北海道には五稜郭以外にも、魅力的な歴史観光スポットがたくさん。
江戸時代末期から明治、大正、昭和と時代の変化を一か所で見られる場所もあります。
歴女ならもちろん、いつもとは違う楽しみ方で北海道を巡りたい方にもおすすめの観光スポットとは…?
今回は、北海道の歴史を堪能すべく、女子旅でおすすめの歴史観光スポットをご紹介します。
目次
北海道女子旅!歴女向けのおすすめの観光スポットはどこ?
北海道は歴史が浅いものの、歴史にまつわる独特な観光スポットが数多く残されている場所です。
北海道で歴史にまつわる観光名所として有名なのは五稜郭ですが、それ以外の観光スポットも気になりますよね。
そこで、今回は歴女の方向けに、北海道の女子旅でおすすめしたい観光スポットをご紹介します。
まずは、新撰組の副長であった土方歳三にまつわる名所を見てみましょう。
<土方歳三 嘆きの松>
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土方歳三あるいは榎本武揚のファンであれば、ぜひ訪れておきたい場所があります。
それは、「嘆きの松」です。
この2人と北海道のかかわりを見るうえでは、箱館戦争が見逃せません。
この戦争では榎本武揚と土方歳三が箱館の五稜郭に立てこもります。
榎本は1868年の10月26日に函館五稜郭を占領して松前城を攻略し、さらにその年の12月には「蝦夷共和国」を建国、総裁の地位に就くことになります。
その後、松前城を落とし、江差に進軍した土方を援護しようと開陽丸を向かわせました。
しかし、運悪く悪天候により開陽丸は座礁してしまいます。
沈んでゆく船を惜しんで、榎本と土方はそばに生えていた松を叩き、2人で嘆き悲しんだと言い伝えられているのです。
その松が「嘆きの松」なのですね。
土方が叩いた松の幹には、瘤(こぶ)ができ、後に人々はそれを「歳三のこぶし」と呼ぶようになりました。
「嘆きの松」は函館の旧檜山爾志郡役所跡地前に佇んでいます。
また、開陽丸から引き揚げられた品や船の復元は、開陽丸青少年センターに展示されていますよ。
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船の内部は資料館になっているので、引き揚げ遺物を見たり、操船シュミレーション、砲弾重量体験をしたりできます。
「嘆きの松」と合わせて見学してみれば、土方や榎本らの姿がありありと思い浮かび楽しめますね。
榎本武揚・土方歳三については「榎本武揚とは?明治新政府で活躍できた理由は○○にあった!」、「土方歳三はなぜ五稜郭まで戦い続けたのか?降伏しなかった理由は何?」の記事で詳しくご紹介しているので、気になる方はこちらをご参照くださいね。
<函館中華会館>
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「函館と中国?」と驚くかもしれません。
中国と結びつきのある日本の都市といえば、横浜や神戸が真っ先に思い浮かぶので、函館と中国は確かに意外な組み合わせですよね。
でも、実はこの地にも中国から人々が渡ってきていたのです。
幕末に函館が開港された後、函館には海産商が移住するようになったのですね。
そのような背景から、函館には日本国内で唯一、中国清朝の建築様式を取り入れた建物が存在するのです。
それが、函館中華会館です。
函館 中華会館
写真だと伝わりにくいが実物は貫禄満点
色合いがシックなので曇り空の方が似合う pic.twitter.com/kJ91dvbxV0— クロクモ (@Kurokumo_Kansai) 2017年11月23日
窓が少なく、威厳のある造りからは、確かに中国・清朝の重厚な建築物であることが分かります。
この建物は、貿易で財を成した中国人が1910年に、三国志の英雄である関羽をまつる帝廟として建設したものです。
この中華会館は、豊かな経済力を持った華僑(中国本土から海外に移住した中国人やその子孫)の人々により建設・管理されていたため、内部には金箔などが使用された贅沢な装飾が見られます。
この会館は、当時の伝統工法に基づいて、釘を一本も使うことなく3年の歳月を費やして竣工されました。
その内部は素晴らしく華やかで、清朝末期の文化がそのまま残されていますが、残念ながら今現在、函館中華会館の内部に入ることはできません。
そのため、外側からの見学になりますが、外を見ているだけでも開港当時この会館周辺が海産物の貿易で賑わっていた景色がよみがえります。
中国と日本、という意外な視点から北海道を眺め直してみるのもいいものですね。
2011年の夏には特別公開されていたので、今後再び公開される可能性も考えられます。
どうしても見学したいのであれば、随時情報を集めてみましょう。
<北海道開拓村>
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札幌には、北海道開拓村という野外博物館があります。
ここは、北海道の開拓時代の生活・文化について学べる場所。
なんと札幌ドーム10個分の広大な敷地に、明治時代から昭和時代までの歴史的な建造物が建っているのですね。
