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小学生の中学受験対策!親が子供のやる気を引き出す方法とは?

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中学受験は小学生にとってはじめての受験であることが多いでしょう。

 

それだけに、本人は受験がイメージできなかったり、やる気が起きなかったりとそれなりに苦労します。

 

なかなか集中してくれない子供をどう誘導すればやる気を出してくれるのか。

 

これが親の悩みですよね。

 

そこで、今回は小学生の子供のやる気の出し方を記事でご紹介します。

目次

小学生の中学受験対策!親が子供のやる気を引き出す方法とは?

勉強する小学生の画像

遊び盛りの小学生の子供を中学受験させるのは、至難の業と言っても良いでしょう。

 

この時期の子供は、なかなか受験勉強に集中してくれません。

 

どうすれば、子供に集中して勉強させることができるか、頭を悩ませている親御さんも多いのではないでしょうか。

 

そこで、今回は小学生の子供のやる気を引き出す方法を6つご紹介しますね。

 

おすすめ:なぜ勉強するのか?どうして勉強する必要があるのか理由はこちら!

 

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<子供の長所を褒め、期待する>

子供を褒めるお母さんの画像

「褒めて伸ばす」

 

受験勉強へのモチベーションを高めるには、この方法が何よりも大切です。

 

教育心理学では、″ピグマリオン効果″と呼ばれる効果があります。

 

これは教師が生徒の能力を期待するほど、生徒の能力も上がる、という効果です。

 

たとえそれほど能力の高くない子供であっても、「あなたには力があるから成績伸びるよ」と声をかけることで、やる気を引き起こし、本当に成績が良くなるのです。

これは賛否両論ある効果ですが、褒めて伸ばすことに越したことはありません。

 

「勉強しないと落ちるよ」、「どうしてこんなに成績が悪いの?」と叩いていたなら、子供を褒めてみましょう。

 

子供自身が「自分はできる」と思い込むことで、気持ちに余裕ができ、やる気が出ます。

 

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<座学の勉強から離れる>

タブレット学習をしている女の子の画像

子供のやる気スイッチをつけるには、座学だけではいけません。

 

新しいドリルや参考書を買ってきても、子供にとって何か衝撃的なきっかけがない限り、勉強に興味を持つことはないのです。

 

そもそも勉強する楽しさは、ある物事に根本的な興味を持つことからはじまります。

 

子供の好奇心をくすぐるきっかけは、座学ではなく、体験教室や実験などを通してその分野のプロに会うことで作れます。

 

面白い雑学やエピソードを交えて歴史を説明してくれる先生や、数学の面白さを分かりやすく説明してくれる専門家に出会って、その科目が大得意になったことはありませんか。

小学校の授業の画像

その分野のプロに会って、楽しさを教えてもらうことで、その科目をもっと極めたいと思うようになるのですね。

 

そのようなきかっけをつくるためにも、夏休みに小学生向きの体験教室や、子供向けの実験教室、博物館などに出かけてみましょう。

 

第三者であるその分野のプロからの刺激は、親からの刺激の何倍も子供に影響を与えるのです。

 

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<遊びたい時に遊ばせる>

サッカーをする小学生の画像

小学生は勉強よりも友達との遊びや自分の趣味を楽しみたい年頃です。

 

そのため、勉強を優先する気持ちが湧かないことがほとんどです。

 

そんな状況で「勉強しなさい」と怒られたら、恐怖感を抱いて勉強するものの、自発的に勉強する気持ちは芽生えません。

 

大切なのは勉強を義務にしてしまうのではなく、権利として楽しむものである、という感覚をつけること。

 

そのため、子供が勉強に身が入らないうちは、親は何も言わずに飽きるまで遊ばせておくことが大切です。

 

不思議なことに、無理矢理勉強をさせられたときよりも、思うがまま遊んだあとの方が一段と集中力が高まります。

 

それだけでなく、この時期は遊びも子供にとっては大事な勉強の一環です。

ピアノを弾く女の子の画像

飽きるほど遊ぶことで、国語・算数・社会などの科目に捉われないものの見方を育んだり、ものの価値を見極めたりできるのですね。

 

また、子供が勉強に行き詰ってしまったときには、「今日は勉強禁止」と言い切ってしまってもよいでしょう。

 

とくに「勉強しなければ」と義務感を感じている真面目な子には、「遊んでいいんだよ」と伝えるだけでは足りません。

 

まずは、子供の気の向くままに行動させて、集中できる状態を作ってみましょう。

 

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<塾の先生に任せる>

塾の先生の画像

親は子供の一番の味方です。

 

でも、子供を何とかサポートしたいと思うものの、いざやる気を起こさせるとなると、とても難しいですよね。

 

