「寒い新年は温暖な沖縄でむかえたい。」
寒い思いをせずに新年を祝いたい方も多いのではないでしょうか。
あたたかい沖縄で羽休めできれば、幸せですよね。
また、1月は多くのイベントが目白押し。
イベントだけでなく、お花見やホエールウォッチングなどの自然も楽しめます。
そこで、今回は1月の沖縄を十分満喫できるおすすめ観光イベントスポットをご紹介しますね。
目次
1月の沖縄旅行!おすすめの観光イベントスポットはどこ?
1月の沖縄は新年のイベントが盛りだくさんです。
また、この時期沖縄は全国でも一番早く桜が咲き、県内各地でさくらまつりが開催されます。
「早く桜が咲くのを見たい」と思うなら、沖縄に足を運んでみるのもよいでしょう。
それでは、早速どんなイベントが開催されているのか、記事で詳しくご紹介しますね。
まずは、沖縄の桜まつりから確認してみましょう。
おすすめ:1月の沖縄の気温は?旅行におすすめの服装と持ち物を紹介!
<今帰仁グスク桜まつり>
1月の沖縄は桜の季節です。
日本一早い桜を見にいくのなら、沖縄を訪れてみましょう。
沖縄各所で桜まつりが開催されていますが、その中でもおすすめなのが、例年1月下旬から2月上旬に行われる今帰仁グスク桜まつりです。
このイベントは、2007年から毎年開催されています。
この桜まつりに限らず、沖縄で1月から2月にかけて見られる桜は、すべて寒緋桜(カンヒザクラ)です。
この桜は、本州で多く見られるソメイヨシノとは全く異なり、濃いピンク色で花は下向きに咲きます。
散るときには、ソメイヨシノのように花びらが一片ずつ散るのではなく、椿の花と同じように花ごと落ちてしまいます。
そして、この今帰仁城は寒緋桜の名所なのですね。
【〜2/7(日)まで!今帰仁グスク桜まつり】あいにくの空模様ですが、現在6分咲き。夜のライトアップも必見です♪
(ツアーは中止になってしまいましたが、)是非この機会に朱桜を愛でに行っていただけたら…と思います。#Shuou #沖縄 pic.twitter.com/vZGME41CFb— 琉球異聞 朱桜の繋《公式》 (@shuounokei) 2016年2月3日
今帰仁グスク祭りでは、華やかな寒緋桜がライトアップされます。
さらに、桜まつりの期間だけ今帰仁城の城壁がライトアップされ、平郎門から城内に至る参道は、そうろくの灯りに照らされた寒緋桜で彩る「グスク花あかり」の演出も行われます。
今帰仁グスク桜まつり”今帰仁城跡と桜のライトアップ!
ブログ更新しました(*'▽')/ https://t.co/j9sMCZsKPP— Ka-mmy (@Ka_mmy) 2018年2月9日
ただ、この桜まつりに参加するには、今帰仁城への入場料(大人1人400円)を支払う必要がある点に注意しましょう。
また、今帰仁城は通常18時までの営業ですが、桜まつりの期間中は21時までとなっています。
敷地内では桜だけでなく、特設舞台や地域の伝統芸能・創作太鼓も披露されます。
沖縄の伝統に触れられる点も魅力的ですね。
ちなみに今帰仁グスクといえば、世界遺産に登録されている史跡です。
その敷地面積はなんと、首里城に匹敵します。
そもそもここは北山王の居城として築かれたものです。
大隈(ウーシミ)と呼ばれる広場は見晴らしがよく、東シナ海や伊是名島・伊平屋島を眺められますよ。
きれいな景色を見て、清々しい気持ちで新年をむかえましょう。
関連記事:沖縄旅行の夜を楽しもう!おすすめ観光スポットはどこ?
