1歳のお子様は外の世界に大きな興味を持つようになる時期です。自分で立って歩けるようになり、手先も器用になって、自由に自分の興味を広げてゆくことができるようになります。
この時期に、親はどのようにお子様をサポート・幼児教育すれば良いのでしょうか。
一番大切なのは、お子様に自信を持たせてあげること。
でも、どのようにお子様に自信を持たせてあげれば良いのでしょうか。その方法はこの記事の中でお伝えしますね。
今回は、1歳のお子様の能力をグンと伸ばすおすすめの幼児教育方法についてご紹介します。
目次
1歳の子供の能力を伸ばすおすすめの幼児教育方法をご紹介!
子育てとはいえ、それも人間同士の関わり合いの一部です。1歳児はまだ物事の分別がつかないため、大人が様々なことを教えてやらねばならないと考えてしまいがちです。
しかし、すべてにおいて親が正しいと思うのは危険です。なぜなら、お子様の能力の芽を摘み取ってしまうこともあるからです。
それでは、1歳児のお子様にはどのような教育を行なえば良いのでしょうか。
そこで、今回は1歳児のお子様の教育方法として、「お子様との接し方」、「1歳児の能力を伸ばす遊び」についてご紹介します。
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<お子様との接し方>
1歳児のお子様への接し方で、最も大切なのは「自信・自尊心を育てること」です。
具体的にどのように接すれば、お子様の自信を育てることができるのか、この項目で確認しましょう。
・お子様の興味を最優先する
親の立場であれば、自分の子どもを「頭の良い子、知能の高い子」にさせて、将来の成功に導きたいと思うでしょう。
そのためにも、このサイトでもご紹介したように、幼児教室は親御さんにとってとても心強いものです。
ただ、一番の優先はお子様の興味であるということを心に留めておきましょう。
親としては「こんな子に育って欲しい」と思い、親の望む習い事をさせたり、幼児教室に通わせたりすると思います。
その時にはお子様の反応を良く見てみましょう。楽しんでいるか、つまらなそうにしているか確かめて、しばらく習い事や幼児教室に通わせてみてもあまり興味がなさそうであったり、嫌がっていたりする場合には、無理に通わせる必要はありません。
それよりも、お子様の興味の向くことに取り組ませてあげましょう。
お子様はまだ1歳の赤ちゃんなので「自分で物事を判断できないだろう」と大人は思ってしまいます。でも、「好き嫌い、興味がある・無い」の感情はきちんと持っています。
親の希望と子どもの興味が異なる場合には、迷わずお子様の興味を優先させましょう。
工事現場に興味を持ち、何時間も立ち尽くすお子様もいることでしょう。その時には、満足の行くまで眺めさせてあげることが、最高の教育となります。
私たちが「天才・偉人」と呼ぶような多くの方々は、実は幼児期に学習を積んだ人というよりも、自分の興味を思う存分突き詰めてきた人です。
お子様の能力を伸ばしたいと望んでいるのであれば、彼・彼女の興味を一番に考えましょう。
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・叱らずに注意する
お子様がどんどん新しい知識を吸収し、興味を広げてゆくためには「自尊心」を育てることが大切です。
些細なことでさえ、大げさに褒めることで、お子様も「もっとできるようになりたい、もっと知りたい!」と思えるようになります。
しかし、危ないことをした時や、人に危害を与えそうになった時にはお子様に「してはいけないことだ」と教えてあげなければなりません。
ただ、注意する時にもコツが要ります。
「怒りの感情」で叱るのではなく、「冷静に注意する」ことを意識しましょう。
子どもを叩いたり、怒鳴りつけたりすると、お子様はただ「恐怖」を覚えるだけであって、「なぜやってはいけないのか」きちんと理解することはできません。
「○○ちゃんも、同じことをされたらどう思う?」と問いかけてみることが大事です。
このように、一度お子様に相手の立場に立って考えさせてみることで、「どうしてやってはならないのか」根本的に理解できるようになるのです。
・たくさん褒めて愛情を注ぐ
お子様が精神的に大きく成長し、様々な能力を高めるには「自尊心」が必要です。
「自尊心」を持つことで、「自分は多くのことに挑戦して良い人間なんだ」と認めることができるようになります。
