6月の京都は観光客も少なく、観光するには絶好のチャンスです。
雨が降っているからと言って、京都旅行をあきらめてしまってはもったいない。
梅雨だからこそ楽しめるスポットはたくさん。
梅雨に一層その魅力・輝きを増す京都を堪能できる観光スポット。
この記事では、6月ならではの魅力を感じられる京都の観光スポットをご紹介します。
目次
6月の京都旅行!おすすめの観光スポットはどこ?
京都を静かに観光したい。
ふだん観光客で混んでいる場所を、ゆったりと観光したい。
それなら6月が狙い目です。
この時期は大型連休もなく、梅雨の時期に入るので、観光シーズンではありません。
しかし、6月の京都には梅雨だからこそ楽しめるスポットがたくさんあります。
しとしと降る雨の中、奥ゆかしい京都に出会いに、出かけてみませんか。
早速、おすすめスポットを確認してみましょう。
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<三室戸寺 紫陽花園>
6月にもなると梅雨になり、京都でもあちらこちらに紫陽花の花が咲きはじめます。
しっとりと雨の降る中を、ゆっくりと紫陽花を眺めながら歩いて、心を解放する貴重なひとときを過ごしてみるのもよいでしょう。
京都には数多く紫陽花の名所が点在していますが、その中でもとくに三室戸寺の紫陽花園では、6月の初旬からおよそ50種1万株もの紫陽花が深い緑の中に力強く咲く様子を眺められます。
これほど多くの種類の紫陽花を1カ所で鑑賞できてしまうのですから、価値の高いイベントです。
さらに三室戸寺の紫陽花園では、夜間にはライトアップが行われ、闇の中にぽっかりと浮かび上がる妖艶な紫陽花の姿を愛でることができます。
※
⚘花だより
◇紫陽花園公開
2017年6月1日(木)~7月9日(日)
三室戸寺
宇治市菟道滋賀谷21
。五千坪の大庭園に一万株のアジサイが杉木立の間に咲く様は、紫絵巻https://t.co/2Tn4GvokA2
~~~ヾ(^∇^)おはよー♪ございます pic.twitter.com/FuHyDAIbBM— 風 Ⅱ (@kimagasenohaha) 2017年5月30日
三室戸寺の紫陽花園の開園期間は大体6月の初旬から7月の初旬。
ライトアップは例年19時から21時までの2時間。
去年2017年は土曜日・日曜日のみのライトアップでした。
注意点は、ライトアップ前にすでに入場していたとしても、引き続きライトアップを鑑賞するのならば再入場する必要があるという点です。
三室戸寺の紫陽花園は大変有名なので、とくに週末は混雑を覚悟しましょう。
できるだけ混在を避けたいのなら、朝一を目指しましょう。
またライトアップも開園の10分以上前から並んでおけるように心がけるのがポイントです。
ちなみに、去年2017年は三室戸寺境内で、期間限定の紫陽花パフェが販売されました。
素朴ながらもカラフルなスイーツは、アジサイと一緒に写真に収め、SNSで共有したくなってしまいますね。
また、三室戸寺のお守りも必見です。
見つければ恋がかなうかも…「ハートマークのアジサイ」お守り&絵馬登場 京都・三室戸寺https://t.co/Ymw7MMDuWe pic.twitter.com/eUhoGVmQVk
— 産経ニュースWEST (@SankeiNews_WEST) 2017年6月21日
ここでは、恋愛成就にご利益のあるハート型のあじさいのお守りがあります。
実は三室戸寺でハート形の紫陽花を見つけると恋が叶うと言われているので、ぜひ探してみてくださいね。
また、ハート型のピンクの紫陽花の絵馬もあるので、お願い事を書き込んでみてはいかがでしょうか。
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<哲学の道 ホタル観賞>
6月の京都旅行では風流な一夜を過ごせます。
というのも、梅雨の時期には京都市内各所で、ホタルを観賞できるからです。
その中でもとくにおすすめのホタル観賞スポットは、哲学の道です。
哲学の道で見られるホタルは主に2種類です。
それはゲンジボタルとヘイケボタルです。
ゲンジボタルはヘイケボタルに比べて光が大きく強く、曲線的に飛ぶのが特徴的。
一方、ヘイケボタルはゲンジボタルと比べて光が弱く、直線的に飛びます。
哲学の道でホタルを見つけたら、どちらのホタルなのか見分けながら鑑賞するのも、子供時代に帰ったようで楽しいですね。
ちなみに、ホタルをよく見ることのできる日は、風がなく蒸し暑い日です。
また、ホタルに遭遇する確率は20時以降に高まります。
ホタル観賞する際には、晴れている夜であっても折り畳み傘を1本持っていると安心です。
また、哲学の道は砂利・石畳の道なので、ハイヒールやパンプス、サンダルは避けるようにしましょう。
できればスニーカーをはじめとした歩きやすい靴でホタル観賞に臨みましょう。
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<貴船祭>
恋愛にご利益のある神社として有名な貴船神社では、例年6月1日に例祭である貴船祭が催されます。
このお祭りは貴船神社の祭事の中でも最も盛大なお祭りです。
来週 6月1日(木)は、貴船祭 !! pic.twitter.com/cJ6NsWcPfG
— 今宮康博 (@yasuhiroimamiya) 2017年5月23日
貴船祭では神事や乙女舞などの奉納、ヤマタノオロチの退治を再現した出雲神楽の奉納、招福餅まき、さらには白装束に身を包んだ氏子が神輿を担いで本宮から貴船の街へと出発し、奥宮へと向かうイベントも行われます。
