OBOG訪問を行うなら、訪問終了後のお礼メールは必須です。
でも、社会人を相手に送るお礼メールには、学生が見落とすような注意すべきポイントがあります。
学生とは異なる生活を送っているOBOGに、しっかりと感謝の気持ちが伝わるメールを送るには、どうすれば良いのでしょうか。
そこで、今回はOBOG訪問のお礼メールの書き方と例文をご紹介しますね。
目次
OBOG訪問のお礼メールの書き方と例文を紹介!
OBOG訪問を終えたら、お礼メールを送る必要があります。
学生のためにわざわざ時間を空けてくれたOBOGには、きちんと感謝の意を伝えておきたいところ。
感謝の気持ちをしっかりと伝える習慣をつけておくことで、就職活動本番でも礼儀をわきまえたメールや面接での受け答えができるようになります。
そこで今回は、OBOG訪問のお礼メールの書き方と例文についてご紹介します。
まずは、お礼メールの書き方のポイントを確認してみましょう。
<お礼メールの書き方のポイント>
OBOG訪問を終えたら、必ずお礼メールを送るのがマナーです。
OBOGは日々忙しい業務の中、面識のない学生の力になりたいと思い、訪問の時間を作ってくれたはずです。
そのため、自分のために時間を空けてくれた感謝の意は、しっかりとメールで表す必要があるのです。
それでは、お礼メールを書く際に見落としてはいけないポイントを確認していきましょう。
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・お礼メールを送るタイミングは訪問終了後すぐ
お礼のメールは、できれば終了後すぐに送ることが大切です。
その日のうちに送ることで、礼儀正しい学生だというイメージを持ってもらえますし、受け取ってうれしいですよね。
これは、就職活動本番でも非常に役に立つ方法です。
私も毎回、説明会・面接の後には、必ずその日のうちにお礼のメールを送るようにしていました。
就職活動終了後、内定をいただいた人事の方から、「毎回その日のうちにメールをいただいたので、とても印象に残りました。嬉しかったです」と言ってもらえました。
就職活動の人間と人間の関わりなので、相手を気遣うことが大切だと身に染みて感じました。
ただ、時間的な都合から、当日お礼メールを送れないこともあるでしょう。
その場合は、翌日の午前中までにお礼メールを送りましょう。
メールを送る時間帯については、「就職活動対策! OBOG訪問の依頼メールの書き方と例文」の記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はそちらの記事もご参考くださいね。
・冒頭では、まず感謝の意を伝える
お礼メールは書き出しが肝心です。
書き出しでは自分の名を名乗ることはもちろん、感謝の意を表すことが大切です。
お礼メールなのだから当然のことだと思ってしまいますが、大切なのは社会人の先輩が時間のない中でいかにして時間を割いてくれたのか、想像力を膨らませることです。
決まり事だから感謝のメールを出す、という意識ではなく、自分のために相手が動いてくれたのだということに気づいたうえで、感謝の意を伝えましょう。
それだけで、随分とメールの印象も変わります。
訪問時に、OBOGから御馳走になったときには、そのお礼も忘れずに伝えておきましょう。
御馳走になったお礼は、時間を割いてくれたことへのお礼の後に添えるとスマートです。
このように、お礼の言葉から始めることで、OBOGにも気持ちよくメールを読んでもらえます。
・訪問でとくに印象に残った点を伝える
もう一つ、お礼メールに盛り込むべきこと。
それは、OBに直接会って何を学んだのかということです。
そもそも、資料だけでは学べない何かを知るためにOB訪問を行いますよね。
OBOG側も、「この学生さんは何か特別聞きたいことがあるのだろう」と思い、質問に答えます。
そのため、OBOGの話から、どのような新情報を得られたのか自分で整理し、伝えることでOBOGに感謝の意を伝えられるのですね。
OBOGも自分の話が学生の役に立ったか、不安に思うはずです。
話のどんな部分が印象に残り、どんな気持ちになったか丁寧に伝えてみましょう。
ただ、メールでは簡潔に伝えるように注意してください。
感想が長すぎると、読みづらく、忙しい社会人に迷惑をかけてしまいます。
お礼メールを機に、OBOG訪問で得たものをまとめることは、後の面接で活きてきます。
OBOG訪問では、先輩が今取り組んでいるプロジェクトについて具体的な話を聞いたり、将来の展望について聞かせてもらえたりしますよね。
このように、詳らかな業務内容を知ることで、将来に関する質問にもスムーズに答えられるのです。
・一言、将来の展望を述べる
OBOGへのお礼メールでは、訪問を経てその企業で自分が働く姿を思い浮かべられるようになったことを示すと好感を持ってもらえます。
