大学生の長期休み(夏休み・春休み)は長いため、つい時間を持て余してしまいがちです。
長期休みには旅行やアルバイト、サークルの合宿などの予定が入りそれもまた楽しいものです。
しかし、長期休みをより一層楽しみたいと思いませんか。
自分で過ごし方を考えた、とっておきの長期休みは、自分の人生にたった1度しかない感動をもたらしてくれます。
今回は、ちょっと変わった長期休みの過ごし方をご紹介します。
目次
長期休みの過ごし方!大学生の「一人合宿」と変わった旅行の仕方
大学の長期休みは「夏休み(7月後半~9月一杯)」と「春休み(2~4月上旬)」の2つに分かれています。
どちらかと言えば、「春休み」の方が長い大学が多いですが、それぞれ2カ月ずつ夏休みがあります。
全ての長期休みを合わせると4カ月にもわたり、大学の長期休暇は1年の3分の1を占めているのです。
この自由な時間を持て余してしまうのはもったいないことですよね。
長期休みを有効活用するにはどうすれば良いのでしょうか。
<思い切って普段と違うことをしてみよう>
大学生の長期休みに、是非体験しておきたいことは「思い切って普段と違うことをしてみる」ということです。
「いつもと違うこと」と言われても、なかなか思いつかないかもしれません。
ここで、今回はちょっと変わった時間の使い方についてご紹介します。
「思い切って違うことをしてみる」長期休みには2つの過ごし方があります。
それは以下の2つです。
① 「内向き」の過ごし方=外に出かけるというよりも、何か一つのことに集中して取り組んでみる
② 「外向き」の過ごし方=旅行をして積極的に外に出る
この2つの過ごし方は、「内向き」と「外向き」で非常に対照的です。
このどちらかを選び、長期休みの間に実践してみることをおすすめします。
夏休みは「内向き」、春休みは「外向き」というように過ごしてみても良いでしょう。
なぜ、このように極端に「内向き」であったり「外向き」であったりする必要があるのでしょうか。
それは、自分の意識を1つの方向に集中させる訓練を行うことで、今までに気付かなかった事柄に気付く力が付くためです。
何かに気付き発見する経験は、自分の物の見方を豊かにします。
1つの物事を、様々な視点から眺められるようになるのです。
「自分の意識を1つの方向に集中させる」、「何かに気付き発見する経験」と言われても、抽象的で分かりにくいですよね。
もう少し具体的に、「内向き」、「外向き」の過ごし方についてご紹介します。
<「内向き」な過ごし方>
まずは「内向き」の過ごし方について考えてみましょう。
こもって何か一つのことに取り組むのは非常におすすめの過ごし方です。
一人で集中して取り組むものなので「一人合宿」と名付けても良いでしょう。
・本や映画にどっぷり漬かる
たとえば、普段読書習慣の無い方であれば、試しに長期休み中に、毎日読書に明け暮れてみてください。
最初は読むスピードや集中力が途切れがちになりますが、何週間も続けて行くと本の読み方や、思考力が鍛えられます。
映画であっても良いでしょう。長期休み中に映画を毎日3本見続けてみてください。続けて行くうちに、映画の楽しみ方が次第に分かります。
それだけでなく、本や映画に触れているうちに、次第に根本的なことについて考えるようになります。たとえば、「そもそも人間とは何か」というようなことです。
このようなテーマは途方もないような、すぐに役立たないようなテーマかもしれません。
でも、物事の根本について腰を据えて考えてみることで、自分独自の視点を持つことができるようになります。
このような訓練は、思考力を鍛える貴重な経験となるのです。
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・勉強に集中する
もっと実践的な、役に立つものに取り組みたい場合には、1日中英語の勉強ばかりしてみるのも素晴らしいことです。
何時間も英語のラジオを聴いて、英語の雑誌を読んで、英語の検定の勉強をする。
これに毎日どっぷりと時間を費やしてみることで、自分の力が変化しつつあることに気付くでしょう。
このように、どのようなものであっても良いので、「一人合宿」で何か1つのことだけを行ってみましょう。
夏休みの間に何百時間も1つのことに費やす経験をすると、不思議と物事を見る目が変わります。
1つのことばかり行うのは視野が狭いように感じるかもしれませんが、実は視野を広げる一番の近道となるのです。
「一人合宿」もなかなか楽しいものですよ。
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<「外向き」な過ごし方>
旅行は大学生の定番ではありますが、普段とは違う旅行を楽しんでみることをおすすめします。
普段と少し違う旅行とは具体的にどんなものなのでしょうか。
① ホームステイ式の海外旅行
海外旅行は相変わらず人気ですが、海外旅行で何よりも楽しいのは、その国の文化に直接触れることが出来るという点です。
しかし、いつも通りただ観光地を巡り、ホテルに泊まるだけでは、現地の人の生活に触れた気がしませんよね。
そこでおすすめなのが、ホームステイ式の海外旅行です。
この種の旅行では、現地の方の家族にお世話になり、一定の期間1つの屋根の下で過ごします。
現地の方が家庭でどのような食べ物を食べているのか、そしてどのようなスケジュールで毎日を過ごしているのかが手に取るように分かります。
また、日常生活に関する意識が日本人とは異なっている点も興味深いものです。
多くの違いに触れたいのであれば、ホームステイは絶好の機会なのです。
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② 一人旅
大学生のうちに、一度は経験したいのが一人旅です。一人旅をおすすめする理由は2つあります。
1つは「自分の興味のある場所に自由に足を運べる」こと、2つ目は「一人だと話し相手が欲しくなるので、自ずと普段会わないような人とも話す機会が増える」ことです。
友達や家族と行く旅行は、互いの絆・思い出を深めることができ、楽しいもの。
しかし、一人旅でないとできないこともたくさんあります。
