浪人生は、現役生よりも多くの時間を受験勉強・志望校対策に費やすことができます。
しかし、その時間をいかに効率良く使うかという点を心得ておく必要があります。
早慶の経済学部を目指す浪人生にとって、志望校対策は大切です。
でも、その一方で、基礎を忘れてはいけません。基礎を徹底した上で、志望校対策が行え、講師やカリキュラムの質が良い予備校はどこなのでしょうか。
今回は早慶の経済学部を目指す浪人生向けの予備校をご紹介します。
目次
浪人生向けの予備校選び!早慶の経済学部に合格したい!
浪人する際には、受験のための時間が沢山あるということを考慮する必要があります。
1年間という時間をすべて受験勉強に充てることができますが、その時間を効率よく使うのは思いのほか難しいことです。
それでは時間を有効に使え、早慶の経済学部に出題される問題(記述・論述問題など)に対応できる予備校にはどのような要素が含まれているのでしょうか。
<予備校選びのポイント>
浪人生に適した予備校とは、次のようなポイントをおさえた予備校です。
① 講師との距離の近さ
② 基礎を見直すことのできるカリキュラム
予備校を選ぶ際は、これら2点をおさえた予備校を選ぶことが大切です。
浪人生は時間が多く、早慶の経済学部に必須の論述対策を自主的に行うことも多いので、先生に添削を頼む必要があります。
また、浪人生はつい志望校対策ばかり行ってしまいがちなので、基礎がおろそかになる場合も見られます。
しかし、基礎は受験で最も大切なので、それを見直す機会が豊富な予備校を選ぶことが鍵となります。
浪人生の場合は、カリキュラム・サポートが共に整った、大手予備校が比較的おすすめです。
それでは、予備校選びのポイントをおさえたので、具体的に浪人生におすすめの予備校はどこなのか、確認して行きましょう。
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第5位:早稲田予備校
早稲田の政治経済学部対策を徹底したい浪人生には早稲田予備校がおすすめです。 早稲田予備校では、浪人生に適した少人数制のクラス(1クラス15人以下)で講義を受けます。
名前の通り、この予備校は早稲田大学への合格を目指した予備校であり、そこに集まる受講生は早稲田を目指す方がほとんどです。
この塾の良い点は、講師による指導が徹底しているという点です。
講師は皆、早稲田大学を愛している方ばかりであり、早稲田の入試問題を知り尽くした上で、講義を行います。
英語や現代文・古文から数学まで、長年の早稲田大学の問題を研究してきた講師陣であるので、早稲田大学の政治経済学部に特化して1年勉強したい方にはぴったりの予備校でしょう。
1年受験勉強に充てられる分、スランプに陥ったり、やる気が出なかったりする時もあるかもしれません。
その時に、早稲田専門の予備校に通っていれば、なぜ自分が早稲田を目指しているのか、見失わずに済むでしょう。
第4位:増田塾
何としても早慶の経済学部に合格したい浪人生の意向に、ぴったりと合致するのが増田塾です。
この予備校は、「難関私大専門予備校」であり、受講生を何としてでも第一志望校に送り出すというスタンスを取る予備校です。
学費は驚くほど安い(年間およそ82万程度)にも関わらず、15年連続で早慶上智・GMARCHへの合確率が80%を超えています。
増田塾では「強制自習」「チェックテスト」「補講」の3本柱が徹底されているので、やる気はあるけれども、自分で勉強するのが苦手な浪人生にはぴったりの予備校です。
チェックテストに合格しなかった場合には、補講が付き、理解できるまで徹底的に先生に解説していただけるので、基礎力の抜け・漏れが大きなダメージとなる早慶の経済学部対策には適した指導方法であるといえます。
また、各クラスは最大30人、平均12人の少人数制が採用されているため、講師は1人1人の受講生の志望校・志望学部を認識した上で、授業をすすめてくださいます。
そのため、自ずと志望校・志望学部に合った授業を展開されるのです。
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第3位:駿台予備校
サポートが最も万全な予備校は駿台予備校です。
浪人生の場合には、サポートは3重にもなり、1人につきクラス担任、TA(ティーチングアドバイザー)、生活カウンセラーが付きます。クラス担任は、受験勉強計画についての相談などを担当します。
TAは自分が受講している授業の先生が担当し、学習相談を行なったり論述指導を受けたりすることが可能です。
受講科目の講師に直接論述対策を行なってもらえるという点は、早慶の経済学部を目指す方にとっては非常に心強いものです。TAの制度は積極的に利用しましょう。
さらに、生活カウンセラーは受験一色に染まって、体と心のバランスを崩しやすい浪人生のカウンセリングを行ってくれます。
受験勉強に行き詰まってしまった時に助けてくれる人がいるので、安心して勉強に取り組むことができます。
そして、何より、早慶の経済学部を目指す方にとって嬉しいのは、表面的な受験テクニックだけでなく、学問の本質に迫る授業を提供してくれる優れた講師が多いということです。
ご存じのように、早慶の経済学部を受験するのであれば、論述・記述問題を避けることはできません。
