春の新学期が近づいてまいりました。
高校3年生の方は新しい受験の年、他の学年の皆さんは、新しい勉強の季節が始まる年です。
高校生は大学受験が気になる時期です。
予備校選びはとても慎重になりますよね。
受験のことについてまだよく分からない方、様々な予備校を見学したけれどまだピンとこない方、そんな方におすすめできるのがお茶の水ゼミナールです。
今回は、予備校の中でも群を抜いて質の高い授業を提供するお茶の水ゼミナールの評判や口コミについてご紹介します。
目次
お茶の水ゼミナールの評判や口コミ!英語や受験対策は?
お茶の水ゼミナールは1976年に設立され、現在はベネッセコーポレーションにより運営されている、現役中高生に特化した大学受験予備校です。
知名度はさほど高くありませんが、その授業・サービスの質は多くの予備校のなかでも抜きん出て優れています。
また、優秀な講師との距離も近く、受験生が安心して勉強できる環境の整った予備校でもあります。
今回は、地に足のついた勉強を通して、難関大・最難関大を目指したい方におすすめのお茶の水ゼミナールについて、ご紹介します。
<こんな受験生に向いている>
お茶ゼミの特徴や他の予備校との比較の前に、まずどんな方に向いている予備校なのか、最初にお伝えします。
というのも、予備校にはそれぞれ独自の特徴があり、自分と相性の良い予備校を選ぶことが大切だからです。
それでは早速確認して行きましょう。
☆今の自分に合った授業を受けて、成績を伸ばしたい方
お茶ゼミでは、地に足のついた勉強を通して、上を目指して行くことができます。
塾内の定期的な模試を受け、その成績によって授業を選択できるので、今の自分に一番合った勉強が可能です。
成績を伸ばすためには、無暗に難しい勉強を行うのではなく、自分のレベルに合った勉強を行なうことが大切です。
お茶ゼミでは、自分にぴったりの講座で徹底的に学習することで、成績を着実に伸ばして行けるのです。
☆正しい受験勉強法を知りたい方
受験勉強で大切なことは、正しい勉強法を知ることです。
しかし、独りよがりだと正しい受験勉強法が分からないままで不安ですよね。
お茶ゼミでは、イベントで現役大学生の先輩から勉強法や受験生活について詳しくお話を伺うことが可能です。
また、普段の授業でも、単語の勉強法や復習方法等について、講師から具体的なおすすめ勉強法を教わることができます。
着実に成績が伸びる勉強方法を知りたい方には、ぴったりの予備校です。
☆予習、復習の習慣を身に付けたい方
自分だけでは予習・復習の習慣をつけるのが困難だと思いませんか。
お茶ゼミの授業は予習ができていること前提で授業が進められ、翌週には授業の冒頭約15分間で復習小テスト(Weeklyテスト)を行います。
したがって、予習・復習をせざるを得ない環境で受験勉強することになります。
なかなか予習・復習の習慣がつかずに悩んでいる方にとっては、受験勉強の″ペースメーカー″となる予備校です。
☆少人数制
大手の予備校に通っていると、先生になかなか質問できなかったり、講師に自分の成績や現状を把握してもらえず、受験勉強に悩みを抱えたりすることが多いですよね。
そうかと言って、個別指導だとクラスメイトがいないために独りよがりの勉強に気が詰まったり、皆がどのように頑張っているのか分からないために不安になります。
1クラス最大30人の少人数制を徹底しているお茶ゼミであれば、適度な緊張感の中で受験勉強に集中することができます。
講師も非常に親身になって一人一人の受験生に向き合ってくれますし、同じクラスの受講生も努力家が多いので、とても刺激的ですよ。
☆最難関校、難関校を目指したい方
何としても早慶、東大に行きたい方も多いでしょう。
お茶の水ゼミナールでは東大・早稲田・慶應に特化した授業プログラムが用意されているだけでなく、「早慶東大分析本」という最新の入試対策本も出されています。
また、少人数形式の授業は講師が受講生の表情を見ながら行うので、1人1人の得意・不得意をしっかりと踏まえた質の高い授業となっています。
最難関大に特化した授業を確実にこなして行けば、驚くほど成績も上がります。
特に慶應を目指す方であれば、お茶ゼミのOS慶應英語という専門コースがあるのでそちらでしっかりと対策を行なうことが可能です。(もちろん、東大英語、早慶英語のクラスもあります。)
<最大の特徴>