自分の気の赴くままに歩きまわっていると様々な出会いがあったり、普段絶対に言葉を交わすことのないような人と話したり、現地の人と話したりする機会に恵まれます。
このようにして、自分の生活空間とは全く異なる世界に足を踏み込んでみることで、自分の住む世界が全てではないということに気付かされるのです。
ただ、一人旅は危険なことも多いので(特に海外)、危機管理はしっかりと行うことが大切です。
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③ 大学で友達になった海外の学生に、母国を案内してもらう
この経験は非常に印象に残る楽しい経験です。最近は、日本の大学にいても、留学生と同じ授業を受ける機会が多いでしょう。
特に、日本の大学では、中国・韓国の学生が日本人の学生と一緒に机を並べて授業を受ける場面を頻繁に目にします。
サークルでも、彼らと知り合いになる可能性は高いでしょう。
長期休みには、一時帰国(帰省)している留学生の友達を訪ねてみましょう。
日本人だけで行く旅行とは全く異なり、現地の人の暮らしがよく分かります。
一般的な観光では行かないような穴場に連れて行ってもらえるので、非常に楽しい経験となるでしょう。
現地の友人に案内してもらえたら、その国の言葉が分からずとも、安全な旅行ができるという点も魅力です。
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④ 「スタディーツアー」に参加してみる
最近は、「スタディーツアー」と呼ばれる形態の海外旅行が増加しています。
「スタディーツアー」は、単に旅行するだけでなく、「その国について学ぶ」ことを目的としています。
様々な企業・団体が海外の歴史や文化、人々の生活について学ぶ「スタディーツアー」を実施しています。
また、学生団体(大学生が運営している団体、サークルよりも組織的)が、外部の学生を募集して「スタディーツアー」を行うケースも多いですね。
特に東南アジア地域へのスタディーツアーが多いので、初めて東南アジアを旅行する方には、日本人同士で現地を旅できるので安心です。
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⑤ 国際交流系学生団体のフォーラムに参加してみる
大学生の間では「意識高い系」と揶揄されがちな学生団体の中でも、特に目立っている国際交流に特化した学生団体。
私も所属していたことがあるので、確かに学生の身分でありながら、地に足のついていない無謀な企画を行なっている点は否めません。
しかし、長期休みに学生団体が主催する海外フォーラムやワークショップに参加し、国際交流を通じて知り合った人とのつながりはかけがえのないものです。
これらのフォーラムは夏休みに海外で行われることが多いので、「海外という不慣れな場所で、見知らぬ海外の大学生と接する」という2重の体験を行なうことになります。
慣れない土地で、つたない英語で話すのは大変ですが、国を越えて友達になることは本当に嬉しいものです。
今でも韓国の友達が日本に来た時、自分が韓国に訪れる時は、会って食事をしたり出かけたりすることができ、隣の国の友達と仲良くできて良かったなあと感慨深く思います。
国際交流系の学生団体はなんだか意識が高そうで近寄り難い、と思われるかも知れませんが、一度イベントなどに参加してみると案外大事な友達ができるものですよ。
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⑥ 海外旅行でなく、あえて日本に特化して旅行する
さて、ここまでは海外の話が多くなってしまいました。しかし、ここであえて日本国内を重点的に旅するという選択肢もあります。
わが身を振り返ってみると、自分の国についてあまり知らないものです。
自分の国の文化について知ることは、自分のルーツについて知ることでもあります。
日本にも魅力的な文化・風習がたくさんあるのに、私たちはそれらを深く知ることなく過ごしています。
日本の文化を知ってこそ、外国と日本の共通項や相違点を見つけられます。
広い世界を理解するために、まず日本について知ってみましょう。
⑦ 禅寺に泊まりこんで修行してみる
非常にマニアックな過ごし方ではありますが、禅寺に泊まりこんで修行するというのも学生のうちにできる興味深い体験です。
禅寺の修行コースは数日から数カ月と、様々な滞在期間を選ぶことができます。
座禅の作法を教わり、毎日座禅の修行を行なって、和尚さんの法話を聴くことで、禅という一つの文化の体系や、仏教の文化について見識を広げることができます。
アメリカの企業においては、積極的に瞑想(メディテーション)が取り込まれるなど、注目を浴びています。
日々の情報の嵐から抜け出して、心を整える環境に身を置いてみることで、今の自分の状況を落ち着いて判断することできるでしょう。
私自身、禅寺への泊まり込みをしたことはありませんが、大学生の頃、夏休みにクラスの友達が修行しに行っていたので、面白いと思いご紹介しました。
さて、ここまで7つの変わった旅行について取り上げてみました。
旅行というものは不思議なもので、その人の人生にも大きな影響を与えます。
私が大学生の頃にお世話になった先生は、大学生の頃にトルコを旅し、その魅力にとりつかれてしまったことで、東洋史学の道を進むことになったそうです。
このように、旅行から受けるインスピレーションはとてつもなく大きなものです。
自分の感性を研ぎ澄ませるような旅行をしてみてくださいね。
【まとめ】
今回は変わった長期休みの過ごし方をご紹介しました。
これらの過ごし方は、私が大学生の頃に行っていたことや、友達が行なっていたことです。
十人十色の過ごし方がありますし、決して「これが正しい長期休みの過ごし方だ」というようなものはありません。
ただ、時間をたっぷりと取り、何かから気付きを得ようとする経験は自分の宝物となります。
自分の感性を研ぎ澄まして、多くのことを吸収してくださいね。
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