学問を勤めて、物事をよく知る者は、貴人となり、富人となり、無学なる者は、貧人となり、下人となるなり。「学問のススメ」福沢諭吉

学問と恋愛のすすめ

勉強方法

大学生は留学すべき?海外留学の目的や時期、段取りを確認!

更新日:

海外留学は大学生活の一大イベントです。

 

最近では、以前にも増して多くの学生が海外へ颯爽と飛び立っていきます。

 

この記事に目を留めたあなたも、「留学どうしようかな」と思われているのでしょう。

 

今回はなんとなく留学を視野に入れている方、まだ留学に関してあまり知らないという方に、留学の目的や種類、準備の段取り、行くタイミング、そして留学の必要性についてご紹介します。

目次

大学生は留学すべき?海外留学の目的や時期、段取りを確認!

外国人大学生の画像

最近は多くの大学生が海外に留学するようになり、留学も決して珍しいものではなくなってきましたね。

 

私自身は長期留学に行ったことはないのですが、周りの知り合いを見ても15人以上の方が1年間の留学に行きました。

 

そして、この1年間の長期留学の種類も様々でした。

 

現在は、多くのタイプの留学プランが準備されているので、1年間の留学と言っても人によってその内容は全く異なるのです。

 

今回は留学について、どのようなタイプの留学プランがあるのか、留学の大まかな段取りはどのようなものか、留学の基本をおさえていきましょう。

 

「留学したいけれど、まだ留学について何も知らない」という方向けにご紹介します。

スポンサードリンク

<留学の目的を考えよう>

外国の大学の画像

留学の種類については次の項目でお伝えしますが、どのようなタイプの留学を選ぶのであれ、目的はしっかりと考えておく必要があります。

 

恐らく留学を考えている多くの方にとって一番大切なことは、「何の勉強をしたいのか」、「どんな経験をしたいのか」ということでしょう。

 

語学力自体を高めたい方は語学力をのばすために?

 

あるいは日本では学べない分野を学ぶために?

 

留学に行くのであれば、「何を勉強するのか」を明確にしてから準備に取り掛かりましょう。

 

おすすめ:なぜ英語を勉強する必要があるのか?学ぶ理由や意味は何?

 

<留学の種類>

外国人のグループセッションの画像

留学には、さまざまな形態があります。それぞれどのようなものなのか、ここで確認してみます。

-大学の交換留学制度

海外の大学の画像

大学の交換留学制度は自分の通う大学と提携している海外の大学に1年間留学できる制度です。

 

大学の交換留学の大きな特徴としては、「留学しても1年遅れることなく4年で卒業することができる」という点です。

 

たいてい留学する場合には、1年休学あるいは留年することが多いのですが、交換留学制度を利用すれば留学先の大学で単位を取ることができるので、1年遅れずに済みます。

 

つまり、留学先の大学で取った単位がそのまま日本の自分の大学の単位として数えられるのです。

卒業叢書の画像

また、学費も生活費以外は日本の大学と同じ費用で済むのでお得に留学できる場合もあります。

 

大学の交換留学制度はどのような方に向いているかと言うと、学部の勉強で深めたい分野がある、または自分で勉強したい分野があり、それについてさらに深めるために海外で勉強したいという方に向いています。

 

自分の学びたい分野が決まっており、それについて海外でより多くの情報を得たい方は交換留学制度を検討しましょう。

 

おすすめ:英語学習には多読がおすすめ!なぜ多読の勉強方法が効果的なのか?

-語学留学

英語の絵本の画像

語学留学は、英語を始めとした、語学に特化して学びたい方向きの留学です。

 

最近は英語だけでなく、韓国語・中国語・フランス語など、様々な国の語学学校で語学学習の場が提供されています。

 

英語やフランス語、韓国語であれば、ある程度日本で勉強できるかもしれません。

 

しかし、勉強したい語学がマニアックな言語である場合には、語学留学が役に立つ場合もあります。

 

私は大学生の頃に東洋史学科に所属していましたが、1つ上の先輩はエジプト史を勉強していたので、1年間エジプトの語学学校へアラビア語を勉強しに留学していました。

 

英語の場合、「語学学校に通っても英語力はあまり身に付かない」と評判は良くありません。

 

しかし、アラビア語のようにマニアックな言語で、そもそも日本において学習の場が限られている言語であるのならば、語学留学は非常に有意義でしょう。

 

おすすめ:なぜ勉強するのか?どうして勉強する必要があるのか理由はこちら!