「自尊心」を持つことができれば、失敗をしてもめげずに前に進んで行けるようになります。そのためには、「親に認められている」という感覚を持たせてあげることが大切です。このような感覚を持たせるには、子どもを褒めてあげることが一番です。
他人に危害を与えるなど注意しなければならないところでは、きちんと注意しながらも、大げさなくらい褒めてあげることが子どもを大きく成長させるのです。
となぜなら、「自分はこれでいいんだ」という認識を持たせてあげることで、その子にしかない個性を最大限に磨くことができるからです。
大人になって、自分の思い描いた道を進んでいる方の大半が口を揃えて言うことは「小さな頃に、親が良く褒めてくれた」ということです。
お子様に「自分は認められている」ということを気付かせてあげるためにも、褒めて伸ばすことを心がけましょう。
<1歳児の能力を伸ばす遊び>
お子様との接し方を確認したら、次は1歳児の成長に合った遊びについて考えてみましょう。ちなみに一緒に遊んでいる時のポイントは、たくさん褒めることですよ。
・安全な場所で散歩
1歳児の一番の変化は、ハイハイから歩行ができるようになることです。地べたに這った時に見ていた景色と、自分の足で立って見る世界は全く異なります。あらゆるものの見え方が異なるので、お子様は好奇心を大きく刺激されます。
自分で自由に移動することができるようになるので、面白いものを見つけると近付いたり、触りに行ったり、活発に活動します。
したがって、お子様の好奇心を広げるにも、安全な場所で思うままに歩かせてあげる必要があります。
自宅に庭があるなら庭に、あるいは近所の公園に行き、家の中以外の世界を冒険させてあげましょう。
・指先を使う
1歳となると0歳の頃と比べて手先も器用になり、ものを「つかむ」だけでなく「つまむ」ようになります。細かいものを「つまむ」作業は、手先が器用になるだけでなく、脳のシナプスを増加させる効果もあります。
自宅でお子様が遊ぶ時には、お手玉のサイズよりも小さなものをおもちゃとして用意してあげると良いでしょう。
また、おやつのビスケットやたまごボーロなど、つまんで食べるお菓子などを出しても手先を器用にする良い練習になりますよ。
さらに+αで、お子様と一緒に物をつまみながら「1、2、3」と数を数えてみることで、数字に対する興味も芽生えます。
「つまむ」作業と一緒に自分で数を数えることができるようになります。
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・語彙力を高める
1歳の時期は「言葉を覚えること」がとても大切です。
言葉を覚えることで、危険なこと・やってはいけない事について相手の表情だけでなく、言葉による説明で理解できるようになるためです。
それだけではなく、言葉を覚えることで、自分の伝えたいことを単語ではなく、「文章」にして伝えることができるようになります。
また、この時期には1語文から2語文を話せるようになります。
たとえば、お父さんが帰宅した時には「パパ、キタ」と話すことができます。
2語文は自分でも話せるようになる時期なので、親からも「ブーブー(車)来たね」、「お花がきれいね」など積極的にお子様に言葉を掛けてみてください。
また、「かわいい」「かっこいい」「きれいな」など単語の性質を説明するような言葉もお子様に聞かせるようにしましょう。
「かっこいいブーブー」「かわいいくまちゃん」などの言葉を使うことで、お子様も形容詞の使い方を学ぶようになり、物の状態・性質についてより一層詳細に表現できるようになります。
話しかける際の言葉はできるだけ、幼児語ではなく、成人が使う言葉を使いましょう。
きれいな日本語をこの時期から聞かせてあげることで、正しい日本語を習得できます。
・絵本
これは語彙力を高めることと関係します。
1歳における絵本の読み聞かせの目的は、思考力・想像力を高めるというよりも「言葉を覚える」ことにあります。読み聞かせ用絵本のおすすめの題材は、日常生活に関するものです。
たとえば、「トイレ」や「歯磨き」、「ごはん」に関する絵本を読み聞かせると、非常に効果があります。
絵本に出てきた言葉を、実際の生活の場面ですぐ使うことができるからです。
ちなみに、絵本でも″仕掛けのある絵本″もお子様の興味を刺激してくれる良い本となります。仕掛けのある絵本として代表的なのは「はらぺこあおむし 」です。
これは「絵本のベストセラー」といっても過言ではありせん。
