って、ゴール地点に待機している長老のもとに先に着いた方が勝利となるのですね。
また、ミルク行列についても気になるところ。
ミルクとは、海の向こうから五穀豊穣や降伏をもたらす神様として沖縄で信仰されている神様です。
通常、ミルク神と呼ばれています。
ミルク面とミロク信仰https://t.co/1todD6wM6R
「伝承によれば、1791年、黒島の役人をしていた大浜用倫が公務で首里に向う海路で嵐に遭い、安南(ベトナム)に漂着しました。その際当地の豊年祭で祀られていたミルクに感激し、仮面と衣装を譲り受けたといいます。」 pic.twitter.com/jVRMzxILzU— 中島 智 (@nakashima001) 2018年1月5日
ミルク神の行列は、黒島の浜辺で行われ、三線と鐘で作るシンプルな音階に合わせて、鮮やかな衣装を身にまとったミルク神と従子が列をなして進む様子が印象的です。
黒島はたった200人余りの住民しか住んでいませんが、黒島豊年祭は外部に開かれたオープンなお祭りです。
多くの場合、沖縄の豊年祭は住民以外、あるいは住民でさえも立ち入ることのできない秘祭で、撮影・録音・記録することすら禁じられているケースも少なくありません。
中には、いつ豊年祭が行われているか、住民でさえ知らないこともあります。
そのような背景を踏まえると、いかに黒島の豊年祭が独特であるか、うかがい知れますね。
沖縄の人々の信仰に触れるのであれば、ぜひ黒島豊年祭に参加してみましょう。
黒島へのアクセスは、まず沖縄本島・那覇から石垣島に飛行機で渡り、石垣島離島ターミナルから高速船で25分、フェリーで35分です。
1日6便程度船が出ていますが、お祭りの当日は開始・終了時刻に合わせ、さらに数便運航されます。
7月末に石垣島を訪れる予定のある方は、ついでに黒島豊年祭にも足を運んでみてはいかがでしょうか。
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<名護夏祭り>
第39回 名護夏祭り
あと5分ほどで花火始まります( ^ω^ )宮沢和史バンドは花火の直後!
(*゚∀゚)=3 pic.twitter.com/iZHYLliF56— 末吉ヒロト (@drummerHIROTO) 2017年7月30日
ビール好き・花火好きな方にたまらないイベントが、名護夏祭りです。
このお祭りは毎年7月最後の土曜日と日曜日、2日間に渡って行われています。
会場は名護漁港で、花火だけでなく、エイサーや地元芸能ライブコンサート、ダンスパフォーマンスなども見どころ。
イベントでは両日、およそ1000発の花火が打ち上げられます。
二日間にわたって開催される名護市(なごし)の夏祭りはいよいよ今週末に迫りました! 工場直送のオリオンビールやエイサー、1000発の打ち上げ花火で夏の夜を満喫してください。
→https://t.co/mUT0Hjpv4w#沖縄 #名護 #花火 #夏祭り pic.twitter.com/bfPlWXlrwc— たびらい沖縄 (@fanokinawa) 2017年7月26日
そして、このお祭りに欠かせないビールについても確認してみましょう。
実は、名護市にはオリオンビールの工場があり、この街は沖縄自慢のオリオンビールの本拠地なのですね。
そのため、名護夏祭りでは工場直送の生ビール販売の屋台が人気を呼んでいます。
オリオンビールを片手に、さまざまなステージイベントや花火を楽しめるので、ビール好きにとってはこのうえなく贅沢なひと時を過ごせます。
かつてこのお祭りが「ビール祭り」と呼ばれていたことにも納得できますね。
名護夏祭り💕ビール祭り🍺
急遽、読谷から名護へ~🚗💨
ビールも最初はおいしかったし、
暑かったけど、浴衣着れたし👘✨
急いだかいがありました♪
誘ってくれてありがと~💓 pic.twitter.com/Ho8OIzKtpl— ASUKA (@smiley_717) 2017年7月31日
もちろん、ビール以外にもたくさんの屋台が出店されているので、お腹が空いたら焼き鳥や焼きそば、焼きトウモロコシなどを購入できますよ。
沖縄北部を観光するのであれば、ぜひ名護夏祭りを旅程に入れてみましょう。
<アダンビーチ>
7月はいよいよ本格的に夏シーズンをむかえ、海水浴やシュノーケリングなどを楽しめるようになります。
この時期は、夏休みシーズンにも突入するので、沖縄各地のビーチが混みあいます。
できれば、のんびりと人の少ない穴場ビーチで海を楽しみたいですよね。
そこでおすすめなのが、沖縄本島北東部にあるアダンビーチです。
アダンビーチは、沖縄本島の最北端である辺戸岬の手前、国頭郡国頭村楚洲にあるシークレットビーチです。
ここにはサンゴが少し生息しており、さまざまな種類の熱帯魚に出会えます。
そのため、シュノーケリングを楽しむにはうってつけの穴場ビーチです。
さらに、このビーチの駐車場にはトイレ・シャワーも付いているので、こぢんまりとした穴場ビーチでありながらも、女性も安心して利用できるのですね。
ちなみに、アダンビーチは女子旅にもうれしいスポットです。
というのも、海に向かって右手には夫婦岩と呼ばれる岩場があり、そこで縁結び・子宝祈願・家庭円満・健康長寿・交通安全の祈願ができるからです。
彼氏との結婚・恋人づくりなどのお願いごとも、海水浴やシュノーケリングと一緒に行ってみてくださいね。
【まとめ】
7月はさすがに観光シーズンだけあって、楽しいイベントが盛りだくさんですね。
自然・風景・文化、沖縄のあらゆる魅力を体験できる季節に、ぜひこの地を訪れてみたいものです。
とくに、文化的な価値の高い黒島豊年祭や自然美に触れられる西表島のサガリバナ観賞は、7月にしか見られない貴重な体験です。
このシーズンを逃したら他にチャンスはない、というようなイベント・観光スポットを訪れるのがポイントですよ。
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みなさんからのコメントをもとに、「もう一度沖縄旅行に行きたい」と思っていただけるような記事を執筆してまいります。
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