<首里城公園「新春の宴」>
新春の宴、厳かに 首里城・朝拝御規式 https://t.co/MtGeHrVaBf
— 琉球新報 (@ryukyushimpo) 2018年1月2日
毎年、新春には首里城公園で「新春の宴」が開かれます。
これは琉球王国時代、元旦に首里城で行われたお正月の儀式を再現したものです。
「新春の宴」は、沖縄の伝統にどっぷりと浸かりたい人にこそ、見ていただきたいイベントです。
琉球舞踊や旗頭の演舞、民俗芸能をすぐ近くで見られます。
新春の宴で行われる儀式は盛りだくさん。
御座楽の演奏に始まり、国王・王妃が登場し、琉球芸能の宴が行なわれます。
本日も首里城公園で琉球芸能の宴。
出演は浦添市文化協会のみなさんと、南風原民俗芸能のみなさん。 pic.twitter.com/qySIf3Fo1O— 諸見里杉子★8月17日は琉球あやかし堂第九夜 (@sugimaru35) 2014年1月2日
その後、お正月のメインの儀式である「朝拝御規式(ちょうはいおきしき)」が続きます。
「朝拝御規式」とは、琉球王朝時代に行われていた3部構成(「子之方御拝」・「朝之御拝」・「大通り」の3つ)の儀式で、国王をはじめとして琉球の役人が整列し、厳粛な雰囲気の中で執り行われる中国風の儀式です。
第一部の「子之方御拝」は天の神様への拝みの儀式であり、国王をはじめとした王族から庶民の代表に至るまで、さまざまな身分の人々が参列する儀式です。
第二部の「朝之御拝」は国王の聖寿を祝い、琉球王国の繁栄を祈る儀式。
そして、第三部の「大通り」では、国王をはじめに諸臣が泡盛を祝いの酒として順番に回し飲みし、国王が臣下を祝福するとともに、王家の繁栄を祈ります。
「新春の宴」は1月1日から3日の3日間開催されますが、メインイベントの「朝拝御規式」は1月1日、2日に行われます。
正月儀式『朝拝御規式』
第2部『朝之御拝』
年頭に当たり、諸臣が国王への忠誠を誓うとともに国王の聖寿を祝い、琉球王国の繁栄を祈る儀式
第3部『大通り』
国王をはじめ、諸臣が当時貴重であった「泡盛」の盃を回し飲み国王へ感謝するとともに、国王と王子、王孫の繁栄を祈る儀式 pic.twitter.com/Eq5zJR2JZp— RED®️ (@red_huji_japan) 2018年1月1日
これを目当てに観光するのであれば、日程に注意してみてくださいね。
メインイベントの他にも、琉球舞踊や地域の民俗芸能、平和と繁栄の願いを込めて鐘を撞く万国津染の鐘撞き体験、そして琉球国王・王妃との記念撮影ができます。
これらのイベントは1月1日から3日まで行われているので、観光の合間にちょこっと立ち寄りたい方にはおすすめですよ。
新春の宴では、お茶や甘酒も振る舞われるので、息抜きに遊びに行ってみるのもおすすめです。
おすすめ:琉球王国の歴史を分かりやすく!女子旅を奥深い旅にしましょう!
<ホエールウォッチング>
人生一度でいいからホエールウォッチングしたい、と思いませんか。
そんな願望があるならば、1月の沖縄に行きましょう。
1月の沖縄では、繁殖活動のために戻ってくるクジラを高確率で見られます。
この季節、クジラとの遭遇率は何と98%なのですね。
沖縄の海で見られるクジラは、シベリア海域に生息しているザトウクジラです。
このシーズンに彼らは出産・子育てを沖縄の温暖な海で行うのです。
ホエールウォッチングの出航場所は沖縄の至る場所にあるので、自分が宿泊しているホテルに近い場所のプランを選ぶと良いですよ。
調べてみるとプランは数多く提供されていますが、予算は大体4000円から5000円の間です。
この季節であれば、クジラに会えないことはほぼありませんが、仮にクジラに合えなかった時には、全額返金してもらえるプランがおすすめですよ。
沖縄ならではの珍しい体験をするならば、ぜひホエールウォッチングを試してみてくださいね。
<摩文仁・火と鐘のまつり>
年末年始を沖縄で過ごすのであれば、沖縄平和祈公園で行われる摩文仁・火と鐘のまつりに足を運んでみてもよいでしょう。
この行事は、戦争で亡くなった方への慰霊、そしてすべての人に平和が訪れることを祈念する祭典です。
開会式は12月31日の22時から始まり、沖縄戦の映像が映し出されます。
上映会が終わった後には、聖火を焚いて平和の誓いを宣言します。