このような問題を解くには、ある程度のアカデミックな知識と豊かな思考力が必要とされます。駿台の先生は、早慶の経済学部合格に必要な教養と思考力の訓練の場を用意してくれるのです。
また、駿台予備校では3つのカリキュラムで授業が成り立っています。
その3つのカリキュラムとは、あらゆる入試問題に対応できる基礎力を養成するCoreカリキュラム、志望大学に特化したActiveカリキュラム、苦手科目を補強するためのNavigateカリキュラムです。
浪人生がおろそかにしがちな基礎力を強化できるカリキュラムが魅力ですよ。
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第2位:河合塾
河合塾は素晴らしい先生が多い点、そしてテキスト・模試の質が高い点が魅力的です。
浪人生であれば、まる1年全てを受験勉強に費やすことができます。したがって、たくさんの問題・過去問を解く機会があります。
早慶の経済学部の入試問題は記述・論述問題を含むので、先生にじっくり添削してもらい、アドバイスをいただく必要があります。
大手予備校ではありますが、河合塾の先生は授業で扱った問題以外の質問にも、非常に真摯に答えてくれます。
講師室に質問・相談しに行けば、ちょっとした個別指導を受けられるのです。
また、テキストは志望校の過去問を扱ったものが多く、普段の授業がそのまま早慶の経済学部の試験対策になります。
ちなみに、河合塾のテキストは実際の入試に出題されることの多いテキストです。(入念に復習しておくことで、運命の女神様が微笑んでくれるかもしれません。)
浪人生のカリキュラムは「PASSカリキュラム」と呼ばれるもので、基礎的な学力を付けるLecture講座、演習を徹底するMaster講座、早慶の経済学部に特化した Select講座の3つの講座から構成されています。
早慶の経済学部に特化したカリキュラムはもちろん、そもそも受験において最も大切な基礎力を強化するLecture講座が用意されている点が注目に値します。
浪人生は志望校の勉強ばかりに気が向いてしまい、基礎を忘れてしまいがちです。その基礎力を河合塾は大切にしているのです。
早慶の経済学部を目指す上で、手堅い受験対策を行ないたい浪人生は河合塾がおすすめです。
また、河合塾は「文系の河合」と呼ばれており、私大文系には非常に強い予備校なので、早慶の経済学部を目指すのであれば、大手予備校の中では最上の予備校と言えます。
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第1位:四谷学院
四谷学院は「費用面」と「カリキュラム面」を総合した上で、早慶の経済学部を目指す浪人生に最も適した予備校です。
「早慶の経済学部に合格したい!予備校の学費比較ランキング!」の記事でお伝えしたように、四谷学院に通った場合、年間約114万かかります。
大手予備校である河合塾は年間112万、駿台は113万であり、あまり費用に変わりはありません。
そこで、カリキュラム面を考慮に入れて他の予備校と比較してみると、四谷学院は飛び抜けて質が高いので、浪人生には四谷学院が最もおすすめできます。
同じ学費を払うのであれば、最も良質な予備校を選びたいと思いませんか。
四谷学院の何が浪人生にとって良いのかというと、「先生との距離が近い」という点と「現時点の実力がどのレベルであれ、志望校コースに入ることができる」という点です。
現役時代になかなか成績が上がらず、早慶の経済学部対策に特化したコースに入れなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
四谷学院ならば、実力に関係なく早慶の経済学部対策に集中したコースに入ることが可能です。
自分の実力でついて行けるのか心配かもしれませんが、ご安心ください。
志望校別のコースを取っても、レベル別にクラスが編成されており、自分の実力に合わせた勉強を行ないながら、早慶の経済学部を目指せるのです。
また、四谷学院では「55テスト」と呼ばれるテストを受け、その場で講師が個別指導形式にて解説を行なってくれます。
この「55テスト」は志望校に合わせたテストなので、早慶の経済学部を目指している方に合った指導を受けることが可能です。
経済学部入試の特徴である記述問題を1対1で添削・解説してもらえるのはありがたいですね。
四谷学院は、「ダブル教育」と呼ばれるインプット型の授業とアウトプット型の55テストを並行するカリキュラムを導入しているので、成績が芳しくない受講生も驚くほど伸びるケースが多いのです。
1年のうちに成績を伸ばし、早慶の経済学部に合格したい浪人生には最もおすすめの予備校ですよ。
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【まとめ】
早慶の経済学部を目指す浪人生に向いた予備校は、どこも基礎力と志望校対策に抜かりの無い予備校です。
特に、大手予備校は基礎カリキュラムと志望校別カリキュラムがしっかりと整っているので、浪人生にはおすすめです。
基礎力があるからこそ、早慶の経済学部の入試を突破できるのです。
これから皆さんも予備校に入り、新たな一年を迎えますが、早慶の経済学部という目標を目指しながらも、その都度基礎に立ち返ってみてくださいね。
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