-海外インターン

海外の街並みの画像

海外インターンは、アカデミックな留学や語学自体を勉強する留学とはまた異なり、現地の企業で就業経験を積む留学です。

 

将来英語を使って海外で働きたい方に向いている留学プランです。

 

海外インターンの場合は、アジアが人気な留学先です。最近の日本企業の進出先はアジアであり、この地域が重要視されています。

 

そのため企業はアジアに興味を持ち、将来アジア市場を積極的に開拓して行く人物を求めています。

 

そのため企業の戦力になることができるアジアインターンが人気なのです。

 

私の知り合いの方も、2年生の夏休みにインドにインターンに行き、3年時に再び1年間インドにインターンしに留学していました。

インドのタージマハルの画像

インターンの場合は、語学学校と組み合わせ、最初に語学学校で英語力を養い、その後インターンで実際に英語を使いながら仕事をするケースが多いです。

 

仕事の経験を積んで、生きた英語も使いたい方にはおすすめの留学方法です。

-ボランティア留学

ハートの植物の画像

ボランティア留学の魅力は、授業は受けないので留学にかかる費用が安く、語学力や経験を問われることもないので、比較的気軽に参加することが可能です。

 

ボランティアにも様々な種類があり、介護ボランティアや教育ボランティア、動物ボランティアや環境保護ボランティアなど多岐に渡る種類のボランティアが存在します。

 

将来、教育・環境・福祉の分野で仕事をしたいと考えている方には、現場を見る絶好の機会となるでしょう。

 

また、ボランティアには現地の方のみならず、あらゆる国から人が集まって来るので、語学力も付きます。

スポンサードリンク

<留学に行く時期>

パスポートの画像

留学に行く時期は大体「2年生の秋」や「3年生の春または秋」、あるいは「3年の1年間を終え4年生に差し掛かろうとしている頃」です。

 

就職活動が始まる時期によっても出発時期は異なりますが、3月から就職活動が解禁する場合には、3年生を終えてから1年間留学に出発しても就職活動に間に合います。

 

実際に、3年生を終えてから留学に出発する友達も何人かいました。

 

人により留学時期に関して考え方は異なると思いますが、大学の交換留学であるのならば、大学3年生の秋または3年生を終えたタイミングで出発するのが良いでしょう。

秋のもみじの画像

実際、多くの方がこの時期に留学を開始します。というのも大学1~2年生のうちはまだ自分の大学で一般教養や専門知識を吸収している途中であり、「自分に必要な勉強は何か」ということが明確にできない時期だからです。

 

特にアカデミックな留学は、ある程度自分の目標が見えてきて、さらに勉強したいことが見えてきた時に行うと、非常に中身の濃い有意義なものとなります。

 

その一方で、インターン留学・ボランティア留学・語学留学の場合は、大学2年生の秋頃から開始しても十分効果があります。

 

これらの経験は、早く積んでおくことで、その後の大学生活の過ごし方が見えて来るからです。

 

インターン・ボランティア・語学は準備をするというよりも、実際に経験を積んでゆくことでステップアップして行くので、なるべく早い時期に経験して行きましょう。

<留学の段取り>

カレンダーの画像

留学の準備はいつから行えば良いのでしょうか。

 

留学を考えているのであれば、比較的余裕を持って準備することが大切です。

 

大体1年から1年半以上前の時期から準備するのが一般的です。

 

それでは、時系列で留学の段取りを確認してみましょう。

出発1年半前:

チェックの画像

出発1年半前には、様々な留学フェアや留学説明会に出向いて情報を集めましょう。

出発13∼16カ月前:

英語のテキストの画像

引き続き情報収集を行いながら、語学の試験も受けてみましょう。

 

特に大学の交換留学を希望している方は、選考の際にTOEFLのスコアが必要となるのでTOEFL対策を進め、目標のスコアに届くように計画的に勉強して行きましょう。

出発1年前

世界地図の画像

出発の1年前には志望校・行先を決定します。

 