参加者一人一人がたいまつを持って、大広場の聖火台を囲み、カウントダウンする光景には圧倒的な力を感じられます。
【第36回「摩文仁・火と鐘のまつり」】
参加者が戦没者慰霊のたいまつを掲げ、世界の恒久平和を願いながら新年を迎えます。
日時:12月31日(火)22時~1時
会場:沖縄平和祈念堂
問合せ:祈念堂098-997-3011 #糸満 #沖縄 pic.twitter.com/aFbAMBI9id— 沖縄県糸満市地域おこし協力隊 (@itoman_chiiki) 2013年12月27日
戦争の悲惨さ・平和の尊さについて考えさせられる行事で、心を新しく入れ替え、新年をむかえたいものですね。
沖縄平和祈念公園については、「歴女向けの沖縄女子旅!おすすめ観光スポットはどこ?」の記事でも詳しくご紹介しています。
より詳しく知りたい方は、ぜひご参照くださいね。
<よみたん夜あかりプロジェクト 琉球ランタンフェスティバル>
沖縄で人気エリアよみたんの夜あかりプロジェクト!心に刻む幻想的な冬のイルミネーションが楽しめる新しい参加型イベント
「琉球ランタンフェスティバル」 12/2~2/25
<読谷村「体験王国むら咲むら」>https://t.co/cs21veQbjn pic.twitter.com/acn7QtZzpj— MIRAI~ちょっと先のミライを探しに (@kizunamirai_com) 2017年12月2日
冬の季節は沖縄でもたくさんのイルミネーションイベントが開催されています。
でも、どのイルミネーションも似通っていて、面白みがないと思ってはいませんか。
そこで、他とは違ったテイストのイベントをご紹介します。
今回ご紹介するのは、「よみたん夜あかりプロジェクト 琉球ランタンフェスティバル」。
このフェスティバルは、読谷村の体験王国むら咲むらで行われるイベントです。
このお祭りは、エキゾチックな雰囲気・アジアの雰囲気が好きな人にはたまらないイベント。
会場では琉球王朝時代の街並みが再現され、中国風のランタンがたわわに吊るされます。
先日の撮影#琉球ランタンフェスティバル pic.twitter.com/4tHFG8rlDz
— タイラ リュウト (@ryutotaira) 2017年12月7日
どことなく、ベトナム・ホイアンのランタン祭りを想起させますね。
(ホイアンのランタン祭りについては「ベトナムのおすすめ観光スポットランキング!卒業旅行にいかが?」の記事でご紹介しています。)
琉球王国の巨大ランタンから、エイサー・昆虫をモチーフにした色鮮やかなランタンもこのイベントの見どころです。
ランタンフェスティバルでは、野外ステージやプロジェクションマッピング、屋台もあるので、退屈せずにその場の雰囲気に浸ることができます。
昨日フィナーレを飾った地元読谷村字高志保(たかしほ)の高志保エイサー。高鳴るエイサーの音は冬の夜空にもよく合いました。#琉球ランタンフェスティバル #沖縄 #okinawa #むら咲むら #murasakimura pic.twitter.com/iWJQHnrvWc
— 国吉真吾@沖縄むら咲むら常務 (@mura_shingo) 2018年2月26日
美しいランタンはぜひ、カメラのフレームに収め、後で見返してみたいですね。
2月の女子旅で思い出に残る写真を撮るなら、ランタンフェスティバルは見逃せません。
開催期間は2017年12月2日(土)から2018年2月25日(日)となります。
開催期間は長いので、1月以外にも沖縄を訪れようと思っているなら、検討してみてくださいね。
【まとめ】
今回ご紹介して分かる通り、1月は沖縄らしいイベントが盛りだくさんです。
とくに、よみたん夜あかりプロジェクトは、夜の観光時間を有効に使えますし、なによりアジアンな雰囲気に癒されますね。
沖縄の歴史・平和に着目して、火と鐘のまつりで年末年始をむかえ、そのまま新春の宴に参加するというプランも十分楽しめます。
また、「桜の季節が待ちきれない!」という方には、一足先に沖縄の寒緋桜を見に旅行しに行くのもおすすめですよ。
さて、今回の記事に関連して「1月の沖縄旅行はここが楽しかった」「1月のイベントならこれもおすすめ!」などの口コミ・体験談があれば、お気軽にコメントくださいね。
みなさんの体験談で、より多くの方の旅行が充実したものになりますよ。
関連記事:2月の沖縄旅行!おすすめの観光イベントスポットは何処?