貴船祭のタイムスケジュールは11時から舞楽奉納、13時から神輿の出発、15時から奥宮例祭となっています。
先ほどの貴船神社さんのクイズの正解は「参道中央の手すりが外されている」でした。
6月1日(木)に開催される「貴船祭」で神輿が通るために、外されているんですよ。
貴船祭について、詳しくはhttps://t.co/CqLJWqXicy#京都 #貴船 pic.twitter.com/PEjFioStDQ— 京阪電車【公式】 (@okeihan_net) 2017年5月30日
自分が見たい場面を決めて、その時間に合わせて訪れるのも良いでしょう。
当日は駐車場をほとんど利用できないので、電車や路線バスなどの公共交通機関を利用しましょう。
ちなみに、貴船神社は縁結びにご利益のある神社なので、貴船祭を見学するついでに恋愛成就のお参りとお願い事を叶えてくれるお守り「むすび守文型」も手に入れてみましょう。
貴船神社のご利益について、詳しい情報は「縁結びに効果がある京都の神社は?おすすめの神社を紹介!」と「片想いが両想いになる京都の神社を紹介!諦めたくないなら!」を、お守りについての詳しい情報は「京都の人気でかわいいお守り!ご利益や効果や値段も紹介!」「貴船神社のおすすめのお守り7種類!効果や値段も紹介!」をご覧くださいね。
<西芳寺>
しっとりとした6月ならではの雰囲気に浸る。
この季節にはそんな旅行を楽しみたいですよね。
そう思っている方におすすめなのが、「苔寺」と呼ばれている西芳寺です。
実際にこのお寺に訪れてみれば分かりますが、このお寺は緑のカーペットと言ってもよいほどの美しく立派な苔が生えています。
実は、あのスティーブジョブズもお忍びで家族とこのお寺に訪れていたことで有名です。
ふだんも一面の苔が、ここを訪れる人々の目を癒してくれる西芳寺ですが、梅雨の時期に水気をたっぷりと含んだ苔はいつも以上に奥ゆかしさを醸し出しています。
西芳寺は奈良時代に行基が開創したお寺として知られており、120種類ほどの苔で覆われています。
これらの苔が生えているのが、心の字をかたどる池泉回遊式庭園です。
庭の池には朝日島・夕日島・霞島の3つの島があります。
雨がしとしとと降る中で、静かにこのような自然を楽しむことができたら、日々の疲れも忘れてしまいますね。
注意すべきことは、拝観が完全予約制であるということです。
西芳寺は世界遺産に指定されており、最も観光の難しい世界遺産だと言われています。
でも、そんなことを言われてしまうと余計見学してみたくなってしまいますよね。
確実に予約をおさえるのであれば、2カ月前には予約を入れておきましょう。
西芳寺の見学予約は2カ月前から始まり、日本だけでなく海外からも多くの観光客が予約をするので、競争が激しいことは覚悟しておきましょう。
非常に価値の高いお寺なので、拝観料は3000円と高めです。
しかし、参拝には庭園拝観、住職の説法、般若心経の唱和、写経への参加が必須であり、スケジュールは盛りだくさん。
90分間の見学なので、質が高く、忘れられないひとときを過ごすことができますよ。
ちなみに写経には、細筆(筆ペンでも可)の持参が必要なので、忘れずに持っていきましょう。
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<鶴屋吉信 本店>
雨の日にはゆったりお茶を楽しむのも粋な過ごし方です。
京都でいただきたいお茶・お菓子といえば、生菓子とお抹茶ですよね。
そして、せっかくゆっくりと時間をかけてお茶の時間を満喫するのなら、上質なお菓子とお茶をいただきたいものです。
山鉾の屋根にとりつけられた“あみかくし”の部分を表現し、赤い焼皮で白・こしの二重あんをつつんだ「御巡行(ごじゅんこう)」(右)と外郎に白あん入りの「鉾廻し(ほこまわし)」(左)。
2個セットは大丸京都店で7月8~24日頃まで、御巡行は鶴屋吉信本店、髙島屋京都店で7月8~24日頃まで販売予定 pic.twitter.com/hAbUh9Vlv2— 鶴屋吉信 ゆうもちゃん (@yuumo_chan) 2018年7月11日
そこでおすすめなのが、老舗の和菓子屋鶴屋吉信です。
今出川にある本店には茶店「菓遊茶屋」があり、ここで作りたての生菓子をいただけます。
この茶店の特徴は、注文した生菓子を目の前のカウンターで職人さんが制作する様子を見られる点です。
その道のプロが、丹精込めて1つずつ生菓子を作る様子を見るのは、とても貴重な体験です。
熟練の職人さんとの会話を楽しみながらお茶できるので、旅の思い出になります。
季節の生菓子とお抹茶は、税込1,188円。
お菓子は2種類の中から、好きな方を1つ選ぶことができます。
季節ものの生菓子は、まさに芸術品と言っても良いほどの精緻な美しさ。
食べてしまうのがしのびない気持ちになります。
ここの和菓子はお土産にもちょうど良いので、日持ちするお菓子はお土産にしても良いですね。
ちなみに、茶店は水曜が定休日なので、訪れる際には注意してくださいね。
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【まとめ】
6月の京都旅行では「雨だからこそ」を合言葉にして観光すると、充実した旅行になりますね。
とくに雨の日に、庭に面した静かなお寺の廊下で、のんびりと雨の降る景色を眺める贅沢な時間はたまりません。
忙しい毎日を送る中で、一度心のリセットをして、すっきりした気分になるには6月の京都旅行がおすすめですよ。
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