なぜなら、親は受験指導のプロではないからです。

 

子供も親は受験のプロではないことを知っているので、「勉強しなさい」と促されても動いてくれません。

 

こんなときの出番は、塾の先生。

塾の先生の画像

先生は子供に授業をするだけでなく、精神的な部分で受験生を支えるプロです。

 

子供も先生の言うことなら聞くのです。

 

そのため、子供がなかなか勉強せずにいるときは、塾の先生に直接相談すると効果的です。

 

先生から子供をうまく誘導してもらうことで、親は口出しせずに見守ることができます。

 

親からの口出しが子供にとっては一番鬱陶しいので、塾の先生に思いきってお任せするのが得策です。

 

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<親の不安が子供に伝わらないようにする>

瞑想する女性の画像

「勉強しないと落ちるよ!」、「まだ遊んでいるの?」

 

ついこんな言葉が口から出ていませんか?

 

なぜ、こんな言葉が口をついて出るのでしょうか。

 

それは、親が子供のことを不安に思っているからです。

 

遊びたい盛りの子供は、将来のことについて自発的に考える機会がないので、それほど不安に思いません。

 

しかし、大人である親は子供よりも先回りして子の行く末を考え、中学受験させているので当然不安を抱えがちです。

 

ただ「子供が受験に失敗するかもしれない」という不安を言動に出さないようにするのが大切。

胸に手を当てる女性の画像

親の不安はちょっとした言動で子供に伝わり、子供まで不安にさせてしまいます。

 

親子が不安の中で受験勉強しても、成果は上がらず、むしろ下がってしまうのですね。

 

子供が合格するために何よりも大切なのは、精神的な安心です。

 

「大丈夫だ」という精神的な安心感をもたらすことが、子供の勉強のモチベーションを上げるために必要なのですね。

 

そのためにも、親はつねに「きっと受かるから大丈夫だよ」と応援することが合格への一番のポイントなのです。

グーサインをする女性の画像

そのためにも、「今日のご飯はカツだよ。これを食べれば合格するよ」、「塾の前におやつ食べよう。集中できるケーキだよ」など、子供をワクワクさせ自信を持てるような声掛けを心がけましょう。

 

また、受験本番で仮に落ちてしまったときも、決して責めないことが大切な受験対策です。

 

最後の試験が終わるまで、どんな結果であっても良い方向に向かう、と子供に教えてあげましょう。

 

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<本当に子どもにとって受験は必要なのか、見直してみる>

手を繋いで帰る親子の画像

どの方法を試してみても、子供のやる気が起きないケースもありますよね。

 

そんなときは、今子供にとって本当に受験が必要なのか、考え直してみることをおすすめします。

 

小学校の時期は、思う存分自分のやりたいことに取り組むことで、感性や物の見方を身に付けられる時期です。

 

この時期に培った力は、大人になった後もずっと残るものです。

 

受験勉強も将来のために必要な学力が身に付きますが、それ以上に大切なのは、生きて行く上で必要な感性・ものの見方なのではないでしょうか。

本を読む女の子の画像

また、勉強ができれば良い大学に入って安定した職に就けますが、それが本人にとって良い人生とは限りません。

 

幼い頃に没頭した遊びから培ったものを見る力・感性が、自分の天職へと導いてくれることも往々にしてあるのです。

 

幼い頃に「やりたい」と思うことを我慢してまで受験勉強に集中しても、メリットはあまり期待できません。

おままごとをする幼児の画像

子供が大人になってから、「小さい頃に思い切り遊んでいれば、やりたいことで仕事できているはずなのに」と後悔する姿は見たくないですよね。

 

もちろん、子供自身が中学受験したいと言っているのなら受験勉強に没頭する意味は大いにあります。

 

しかし、中学受験が本人の意志ではないのなら、子供のやりたいことを思い切りやらせるのが本来の能力・個性の伸ばし方だということを思い出してみましょう。

 

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【まとめ】

中学受験はほとんどが親の意向だということ。

 

このことを忘れないようにしましょう。

 

子供が自発的に中学受験を望まない限り、やる気が出ないのは当然のことなのです。

 

とくに小学生の時期は、自分の自由に遊ぶことが子供の一番の楽しみ。

 

子供が自発的に中学受験しようとしない限りは、子供にとって貴重な時期にもかかわらず、中学受験する意味はあるのか、考え直してみることが子供自身の幸せにつながります。

 

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また、記事のこの部分が面白かった、ここが意外だったなどのご感想があれば、お気軽にコメントください。

 

みなさんからのコメントをもとに、受験合格への手がかりとなるような記事を執筆してまいります。

 

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