″はらぺこあおむし″がいくつ果物を食べたか、本の中に仕掛けられた小さなページをめくりながら数え、小さな幼虫が蝶へと成長してゆく過程を楽しく追うことができます。
-自分の指先を使って本の仕掛けを動かす
-数を数える練習をする
-生き物の成長を学ぶことができる
-色彩豊かな絵が好奇心を刺激する
大人にとっては「ただの絵本」だと思ってしまいますが、1歳児のお子様にとってはこれほど多くのメリットがあるのです。
今でも良く売れる絵本である理由が納得できますね。
是非、お子様に1冊「はらぺこあおむし 」をプレゼントしてみましょう。
・こども用の歌
言葉を覚えている最中のお子様には、CDで子ども向けの歌を聴かせるのもおすすめです。
歌を通して言葉を覚えた方が記憶に定着しますし、音楽は脳の発達に良い刺激を与えるので一石二鳥の効果を期待できます。
私も幼い頃に家でよく子ども向けの童謡や歌を聴いていて、自分でも歌っていました。
歌を流してなんとなく聴いているだけで、歌詞を覚えることができ、楽しんで語彙力を増やせるのです。
・ごっこ遊び
ごっご遊びは1歳のお子様にとって、人間関係の疑似体験です。
普段は子どもである自分が、「お母さん・お父さん」になったり「お姉さん・お兄さん」になったり、「子ども」になったりすることで、自分が立つことのできない立場を経験することができます。
このような体験は、相手の気持ちを理解する練習になるのです。
また、おままごとを通して相手と言葉を交わす必要が出てくるので、自ずと会話の練習にもなります。
お子様と一緒におままごとで遊ぶ時には、会話のやりとりを楽しく行いましょう。
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・創造性や独創性を育てる
この時期は、お子様は様々なことに興味を持ち始めます。
まだ、「自分で考えて論理的な文章で伝える」ことはできませんが、自分の表情や動きで気持ちを伝えることができます。
「言葉では表すことのできない独創性」を、お子様の表情や動作に表すだけでなく、物を使って表現できる環境を整えてあげると良いでしょう。
最適なおもちゃとしては、積み木やブロックが挙げられます。
これらは自分の思うままに組み立てることができるので、お子様の感性をそのまま形にすることができます。
また、これらのおもちゃは、空間認識力・立体の構造などを認識する手助けにもなります。
その他の遊びとしては、お絵かきも創造力・独創性を伸ばすのに効果的です。
1歳のお子様はクレヨンを手で持つことができる年齢なので、紙とクレヨンを常備して描きたいときに描けるような環境を整えておくと良いでしょう。
・同年代の子と触れあう
1歳の時期は、まだ自我も芽生えていないので、自分と他人についてあまり意識することのない時期です。
しかし、この時期に他者と触れ合うことは子どもへの大きな刺激となります。
また、子どもに対してどう反応すればよいのか分からないお母さん・お父さんも、他の方が自分の子どもにどのように接しているのか見ることができるので、非常に良い参考になります。
ただ、注意しておきたいことは「他のお子様と比べない」ということです。
1歳の時期は、同い年であっても成長の差は大きなものです。
親はつい「他の子が出来ていることが、この子にはできない」と心配になりますが、個々に差があるのは当然のことです。
不思議なことではありますが、親が焦ってしまうと、お子様にもその焦りが自然と伝わります。
すると、お子様にもストレスが溜まってしまい、成長にも悪影響を及ぼしてしまいます。
焦らずに、「自分の子どもには自分なりの成長がある」ということを忘れずに見守ってあげてくださいね。
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【まとめ】
今回は1歳児の幼児教育方法についてご紹介しました。
親は「こんな子に育って欲しい」という気持ちを持つでしょう。
しかし、この時期にはお子様も意思を持つようになります。
一番の教育は、お子様が自由に自分の興味を深めることができるように温かく見守ってあげることです。
親の判断が子どもを成長させるのではなく、子ども自身の好奇心が子どもの成長を促すのだ、ということを心に留めておきたいものですね。
たくさんの愛情を注いで、お子様に自信を持たせてあげましょう。
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