お茶の水ゼミナールの最大の特徴は「プロの講師陣による、細やかで洗練された指導」です。
お茶ゼミは大手予備校ではありませんが、講師の指導やテキストは他の予備校と比較しても抜きんでて「一流」だと言っても過言ではありません。
講師は受講生1人1人の弱点をすぐに察知し、それぞれに合った授業を用意してくれます。
テキストは非常に見やすく、外せないポイントが何であるか、一目見て分かる構成となっています。
また、毎週授業の冒頭で前回の授業の復習小テスト(Weeklyテスト)を行うので、「知識が自分の身になっているのか」、「自分の復習方法は正しいのか」確実に確認できます。
その上、各受講生の小テストの成績は講師が漏れなく目を通し、それを踏まえて授業を作ります。
したがって、1人1人の受講生の力が確実に伸びる授業が提供されるのです。
難関大学・最難関大学を目指す方であれば、一度体験授業を受けに行ってみることをおすすめします。
<他の予備校との違い>
予備校はとにかく種類が多いので、どこが一番良いのか非常に分かりにくいですよね。
各予備校がそれぞれどのように異なるのか分からずに困っている方の役に立つよう、お茶ゼミと他の予備校の違いについてお伝えします。
他の予備校と比較した時に挙げられる決定的な違いは、①「指導の細やかさ」②「少人数制」です。
① 「指導の細やかさ」
お茶ゼミでは、大手予備校をはじめとした、他の予備校では実施されない小テスト(Weeklyテスト)通して、自分の復習度を確認することができます。
自分の勉強法が正しいのか、不安ではありませんか?お茶ゼミであれば、自分の勉強方法に対する不安を払拭し、自信を持って受験生活を送ることができます。
さらに、小テストの結果は講師がしっかりと目を通すので、あなたの得意・不得意をきちんと理解した上で授業を進めてくれます。
大手予備校では、講師自身が受講生の成績や現状を把握できるほどの余裕はありません。
その一方で、お茶ゼミならば受験のプロによる直接指導を受けることができるのです。
② 「少人数制」
大手予備校の場合、何百人もの受講生が1つの講座を受けていることは珍しくありません。
まして、人気講師の授業は、たとえ受講できることができたとしても、受講生が多すぎて直接講師に質問できる機会もありません。
しかし、お茶ゼミの場合は、通常1クラス最大30人なので、講師の目が隅々まで行き届きます。
少人数制であれば、人気講師にもじっくりと時間を取って、1対1で質問や相談ができるので、自分の血肉となる受験勉強を進められるのです。
<お茶ゼミの他の特徴>
① プロフェッショナルを感じられる優秀な講師陣
お茶ゼミの講師は、授業と受験生活のどちらの面でも頼ることができます。
通常は受験生の過ごし方までアドバイスをくれる先生は少ないものですが、お茶ゼミの先生であれば細かい点までしっかりと助言してくれます。
それだけ自分の受験経験や受講生の指導経験が豊富だと言えます。
先生も1人1人教え方は異なりますが、問題の解き方や暗記の方法などは簡潔でかつ分かりやすく整理されており、それに沿って勉強すれば確実に成績が伸びます。
また、講師がその校舎にいれば、いつでも直接質問・相談することが可能です。
先生には積極的に相談・質問しに行きましょう。
あなたの現状を踏まえ、しっかりと授業に反映してくれます。必要であれば、保護者と先生の面談も行えるので、親御さんも安心できる予備校です。
講師陣によるブログもWeb上に一般公開されており、息抜きに読むことで講師が授業内では伝え切れなかった知識を得ることができます。
講師が非常に親切なので、苦手科目の成績を伸ばすことも可能ですよ。
ちなみに、お茶ゼミであれば、国語の秋元先生、英語の青柳先生の授業は非常に質が高く、親身になって相談してくれるのでおすすめです。
私もお世話になり、非常にためになりました。
② 成績アップにつながるプログラムが豊富
お茶ゼミでは楽しんで受験勉強を進められるよう、様々なイベントやプログラムが用意されています。
例えば、単語帳に載っている英単語を1日で覚えるイベントや、夏期講習前に現役大学生から受験生の頃の夏休みの過ごし方について体験談を伺うことができます。
これらのイベントに参加し、今の学力を把握したり、具体的な計画を立てたりすることで、自分自身の受験勉強がより質の高いものとなるのです。
③ 1コマで様々な分野を網羅
お茶ゼミの特徴は、様々な分野を1コマで網羅する点です。