大学の交換留学の場合は選考に必要な書類を準備し、出願を済ませましょう。

 

交換留学以外の留学は、受け入れ先機関に直接連絡を取り、情報を得ましょう。

出発9カ月前

合格とダルマの画像

交換留学の場合は選考通過の合否を確認しましょう。

 

交換留学の希望を複数出している場合には、合格した留学コースのうち、どれか1つを選び留学先を決定します。

出発6か月前

new lilfの画像

交換留学の場合も、それ以外の留学の場合も入学申込の手続き・入学許可書の受取を済ませます。

出発3か月前

パスポートの画像

この時期は学生ビザを発行するための手続きを行なったり、荷造りを行なったりしましょう。

 

特に、ビザの発行には時間がかかるので、出発日に間に合うように十分注意してください。

出発

飛行機の画像

全ての準備が整ったら、現地に出発します。

スポンサードリンク

<留学は学生生活に必須?>

外国人大学生の画像

さて、最近では多くの方が留学しに海外に飛び立つようになりました。

 

留学を考えている友達が多いとちょっと焦りますよね。

 

自分も留学しないと周りから取り残されてしまうのではないかと不安になります。

 

そこで、大学生には留学が必須であるのか考えてみましょう。

 

結論から言うと、必要性を感じられないのであれば留学する必要はありません。

 

一番いけないのは、周りに流されて留学してしまうことです。

バツのポーズをする女性の画像

周りに流されて留学するということは自分の意思で動いていないということと同じです。

 

自分の意思が無ければ、中途半端な気持ちなので、留学しても勉強や様々な体験に真摯に向き合うことができません。

 

留学する必要性が無いと判断しても、自分の糧になる経験はそこら中にたくさん転がっています。

 

「留学ではなくて、日本中を旅行しよう」と考えるのもいい。

旅行を楽しんでいる女性の画像

「大学から茶道サークルに入ったので、茶道を極める4年間を過ごす」と計画するのもいい。

 

留学よりも興味を引くものがあるのなら、そちらを選んだ方がずっと自分の力になります。

 

周りに流されず、自分が選んだ道をしっかりと歩む素晴らしさも味わえます。

 

一方で「日本にいても興味のあることはないし、海外にも興味がない場合はどうすればいいの?」と思われるかもしれません。

 

その場合には、まず自分の興味を探ることから始めましょう。大学の4年間は「自分の興味を見つけるための4年間」と言って良いでしょう。

 

今は興味の対象が見つからなくても、時間を取り、たくさんのことを体験してみることで、ようやく興味の対象を見つけることができます。

 

もしかしたら、興味の対象を見つけた後に、海外に行きたくなるかもしれません。

 

今まで試したことのないことに踏み込み、自分の可能性を発掘して行きましょう。

始めの一歩を踏み出している画像

自分の興味を探ることに懸けた学生生活も必ず自分の糧になります。

 

もちろん、勉強したいこと・経験したいことが明確に決まっており、その上日本よりも海外で勉強した方が良い結果を得られると期待できる場合には、是非とも留学を活用しましょう。

 

自分の意思が強ければ、きっと素晴らしい留学を成し遂げることができるでしょう。

【まとめ】

さて、今回は留学入門の情報をご紹介しました。

 

留学には本当に多くの準備が必要ですが、ここで大まかなスケジューリング、そして留学の意義について確認したことで、次のステップに進む用意もできたのではないでしょうか。

 

留学で一番大事なことは、勉強したい・経験を積みたいという気持ちです。

 

まずは、「自分には本当に留学が必要なのか」と思案しましょう。

 

留学を選んでも、選ばなくても、自分の選ぶ道を大切に進んで行くことが大切ですよ。

 

最後に、今回の記事が面白いと思った方は是非SNSでシェアしてみてください。

 

また、面白かった点ご感想などがありましたら、お気軽にコメントしてくださいね。

 

皆さまのコメントがより良い記事作りのヒントになります。

 

関連記事:長期休みは大学の短期留学を利用しよう!留学の有意義な活用法は?

関連記事:親が留学を反対する理由は何?上手に説得方法を紹介!

関連記事:就活でやりたい仕事がない時の適職の見つけ方7選!

-勉強方法

Copyright© 学問と恋愛のすすめ , 2024 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.