まさに、時を超えた「歴史の集落」とも言える観光スポットは、実際に100年以上前の北海道に彷徨い込んでしまったかのような感覚に陥らされます。
敷地内は、農村・漁村・山村・市街地に分かれています。
開拓村で一番の写真スポットは、旧札幌警察署南一条巡査派出所です。
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建築当時は木造であったものの、後にレンガ造りとなりました。
この派出所の前には制服を着た巡査が常駐しており、一緒に記念撮影する観光客が多いのですね。
ここに訪れたら、1枚記念に撮っておきましょう。
また、開拓の村食堂にも立ち寄りたいところ。
名物の「いももち」やジンギスカン、味噌おでんや豚汁などが付いた「屯田兵定食」をいただけます。
さらに、開拓時代の文化体験も行えます。
伝統遊具づくりや細工講習などが随時開催されているので、観光だけでなく、自分の手を動かして歴史・文化を追体験してみたいと思うのであれば、ぜひ取り組んでみてくださいね。
また、夏は馬車鉄道、冬は馬そりで回るというユニークな移動手段が用意されています。
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北海道の原風景を忠実に再現する手段として、このようなサービスが提供されているのですね。
敷地内を移動するときには、ぜひ利用して昔の移動手段を体感してみるのもワクワクしますね。
<松前城>
松前城は日本で最後に築城された日本式城郭です。
この城が建てられたのは1606年のこと。
その後には、一時火災に遭いましたが、17世の藩主であった松前崇弘は1849年に幕府の命により築城を行うため、城主大名となりました。
築城の目的は、外国船の出没に備えて津軽海峡の警備を強化すること。
この築城には5年の歳月がかかり、1854年の9月に松前福山城が日本最後の日本式城郭として完成したのです。
ただ、今の松前城は築城当時のままの姿ではありません。
松前城は太平洋戦争の戦禍を逃れましたが、1949年に松前町役場からの出荷の飛び火により焼けてしまっているのです。
したがって、現在見られる姿は1961年に再建されたものなのですね。
松前城の天守閣の内部は資料館となっており、江戸時代の松前城下を描いた「松前屏風」、また「桜下美人図」の芸術作品などが展示されています。
その他にも、松前と本州を結んだ貿易船であった「北前船」に関連する資料もあるので、貿易の歴史を知るにはぴったりの場所ですね。
さらに、松前城の位置する松前町には、松前藩時代から花守によって育てられた桜の木が1万本以上植えられています。
さまざまな種類の桜が植えられているので、開花時期が異なり、4月中旬から5月下旬までの1カ月以上、満開の桜を楽しむことができます。
この時期に北海道を訪れるのであれば、函館市から車で約2時間、あるいは新幹線JR木古内駅から車で約1時間の場所にある松前に出かけてみるのも楽しいですね。
<小樽の歴史的建造物>
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″ガラスの街″とも称される小樽の街は、明治期には″北のウォール街″とも呼ばれ、北海道の金融界の中心地としての機能を果たしていました。
現在、小樽では75棟が小樽市指定歴史的建造物となっています。
今でこそ、小樽市全体で歴史的な景観の保存・維持を行っていますが、この取り組みが開始されたのは1983年のことなのですね。
歴史的な建造物として有名なのは、明治期に建てられた旧澁澤倉庫、昭和初期の銀行建築の様式を持つ旧安田銀行小樽支店、昭和初期から変わることなく営業している田中酒造店などです。
また、ガラスの老舗として有名な大正硝子館や北一硝子の店舗、さらには小樽オルゴール館なども、歴史的な建造物がそのまま使用されています。
小樽オルゴール館。
お洒落でとても落ち着けました😁 pic.twitter.com/ES9SSl3OyV— よしだだ (@KobarutoBlue11) August 19, 2016
明治・大正・昭和それぞれの時期に作られた建造物が、時代を超えてすべて同じ場所に集まっているなんて、とても贅沢ですね。
小樽の街の歴史を知るのであれば、歴史的建造物を巡ってみるのがおすすめですよ。
【まとめ】
「日本」としての北海道の歴史は、まだ浅いものです。
しかし、実際には今回ご紹介した場所以外にもたくさんの歴史的名所が存在します。
自分の好きな歴史人物に因んだ場所を訪れてみるのもよいですし、好きな時代に関連する名所を巡ってみるのもよいでしょう。
北海道旅行では、自分の足と目で歴史を学ぶ絶好の機会を楽しんできてくださいね。
最後に、今回の記事に関連して「北海道の歴史を知るのなら、この場所がおすすめ」などのご感想があれば、お気軽にコメントください。
みなさんからのコメントが、より多くの方の旅行を充実したものにしてくれますよ。
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