例えば、国語の場合は現代文・古文どちらも120分で扱い、英語の場合は文法・長文読解・ライティング・リスニング等を120分で扱います。
学校の部活で忙しく、週に何度も予備校に通うことができない方も通いやすい予備校です。
1コマでこんなに詰め込んで大丈夫なのか不安に感じるかもしれませんが、お茶ゼミの先生は要点をおさえた授業を行ってくれるので、非常に質の高い勉強ができます。
要領の良い授業にもかかわらず、十分な知識を得ることができるのです。この点が他の予備校よりも優れている点です。
④ 洗練されたオリジナルテキスト、受験対策本
お茶ゼミのオリジナルテキストは、他の予備校と比べても内容が濃く、かつ使用する受験生に分かりやすいような構成になっています。
このテキストを何度も復習すれば、驚くほど成績が向上します。私もこのテキストを繰り返し利用して、非常に効果がありました。
それだけでなく、授業ではお茶ゼミ独自の英単語帳、英熟語帳、古文単語帳を使います。単語帳作りまで行なっている予備校は他にあまりありません。
これらの単語帳・熟語帳は市販で販売されているものよりもずっと使いやすく、質が高いので、成績を上げたい方にはおすすめです。
また、毎年講師陣が分析した最新の「東大・早慶分析本」「センター分析本」「推薦入試特別号」なども入手でき、受験勉強を進める上で心強い味方となるでしょう。
⑤ AO入試、推薦入試、海外トップ大学入試対策コース
お茶ゼミでは一般入試ばかりではなく、AO入試、推薦入試、海外トップ大学入試の対策コースも用意されています。
それぞれの入試は非常に特徴的なので、それに特化した学習・対策が行えるプログラムが必要です。
これらの特殊なコースを担当する講師は、自らがその分野の研究の第一線で活躍している専門家であるため(例えばAO入試対策はコンサルティングの研究で活躍している先生が担当しています)、信頼して授業を受けることができます。
<難点>
さて、これまでお茶ゼミの良い面をご紹介しました。
しかし、真剣に予備校を選ぶのであれば、デメリットをおさえた上で予備校を選びたいものですよね。
そこで、正直に難点についてもご紹介しますね。
・お茶ゼミ内の模試やベネッセの模試はあてにならない
お茶ゼミに入会すると、お茶ゼミに通っている受講生のみが受験する模試やベネッセが主催する模試を受けさせられます。
しかし、これらの模試を受ける受験生は人数の面で非常に限られているので、この模試で出た結果はあまりあてになりません。
つまり、良い成績が出たとしても、駿台模試や河合模試を受けるとそれほどの結果ではない事もあるのです。
したがって、模試の結果については信頼できません。
模試だけは河合模試・駿台模試などの大手予備校の模試を受けるようにしましょう。
そちらの模試であれば、全国の受験生が受けるので、より現実的なデータを得ることができます。
ただ、お茶ゼミ模試の問題は甚だ良質なので、優れた教材として利用することをおすすめします。
・校舎が狭い
端的に言ってしまうと、お茶ゼミの校舎・自習室は非常に狭いです。
そもそも少人数制なので、教室は多くて50人くらいしか収容できません。自習室もすぐに満席になってしまいます。
設備面を最優先したい方にはあまりおすすめできません。(しかし、授業の質は飛び抜けて良質です。)
・校舎数が少ない
校舎は非常に少ないのが難点です。
東京都内に4校舎、埼玉に1校舎しか設置されていないので、全国の受験生が利用できる予備校ではありません。
・少人数制のため、振替できる授業が少ない
少人数制で1クラス最大30人までの授業を行っているため、他の授業に振り替えたい時に、空が少なく、普段と同じ先生の授業を受けることは難しいでしょう。
【まとめ】
今回はお茶の水ゼミナールを取り上げ、その特徴についてご紹介しました。
予備校選びは、自分が何を最優先にするのかで決まります。授業の形式(個別指導・少人数・大人数)、授業の質、講師との相性、授業カリキュラム等のうちで、自分にとって何が大切か考えてみてください。
もしあなたが授業の質や講師との相性を優先したいのであれば、お茶の水ゼミナールが合っているかもしれません。
少なくとも、授業の質については申し分のない予備校だと言えます。
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