大学受験を機に、初めて自分で自分の人生を切り開く。
そんな受験生も多いのではないでしょうか。
志望校選びは、まさに自分の人生を決める第一歩でもあります。
しかし、自分の志望校や進路を親に反対されることもあるでしょう。
そんなとき、どのように親を説得すればよいのでしょうか。
今回はこの点を中心に、記事でご紹介してまいります。
目次
大学受験の志望校や進路を親に反対される!説得する方法は?
大学受験の志望校選び次第で、これからの勉強方法・対策も変わります。
また、どの大学を目指すかによっても、実力の伸びしろは大きく異なるもの。
しかし、志望校について親の反対を受けることも多々あります。
そのような場合、どのように親を説得すべきなのでしょうか。
また、どんな理由から親は志望校に反対するのでしょうか。
今回は、その2点について詳しく確認してみますね。
<志望校をあきらめない! 親を説得する方法とは?>
自分の志望校に関して、親から大きな反対を受けたときには、親を説得させる必要があります。
親も親なりの考えがあるため、説得は簡単なものではありません。
もちろん、大学は自分の将来を進めていくためにあるものですが、経済面ではどうしても親の援助が必要です。
そのためにも、親が納得の行く説得をする必要があります。
ここでは、筋の通った説得を行えるよう、5つの説得方法をご紹介します。
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・まずは親の言い分に耳を傾ける
親に自分の志望校を反対されてしまうと、つい反論したい衝動に駆られてしまうものです。
しかし、ここで反論してしまうよりも、まずなぜ親が志望校について反論するのか、その理由を聞き入れることがポイントです。
親だけでなく、どんな相手にも当てはまることですが、自分の意見の意見を尊重し、聞く耳を持ってもらうことで、ようやく相手の意見を聞き入れようと思えるようになります。
だからこそ、自分の意見を伝える前に、親の意見にしっかりと耳を傾ける必要があるのですね。
親が反対する理由を聞き入れることで、親にとっての不安要素は何か突き止められるので、どのように説得を行えば親の不安を払拭できるのか対策を立てられます。
親を納得させる説得を行うためにも、親の言い分に耳をすませましょう。
・なぜその大学を志望する必要があるのか伝える
親が子供の志望校について聞く際、なぜ志望校にその大学を選んだのか理由を聞きたい、と思う場合がほとんどでしょう。
なぜ、その大学を志望校にしたのか、理由を答えることができれば、親が説得してくれる確率も高まります。
志望校を選んだ理由を伝えるときには、なぜ他の大学ではなくその大学を志望校に入れる必要があったのか説明できるようにしておきましょう。
その大学でなければならない根拠をきちんと答えられれば、親も子供の将来にとってどれほど重要な大学であるか気づくことができるのです。
まだ、具体的には決まっていなくとも自分が将来どのような人生を歩みたくてその大学を志望するのか、自信を持って示すことで、親も「それなら子供の志望校を認めよう」と考えを改められるのです。
・自分の人生計画を立ててみる
「なぜその大学である必要があるのか伝える」でもお伝えしましたが、自分の人生計画を親に提示することで、志望校選びに明確な根拠があることを示せます。
人生計画まで親に伝えることができたら、親も子供が本気であることに気づかざるを得ません。
自分の人生計画は、今の時点でははっきりとしていなくても大丈夫です。
大切なことは、どうしてその大学を志望したいのか、何の必要があってその大学に行きたいのか、明確に説明できるようにすること。
そしてその他の大学でなく、その大学でしか学べないこと・体験できないことを自分の将来の計画と結びつけます。
このように、ある程度ぼんやりと自分の人生計画を立てることで、自分自身も志望校に対する意思を固められます。
たとえ、親の反対を受けていなくとも志望校を決める際に人生計画を立ててみると、モチベーションも維持できます。
・先生を含め、面談する
どんなに説得しても親が志望校に反対する場合は、学校や塾の講師・先生を含めた三者面談をおすすめします。
とくに、ふだんからお世話になっている先生や気にかけてくれる先生に、親との意見の食い違いについて相談すれば力になってくれるでしょう。
先生を含めて面談を行うということ自体、親に「自分は本気である」ということを伝えられます。
また、ふだん自分の様子を見守っている先生にも背中を押してもらえば、親の説得もそれほど難しくはありません。