ただ、OBOG訪問を終えて、特に選考を受けたいと思えない場合には書く必要はありません。
しかし、OBOG訪問してぜひとも選考を受けたいと思えたのであれば、将来の展望を一言添えておくと印象も良くなるのです。
将来の展望は簡潔に、一文程度で示すくらいで十分です。
将来は先輩の会社でこんなことをしてみたいと一言添えることで、熱意のある学生であることが伝わります。
この作業も面接時、将来について質問された際に役に立ちます。
志望度の高い企業ならば、お礼メールで将来の展望を一言書き添える際に、じっくりと考えてみることで良質な面接対策もできてしまうのですね。
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<「お礼」の例文>
お礼メールのポイントを確認したら、お礼メールの例文を見てみましょう。
以下、お礼メールの例文です。
件名:OB訪問のお礼 〇〇大学 佐藤太郎
□□商事
××部△△課
伊藤次郎様
お世話になっております。
本日OB訪問させていただいた、○○大学の佐藤太郎です。
本日はお忙しい中、お時間を割いてくださり、誠にありがとうございます。
さらには、面談後に御馳走になった心づくしには、心より感謝申し上げます。
今回、以前から大変興味を持っていた□□商事の事業について、伊藤様から直接お話をうかがうことで、より具体的に自分が働く姿を想像できるようになりました。
特に、伊藤様が取り組んでいらっしゃるプロジェクトで言葉・文化の違いがあるにもかかわらず、交渉・協力を積み重ねてゆく楽しさは、私自身もぜひ体験したいと切に望んでおります。
私もエネルギー・資源の部門に入り、新しいエネルギーの可能性を切り開くパイオニアとして活躍してまいりたいと考えております。
資料だけでは知ることのできない生の情報を教えていただき、より一層理解が深まりました。
貴社の選考はぜひ受けようと考えております。
伊藤様には今後もお世話になることがあるかと存じます。
その際は、何卒よろしくお願い申し上げます。
改めて、本日はお忙しい中、お時間を割いて有意義なお話をしていただき、心より感謝申し上げます。
伊藤様の今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます。
私も納得の行く就職活動ができるよう、準備してまいります。
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〇〇大学 文学部 英文学科
佐藤太郎
000-0000-0000
Taro-sato@marumarudaigaku.jp
このようなお礼メール文であれば、快く訪問を受け入れてくれたOBOGにも感謝の気持ちを分かりやすく伝えられます。
お礼のメールに限らず、メールの件名は一目見て何の要件か分かるように工夫するのがポイントです。
お礼のメールであれば、そのまま「OB(あるいはOG)訪問のお礼」で問題ありません。
また、件名の横には必ず氏名と大学名を添えるのを忘れないようにしましょう。
メールを送る際には毎回、氏名・大学名を記しておくことで相手の印象に残りやすくなります。
また、1日に膨大な数のメールをチェックする社会人にとって、メールの要件と相手の名前が一目見てわかるものは、必ず確認しようと思えるメールです。
たった数文字の件名ですが、相手への気遣いが表れる部分なのです。
そして、本文の構成についても確認してみましょう。
本文を書き出す前には、OBOGの会社名・部署そして氏名を記します。
本文の書き出しでは、自分の名を名乗り、お礼の言葉で冒頭を飾ります。
OBOG訪問で御馳走していただいた場合には、必ずそのお礼も忘れないようにしましょう。
お礼の言葉の次には、OBOG訪問で一番印象に残ったこと、そして仮に自分が入社した際の将来の展望について簡潔に示しましょう。
そして、OBOG訪問をしてみて選考を受けようと思った場合には、選考に挑む意思を伝えておきましょう。
この意志を示しておくことで、また選考の途中でOBOGに何かアドバイスをもらえるかもしれません。
締めくくりには、再度感謝の言葉とともにOBOGの活躍を祈る言葉を添えましょう。
一通り、このような構成で書いてみることで、心のこもったメールを準備できますよ。
【まとめ】
今回は、OBOG訪問のお礼メールの書き方をご紹介しました。
社会人を相手にメールを送ることに、はじめのうちは慣れないかもしれません。
しかし、ある程度の型・構成をおさえれば丁寧なメールが書けます。
型をおさえ、そのうえで感謝の気持ちを伝えられたら、好印象を持ってもらえるので、またOBOGにお世話になる際には、スムーズに連絡が取れますよ。
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