これまで何度も説得したのですから、その熱意は先生にも伝わっていますし、親にも伝わります。
納得してもらうまで、志望校をあきらめないことが、大学受験で合格を勝ち取ることにもつながると思って説得に挑みましょう。
・学費の計画を立てる
「そもそも大学に行かせるお金がない」、「国立であれば負担にならないけれども、私立大学に行かせるお金がない」という事情により、親に反対されることもあるでしょう。
その場合は、学費をどのように支払えるか計画を立て、親に説明する必要があります。
家計が厳しくとも、大学に通っている学生も多いものです。
中には自力で働きながら学費を出して大学に通う学生もいます。
また、大学には独自の奨学金制度があり、条件を満たしていれば申請し、奨学金を受け取りながら大学に通えます。
その他にも、さまざまな機関を通して大学の奨学金を受け取れるので、調べてみることをおすすめします。
奨学金制度をはじめとして、あらゆる解決法を考えることで、親も不安を払拭できます。
学費については自分だけで解決できない部分もあるので、家族会議をしながら決めていくと良いでしょう。
また、自分と同じような状況にあったOB・OGが身近にいれば、直接本人にどのようにして大学に通っているのか話を聞くと勇気づけられます。
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<なぜ親が反対するのか? その理由とは?>
前の項目で、なぜ親が反対するのか、最初に言い分を聞く必要があることをご紹介しました。
どうして親がその大学を志望することに反対するのか、しっかりと把握することで親の不安を取り除ける解決策を講じられます。
そこで、この項目ではどうして親が自分の志望校に反対するのか、その主な理由を確認してみましょう。
・子供に目指して欲しい大学があるから
「自分の子供には○○大学に行ってほしい」
こんな希望を持っている方もいるでしょう。
親がこのような希望を持つ場合、子供自身の希望と食い違ったときに、軋轢が生じます。
とくに、親の第一希望が国立大学であるのに、子供の第一希望が私立大学の場合、受験科目を考えても両方受けられるように準備するのは困難です。
また、それほど入学したくない大学の受験対策を行っても、やる気が起らずに時間を無駄にしてしまいます。
子供にはどうしてもこの大学に行ってほしい、という願いも子供の将来を見据えた親心かもしれません。
しかし、大学受験は自分の人生の一部です。
自分のことは自分で決めるという意志を持って、親の意見を聞き入れながらも自分の計画を示してみましょう。
・子供の実力に見合っていないから
「現時点の成績が志望校に全く及ばないため、合格の見込みがないのでは?」と考えて親が反対することもあるでしょう。
でも、第一志望校には自分の憧れるような大学を設定することで、モチベーションを高く保つことができ、成績もぐんと伸びます。
高い目標を定めておけば、たとえそこまで実力が伸びなかったとしても、当初の自分の力では合格できない大学から合格をもらうことも可能です。
「成績が伴わないから」という理由で反対されることもあるかもしれませんが、大学受験は本当に最後まで何が起るか分かりません。
やはり、成績で志望校をあきらめる必要はありません。
模試の成績では志望校に届かなくても、その大学の入試問題との相性が良い場合も多いので、成績はあくまでも目安として利用するようにしましょう。
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・経済面に不安があるから
前の項目でご紹介したように、親が志望校に反対する理由として「学費の負担が大きいから」ということが挙げられます。
しかし、この場合でも志望校をあきらめる必要はありません。
先ほどお伝えしたように、奨学金制度などを利用したり、自分でどのくらい賄えるか計算してみたりすることで、問題を解決できます。
まずは落ち着いて、どのくらいの学費がかかるのか、そしてどのようにお金を工面できるのか、親と相談しながら確認してみましょう。
【まとめ】
親はさまざまな理由で子供が決めた志望校に反対するかもしれません。
それでも大切なのは、その大学が本当に自分が通いたい大学であり、受験するチャンスがある限り志望校をあきらめないことです。
今回ご紹介した説得方法をご参考に、ぜひ親と自分に向き合い、志望校合格に向けて邁進してくださいね。
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